コンパイラ
コンパイラ
講談社アフタヌーンＫＣ全三巻（完結） 作者：麻宮騎亜
東京都練馬区に住む美形兄弟、ノーテンキな兄 五十嵐那智 と真面目な弟 五十嵐淑 。
そんな二人の前に突如現れた二人の美女 コンパイラ と アセンブラ 。
二人は人間ではなく、電脳世界からやって来たルーチンであった。
ルーチンはコームと言う小型ディスクを頭に差し込むことにより様々な現象を操る。
その目的は・・・・・・ 世界征服 。
破壊のルーチンコンパイラと創造のルーチンアセンブラ、
二人はそれぞれの能力を駆使しゲームを始める、
そして全世界に宣戦布告。
「日本人に継ぐ！私はコンパイラ！！今回のことは私達のゲームの一環である。
このゲームが終わるまでこの破壊は繰り返される、
もしいやだったら・・・・かかって来なさい！！
住所は東京都練馬区・・・・・」
この宣戦布告で自衛隊からアメリカ第七艦隊、ソ蓮（この頃はあった）の原子力潜水艦も動き出すが・・・コンパイラの圧勝で終わる。
だが・・・・・・
ルーチンには弱点があった、それは水に弱いと言うこと、雨が降り急に倒れるコンパイラ。
三人目のルーチン インタプリタ の案で、地球人類からコンパイラ達に関する記憶を消す、そしてコンパイラとアセンブラは五十嵐家の居候に。
コンパイラとアセンブラそして目立ちたがり屋のノーテン気男五十嵐那智をはじめ様々な個性キャラ達が繰り広げるドタバタコメディ（？）
ちなみにルーチンの使うコームは次の通り。 （IT用語じゃないですよ）
アニメーション： あらゆる物質に生命と意思を与え喋れるようにできる。
アビオトロン： 自分のいる世界の航空・衛星類を手前に現れる球状のチャートで自在に操る。
イメージオルシコン： 自分が想像したものを周りにある物質で作りあげる。
イレーザー： 物質を分子レベルで分解、消滅する。
インタラプション： 意図する組織回線に無理やり入り込むことができる、テレビ回線は元よりあらゆるネットワークを操る。
コーテイング： ある種のフィールドで体を包み込む、コーティングした後は耐寒耐熱、宇宙空間、深海でも活動できる。
シフト： 瞬間移動、自分のみならず任意の相手も移動できる。
スキャニスタ： 物体透視。
セルシン： あらゆる物質（人間を含む）の動き、構成物質、大きさまで変え遠隔操作。
ダイヤモンドコーティング： コーティングの一種、自らの体をダイヤモンドの如き硬さにする。
ブースター： 全能力を増幅。
フォーマック： 大量の電子回路をひとつの接点から自在に操る。
フリーザー： 物体凍結。
サイレントメビウスの作者麻宮騎亜の作品です。 やたらマニアックな設定やセリフが出てくるのが特徴（登場人物やコームの名前からもそれが伺える）。
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