Milky road

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エピローグ 中:曇空の下で



慎重に足を運びました。




覗き込むと6人くらいの

手下と思われる者達と、

一人体格のいいお頭と思われるものが

食事をしていました。








月姫はまた目を細めてあたりを

見回していました。



すると7人の男達の中に混ざって

一人の女の子も一緒に

食事をしていることに気が付きました。



その者逹の会話を

月姫は耳をすまして聞きました。





「わりぃな譲ちゃん。もうあと何日もすれば

 家帰れるからそれまでは堪えてくれな?」

「うぅん!おじちゃん逹おもしろいから好き!!」

「あっはっは!そりゃよかったッスねお頭!」

「にしても・・・例の人物は本当に来るんスかね?」

「まぁ・・・あと何日もすれば来るだろ!」





「・・・・・・。」

月姫は何か考えていましたが、

すぐに立ち上がりました。




「お頭ァ!!例のヤツが来ました!すぐ後ろです!!」

「!?」

「何ィ!?」


月姫が後ろを振り向くと、

先ほど月姫をアジトまで案内した青年が

大声で叫んでいました。



「・・・・ッ!!」



月姫は急いで駆け出しましたが、

その瞬間目の前に

3人くらいの刀を持った男が立ちはだかりました。



「おっと・・・逃がしゃしねーぜ?」

「・・・・・・!」

月姫はいきなり切りかかってきた男をひらりと避け、

相手の鳩尾に思い切り肘鉄を食らわせた。

「ぐッ・・・!!」




「おらァ!」

二人目の男が思い切り刀を横に振ったが、

月姫は咄嗟に屈んでかわし、

相手の後頭部を殴って気絶させた。




「クソ・・・ッ!!」

三人目の男がこっちに突っ込んできたが、

月姫は相手の腕を掴んで投げ飛ばした。

「かハッ!!」



「そこまでだ。」

「!!」

月姫が後ろを振り向くと、

お頭らしき人物が

月姫の喉に刀の切っ先をむけていた。



月姫は表情を変えずに言いました。

「・・・人質を返してもらおう。」

「おっと、ただじゃやらねェぜ?」

「何を求める?」

「そうだな・・・」


お頭は考える素振りをした後

ニヤリと笑って言いました。



「あんたのお命・・・頂戴するぜ。」










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