Kokko's Diary

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1-3テクノロジーと障害


パソコンやインターネットなどの情報技術は

障害のある人達の生活を大きく変え、一部の障害のある人にとっては不可欠な技術となっている。

その一方で、テクノロジー利用を危惧する人が多いのも現状である。

・テクノロジーは、 障害のある人の身体機能を補うだけでなく、心理、社会面にも影響する
 ・テクノロジーへの疑問や不安と導入のポイント

 
 
 
【1】テクノロジーが変える障害
 
(1)障害を補償する技術
 
 
 
・出来なかったことを支援技術が可能にしてくれる。
 
 
 
・支援技術を使って出来た経験が、障害のある人に自信をもたらす。
 
 
 
・支援技術を使って活動する障害のある人を見て、周囲の人達の障害に対する意識が変わる。
 
 
 
(2)優位にする技術
 
 
 
・障害のある人達が高性能の支援技術を手にすることで、障害のない人よりも
一部の活動においては優位に立てることがある。
 
 
 
(3)情報を得るための技術
 
 
 
・障害のある人は、今まで情報入手が容易ではなく与えられる情報を頼りに生活してきた。
 
 
 
・情報機器を利用すれば、インターネットにアクセスしてベッドに居ながら、自分で新聞に目を通すことも
 不可能ではない。
 
 
 
・家族や介護者よりも早く、多くの情報をもっているということも十分有りうる。
 
 
 
(4)世界を広げる技術
 
 
 
・インターネットは、容貌、容姿、地位、収入、障害など関係無く、
 多くの人と自由に付き合える空間を提供。
 
 
 
・自閉症や一部の精神障害をもつ人の中には、対面では会話出来なくてもインターネット上の
 非対面の状況では他者と、 コミュニケーションが成立するという人もいる。
 
 
 
・障害をもつ人達の中にはインターネットを利用して 自宅で仕事をしている人もいる。
 
 
 
・施設や病院で暮らす人達に、インターネットは新たな活動の場を提供。
 
 
【2】テクノロジーが生み出す障害
 
 
 
 
・社会の情報化が進むと、情報機器を利用できない人が生活に不自由を感じるようになる。
 
 
 
・情報入手に障害をもつことを情報障害と呼ぶ。
 
 
 
・情報機器を利用出来る人と出来ない人の間に格差が生じることをデジタルデバイド(情報格差)と呼ぶ。
 
 
 
・障害者や高齢者はデジタルデバイドによる不利益を最も受けやすいと危惧されている。
 
 
 
 
【3】テクノロジー利用への不安
 
 
 
 
 
 (1)バーチャル世界へ没頭してしまうのでは?
 
 
 
・バーチャル世界は、現実の世界で制限を受ける障害のある人にとって可能性を秘めたもう1つの世界。
 
 
 
・現実世界との接点を失わないような配慮を行いつつ、
 2つの社会にうまく住み分ける方法を求めていく必要性もある。
 
 
 
 
 (2)支援技術は障害機能の回復の妨げとなるのでは?
 
 
 
・支援技術を使うか機能回復訓練かの二者択一ではなく使い分けることが重要。
 
 
 
・両方のアプローチを試み、場面によって使い分ける方策が自立度を最大限に高めるうえで重要。
 
 
 
 
 
 (3)福祉や教育にロボットを利用するのは非人間的なのでは?
 
 
 
・介護者の多くはロボットに冷たさを感じて、人による介護を主張する。
 
 
 
・介護される立場に立てば、ロボットは介護を受ける人が能動的に活動するのを補助する道具となる。
 
 
 
・ロボットも人間が使いこなすものであれば、障害のある人の手足の変わりとなり、
 人間らしい暖かい道具となる。
 
 
 
【4】支援技術を利用するポイント
 
 
 
 
 
 (1)支援技術がすべてを実現してくれると考えない
 
 
 
・一部の支援技術機器の機能には限界があり、多くの人の期待するレベルに達していない。
 
 
 
・支援技術が使い物にならないわけではなく、場面を限定すれば有用。
 
 
 
・利用者の意識と利用方法に関するアイデアで限界を補うことが重要。
 
 
 
 
 (2)形を変えて出来る方法をさぐる
 
 
 
・障害の無い人と同じようにしようと考えないことが大切。
 
 
 
・たとえば、四肢まひの人が鉛筆を握れないなら、音声を録音する装置を常に携帯して
 メモをとるという発想が重要。
 
 
 
 
 (3)部分参加
 
 
 
・全体の活動の一部分に積極的に関わることで達成感を得ることが可能。
 
 
 
・支援技術機器ですべてを行うことが出来なくても、一部分に関われることは数多い。


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