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「ゴキブリのような速さで動くカブトガニ状の生物からお姫様抱っこで逃げ回る」という幸福なのか恐怖なのか分からない夢を見ました。夢の中では(恐らく)無重力というか体重のない状態ですからね、アタクシ。抱っこしてくれていた方に迷惑&負担はそれほどかけていなかったと思います。昨日の夕方の地域ニュースで「化石の発掘体験(子ども限定)」というのを見たのがナゼか強烈に脳内に残っていたがゆえに、カブトガニが現れたのではないかと推測されます。福井県では、やたらと恐竜や古代生物の化石が発見されるらしいです。しかし姫である(?)アタクシがカブトガニを恐れるのはいいとして、王子(←アタクシを抱っこしている人だ)までがアタフタと逃げ回っているというのが滑稽でもあります。カブトガニ(直径約30センチ)くらい足で蹴飛ばしてしまえば済むって話じゃないか?(冷静に考えればカブトガニなんてそれほど怖いものでもないし)そんな頼もしいのか気弱なのか分からない王子でしたが、超アタクシ好みっぽかったのに肝心の顔をまったく覚えていないというのが残念で仕方ありません。二度寝したけれど、再登場はなりませんでした(´-ω-`)ちっ!お姫様抱っこをする側には腕力が必要ですが、される側にも技術が必要な気がします。(あまり体重を感じさせないようにつかまるだとか、軽く空中浮遊するだとか。)かつてお姫様抱っこをされた経験が2,3度ありますが、いずれも(相手も己も)へべれけ状態でした。ちなみに相手はどういうわけか彼氏でもありませんでした(-公- ;)シラフではできないのがお姫様抱っこなのかもしれません。姫と言えば・・・藤紫さんオススメの作家、山崎マキコさんの『ためらいもイエス』を読みました。 『ためらいもイエス』 山崎マキコわたしは仕事以外になにもない、さっぱりとした日常をいたく気に入っていたはずだった―二十八歳にして処女、仕事ひとすじの奈津美に訪れた予想外のモテ期。三人の男を前に、はたして彼女は、棒に振ってしまった思春期を取りもどすことができるのか。愛すべき恋愛音痴のための可笑しくて、やがて切ないラブストーリー。やっぱり面白い~主人公奈津美の毒舌すぎるというか、正直すぎる独白部分が笑えます。毒舌なのは奈津美の職場の後輩であり親友でもある青ちゃんもそうなんだけど、女同士の会話なんてほぼ「毒舌トーク」なんじゃないか?と思います。実体験を踏まえた上で・・・(*`艸´)青ちゃんは、まぁ今時っぽいオシャレで気が利く女の子なんだろうな・・・という前提で読んでいましたが、奈津美の見合い相手ギンポ君こと神保さんという人物をアタクシはそうとう美化していまして。奈津美にとって青ちゃんの男版的な存在だったし、奈津美を「姫扱い」してくれるところや、メガネをかけていて読書家なところなんかも、アタクシ的には萌えなわけで・・・海ナシ県育ちで魚の種類にはめっぽう弱いアタクシは、「で、ギンポってどんな魚よ?」と思って、ググってみたら・・・ググったことを後悔しました魚顔ってところで、「せいぜい(アタマにハコフグをかぶっている)さかなクンみたいな感じだろうな」と勝手に思い込んでいたよ~。アタクシ、さかなクン嫌いじゃないし。いやぁビックリだよ。ギンポ顔の人間って、ありえない(爆)でも、どこかのサイトで見たギンポの天ぷらの写真は非常に美味しそうでした。機会があったら食べてみたいと思いますストーリーは「可笑しくて切ない」、いや?切ない部分ってあったっかな( ゜Д゜)?という感じで、オススメです。しかしギンポ君の名誉の為にも「魚ギンポの基礎知識」は持たずに読んだ方がいいとアタクシは思います。
2008/08/06
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事務所によく遊びに来るおじさんが「今年の夏は地球の引力がキツイぞ~。身体が重くてかなわんわ~。」と言っていました。その時は「そんなバカなことがあるもんかね。」と思っていたのですが、その引力の影響がアタクシの身体にも現れてきました。寝転がって本を読んでいたら、「最近ブラのワイヤー部分が肋骨あたりに当たってイタイ・・・」と思い、無ブラ(ノーブラとも言う)状態で乳の状態を確認してみたら、限りなく平野に近くなっていた(゚◇゚;)関東平野もビックリだ。乳の貧度が増したとでも言うか、地球の引力に負けつつあると言うか。アタクシの場合は(特に寝転がったときの)乳周辺に強力な引力が働くようです。慌てて、ノリカだか叶姉妹だかがやっていた「乳まわりの筋肉を鍛える」シャカのようなポーズ(←手のひらを胸の前で合わせる)をとってみました。「体重が落ちると乳の肉からなくなっていく」という現象を身を持って体験中です。乳肉の流出(消滅?)を食い止める方法があったら誰か教えてください。地球の温暖化以上に早急な課題です(爆)「貧友(貧乳友の会)」仲間(←失礼?)ジャスミンさんのところで「女子力診断」なるものを目撃しました。<女子力診断>1、一年を通してムダ毛処理を怠らない→×夏(←期間限定だ)、人目にさらすところ(←地区限定だ)くらいしか処理をしていない。冬は越冬のためにフッサフサにしている←単に怠けているだけとも言う。脚はもともとあまり毛が生えないのですが、最近腕の毛も目立たなくなっているような気がします。温暖化の影響で砂漠化しているのかどうかは分かりません。2、座っている時の足は常に揃った状態→×組んだりブラブラしてたり、美脚のためによろしくないことは百も承知ですが「楽」重視。3、着る服に合わせてメイクを変える→△いちおう色くらいは変えてみる。4、浴衣の着付けができる→◎和女子力上等5、飲み会の時さりげなく皿を片付ける→×皿を片付けるのは店員さんの仕事ではないのですか( ゜Д゜)?空の皿が自分の目の前にあって、ジャマなときは端に寄せたりしますけど・・・6、ブラとショーツは常にセットではく→△洗濯のサイクルが合えば・・・というか、あまり意識してません。7、ポケットティッシュ・ウェットティッシュを常に携帯している→△ポケットティッシュは常備していますが、ウエットティッシュは持ち歩きません。たまに旅行用のカバンの中からカラッカラのミイラみたいな元ウエットティッシュが出てきたりするよね。8、カバンの中には裁縫道具→△多分・・・ある。使ったことってあったっけ?最近確認していないので、針がなくなっていないかどうかちょっと心配。9、定期的にネイルケア→×伸びたら爪を切るというのはネイルケアに含まれないのですか?アタクシよりも猫の方が熱心にネイルケアしていると思います。10、家着にも気を抜かない→×上はともかく下は締め付けのないラクなヤツにはき替えたりします。既にオバチャン化。11、お昼のメイク直しは欠かさない→△アブラくらいは取ります。放っておくと「てんや」の床のような状態になっていそうなので。12、食後の歯磨きを怠らない→×富子と違って歯ブラシは持ち歩かないタイプ。一応うがいをした後、ガムは噛んでます。 13、飲みの席では、進んで料理を取り分ける→×これは絶対にやらない。各々が自分の食べたいものを取ればいいじゃないか?というか、アタクシは偏食&アレルギーが多いのでコレをやられると困る。14、ごみ出しや近所への外出も、すっぴんでは出かけない→×すっぴんには自信があります(嘘)。ごみ出しごときでいちいちメイクをしていたら、収集車に置いて行かれます。15、月に一度は美容院に通う→×年に2回程度です。お彼岸と同じくらいの頻度です。16、シーンなどによって香水を使い分ける→×香水は使いますが、そもそも使い分けるようなシーンがありません。 17、オフィスの植木に率先して水をやる→○苔盆栽は職場に置いてあるので、アタクシが全責任を持って面倒を見ています(今のところ)。18、月に一度はエステに行く→×そんな金はない。19、最新の化粧品は常にチェック→×まったくしていない。今あるヤツを意地でも最後まで使い切りたい。20、絆創膏を常に携帯している→○思わぬ怪我をすることがままあるので。(山登りでコケたりとか) ちなみにウナ(かゆみ止め)も常備しています。21、一年を通してペディキュアを塗っている→×身体がカタイ上に、極度の近視のため足の爪を切るのが精一杯。22、鍋料理のとき、まめに灰汁を取る→×アクってそんなに出るものなんですか( ゜Д゜)?アクが出ていることに気がついていない恐れアリ。23、髪のセットに毎日20分以上かける→×ほぼ直毛なので梳かさなくてもいいくらい。「髪の毛のセットって、どう考えても手が三本要りますよね~。アタシにはムリです。(だからセットの必要がない髪型にしてください。)」といつも美容師さんに言っている。24、毎日体重計に乗る→×2,3ヶ月に1度くらい乗ってみる。普段はホコリをかぶっています。25、帰宅前のメイク直しは欠かさない→×途中で立ち寄るところもないし。26、デスクワーク時にひざ掛けを使う→△冬はひざ掛け。夏は(冷房が寒いので)上着を脚にぐるぐる巻き状態にしてます。基本寒がり。27、寝る前に毎晩アロマオイルをたく→×道具(?)がない。28、ハンドクリームはちょっと高価なものを使う→×高価なハンドクリームってどんなのデスカ?最重要ポイントはベタベタしないことです。29、冬でも薄着→×冬でも厚着。夏でも厚着。(「ママでも金!」みたいだな)30、職場や学校にも5センチ以上のヒールを履いてくる→×5センチ以上のヒール靴を保有しておりません(汗)コレ、何点以上が合格点なのでしょうか?部分点(&部分加点)で6.5点くらいなのですが、赤点でしょうか(´-ω-`)乳も退化していることだし、そろそろヒゲだとか耳毛が生えてきそうな勢いでオッサン化してます。というか、現状ですとメタボ気味のオッサンのほうがアタクシよりグラマーかもしれません(爆)「オジサン力診断」というのがあったらかなり高得点を狙える自信があります。
2008/08/04
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朝起きたら、何となく肩が凝るので原因を考えてみたら、昨日の歯医者しか思い浮かびません。シート(っていうの?)が倒れたほぼ仰向け状態で己の口の中を確認するために手鏡を持たされていたときに、「腕がダルいんですけど・・・」と思っていたら、このザマです。その手鏡、ダンベル並みの重さがあったわけではありません。ごくごくフツーのやつですわ。冗談ではなく「箸より重いものの持てない身体」になってしまったようです。見た目も暮らしぶりもお姫様とは程遠いのに。ただの運動不足です。かれこれ1時間くらいかけて歯の治療&歯石取りをやってもらったら、サッパリしました。サッパリしすぎて、自分がやたら剥きっ歯になったような気分です。さて久しぶりのバトンです。いつもお世話になっております藤紫さんのところからいただいて参りました。● 今、リアルに1番欲しいものは?● 苔玉盆栽を載せるたなと雑草や虫を取り除くピンセット。● 年末ジャンボで一等三億円当たったら? ● 誰にも言わずにこっそりと通帳を眺めてはニヤニヤする←気味悪がられる。それに飽きたら、ナカタのような「自分探し(爆)」の旅に出てみる←変人扱いされる。帰ってきたら小さな古本屋を建てて、細々と暮らす←隠遁生活。● 自分を動物に例えるとすると。 ● ナマケモノ。(運動量がナマケモノ級)● 最近1番嬉しかった事は? ● 軽井沢で犀星苔をもらったこと。● 最近1番楽しみなことは? ● 12月にフィルハーモニア管弦楽団(ウラディーミル・アシュケナージ指揮 )ヴァイオリン諏訪内晶子のコンサートがある。● 最近1番興奮したことは? ● 日ごろあまり興奮しないのですが・・・『聖☆おにいさん』2巻発売。小さく興奮!妹の結婚式以上に興奮(笑)● マイブーム ● 苔盆栽。● 自分のクセは? ● 歯を磨く時にハブラシではなく、顔を動かしてしまう。● 最近泣いたのはいつ?どうして? ● げげっ。思い出せないほど泣いてない・・・(゚◇゚;)すっかり血も涙も枯れている三十路女。映画『崖の上のポニョ』を見て、ソースケ(主人公の少年)が乗った車をすごい勢いでポニョが走って追いかけてくる場面で、なぜか泣きそうになった。(けど、泣いてはいない)あのシーン、オカルトチックで冷静に考えるとけっこうコワイんだけどねぇ。● これがないと生きていけないってものは? ● カネとずきん。←悪玉っぽい模範回答ψ(`∇´)ψ● 最近おいしいと思った食物は? ●冷奴。ツルッとしていて冷たくて・・・● 最近見た良い夢は? ● ガイコクで買い物をしている夢。夢の中ではガイジンともフツーに会話できる(英語かなんか自由自在に操っている)ので、非常に便利。● 今まで出会った1番素敵な漫画は? ● 『ベルサイユのばら』いや『ハチクロ』『のだめ』もかなりいいし・・・『聖☆おにいさん』も捨てがたい。素敵(?)かどうかは疑問が残るが(´-ω-`)なんじゃ!?これは一つに絞るのが難しいじゃないか。● 最近1番笑ったネタをひとつどーぞ!! ● イエス「いや~サンタさん、ウチにも来ないかなー!」ブッダ「やだなぁ イエス、サンタは子供達にゆずろうよ」(君が呼んだら元ネタの方が来ちゃうから!!)→聖ニコラウス● 今までの人生で1番恥ずかしかった事は? ● 都合の悪いことはすっぽりと抜け落ちる性格なんで、記憶にございません。● 2007年はあなたにとってどんな年だった? ● 過去にはこだわらない派なので、あまり覚えていない(´-ω-`)そこそこ面白かったはず。● 2008年の目標 ● なるべく遅刻をしない←デキの悪い小学生のような目標。衝動買い、ムダ使いをしない← 〃● おすすめのお食事はどこのお食事? ● 水沢観音(群馬県)もとの「水沢うどん」山一屋の天ぷらはとにかくスゴイ。舞茸がデカくて美味すぎる。● 最近大好きな芸能人(有名人)は? ● たまっきー(玉木宏)←最近テレビで見かけないな中澤(ボンバー)さん←最近マリノス勝ってないな● 聞くと毎回鳥肌がたってしまう音楽は? ● 平原サンの「ジュピター」・・・って、あの高音と低音の差が激しすぎて思わず鳥肌が。ムリがあるんじゃないかな~、ムリしてるんじゃないかな~ヽ( ̄w ̄;ヽ)(ノ; ̄w ̄)ノオロオロ● 聞くと毎回イライラしてしょうがない音楽は? ●24時間テレビのエンドレス『負けないで』ていうか、24時間テレビが嫌い。特にあのマラソンが嫌い。● 好きなアニメキャラは? ● ルパンで言えば、五右衛門←藤紫さんの答えをひきずっている。最近はネコバス←この間、テレビで『となりのトトロ』を見てこの漫画の主人公はトトロでもさつきでもメイでもなく、ネコバスだと実感した。● 自分はSMAPのメンハ゛ーで言うと誰? ●ゴローちゃん。つかみどころのなさそうな、やる気のなさそうなところが。それでいてナルシストっぽいところも。● スラムダンクでは誰が1番好き? ● ルカワ君。←正統派ミーハー安西先生も素敵だ。● あなたが今日一日だけ小島よしおになれるとしたら、まず何をしますか? ● 海パン一丁で木陰で昼寝「でも、そんなのカンケーねぇ~」● 捨てるに捨てれないものは? ● 本。● 素敵な上司、先輩の三大条件って何? ● 威張らない。強い。経験が豊富。● 小さい頃にやっていた習い事は? ● 習字。エレクトーン→ピアノ。水泳。英語。塾。公文。※紅母は教育ママです。● 何才で結婚したい? ● 結婚はしてもしなくてもどちらでもいい←禅問答的。「クルム伊達公子」みたいに結婚しても苗字が変わらない(上にかっこいいミドルネームっぽくなる)といいよね。● 興味はあるが、未体験のもの・事 ● 興味を持ったことは、とりあえずやってみる性格。金銭的、物理的理由により、今のところやっていないのは・・・・バイオリン演奏。・猫を飼う。・チマチョゴリの変身写真。くらいかなぁ。● 一度は住んでみたい場所は? ●鎌倉。お城(メイドやコック、執事付き)。● どうしても嫌な事は? ● 子どもの面倒をみること。前髪が眉毛よりも長くなること。←つねにオンザ眉毛キープ。● あなたにとって『恋愛』ってなんですか? ● 対象物(←人だけではないところがミソ)のことを考えるだけで動悸が激しくなること。対象物(←人だけではない)を手に入れるためならば、金を惜しまず、手段を選ばず行動できてしまうこと。対象物(←人だけに非ず)を入手した時点で、恋愛感情は愛着に変化する。● 親友は何人いますか? ● 4,5人。● 自分の長所と短所はなんですか? ● 熱しやすく冷めやすい。● 座右の銘はなんですか? ● 「永遠の乙女心」←これさえあれば、どんな格好をしていても、何をやらかしても、法に触れない限り許されます。● 廻す人!五人! 項目があまりに多かったので、勝手に減らしています。モトの質問項目は藤紫さんのページを参照ください(笑)
2008/08/01
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週末、それほど猛暑でもなかったので今年初の浴衣を着てみました。これは数年前、着物にハマってから一番最初に誂えた浴衣で、うずまき具合から「バカボン浴衣」と命名したヤツです。兵児帯を結ぶとますますバカボンっぽい着こなしになるので、とりあえず半幅帯で水玉づくしにしてみました。襟元には今年ようやく入手したレースの飾り襟を・・・(実はレースの足袋も着用)バカボンならぬ「バカピョン」のような浮かれた雰囲気が嫌いじゃありません。浴衣を着て出かける所と言っても、図書館くらいなので雨が降らないうちに図書館に行って帰ってくると、ものすごい嵐(雷雨&突風)干してあったシーツや夏がけをとりこんで、ギリギリセーフでした。やれやれと(浴衣のまま)寝転んでいると、シャチ子からメールが。「そっちで突風でテントが倒れたってニュースになってるけど、大丈夫?」確かに外はすごい嵐だったけど、地元で祭りか何かやっていたのかね( ゜Д゜)?シャチ子にポツポツと返信メールを打っていると、今度は紅母から電話がかかってきて、「あ、居たね。じゃあよかった。」とだけ言って切られそうだったので、「さっきもシャチ子からメールが来たよ。地元で何かあったらしいね。」と聞いてみると、港付近で開催していたナントカフェスティバルの会場が突風に見舞われて、テントが吹き飛ばされ死傷者が出たという。くわばらくわばら・・・アタクシ、夕立だとか嵐の前触れにはわりと敏感なうえ、雷の鑑賞は屋内派なので大丈夫でした。次の日たまたま会場付近を通りがかったら、パトカーなどが来て現場検証みたいなことをしていました。さて、犀星苔をゲットしたアタクシは盆サイゾー師匠に腐葉土をもらいに行こう!と思い、教えてもらった携帯番号にかけてみたのですが、通じない(´-ω-`)「・・のおかけになった電話番号は電波の届かないところにおられるか、電源が入っていないため・・・」のアナウンスが虚しく流れるばかり。サイゾー師匠、この暑さで参っているんじゃなかろうか?前に病院通いをしているみたいなことを言っていたし・・・次の日、気を取り直してかけてみると、「おぉ。毎日暑ちぃなぁ・・・」と言って、出たので一安心。水を張ったお猪口(中国の仙人つき)に浸した犀星苔を持って、師匠の家に向かいました。「ほう、苔をもらってきたってか・・・コレは腐葉土でもいいけど、このムソーの土(というのがある)をからめてやったほうがええの。それで水気を切らしちゃあかんで、腰水にしとくんやな。」腰水というのは苔の入った植木鉢を3分の1くらいの高さまで水を張った一回り大きな深皿につけておくというやり方だ。(光の加減かな・・・若干緑色が退色しているような気がしないでもないが、枯れてはいないのでOKだと思うことにしよう)「これなら、苔の根っこの部分が干からびることはありませんね・・・ところで、昨日もお電話したんですけど、電波が届かないか電源が入っていないって言ってましたよ。」「昨日か。昨日はアレだ、苔を採りに山に入ってたさけ、通じんやろなァ。そりゃ電波も届かない山深いところやしのぅ。」ガチで電波が届かないところにいたのかっ(゚◇゚;)あのアナウンスの時って、ほとんどが電源系、電池切れ等のアクシデントじゃないの?「はぁ・・・携帯が圏外とは、それはまたすごい山奥まで行ってたんですねぇ。」「ほうや、(盆栽の会の)会員からも夜電話がかかってきて、『会長、昼間電話したのに通じませんでしたよ!』って言ってたなぁ。ははは」「あ、軽井沢でもらった苔が増えたら師匠にもあげますよ。」「そりゃええな。枯らさんでくれよ。」→ちょっとプレッシャー。ふと庭を見ると、前回アタクシが絶賛していた白くてフワフワとした草が大量に入荷されていました。「あ~これ。白いやつ!」「朝霧草(アサギリソウ)な。前にこれがいいって言っとったやろ。それでたくさん買うといたんや~」おお師匠!覚えていてくれたのね~「ま、今度の(老人)教室の教材にしようと思っての。紅さん、作るんやったらいくつか取っておいてやるさけの。」「ぜったい作りに来ます!取って置いてください!」ということで、また苔玉をこねることになったのでした。
2008/07/29
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『聖☆おにいさん』の2巻を何度も何度も繰り返し読み込んでいて、これを実写化するならキャストをどうするか?とけっこう真剣に考えてみました。イエス・・・本人は「実写化するならジョニデ」と言い張っていますが、さすがに日本の(ギャグ漫画の)映画にハリウッドからわざわざジョニー・デップが来てくれるとも思えないので(日本語吹替えの問題もあるし)、日本人俳優でロン毛が似合いそうな美男子→オダジョー(オダギリジョー)。それ以外思いつきません。ブッダ・・・これは難しい。あの髪型&耳たぶがしっくり来そうな、しかもはんぺんを髣髴させるもちもち感、そしてオバチャンキャラもイケそうな俳優。意外と顔立ちなんかは→筒井道隆あたりがアタクシ的にはオススメなんですけど。イエス役のオダジョーと年齢的に釣り合いが取れないのであれば、「のだめ」で真澄ちゃんをやっていた小出恵介くんでも可。ぜひ実写化してください。軽井沢の室生犀星旧居にて、苔生した庭などを見ていたら管理人というかガイドのおじさんがどこからともなく現れて、「どうぞ、苔を触ってもいいですよ。」と言います。「ほぅ・・・ふんわりしていて気持ちがいい。よく見てみるといろんな種類の苔があるんですねぇ。」「特にこの苔は犀星が余所から持ってきて植えたものなんです。それを見た川端康成なんかもぜひ自分の家にも植えたいということで、犀星に分けてもらって自分の家に持ち帰ったそうですよ。この苔の正式名称はあるのですが、犀星は自分でナントカ苔と命名していました。さて、何ゴケと呼んでいたでしょうか?」「・・・いきなりクイズですか?」「そうです。当たったら、この苔を分けてあげましょう。」「ホントにっ!?そうなったら本気で当てますよ。」←賞品がかかると、俄然やる気が出るゲンキンな性格。「ヒントは昔の遊び道具です。」「この丸っとした形状・・・小さくて丸っ。お手玉じゃないですか?」「惜しいですね~。ほぼ正解と言ってもいいくらい。」「じゃあ、まるっまるっマリっ!手まりだっ!手まりゴケ。」「正解ですこんなに簡単に当てられるとは・・・ヒントが良すぎたかなぁ。それでもこんなに早く当てた人はそういませんよ。」「フンフンフン・・さぁ、賞品の苔はくれるんでしょうね。」←得意気。「あげますとも。放っておいてもこの苔はどんどん増えますからね。」この苔の正式名称は「コウヤノマンネングサ」と言って、地下茎のようなものを伸ばして広がっていくらしい。犀星は苔の名前を調べることを放棄して、勝手に「手まり苔」と命名し育てていたそうだ。ガイドのおじさんも欠けた植木鉢にちょっと腐葉土を敷いて、その上に通称手まり苔を植えて栽培していました。庭の片隅に放置してあった苔の束を黄色くて大きい落ち葉でくるくると包んでくれました。←まるでトトロのお土産(どんぐりいろいろ)のようだ帰りの電車に途中から乗り込んできた大阪人の集団がいて、ちょうど通路を挟んで隣に座ったオッチャンとオバチャンが尋常ではないほど騒がしくて、イライラしていました。「ウルサイですよ。」と注意してもよかったのですが、集団遠足気分で浮かれまくっている2人(注:夫婦ではない)に水を差すのもどうかと思い、アタクシに代わってずきんが睨みを効かせていました。頼朝社長(@サンジャポ)も真っ青の眼力で睨むずきんに恐れをなしたのか、2人組はだんだんおとなしくなりました。やれやれ・・・ずきんを連れて歩いていると、意外なところで役に立ちます(爆)さて、帰ったら犀星が育てたという苔の子孫「犀星苔」(←命名アタクシ)を植えなくてはいけないわ。まずは栽培に適した土を入手しないと。ということで、(盆サイゾー)師匠に連絡をしてみると・・・続く。
2008/07/28
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軽井沢から帰ってきた瞬間、奥歯のかぶせモノが取れました「あの会場はカラオケ設備も用意してないし、余興の時間も作らなかったから大丈夫。」と、妹のしず(花嫁)が言っていたので、安心しておりました。しかしながら、新郎君が「披露宴で(出たがりな)花嫁の父の出番がないのは可哀想だから」という気を遣ってくれて、花嫁には内緒で「ベストファーザー賞」なる賞を設けて、紅父タカシの出番を作ってくれていたのです。←なんて、いい子なんだ。花嫁を除く紅家全員は「父の出番はあるものの、カラオケがないから延々と歌い続けることもないだろうし、変なことさえ口走らなければ丸く納まる・・・」と余裕をかまして、食後のコーヒーなどをいただいておりました。案の定、受賞者の挨拶ということになり、「え~、来賓の○○社長のお話の持ち時間が3分ということでしたので、私は3分10秒いただきまして・・・」←来賓よりも長くしゃべるつもりか!?なんやかんやとしゃべり続けた挙句、「私の特技は歌なんですけど、ここにはカラオケがないと聞いております・・・」会場からまばらな拍手が・・・紅母と顔を見合わせて、「えっ!?まさか・・・カラオケがないって言ってたからすっかり油断してたけど」と焦っていると、拍手がだんたん大きくなり後に引けない状況に。「皆さんの拍手にお応えして、芦屋雁之助の『娘よ』をアカペラで歌わせていただきます♪皆さん手拍子をお願いします。」←その手があったかーっ!父タカシは顔が細川たかしに似ているばかりでなく、歌手細川たかしばりに歌が得意なのだ。(親戚の結婚式の時にはもれなく登場している)そしてご丁寧に歌詞に新郎新婦の名前を盛り込み、オチのついた替え歌で歌い上げ、非常に満足そうにしていました。ほくほくと上機嫌で席に戻ってきたタカシに「ちょっと!あんなネタ、いつの間に仕込んでたのさっ?」と問うと、「何かやってやろうと思って昨日の夜、寝ながら思いついた。」と、綾小路きみまろのようなモーニング姿で飄々としていました。式の時の新婦との入場だけでは満足できなかったのか?タカシよ。結果、新郎の父親よりも目立ってしまっていたじゃないか。妹のしずは相当迫力のある花嫁に仕上がっていました。むっちり具合が中世ヨーロッパ貴族の肖像画のようで、ドレスに着られることなくある意味よく似合っていたと思います。新郎の靴のヒールは5センチ以上ありました。ひょっとしたら和泉元彌のようなシークレット構造になっていたかもしれません。ちなみに結婚指輪のサイズは2人とも一緒らしいです金額的にも平等だし、1個なくしても併用できるし、いいことです(爆)次の日、アタクシは旧軽井沢のあたりをぶらついてみました。日本は全国的に猛暑日が続いていますが、軽井沢はさすがに避暑地だけあって日陰に入るとわりと過ごしやすいです。しかし、方々から金持ちが集まるので、物価が下界の3~5割り増しくらいになっています。室生犀星の旧居(入場無料)に行ってみました。机とイスのある小部屋は、犀星がお隣のガイジン家族の家を覗き見するための部屋だそうですΣ( ̄▽ ̄;)
2008/07/25
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うひ~疲れた結婚式の主催者側(身内)って、何かと大変なのね。クッタクタになって帰ってきました。実家に向かう途中の乗換駅のエスカレーターで前にいた子どもが「エスカレーターを歩いていかないと乗り遅れちゃうよ~」(←実際電車が2,3分遅れて到着した)と足をバタバタさせていて、「ふん、ガキが騒いでおる・・・」と思って観察していたら、アタクシの後ろにいた母親らしき人が「アレ?ショウちゃんの荷物は?」と言う。お婆ちゃんらしき人も、「アタシは持っていないわよ。ショウちゃん自分の荷物どうしたの?」と何となく雲行きがあやしくなってきて「ボク持ってないよ。」これで荷物を前の電車に置き忘れてきたことが決定的になったらしい。「ショウちゃん!自分の荷物は自分で持ちなさいって言ったでしょ!どうしたのよっ!」「知らないよ~」子どもというのはこういう肝心なところでやらかしてくれるよなぁ・・・(〃`ー´)クックックアタクシはこの手の子どもがやらかすプチ不幸が意外とツボるのだよそれはモチロン他人事に限ったことで、自分に降りかかってくるとものすごくムカつくんだけどね。あ~あの親子、その後どうなったのだろう♪実家の犬キンタローはすくすくと成長していましたが、何かがオカシイ。この顔。「本当に柴犬だよねぇ」「なんか、ペットショップから来たとは思えないよね。純粋な柴じゃなくて何かが混ざってる?」「子犬のときは眉毛って感じだったけど、このおでこのVの字みたいなのは何?」「このカタチどこかで見たことがあるよ・・・そうだ!東京都のマークだよ。いちょうの。」「あ~いちょうだ、いちょう。これ、実は産毛でまだ生え変わってないだけかもしれないよ。ちょっとひっぱってみよう。」若干毟ってみる。「少し抜けた。かもしれない。」「う~ん。もう少し成長したらなくなるんかねぇ・・・」「さらに濃くなって、こち亀の両さんみたいになったりして。」キンタロー。おでこの模様(眉毛?)はともかく、つぶらな目は可愛いし、確かにいい子でした。ちゃんとおすわりとお手ができるし。紅母が残して行った指示書のようなタイムスケジュールに沿って、しっかりと散歩やごはんをあげて世話をしてきました。キンタローのごはん・・・お釜に入っているご飯の残りとドッグフードに牛乳を少しかける。ウチラの朝食メニューのところに、ヨーグルト、キュウィ(←実際発音してみると難しい)と書いてありました冷蔵庫の中にはチチヤスのヨーグルト(賞味期限はOK)と「ゴールデンキウイ」が入っていました。紅母はカタカナ表記が苦手なのか、得意すぎてかえって変なことになっているのか微妙だ。ウノーと、「何か甘くないヤツが食べたいよね」とさらに冷蔵庫を漁ってみたら、魚肉ソーセージが入っていて、「ソーセージあるけど、食べてみる?ちなみに賞味期限は今年の6月だよ。」「今年なら紅家にしては新しい方だ。まず問題はないだろう・・・」ということで、恐る恐る食べてみましたが、大丈夫でした。「カギはいつもの場所に入れておいてだって。」とウノーが言うので、建付けの悪い玄関の鍵を四苦八苦して閉めて、「まったく、自分家の玄関を閉めているだけなのに危うく空き巣に間違えられそうだよ。」と言うと、紅母や近所のおばちゃんはコツを得ていていとも簡単に開け閉めが出来るらしい。「近所の人もさぁ、ウチの鍵の在り処を知ってて、出かけているときに雨が降ってくると外に干してある洗濯物とか布団なんかを家の中に入れておいてくれるらしいよ。」スゴイ。田舎コミュニティ
2008/07/23
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「気付」というのを初めて使ってみました。昔、職業訓練校のビジネスマナーみたいな講座で(←いろんな科目があるものだ)小耳に挟んだ知識。例えばホテルに缶詰状態になっている作家宛に郵便物などを送る場合、「○○ホテル気付 夏目漱石様」という風に、○○ホテルに一時滞在している夏目先生宛てというときに宿泊施設の後に「気付」を付けるらしい。入院中の政治家宛の場合も「○○帝国病院気付 大隈重信様」のような感じで。(こう来ると様より殿を使いたくなります)いや、別に大物宛じゃなくてもまったくかまわないんですけど・・・実際にアタクシが出したのは自分宛ですのでΣ( ̄▽ ̄;)「軽井沢ナントカホテル気付 紅ずきん様」←差出人はもちろん自分だ妹の結婚式当日に着る服や靴などを自分が宿泊予定のホテルに送り付けました(笑)プレゼント用の苔玉盆栽やら、ずきんやらを持っていくとなると、何かと大荷物になりそうだったので急きょ思い立って。しかし、急ぎで確実に荷物を届けたいとなると、どうもゆうパックよりもクロネコを選んでしまうのはアタクシだけでしょうか。クロネコは翌日には届くけど、ゆうパックは2日かかるというイメージがあります。このところすっかり鳴りを潜めていた「人形熱」が再びぶりかえしそうです。日常的にずきんは身の回りでうろちょろしてますが、新しい子は増えてはいませんでした。ところが、アタクシの気持ちというか好みを察してか、かのAmazonが次々と送り込んでくる「こんなのはいかがでしょう?」というメールだいたいは「ったく、分かってないねぇ~」「っていうか、もう持ってるし。」などと無視し続けているのですが、気まぐれに見てみたらずきんの面影のあるヤツがいた・・・ 10月発売プーリップ キルシェ【商品説明】ジュンプランニングの誇るドールシリーズ、プーリップの新作!鮮烈なレッドカラーのヘヤーが印象的なキルシェが登場です!ヘヤーに負けない黒×カラフルな「ネオ・ロリータ」ファッションはインパクト大!どこか小悪魔チックなメイクは、優しげな表情も醸し出してます!小悪魔チックな魅力にやられそうだ・・・というか、既にやられました。(=ポチった。)ずきんがかなり草臥れている(ボディは何度も付け替えているものの、肝心の首がグラグラする)ので、次世代ずきんにどうか?とも思っていますが、愛着が尋常でない為実際にずきんを引退させられるかどうか自信がありません(爆)←大人なのに何を言っているんだ。 9月発売プーリップ シンシアレグラもかなり美人で気になっております。衣装も豪華だわ~お団子状の髪型が重そう(笑)ちなみにずきんは早くもパンダの正装(着ぐるみ)に着替えて、「暑くて死にそうだよ!」と言いながら妹の結婚式出席に備えています。ずきんを前日に宅急便で送ると「駅弁が食べられないじゃないかーっ」とぷりぷり怒るので、相変わらず手荷物です。苺田さんの話(3)宇宙の生命体(?)が人形に憑依して、人形がしゃべったり動き回るという話。もう3巻が出ていた~(慌てて買いました)主人公イオンの苺田さん(リカリナちゃん人形)への執着も相当なものです
2008/07/18
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うっかりしていたら、昨日職場の健康診断があって、これといってダイエットをしようという心がけをしていなかったものの、図らずも体重が1年前より微減(0.9キロ減)していてプチハッピーでした。その代わりと言っちゃナンですけど、身長が2ミリ縮んでいました( ゜Д゜)今年からメタボ健診とやらが始まったようで、オジサン達は腹回りを測られたという。アタクシはまだまだ若いので(苦笑)メタボとは無縁だわ♪と楽観しているものの、数年後に訪れる腹回り計測の際には「計っているときに思い切り腹をへこませたらいいじゃないか」と密かに対策を練っていました。そしたら、その計測方法というのが「ハイ、息を吸ってくださ~い。吸って~吸って~・・・はい吐いてッ」とその瞬間、即座にメジャーを読むらしい。腹式呼吸か胸式呼吸かにもよるけれど、必死に腹を凹ませようという企みもむなしく、一番気の抜けたところで「抜き打ちテスト」的に計測するとは・・・恐るべしメタボ健診これからは数年間かけて無意識のうちに(息を吐いた時が一番腹が凹むという)腹式呼吸ができるように訓練しておこうと思います。←腹筋を鍛えようとか、そういう方向にエネルギーを使った方がいいのでは?ていうか、腹回りのサイズなんて洋服を買うときに必ず付いて回る問題なので、嫌ってほど熟知してますんで放っておいて欲しいです。とは言うものの、このところダフダフのワンピースばかり着ているから、ウエストのことなどまったく気にしていないというのも事実です(汗)図書館で予約していた本 『月とメロン』 丸谷才一が手元に届いたのですが、どういう経緯でこの本の存在を知って、興味を持ったのかまったく思い出せません。エッセイ集のようです。丸谷氏の文章、時々旧仮名遣いになっています。(ゐるやうだ、・・・といふ、など)面白そうなので、とりあえず読んでみるつもりですが、「カラオケで入れた覚えはないのにナゼか勝手に登録されていて、何となく聞いたことのある歌だったからとりあえず歌ってみる」みたいな感覚です。軽く記憶喪失かもしれないので、メタボ健診の前に脳の精密検査を受けた方がいいかもしれません。紫落庵さんオススメの『オーケンのめくるめく脱力旅の世界』(大槻ケンヂ)を早速読んでみたら、とても面白かった~。日本印度化計画や「心療内科に行って禁UFOを解いてもらおう」もかなりツボでしたが、栃木に中国拳法の大会を観に行く話も個人的には大好きです。それにしても「スイカちゃん」って可愛い女の子だなぁ~語尾が全部「(ハート)」になってんのね。大槻ケンヂ目線で書かれているから余計にそういう印象を受けるのかもしれないけど、漫画に出てきそうなキャラクターです。引き続き大槻ケンヂの旅エッセイは地道に探しながら読み続けたいと思います。
2008/07/16
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紅母が言ってたのですが、「キジは飛ぶのが下手で、ものすごい助走をつけてからじゃないと飛べない」しかも「走るのは得意で時速80キロくらいで走れる」ってホントですか(゚◇゚;)?え~!?高速で運転してたら、真横をキジが同じ速さで走ってるかもしれないってことっ!本当だったらスゴイよ!キジ!子供のころからこの手の小ネタで随分と騙され続けているので疑心暗鬼です。母直伝の雑学を得意気に友達に披露し続けていたら、小中学生の頃ウチの姉妹は「面白いヤツ」扱いされてました。特に「絶対」が口癖の右脳人間である次女うのうは一番の被害者だと思われます。三女のしずはだんだんコツというか要領を得たらしく、それほど変人扱いされることはなかったようですが、学年が近かったせいか「お前の姉ちゃん(うのう)って変だよな。」というウワサはよく流れてきたらしい。で、(紅母曰く)飛ぶのがヘタクソなキジがある日紅家の窓ガラスに衝突したらしく、「ドン」という音がしたかと思ったら地面に綺麗な緑色のキジ(雄)が倒れてお亡くなりになっていたそうな・・・それから2,3日くらいずっと雌のキジ(地味な色)が心配そうに辺りを探していたそうです。ところでキジはつがいで行動すんのか?その辺も信じていいものかどうか疑わしい。でもこの間も電話しながら「あ~綺麗なキジがいる。あれは雄だからきっと近くに雌もいるよ。」と言っていました。←キジの夫婦はそんなに仲がいいのか?しかしかなりの頻度でキジばかり見かけるとは、どんだけ田舎なんだ?紅家。そんな紅母の言うことなので、実際のところは分かりませんが、キンタローは犬(しかも外犬)なのに雷をまったく怖がらないそうです。普通、犬って雷とか花火の音をすごく怖がるのに(;´Д`) 「停電になるほどの雷だったのに、おとなしく小屋の中に入って寝るって言うの。ホントにいい子~」らしいです。既に9.2キロの成犬なみの体重に成長したというキンタロー会うのが楽しみだわ♪
2008/07/14
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数学は高校の頃から自分に不要なものだと割り切って、放棄しましたが、仕事でふいに「サイン・コサイン・タンジェント」が必要になりました。これら「三角関数」っていうんでしたね。アタクシに言わせたら「サインコサイン」と来たら「恋サイン」です。 ←野球部員とマネージャーの(ベタな)恋愛話。上田美和のわりと初期の漫画です。 上田美和の代表作は『ピーチガール』みたいな感じになってますけど、初期の方がアタクシ好みです。昔に描かれた漫画にしては、ファッションも可愛いで、何の話だったかと言うと・・・数学おバカなアタクシでも一発で計算できちゃうサイトを発見いたしました!(さすがカシオ)これで『サイン コサイン 恋(ラブ)サイン』なアタクシでも数値を入れるだけで瞬時に計算できちゃうのだよ。あぁ、インターネットって素晴らしい。高校生の頃、これだけネットが普及してたらそれこそ数学の勉強なんて、やる気が起きなかっただろうな~今の高校生もちゃんと「三角関数」やら「微分積分」やらカリカリと紙とエンピツを使って解いたりしているのでしょうか。うぬぬ・・ご苦労様です。計算機やパソコンの登場でますます人間の計算能力が弱体化しているような気がします。前に呉服屋さんの爺様が「じゃあ、○割引にしといてやるよ。それに消費税ね・・・」と言いながら、パチパチとソロバンをはじいて出した金額が本当に○割引になっていてお得だったのか、アタクシには暗算で確かめる術はありませんでした。そもそもソロバンで掛け算やら割り算ってできるものなんでしょうか?できるのなら「インド式計算術(?)」よりも使えそうです。
2008/07/11
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行ってきました。山野草園芸弟子入り第一回。前もってサイゾー師匠に日時の調整をしたら、「土曜日は朝ちょこっと職場に行かないといけないけど・・・9時には家に帰ってるだろうから9時にいらっしゃい。」と言われました。「せっかくの休日なのにこれでは平日の出勤時間とたいして変わらないじゃないか。」と思ったものの、初っ端から「朝寝坊のぐうたら弟子」だと思われてはかなわないので、頑張って早起きすることにしました。今度は迷うことなくボン・サイゾー家に乗りつけると麦藁帽子をかぶったサイゾー師匠がスタンバっておりました。数百鉢はある庭の材料からサイゾーが夏用の草を10鉢ほどチョイス。その中からアタクシが選んだヒョロンとした十和田葦、赤い葉っぱの五色ドクダミ、黄色い葉っぱの黄金カヅラに決定。(しっかりとメモってきたので名前が分かるのだ)白っぽいフワフワした雪の結晶みたいなカタチをした草(←名前は忘れた)がものすごく可愛かったのですが、既に「苔玉盆栽」として作品になって植わっていたので、「今度はコレで作りたいです。」と言うと、また後で材料を仕入れておいてくれるとのこと。背景に背の高い草、手前足元に低い草を配置いたします。その時に草の格好を見て、正面を決めるのが重要とのこと。「あ、じゃあ忘れないように写メ撮っときます」「ほぅ、若い人は携帯をいろいろと便利に使いよる・・・わしはもっぱら電話をかけるだけや。」(外科手術の)執刀医がはめるようなゴム手袋が用意してあり、「女の人はSサイズな。手にぴったりしてないと具合が悪い。」と言って渡されたソレをはめてみたら、右手はピッタリくるが左手が微妙にユルイ( ゜Д゜)?「あの~、コレ左手がちょっと大きいような気がするんですけど、アタクシの左手が極端に右手よりも小さいんでしょうか?」と言ったら、「ほんまやな。ありゃ片方Mサイズやったわ。ハハハ・・」ということでした。ビニールのプランタをカパッと外して、3つの土を一つのデカイ塊にまとめながら、周りに綿状の土やら粘土状の土で固定。その上から師匠が命懸けで(笑)採って来たという数種類の苔を貼り付けます。そして、苔が剥がれないように緑色の木綿糸でぐるぐる巻きに←毛糸玉を作っているみたいで面白い。極端に飛び出ている苔をハサミでチョキチョキと切って、カタチを整えて出来上がり←坊主頭の散髪みたいで面白い。仕上げに水を張ったバケツの中に苔玉ごとボトンと沈めて、十分に水を吸収させます。「師匠。出来ましたね!うひゃ~なかなかいいバランスですよ。」「ホレ、また写真を撮って、友達に見せてあげるといい。」と言うので、完成写真(笑)「次は秋の草花(ススキや菊など)で作るといいよ。」などと言われつつ、庭を見ていたら斑入りの小振りな葉っぱを発見。「この葉っぱの形もカワイイですねぇ。何ですか?」と聞くと、「ミニバラ」とのこと。もう花は散ってしまったけれど、毎年春には可憐な白い花が咲くそうだ。「このミニバラ1個で小さい苔玉ってのもいいですね~。妹の結婚祝いにあげようかな・・・」とぶつぶつ言っていたら、「これくらいだったらすぐ作れるよ。」と、師匠自らひょいひょいと作ってくれました。作りながら、「紅さんは平日は働いとるんか?」と聞くので、「はい、9時(本当は8時半だが常に遅刻気味)~5時で普通に働いてます。土日祝日休みですけど。時期的に仕事がヒマな時は(この間見学に来たときみたいに)ちょこっと抜けたりね・・・あはは。」などと誤魔化していると、「ほうか・・・実は生涯大学(←老人カルチャースクールみたいなヤツか?)にも教えに行ってるんやけど、アシスタントが欲しかったんやわ。2,30人の生徒さんを一人で教えるのは限界があるでな。」よくよく話を聞くと、月に1,2コマ平日の午前中の講座を担当しているのだが、生徒数が増えてくるとどうしてもサイゾー1人では指導が行き届かないのでアシスタントを探しており、生徒がオバチャン(師匠から見たオバチャンなので、恐らく婆様)が多いから若い女の人のほうがいいのではないかと思っていたそうだ。そんな矢先にアタクシがひょっこり現れたというワケだ。オバチャン相手なら、(ヨン様のような?)男子のほうがウケはいいような気もするが・・・市の助成金でやっているらしく、アシスタントにも小額ながら手当てと弁当が出るらしい♪←コガネと弁当に釣られそうだ。「まだ今日初めて作ったばっかりなんで、アシスタントが務まるまでに習得できるかどうか分かりませんけど、月イチくらい(しかも午前中だけ)なら事前に会社に言っておけば何とかお手伝いできるかもしれませんよ・・・」と前向きながらもうやむやに返事をしますと、「そうしてくれると助かるわ。じゃあ、次は秋の草をイチから一人で作ってみて、覚えていくようにしよう。」とサイゾーはやる気満々だ。やばい。「爺様キラー」の異名を持つアタクシの実力をここに来て再確認することになるとはΣ( ̄▽ ̄;)昔から、子どもには嫌われるし、赤ん坊には泣かれるし、(家事全般がダメな上に気が利かないが故)おばちゃんウケもイマイチで、肝心の男子ウケも宜しくないアタクシなのだが、どういうワケだか爺様とは馬が合うらしい。興味関心の矛先が物心付いたころから爺様趣味(書道はじめ伝統芸能や日本美術など)というのも災い(?)しているかもしれない。オバチャン、婆様に無条件で可愛がられるえなり君のようで、差し詰め「女えなり」といったところか(×ロ×;)「フラワーアレンジメントなんちゅう、すぐに枯れるようなチャラチャラしたもんより、やっぱり自然の草花だよね。」などと言いながら、サイゾー師匠とともに作品を眺めるのでした。
2008/07/08
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いよいよ今月結婚式を控えた妹のしずから当日の確認などの電話が来ました。今回はガソリン代も高いし、いっぱい飲み食いしなくてはならないので体力的にもキビシイから車じゃなくて電車で往復する旨を伝えると、遠くの方から「免許証は一応持ってきておいて~」と声がして、「免許証は持ってくるようにだって。」としずが言う。「ホテルは取れた?」と聞くので、駅前のホテルがギリギリ1軒だけ空いてて予約が出来たと伝えると、またもや「あ~そう言えばいかにもずきん姉の好きそうなホテルが駅前にあったがね・・・」みたいな声がする。「先週下見で1度行っただけなのに、もう知ったかぶってるよ。あの人・・・」としずが呆れている。「ねぇ、さっきから背後に吉兆の女将みたいなのがいない?ささやき会見なみに多重音声になってるんですけど。」と言うと、「いるよ~。今紅家の庭で電話してて、蚊がすごい。キンタローが吠えた・・・あっ、そうだうのう(次女)にウエルカムボードを作ってって頼んだんだけど、おねえはウエルカムベアでも用意しといて。」ウエルカムベアって何だ?ベアというのは熊のことだっけ?「受付のところに置くぬいぐるみだよ。ペアのやつ。」「ウエルカムずきんじゃダメなわけ?」「ずきんって、ペアになってる?」「う゛~オトコはいない。あっ!そうだ、ウチにパンダのぬいぐるみだったらいっぱいあるよ。熊猫っていうくらいだから熊じゃなくてパンダでいいじゃん。」「別にいいけど。ちゃんとペアになってるんだったらね。」あるある・・・ウチには立派なペアの、若干やさぐれていて尚且つだいぶ所帯じみたパンダ夫婦がいるのだよ。プロフィールを見ると、♂良男(47歳)♀光子(44歳)と書いてありますわ。早速写メを送ったら、「これでもいいから華やかな感じにしといて。」との注文がありました。良男の腹巻とビールを取り外し、光子の三角巾と買い物籠に入ったダイコンと長ネギを取り除きまして・・・良男の首にリボンをかけて、光子の頭に(プリプ、ラフィアの)ヘドレを装着し、カゴの中に花束を入れてみました。良男のハチマキと手に持った枝豆は縫い付けてあったので、取り外し不可能でした。ご愛嬌ということで・・・Σ( ̄▽ ̄;)「会社の人に、一番上の姉は紀宮(黒田清子さん)ソックリです。ずきんという名前の変な人形をいつも持ち歩いています。って言っといたから、多分みんなにすぐ分かってもらえると思うよ。」と言われて、ちょっとムカつきましたしかしながら、先日美容院に行ったらいい具合に肩位の長さのオカッパに仕上がっているため、いよいよサーヤみたいで反論できません。クッ~!「ふん。当日はめいっぱい飲み食い(←オシャレじゃないところが悲しい)してやるんだから。だからあたしゃ着物じゃなくてまったく締め付けのないワンピースを着るよ!」と言うと、「アンタは向こうのご親戚に挨拶しながらビールでも注いで回りなさいよ~」と電話口の遠くの方から紅家の女将(つまり紅母)の声がして、「悠長に座って飲み食いしてないで、あいさつ回りしろだってさ。」と繰り返ししずに言われました。お前は吉兆のへなちょこ息子かっ!これが正しいウエルカムベアの姿。 ウエルカムボードの仕上がりだって、油断ならないと思うよ~何しろうのうはアタクシ以上に空気読まないからねψ(`∇´)ψ手間をかけてわざとイタイやつを作ってきそうな気がする♪わが家のパンダコレクション(一部)
2008/07/04
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コケのことを想って生活をしていたら(←尾崎翠『第七官界彷徨』のようだ)、たまたま無料配布の地域情報誌で苔盆栽のような写真を発見。「山野草の会」みたいな名前の園芸サークルが存在するらしい。アタクシは早速掲載されていた会長の自宅と思しき電話番号に問合せをしてみました。会長の名前からして、いかにも爺様っぽい。ユウゾーだとかトモゾーだとか、サンゾー?サイゾーとかそんな名前だ。「とりあえず一度見においで」と言うので、イナカなので何も目印がない上に、距離感がまったくつかめないかなり大ざっぱな地図を頼りに行ってみました。比較的広い敷地の家が点在する田舎道をゆっくり流して走るものの、車からは家の表札までは確認できないので、ボン・サイゾー家(仮名)に電話をしてみると、予想通りの爺様が庭先で手を振っていました。「昨日かおとといその(情報誌に)広告を出したばっかりなのに、もう連絡が来るとはねぇ(笑)」「えぇ、私は思い立ったら行動だけは早いんです。」農家でよく見られる屋根つきの納屋というか倉庫のような広い空間を抜けた先に数々のミニ盆栽の鉢が並べてあり、それぞれの草木の名前や見ごろの季節を説明してくれました。(その場で聞いた植物の名前は既に忘れた)蚊の襲撃に遭いながら聞いた話によると、山野草の寄せ植えを作るにあたって、それぞれ季節ごとの草木を選ぶ必要があり、これからだと夏の植物(竹の小さいやつとか細い葉っぱがシュルシュルと生えて涼しそうなやつ)か、秋に向けて菊やもみじの小さいやつなど紅葉や花を楽しめるものを今から作っておいてもいいらしい。寄せ植えのモトとなる草などの小さい鉢を大量にサイゾー師匠が育ててキープしており、生徒(?)はその中から好きな草を選んで盆栽の形に作るというものだ。「あの~。山野草というのは、その辺の野山に生えている草ということなんでしょうか?」「自然を壊しちゃいかんで、山の草花は採集せんと、だいたいが愛好家の人に分けてもらったり、買ってきたりしとるよ。県内に限らず隣の県にも行ったりしてなぁ。けっこうあちこちに愛好家がおるんやわ。」じゃあ、会員そろって登山をしながら植物採集という行事的なことはなさそうだわね、安心安心。三輪山で懲りたからアタクシはもう登山関係は当分カンベンだからね。納屋の広い空間には作業用のテーブルや、材料の土や道具が揃っており、手袋一つ自分で用意する必要もなくお手軽に出来るらしい。苔盆栽に適した土(近所では入手困難)だとか、苔シート(材料用の苔が敷き詰められているトレー)なども見せてもらいました。「手入れなんちゅうのは簡単で、水さえやっておけば勝手に苔も生えてくるし、試しに1個でも作ってみたらええわ。」とサイゾー師匠はいとも簡単そうに言うけれど、アタクシは植物を枯らす天才なのだ。「コレは苔玉盆栽。今、若い人に人気があるんやわ。丸めた土の上から苔を巻いていって固定するだけや。」「知ってますよ。」「なんや、どこかで見たことあるんか?」さすがに昔、体験教室で作ったヤツを1ヶ月足らずで枯らしたとは言えない。「まぁ、雑誌なんかでよく見かけます。インテリア系の・・・」「この苔だけは店に行っても売ってないさけ、山に採りに行くんや。命懸けやで。」「命懸けですかっ!」「熊がでるさけぇ、熊避けの鈴やらサイレンやら持って登るんや。険しい山道に入って足を滑らせそうになったりな・・・それでいい状態の苔を少しだけ採って来る。その辺の道の側溝なんかに生えてるヤツは、土台が網目になってないもんやから、ボロボロと崩れてもうてよう使わん。」苔盆栽、サイゾー師匠命懸けの熊との闘いの上に成り立っているのか( ゜Д゜)町の施設で毎月1回、会員の人たちが12,3人集まって作ったりもしているけれど、サイゾー師匠の軽ワゴン車で運ぶ素材の種類も限られてしまうので、都合のよい時を見計らってサイゾー家で個別レクチャーを受けたほうがよさそうだ。そんな経緯があって、そのうち弟子入りしにいくつもりです。数箇所、蚊に刺された足をボリボリと掻いている白いワンピース姿の(園芸をやるにはあまりにも無防備な)アタクシを送り出しながら「今度来る時はジャージでも何でも、長袖、長ズボンの服を着てくるといいよ。」とアドバイスをくれました
2008/07/01
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地元の美容院に行ったら、隣の席に座っていた小学生の女の子がプールの授業の話をしていて、「水泳のときにかぶる帽子は学年の色って決まってるでしょー。」みたいなことを言っていました。アタクシが子供のころは水泳の帽子といえば泳ぎ能力別でしたわよ。何らかの検定試験みたいなものがあって、冠位十二階のように赤→赤帽に白線を縫い付ける→黄色→黄色帽に赤い線を縫い付ける→白→白帽に黒線を縫い付ける→最高級。ゴム製の白帽となっていました。海ナシ県である故郷の小学校では5年生になると臨海学校なる「2泊3日くらいでお隣の新潟の海で泳ぐ」という行事がありました。学年主任のおっかない教師が「いつまでも赤帽(まったく泳げないとか、最低ランクの冠位だ)だと、荷物持ちだぞっ!」←運送業者の赤帽とかけているという、現代の親が聞いたらPTAが出てきて大問題になりそうな発言をして、生徒たちを脅しつけていたものです。アタクシは陸上競技はまったくダメでしたけど、低学年のころから水泳教室に通っていたので水泳だけは人並み以上にできた( ̄◇ ̄)でも、学校のプールは屋外(←公立小学校なので当たり前)な上に、古くて何となくキタナイような感じがして嫌だったので、夏休みでも極力サボっていました。夏休み明けでも美白な小学生のくせに、水泳の級はとりあえず白帽(確か、50mだか75mが自由形や背泳ぎや平泳ぎなど一通り泳げるレベル)。学年主任に脅されようと、痛くも痒くもないのだよ。ところが、その逆の子も中にはいるもので、走るのが学年一速くて、モテモテ男子(←小学校時代というのはとりあえず運動神経が良ければモテるという不文律がある)の亀井だか亀田だか、とにかく苗字に亀がつくくせに運動神経のいいヤツは、ナント水泳がからきしダメだったのです。「ほほぅ・・・カメのやつ、陸ガメだったのか。」と、低学年用の浅いプールで碁石拾いなぞをやっている赤帽のカメを横目で眺めつつ、白帽のアタクシは25mプールでカッパのように悠々と泳ぐ。体育の時間のほとんどを用無し部隊として過ごしていた運動音痴のアタクシがカタルシスを得る瞬間でした。何ゆえそれほどまでにカメに執着(?)していたかというと、学年一の俊足と赤帽のギャップが凄すぎたというのもあるけれど、当時アタクシの大事な友達であり憧れの女子だったサトちゃんとカメが両思いなんじゃないか?というウワサがあったからなのでした。アタクシとサトちゃんは家が近所で同じ習字教室に通っていたということもあって、仲良しでしたが、それはもう魅力的な女の子でした。習字が上手いばかりでなく、ピアノも上手で先生のように伴奏だって出来ちゃうし、カメ同様走るのも速くていつもリレーのアンカーだし、勉強も出来て、背も高くておまけに美人。アタクシの友達にしておくのは勿体無いような才女です。そのカンペキなサトちゃんをモテモテだとはいえカメなる男子ごときに盗られるんじゃないかという不安もあったわけです。小学生の頃というのは「男子はイジワルでキタナイもの」だと思っていましたからね。けっして恋愛対象が女子だったというわけではありません。学年一のモテ男子のカメとモテ女子のサトちゃんは、客観的に見ればお似合いのカップルになるかもしれない・・・という危機感。当時でもススンデル(?)子などは誰々と付き合っているだの何だの言ってましたし。(ガキのアタクシには付き合うが何たるかが理解不能だった)そんなわけでカメの弱点を見たアタクシは「赤帽のカメと白帽黒線のサトちゃんは似合わない」と判断して、ほっとしたのでした。クラスが離れていたことや、アタクシが本格的に中学校受験勉強に突入していったこともあり、あんなに大好きだったサトちゃんとツルむことは少なくなってしまい、その後サトちゃんとカメがどうなったのかは気にならなくなりました。小学生の関心事など、そんなものです。アタクシは卒業を期に転校するにあたり、ここで中学受験に合格しないと荒れ放題のイナカの中学校に一人ぼっちで送り込まれてしまうという危機感に直面していたからな。今の小学校では水泳のときにかぶる帽子は学年別になっているのが主流なのでしょうか?運動会でも順位をつけないという学校があるくらいだから、そうなのかもしれません。ちなみに妹うのうは「臨海学校のときに学年で一番最初にクラゲに刺されたんだ~」と言って、自慢してました(゚◇゚;)
2008/06/30
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車を定期点検に出したら、代車がまた新しそうな車で今度は「カギがあってないようなヤツ」でした。ドアを開けるにも鍵穴に鍵を差し込む必要もなく(それ以前に鍵穴がない)、エンジンをかけるのに鍵を差し込む必要もなく・・・もはや鍵の形をしていない「たまごっち」のような物体をバッグの中に入れておけば、「何かのセンサー」がたまごっちの有無を認識してエンジンをかけたりドアをロックしたりしてくれるという。鍵を失くしそうなのか、失くさなそうなのか、かえって混乱します。運転中、鍵の電池(?)切れたらどうなるのか、ごっそり買い物をして車に戻ったら鍵の電池切れでドアも開かず・・・みたいな状況にならないのか、とか心配事が増えそうです。でも、新しい車って音が静かなんですねぇ。なんだか子どものオモチャみたい。先日、掲載依頼をされていたPR誌とお礼の図書カードが本当に届きました。「ちくま」7月号表紙が奈良美智だ~「読者のひろば」というページに載っていました(古書店笑琳舎という名前で出ています)。大したことは書いていないのにな。以前書いた日記を要約したようなぬるい文章です。ちなみにアタクシが読者カードなるものを送った本は 「女子の古本屋」 岡崎武志読者のひろばの前くらいに「太宰治賞作品募集」のページがありました。今回で25回目らしいですが、初めて聞きましたよ太宰治賞。賞金は100万円ですって選考委員の中に三浦しをんさんも入っていたのがちょっと興味深いな。PR誌「ちくま」には100円という定価がついていましたが、たしかこの手の雑誌というのは書店のレジ横あたりとか階段の踊り場付近に「ご自由にお持ちください」って置いてあったと思います。興味をお持ちの方はご覧になってみてはいかがでしょうか(笑)
2008/06/27
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「便りがないのが良い便り」というか、このところコレといった活動をしていないためネタ切れ気味です。気温が上がってきてから、ふとテレビの前を通り過ぎた時に画面から放出される熱を感じ、「暑い季節にムダにテレビをつけっぱなしにしておくのはやめよう・・・」と誓ったので、だらだらとテレビを見ることもなく・・・つい寝てしまっているか、本を読むという毎日です。とは言うものの、まるっきりテレビを見ていないわけでもなく、BShiでやっていた「ドキュメント恋」という番組。世界のカップルの様子を1週間撮り続けたドキュメンタリーはけっこう面白かった。2話目の上海のカップル。当然のように女子が強いのなんのってΣ( ̄▽ ̄;)2人は上海で知り合ったものの、仕事の関係で彼は実家のある天津に帰り遠距離恋愛中。久々に彼が上海に会いに来るという1週間を追っていました。食事中、美味そうな中華料理だ~。しかもオサレっぽいお店にて☆彼女「あなたって、ホントに豆腐が好きね。」彼「う、うん。」「ねぇ、アタシの好きな食べ物、分かる?当ててみて。」「・・・鳥の足?かな?」←確かに鳥の足(モモじゃなくて先のホネっぽい部分)が好きな中国人の女の子って多いような気がする「はぁ~。まぁ鳥の足も好きだけどぉ。アナタってアタシのことちっとも分かってないなぁ。(ったく!)」またある日の会話。「今よりもいい条件の新しい仕事が見つかりそうだよ。外資系の仕事で、場所は上海じゃないんだけど・・・」「アタシ、上海以外では暮らせない。っていうか、いつになったら上海に戻ってきてくれるワケ?ねぇ、よく考えてよ。外資系で今よりも少しいい給料をもらっても、ずっとサラリーマンでしょ?それじゃあ毎月一定の金額しか入ってこないじゃない。でも、もしアナタ自分で会社を興したら儲けた分のお金は全部アナタのものなのよ。そうでしょ!」「そうだね・・・考えてみるよ」(グッタリ)彼女の家にて。四川省出身の彼女が料理をしている。「ゲホゲホ・・・何作ってるの~?ナンカ、すごく辛そうゲホゲホ・・」「ンも~!ジャマだからあっちに行ってて!キッチン、狭いんだからっ!」←不機嫌ながらも料理をしているからエライ。料理のできない中国人女子は意外に多いからね。出来上がった辛そうな料理を恐る恐る食べる彼。「思ったほど辛くないね・・・げぼっ。やっぱり辛いや。」(涙目でコーラを飲む)「2人で会ってても、アタシばっかり話してるよね。電話でもそう。アナタはあんまり自分の意見を言おうとしないじゃない。何かアタシにして欲しいこととか、ないの?もっとこうして欲しいとか。」「・・・」(コーラを飲む)「ホラ、そうやって黙ってたら分からないでしょ!」「機嫌が悪いと、恐い。ボソッ」←その通りだ!よく言った。「アタシは普段、ほかの人に対しては機嫌よくしてるわよ。アナタだから喜怒哀楽を全部見せるようにしているの!それなのにアナタは黙っているか、笑っているか、どっちかでしょ。喜怒哀楽の怒とか哀の感情はないわけ?」「恐いのはちょっと・・・」「じゃあ、仕事のときみたいに(営業スマイルで)『おはようございま~す。お元気ですか~。さぁ、ご飯をたべましょうね~』って感情を表さないでにこにこしてるのと、今迄みたいに『ホラ!早くして!ご飯冷めちゃうでしょ!』って言うの、どっちのほうがいいと思うのよ!」「・・・どっちも嫌だ。」←はっはっはっ!そう来たか(爆)!それを聞いた彼女もさすがに苦笑してました。留学中に上海人女子と付き合っていた友達(日本人男子)カップルのやりとりも似たような感じだったので、なんだか懐かしかったです。というか、上海人女子と付き合う中国人男子って大変そう・・・(;´Д`) でも逆に女子の方がこれくらい押しが強くないと、なかなか結婚までたどり着けない世の中なのかもしれないぞ。う~、健闘を祈ります。三話目のブラジル(だったかな~)の歳の差カップル(彼が20歳で彼女が30歳)は何だかイタかったです。彼女のほうが焦りというか、若さへの嫉妬というか、いちいち地雷を踏みまくりで(゚◇゚;)ラテンの本場なのに、彼女ったらラテン系をまったく感じさせないジメジメとした性格だし。(彼は本場ラテンのサルサダンサー)余計なお世話というか、全くアタクシの声なぞ聞こえないだろうけど、遅かれ早かれこのカップルは別れると思う。だって彼がはっきりと「まだオレは若いし、いろんな子と遊びたいし、ダンスの仕事が楽しくて仕方が無い。彼女との時間も悪くはないけど、もっと彼女のことを好きになれるように努力していかないとかもな。彼女が自分のことを想うほど、オレは彼女を好きではない。」って言ってたじゃん。年齢差云々じゃなくて、惚れた弱みというか、あまりに「好き」の分量差がありすぎるカップルというのは見ていてツライと思いました。また来週もやるのかなぁ、この番組。国々の街並みも面白いし、市原エッチャン@「家政婦は見た」ばりのお節介オバチャンになったみたいでワクワクします(・∀・)ワクワク
2008/06/25
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北陸地方もようやく梅雨入りしたようです雨は鬱陶しいけど、降らないと水不足になっちゃうし~恵みの雨は必要です。というより、今年ばっかりはこの梅雨入りを楽しみにしていたのだよ(*`艸´)なぜならこの本。 『苔とあるく』 田中美穂【内容情報】(「BOOK」データベースより)家のまわりをグルグルすれば、さっそく発見。ルーペで覗くと、美しい世界が広がる。標本を作ってみたり、友達をコケ散歩へお誘いしてみたり。つ、ついにコケを食べてみる!?胸がときめき、わくわくする、暮らしのなかの、小さな理科体験。 岡山県倉敷市にある古書店「蟲文庫」の店主、田中さんの著書。去年、友達の結婚式で倉敷に行ったにもかかわらず、立ち寄るのを忘れていたよ~蟲文庫。行ってみたかったなぁ・・・長い髪を三つ編みにして、眼鏡をかけている独特な雰囲気の田中さんにお会いしたかったです。苔って、これまで全くと言っていいほど意識したことはなくて、「ハテ?至近距離で見たことなんてあったっけ?」というくらい無縁な存在でした。しかし、この本に載っているコケの拡大写真なぞを眺めていると、意外にも美しい。可愛らしいカタチのヤツもいる。コケというヤツは水がない環境だと、カラッカラの状態で茶色くなって「半分死んだような状態」で息を潜めている。けっして死んだわけではないようだ。そしてひとたび水分を得ると、青々とフサフサとしてくる←手触りがいいらしい。なので、田中さんは良好な状態のコケを観察する為に常に「霧吹き」を持参しているそうです。田中さんによると、低温多湿な北陸地方はコケにとって最適生息地だというではないの。幸か不幸か(?)たまたま北陸の田舎町に住んでいるアタクシはコケの観察に好都合というわけだ。そんなワケで雨続きでジメジメした季節、梅雨が来るのを今か今かと待ちかねていたのでした。とりあえず、アタクシの目的はコケの採取→育ててみるです。2ヶ月くらい前に植えたハーブの種からやっと、ミクロン単位くらい小さい双葉が7,8個出てきていたのが1ヶ月前くらい。何しろ1ミリにも満たないくらいの小さい双葉なものだから、水をやるたびにどこかに消えていって、毎回位置を変えながらも平均7,8個くらいの数をキープしていたのだが・・・(水のやり方が豪快すぎたのか?)つい水をやるのを忘れていたら、土がカラッカラに渇いてミクロン双葉は見る影もなく消えてしまった( ゜Д゜)あぁ、自分で育てたハーブでサラダを食べる夢がたった2ヶ月で消えたよというくらい、相変わらず植物を育てられないでいるアタクシですが、コケならば死なずに細々とムシムシと長生きしてくれそう。ハーブと違って初めから「食べる」つもりで栽培するのではなくてよ。『苔とあるく』に載っていた「苔を食べてみる(コケのてんぷら)」というのはもう少し段階を経てからにしたいと思いますΣ( ̄▽ ̄;)俄然気になっている観察用ルーペ顕微鏡も欲しくなったらどうしよう(´-ω-`)コケと向き合う田中さんの不思議な雰囲気は『風の谷のナウシカ』のナウシカに共通するものがあります。(ナウシカも何か腐海のコケみたいな植物を採取してはひっそりと育てていたよね) 巻頭見返し部分の詩「苔について」を改めて読み返すととてもいい詩です。詩に対して、基本的に無感動なアタクシですが、これほど心を動かされたのは初めてかもしれません。
2008/06/20
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東北地方の地震、びっくりしました。山ががっぽりなくなるって、どういうことっ!?自然の力は物凄いというか、人間じゃ太刀打ちできないものをまざまざと見せつけられた気がします。被災地の一日も早い復旧を願うばかりです。山形のお婆ちゃん家は無事でした。実家に電話をしても誰も出なかったので、父タカシの携帯にかけてみたら、東北の地震のことなど全く知らずに仕事をしてました。「そっち(群馬)も揺れたんじゃないの?」と聞いたのですが、全然気が付かなかったとのこと。←後で紅母に確認したら、群馬も揺れたらしい。孤立した集落などを見ると、お婆ちゃん家がますます心配になります。まさに山間の小さい集落だからな。裏山が崩れたらひとたまりもない感じ・・・Σ(゚□゚;)その日の夜、1年ぶりくらいに四国の友達から電話がかかってきて、「久しぶり~。地震大丈夫だった~?」とか言っている。う~ん(;´Д`) まだアタクシの現在地、福井と福島の区別がついていないようだ・・・(もしかしたら本州を一括りにしているのかもしれない)まあ仕方が無いわ。実のところアタクシも彼女が今、愛媛に住んでいるのか香川か徳島か、よく分かっていない。(高知じゃないことだけは確か)何度挑戦してもお互いメールアドレスを正確に伝えられないがために、モリゾー(仮名)との連絡手段は携帯での通話オンリーでした。かれこれ10年くらい(爆)連絡が途絶えて音信不通にならなかったのは、モリゾーが律儀に毎年正月に電話をしてくれていたからです。2人してアタクシのような不精モノだったらとっくに途切れていたかもしれないΣ( ̄▽ ̄;)ところがその地震の電話の時に「2人ともauの携帯を使っていた(昔はDocomoと懐かしのJフォンだった)」ということが判明し、無事にCメールで互いのメールアドレスを交換できたのでした。めでたしめでたし。週が開けて、はたと「そう言えば、あん時電話で父の日のことに何も触れていなかった」と気が付いて、コッソリ実家に電話をしてみました。タカシは意外とシューネン深いというか、妙なところですぐに人を妬むというか、とにかく自分が一番じゃないと嫌だという「末っ子」体質だからな。電話に出た紅母の話によると、父の日当日は妹のしずとその彼がプレゼントを持ってやってきて、いたくご満悦だったようだ。「じゃあ、よかったよ。地震のことしか頭になくて、父の日なんてことすっかり忘れてたからね。パパがガックリ来てるんじゃないかと思って、慌てて電話してみたんだけどさ。」パートの仕事が減っただとか、来週は友達の田植えの手伝いをするだとか、キンタロー(犬)の毛が夏毛に抜け変わってボソボソしているだとか、3,40分一方的に話を聞かされたところで、「ヌシが帰ってきたみたいだけど、(電話)代わろうか?」と言うので、「落ち込んでないんだったら別にいいよ。」というアタクシの言葉を無視して、タカシが出てきた( ゜Д゜)「しずからはバーバリーのシャツをもらったよ。あれはブランドものだから多分高いよ~。何万円もするんじゃん?」←要は値段か?「ふーん、よかったじゃん。それならもう何もいらないね。」「うん。今のところはね。別にいいよ、今度来るときで・・・」←欲深い。「今度」と言うのは、確実に来月のしずの結婚式だ。人生初の(?)モーニングを着る機会到来というので、花嫁以上に嬉しそうにしていました。父タカシの言葉「お中元にはビール。お歳暮にはハムを。」 ビールはともかく、自分の好物であるハムをもらって困る人はいないという思考回路らしいです。アタクシはハムの詰め合わせを一箱もらっても持て余すけどね。あくまでも自分中心、常に自分が主役の人生。幸せそうでいいね~
2008/06/19
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昨日、図書館に行ったらカウンターにコドモが座っていて、「ナンダ?こんな昼間っから。学校はどうした?」(←お前こそ仕事はどうした?)と思っていたら、いつもの司書さんが「今、中学生の職場体験実習をやっているんですよ。」と説明をしてくれました。でも、市立図書館の司書は確かボランティアで募集してたから、「就職」はできないんじゃないか?ボランティアってタダ働きってことでしょ?夢のないことをつっこむのは辞めておきました。そう言えば、最近行く先々にコドモ(中学生)がいるなぁ。先日ドラッグストアに行ったら、入り口のところで体育着姿の中学生にカゴを手渡され、「店長の息子か何かで、手伝わされてんのか?」と思いつつ店の中に入るとレジにも中学生が・・・切れかけていた柔軟剤(家に帰ったらなぜか同じものが2つもストックしてあって凹んだ)とハミガキ粉と、特価になっていたカップラーメンをカゴに放り込みました。カップラーメンは最近高いので、4つくらいは買いだめしとこうかね・・・と思っていたのに、「あのメガネのおばさん、料理もしないでラーメンばっかり食ってるよ。」と思われるとシャクなので、2つにしときましたΣ( ̄▽ ̄;)料理もロクにできないのは否めませんが、妙なところで見栄っ張りです。中学生から見たら、アタクシは立派な「メガネおばさん」だろうね・・・ジャスミンさんのところから勝手にいただいて参りました。久々のバトンです。■メガネバトン■ 01/あなた自身はメガネっ子ですか?裸眼ですか?ダテですか? 立派なメガネっ子です。今朝、メガネをかけたまま顔を洗おうとして、手がメガネに激突してから気が付きました。最近ボケが顕著に表れています。02/どんなメガネを装備してますか?これと・・・ コレに非常に似た色形のと。車に入れてある度入りのサングラスそろそろフレームが大きめの新しいメガネが欲しくなってきた。03/いつごろからメガネの虜?小学生の頃からメガネをかけています。当時はオシャレなヤツがなかったから授業中だけメガネでした。中学~20代半ばくらいまではコンタクトでしたが、年とともにコンタクトの手入れが面倒になったため、メガネに。下北に住んでいた時に安いメガネ屋を渡り歩き、それくらいの時期からすっかりメガネキャラが定着しました。04/どんなデザインが好きですか?ツリ目タイプのやつ。「ザマス眼鏡」みたいな形。タレ目タイプのフレームだと、丸顔なので限りなくタヌキっぽくなるから避けています(笑)05/ちなみに、視力は?(メガネっ子は裸眼視力を)0.06とか?0.1ないです。一番上の大きい「C」が見えません。子供のころから視力検査が苦痛でした。06/好きなメガネ○○を3人ずつ思いのたけをこめてどうぞ。 好きなメガネ人。・もたいまさこもう、まさにベスト・オブ・メガネ人・トミー・フェブラリー「メガネ女子」の先駆け的存在。実はダテらしいという噂だけど。可愛いからOK最近フェブラリー出てこないな(´-ω-`)・生瀬 勝久ドラマ『ごくせん』のリーゼント教頭役とか、『TRICK』のヅラ刑事役とか。三枚目な役柄が多いです。しかし、この人こそ「実は色気のあるメガネ男子」だと思っている。〈番外編〉二次元・漫画『ハチクロ』の山崎メガネ率の高い漫画『ハチクロ』の中で、真山でも野宮さんでもなく、山崎。男子校出身いじられキャラの山崎。漫画の中で一度もメガネを外すシーンがなかったのは彼だけのような気がします。 07/最後にメガネについて熱い思いをどうぞ。 巷では視力矯正のレーシック手術が流行っているようで、先日も地元の友人に「今月いっぱい使える割引券があるけど、どう?」と言われました。メガネキャラのアタクシがレーシック手術でメガネの要らない生活になったら、誰だか気付いてもらえない恐れがあるので、とりあえずお断りしておきました。(眼球をどうこうするというのが恐ろしいというのもある。)もはや「コンタクト装着=変装」(←素顔なのに)の域まで来ている「メガネキャラ」。アタクシの度が強すぎるからなのか、コンタクトレンズを入れた時と普段のメガネで見ている時と、モノの大きさが違って見えます。(コンタクトの時は思っていたよりも全てが大きく見える)コンタクトで見たときの雑誌の大きさにビックリしたり、普段こんなにデカい服着てるんだっけ?と不思議に思ったり( ゜Д゜)「メガネで生活しているアタクシは普通の人よりも少しだけ小さい世界を見ているんだろうか?」とたまに思います。兎にも角にもメガネ無しの生活は考えられません。まさに顔の一部であります。
2008/06/13
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本を買うと、よく間に挟まっている「読者カード(ハガキ)」ってしおり代わりに使うことが多いですが、気まぐれで記入して投函したら、出版社から「あなたのこの本に対する熱意(?みたいなもの)がよく伝わる文章だったので、弊社PR誌の読者コーナーに載せてもいいでしょうか?」という手紙(速達)が来ました。わりと好きな出版社だったので、思わずOKの返事を出しました。どうやら掲載したPR誌と図書カードをくれるそうです。やった♪小遣いかせぎ「読者カード」たまには出してみるものですね読者カードを出した本とは違いますけど、 『拍手のルール 秘伝クラシック鑑賞術』 茂木大輔この本、アタクシのようなクラシック鑑賞初心者にはオススメです。もぎぎことオーボエ奏者で指揮者の茂木大輔氏が超簡単に超分かりやすく、しかもウケを狙ってクラシックの鑑賞法を説明してくれています。この方、『のだめ』のクラシック音楽監修をなさっていたのですねぇ。(道理で文中にのだめのことが出てきたわけだわ)・国別拍手の違い(拍手の音程や速度、大きさなど)・フライング拍手要注意曲目リスト(シューベルト第8番、マーラー第9番、チャイコフスキー第6番「悲愴」など)←これは必見!と同時にどんな終わり方なのか確かめたくなった。どうやら演奏者にとって、フライング拍手やフライングばぼー(ブラボー)は一番厄介というか迷惑らしいです。というか、アタクシもどのタイミングで演奏が終わって拍手するもんなのかはっきり言って解ってませんから。(クラシックコンサートに限らず文楽鑑賞などでも)始終音が鳴っているロックコンサートなどは、好きなときに叫んだり(?)拍手したり、やりたい放題って感じはします。「古典モノの静寂→拍手」これは、かなり緊張感ありますよ。その辺のところを非常に分かりやすく解説してくれてます。拍手って、そんなに遅いタイミング(演奏終わって→指揮棒を下ろして→指揮者が台から降りて→お辞儀をして・・・さらにその後)でもOKなんだ~と目から鱗です。一番間違いないのは「予習」をしていくということのようです。「演奏される曲を事前にCDで聴いておく」に尽きるというか・・・そりゃそうですわね。しかし「第一印象を大事にしたいの!」と思わなくも無いですけど。確かにどんなCDでも何回か聴きこむことによって、だんだんその曲の良さが解ってくるというのはあります。アタクシの場合は気に入ったCD1枚を鬼のように聴きこむので数ヶ月経つと「飽きた」という状態になることがままあります。「第二章 演奏会の、気になるアレコレ」は、アタクシが日ごろ不思議に思っていたことが解決できて、本当に面白かったです。・なぜ司会者やトークがないのか←歌手のライブにはMCとかあるのに・なぜ楽しそうに弾かないの?→まさかそんな理由だったとは・・・( ゜Д゜)・ほかのお客さんは音楽がすごく解っているようだが?←どうしてアンコールの曲を聴いただけで曲目が解っているのさ?あと、「指揮者は威張っているのか?」という疑問も解決してくださってありがとうございます(笑)だって、のだめの千秋先輩、めちゃくちゃエラそうだったじゃないですか?カラヤンとかも・・・絶対君主制(×ロ×;)前に(超カッコイイ女性指揮者の)西本智実さんのドキュメントを見たときも、「すげ~!!!」と感動したけれど、本当に指揮者って大変なんですね。 ステキ~( *´艸`)子供の時、練習させられた「チェルニー」とか「ソナチネ」って作曲者の名前だったのね~知らなかった(汗)じゃあ、バイエルって何モノ?
2008/06/12
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みぞおちの辺りが痛いです。数日前から鈍い痛みが・・・で、W杯予選を見ていたら、余計に痛くなりました。ホームでオマーンには3点取れたのに、「なぜ引き分け?」というやるせなさもありますが、それでもあの酷暑の中だれもぶっ倒れることなく無事でよかったような・・・遠藤のコロコロPKは相変わらず見事でした。やっぱりPKであんなに気の抜けたボールが来るとは思わないよなぁ。さすがガチャピン。人を食ったようなシュート。夏の野菜、ゴーヤを見ると(本物の)ガチャピンを思い出すのはアタクシだけでしょうか?緑具合というかぶつぶつ加減というか。余談ですけど、DFの内田くんの顔は「羞恥心」の右側の青い人に似ているような気がします。 『豚キムチにジンクスはあるのか』 絲山秋子最近、本を読んで爆笑してばかりのアタクシです。最初の「力(ちから)パスタ」でヤラれました。力(=もち入り)というのは容易に想像つきましたが、まさか「あの」ソースでやるとは思わなかったよ~さすが絲山さん、ちょっと食べてみたいけど、見た目はかなりヤバいですよ。(「産廃」だとか「干潟の汚染」だとか・・・これ以上書くとネタバレしそうだ)オトコマエな作家、絲山氏の自炊レポートを綴ったエッセイ集。美味しそうな料理や手の込んだ料理はほとんど出てきません。料理がダメなアタクシでも作れそうなヤツもありましたが、チャレンジしたくないヤツもかなりあります。(真冬の冷やし中華、デパ地下チャーハンetc・・・)あっ!でも「素麺七変化」はやってみるつもりです。ウチにも「これでもか!」というほど大量の素麺があるからなぁ帯にも書いてあるとおり、アタクシの故郷群馬県在住の絲山さん。懐かしいスーパーやデパートの名前が出てくる出てくる。「フレッセイやベイシア(←スーパー)では、確かに野菜(トマトやきゅうり)は箱売りだったな~。白菜は2把まとめ売り・・・そうそう!」白菜1/4カットなんて、売っていたかどうか記憶にありません。「スズラン(←デパート)の肉は超高級品!牛肉と言えば上州牛だよねぇ。ウチは貧乏だから、スズランで肉買ったことはないけど。」それから、絲山さんの小説を読んでいても見事だな~と感心してしまう、的確な方言の使い方。蕎麦屋べぇ(ばかり)行って、ほうれん草のおしたし(←正しくはおひたし?)を食べる。だとか、群馬県人の解散の言葉「はあ、けえるんべぇ(もう帰るぞ)」も、うまいこと使ってらぃねぇ。アタクシ的には、群馬弁(上州弁)は江戸っ子言葉に似ていると思っています。多分、このエッセイを読んだら皆様も群馬に移住したくなるかもしれません。野菜好きな方は尚のこと。「野菜は冷蔵庫に入れたら負け」冷蔵庫に入れた時点で新鮮さが失われ、「東京味」がついてしまう。という名言も飛び出します。この自炊料理の連載中、鬱状態になり何も食べられなくなったり、トラバター(恋をしてぐるぐる歩き回る症状らしい)りつつも好きな人にもらった卵を大事に食べていたり、「食にまるわるエッセイ」というのを忘れて絲山氏を見守りたくなります。「好きな人の会社のHPをググっただけで、胸がどきどきして目をつぶってしまう」乙女心。分かる分かる・・・挿絵になっている絲山氏直筆の絵入り色紙、あいだみつをよりも味があります。あいだみつを色紙はよく飲み屋のトイレなんかに飾ってありますが、絲山画伯の色紙は、ぜひキッチンに飾っておきたい一枚です。
2008/06/09
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痺れました。中澤様。ボンバー様この調子でアウェイ戦も無失点、ボンバーヘッドゴールをお願いします。個人的にお気に入りの遠藤(ガチャピン似)も一人長袖のユニフォームで淡々といい仕事をしていました。中澤の色黒さと対極で、遠藤は(スポーツ選手にしては)色白な気がします。ユニフォームが長袖なのは日焼け対策ってことはないですね。←試合は夜だったし、雨降ってたし昨日の試合を見て、いい気分で眠りについたら、自分がオシム(前監督)になって試合を観戦している夢を見ました。なぜかゴールネット裏の席で、DFの動きばかりをチェックしているΣ( ̄▽ ̄;)オシム(=自分)の目から見ても、中澤の動きは光っていました。って、どんな夢だよ。夢の中で自分以外の人物になっていることはたまにありますが、だいたい日本人の女子(芸能人)であることが多いのに、外国人でオッサンになっていたのはオシムさんが初めてだと思います(爆)それにしても、梅雨入りして天気が悪いとはいえ、ワールドカップの予選なのに客席に空席が目立っていたのは寂しいです。う~、勿体無い。東京に住んでいたら絶対見に行ってたよ~仕事、早退してでも行ってたよ。昔はよく「自発的フレックス」(勝手に朝早く出勤して、定時前に帰ってしまう)などを駆使して、横浜あたりまでは観戦に行ってました。日本代表クラスの試合ともなると、何らかのツテがないとチケットなんて手に入らなかったのに、今や当日券も余裕で販売しているだなんて・・・アタクシの仮説では、サポーターの年齢構成は選手の年齢前後の人が多い。→30代、仕事が忙しすぎて残業などで7時に横浜にはたどりつけない。20代、あまり外出したがらないお家でまったり派が多い。それでなくてもサッカー観戦をする経済的余裕のある若者が減りつつある。→アタクシのようなミーハーな観客は減り、相当サッカー愛の強いサポーターだけが会場まで足を運ぶ。→観戦に来ているサポーターは昔よりも青いユニフォーム着用率が高い。という構図が見えてきます。意図的にテレビが青いユニフォーム密度の高い客席を映しているだけかもしれませんが、昔に比べると格段に着用率が上がっていると思います。アタクシも何度か「自分も青いユニフォームを着て、試合を観に行きたい」衝動に駆られたこともあったけれど、結局買わずじまいだったし。それでもさすがに日韓戦のときに(アタクシの好きな)赤系の服を着ていくのは避けました(笑)蒼きサムライを意識しているわけではありませんが、週末たまたま青い木綿のキモノを着ました。光の加減で渋い感じに写っているけど、実物はもっと明るめの青です。半襟を黄色系にしたら、さらにユニフォームぽい配色になったかも(笑)帯留めもサッカーボールとか、八咫烏にするとかちなみにこの半襟は手描友禅をやっている友人MACCOからもらった臙脂に金線で描いた幾何学薔薇模様。サッカーの後、キムタクが総理の月9ドラマを見ていたら、石黒賢が出ていて「石黒賢とキーパーの川口って同じ系統の顔だよなぁ・・・」と思いました。+アルファで選手の背番号&名前を入れてもらえるんだけどね(笑)人によって値段が違う・・・でもねぇ、「有名=高い」でもなくて、「字数多い=高い」でもなさそう。基準が知りたいです。
2008/06/03
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アタクシは何年も前からお買いものの際にはマイバッグを持参しています。今はいろいろとオシャレなマイバッグもありますが、アタクシが使っているのはどこかの保険会社からもらったデカいだけがとりえの(変なキャラクター入りで、かなりダサい)全くイケてないヤツです。なぜかというと、そいつはスーパーのカゴにすっぽりと納まるサイズになっており、レジで並んでいる時に前の人の空いたカゴにセッティングしておくと、自動的にレジを打ちながら店の人がキレイに整然とアタクシのダサ(いエコ)バッグに買った品物を入れてくれるからなのです。その度にアタクシは「さすがプロの人は入れるのが上手いなぁ~」と感激して、時に「スゴイですね~」とつい口に出してしまう。きっと普通の人にしてみれば、買った品物を袋に詰めるのは当たり前に出来て当然のことなのかもしれません。「ひょ~!お見事!」とアタクシが言ったところで、「何が?」みたいな顔をされることもあるので・・・あのビニールのレジ袋に食品などを詰めるのって結構難しくないですか?(アタクシだけですか?)自分でやると、箱モノの角で袋が破けたり、全部納まりきらなかったり三連ヨーグルトがタテになったりします(汗)で、前に友達と一緒にスーパーに買い物に行って、アタクシの法則でレジ袋に詰めていたら、「アンタ、入れるの遅いし、ヘタクソだね~」と呆れられました。友達のほうを見ると、キレイに直方体みたいな袋が出来上がっている。(結婚していないけど)主婦の鑑という感じがします。「あのねぇ。大きくて重いものから先に詰めていけばいいだけでしょ。そんな簡単なことなのに、どうしてこんなことになるのさ?」「えっ?冷たいものが下じゃないの?」「何?その法則。」「だからぁ、冷凍食品とか冷たいものが一番下で、次に要冷蔵のヤツ・・・で一番上が温かいやつ。何か間違ってる?」「それでジャガイモがそんな中途半端な位置に入ってるわけ?」アタクシの法則によれば、ジャガイモや玉ねぎはレジ袋の中間地点に位置することになります。ちなみにペットボトルなどは横に寝かして入れるものなのか立てて入れるものなのか、イマイチ判断がつきかねます。さらに卵のパックなどを買ってしまった日にはあの薄いレジ袋の中でペットボトルやら卵パックがナナメに交差して、妙なことになっています。また、アタクシの法則にしたがうと、レジ袋が2個以上出来上がった時に、(ペットボトルや野菜が入った)やたら重くて冷たい袋と(お菓子やお惣菜が入った)軽くてホカホカの袋という両極端な2種になります。「冷重組」の袋を持つと指が千切れそうになるほど重い。そしてアイスの箱の角か何かで今にも袋が破れそうな感じ。しかしながら、アタクシの法則には「合理性」もあります。家に帰って冷蔵庫や冷凍庫に収納するときに楽♪「軽ホカ組」の袋は、どうせすぐに食べたり、常温保存なのでそのまま放置できます。←そうやって部屋が散らかっていく(汗)そんなワケで、アタクシはマイ(ダサ)バッグを持参して今日もスーパーへ買出しにでかけます。 この手のタイプがカゴにスッポリ入って便利。でも、見た目がダサいのと、たくさん入るからと言って重い物を買いすぎると持ち手が肩に食い込んで痛いのが難点です。
2008/06/02
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この間、京都に行ったときにANNASUIのお店で、夏用の化粧下地を買ったのは良かったのだけど、肝心のファンデーションを買い忘れていたよ( ゜Д゜)家にまっさらのヤツが1つあったから、まぁいいか・・・と思っていたソレを開けてみたら「秋冬用」「春夏用」を買わないといけなかったのに。しかし、ファンデーションが「春夏用」「秋冬用」と分かれているのは化粧品会社が消費者に「一つでも多く消費させる」がための策略だと思って、企業戦略に踊らされない賢い消費者ヅラして「秋冬用」のファンデーションでごまかしています。秋冬用のファンデーションで塗り固められた「賢い消費者ヅラ」をさらしていますが、これから夏に突入するにあたって何か支障はありますでしょうか?夏の軽井沢をナメていた(゚◇゚;)1週間ほど前、妹しずの誕生日に電話をしてみたら、7月の結婚式のスケジュール的な話になり、前日は群馬の実家に泊まるとして、当日そのまま帰るのはしんどいので、軽井沢で一泊するつもりだと言ったところ、「え~っ!だったら早く予約したほうがいいよ!」と急かされました。アタクシの宿泊の手配はしてくれないのか・・・冷たいヤツだ。「ウチラとパパとママは前日に軽井沢のホテルを予約したんだけど、高いし予約ももういっぱいかもしれないよ。」「うっそ~。まだ2ヶ月も前なのに、ちょっと気が早すぎるんじゃない?」「その辺の民宿とかビジネスホテルだったらまだ空いてるかもしれないけどね。ウチラが泊まる旧軽井沢ホテルなんて、3万円台だよ。」「まぁ、夏のハイシーズンだったら一泊それくらいはとるかもね~。しかし高いね、一部屋3万ウン千円かぁ・・・」「一部屋じゃなくて、一人だよ!2人で7万円!」「高っ!それ高すぎじゃない?まぁ、一生の記念日くらいはそのくらい奮発してもバチは当たらないか。で、その高級ホテルに姉様は泊まらせてくれないワケ?」「えっ?何で?意味が分からない。」電話を切られた後、若干心配になって軽井沢付近の空室状況を検索してみたら、1軒のホテルしか空室が無かったよ~Σ(゚□゚;)しずの言っていたとおり、風呂トイレ共同の民宿だとか、アットホーム感漂いまくりのペンションならば比較的お手頃なお部屋が何軒か空いているみたいですけど。アタクシ、風呂トイレ共同の宿泊施設って抵抗があるのよね~。←ワガママ?中国に留学したときの学校選びの基準の最上位が「寮の個室にバス・トイレが付いている」でしたから。(それから寂しすぎる田舎はパスとか・・・)ギリギリ間に合って、夏場の軽井沢のそこそこ快適そうでそこそこ高い(旧軽井沢ホテルほどではない)ホテルを何とか確保いたしました。この調子だと、当日は道路も混雑するんじゃないか?と思って、紅母に「当日、車で現地に向かう予定の人たち(自分も含め)は間に合うのかね?道、混むかもよ。」と確認してみたけど、「そんなに混まないでしょ~。」と楽観的だ。「でも、すでに軽井沢のホテルがあれほど埋まってるってことは、かなりの観光客が押し寄せるってことじゃないの?」と食い下がってみると、「ふ~ん。それはみんなしずの結婚式の人で埋まってるんじゃない?」という返事が来た。どんだけの人数が押し寄せるのさ?しずの結婚式ごときに。夏の軽井沢の観光客=しずの結婚式の参加者という紅母の単純すぎる発想が恐ろしいです軽井沢といえば、昔遊びに行ったとき、現地の写真屋さんで「若かりし美智子さまと明仁さんがテニスをなさっているお写真」を土産に買ったのを思い出しました。しかも長らく部屋に飾っていましたΣ( ̄▽ ̄;)自分の部屋以外で皇族の写真が飾ってあるのを見たのは、山形のお婆ちゃん家くらいです。(紅家一族が右寄りということは断じてありません)よくよく考えてみれば、芸能人?有名人?のブロマイド的なものを自分で購入したのはあれが最初で最後だったと思います
2008/05/30
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富子からインドネシアの土産が届きました明らかに嫌がらせっぽい気がします。バリ島に行ったことはあるけど、この手のモノは見かけなかったのに・・・インドネシアのイメージがますます分からなくなりました。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その7(3日目)GWも終わって数週間も経つと、奈良で何をしていたかもういい加減忘れてきましたΣ( ̄▽ ̄;)小雨が降りしきる中、石舞台を目指して歩いている途中にも伝飛鳥板蓋宮跡なる遺跡に寄ったりしているうちに、お腹が空いてきたので適当な定食屋(?)に入ってお昼ご飯にしました。「適当な」と述べましたが、その店を逃したら本当に食いっぱぐれるような気がします。この辺り、延々と田んぼ&住宅地なのでね。土産物屋だとかカフェだとか、チャラチャラした観光地の雰囲気がない。ストイックに遺跡。しかもヌーディなお姿の遺跡。そうめんと柿の葉寿司がセットになっている定食メニュー(ボリューミーな上に、メニューは定食か弁当のみ)を食べ終わるころには雨が上がっていました。前日に明日香を訪れた藤紫さんの情報だと、石舞台の周りは黒山の人だかりでしたが、その翌日アタクシ達が行ったときには(人はいることはいるものの)意外とまばら。ボランティアガイドらしきおじちゃんが石の上にパンフレット状の紙やら布を広げて解説をしている。「石舞台って確か蘇我馬子のお墓だったっけ?」「死んでからかなり経っているのに、これだけ人を集めるとは・・・たいしたもんだねぇ、馬子。」「しかし、遺跡の上にあんなにざっくばらんにモノを広げて置いといても誰も文句言わないんだね。」石舞台古墳も酒船石同様ヌーディな上に、パンフレットやらを乗せられて「女体盛り」のような状態になっていました。裏側にまわるとさらに観光客の数は減りいい感じのシャッターポイントでした。せっかくなので古墳内部にも潜入。シャチ子に頼まれて、古墳内部で記念撮影をしたのですが、撮った写真を確認してみたら、ただの薄暗い壁の前に立っている女(しかもブレている)というしょうもない画が撮れていました(;´Д`) 雨もすっかり上がったことだし、ここからは自転車を借りて行こう!ということで、駅で乗り捨て可能のチャリをレンタルしました。自転車をこいでみて分かったのですが、このあたりは東高西低のような地形になっていて、駅のある西側に向かうのはほぼ下り坂。ほとんどペダルをこぐことなく楽々と橘寺に到着。橘寺はのんびりとした田舎のお寺という感じで、草花も適度に自然に配置されていて、何となく居心地が良かったです。雨上がりのせいか、殺気立った人ごみ(@昨日の長谷寺)がないせいか、黄色いぼたんも生き生きとしていました。有名な二面石(善悪の2つの顔が彫られている)も見て、本堂にもお参りしました。お線香が「ご自由にどうぞ」状態で置いてあったのが気前がいいです。そして、聖徳太子像などの前のお供えがアタクシ的にツボでした。「そうめんといちごジャムって、面白い組み合わせだね。」「和洋折衷だと思えば、斬新?」「このお寺の檀家さんか住職の好みなんだろうか?まさかジャムそうめんが聖徳太子の好物だったってことはないわね」アタクシが最高に気に入ったのは、収蔵庫に特別展示してあった「聖徳太子八幅絵伝」(伝土佐光信筆)です。生まれてから12歳くらいまでの聖徳太子の功績が描かれていて、ウォーリーを探せみたいで面白い。「ふぉ~!あんなところにもいた!」と感激しながら眺めていました。感想:「聖徳太子って子供の頃からとてつもない天才だったのね。」その後もひたすら道を下って「亀石」(←これも突如、無防備な状態で現れる。子供が登ろうとしていた)を発見し、天武・持統天皇陵に登り、高松塚古墳を確認してから、その勢いで猿石にも行きました。←いきなり大幅に端折ったね(爆)吉備姫王の墓で猿石の写真を撮っていたら、7,8人のおじさんやおばさんの集団がやってきて、しずしずと墓の前に陣取ると何らかの呪文みたいのものを唱え、いっせいに不思議な動きをし始めました。腕を回したり、身体をユラユラと揺らしたりしている様はまるで・・・・「メルシー体操!!!」@映画『めがね』★メルシーちゃん人形&フォトブック付!映画 めがね(3枚組:“メルシー体操”+“ 朝のたそがれ”完全収録!)シャチ子と2人で「メルシー体操、メルシー体操・・・」とヒソヒソ言いながら、(呪いの魔術集団だと怖いので)足早に去っていきました。駅まで黙々と自転車をこぎ、駅前のレンタサイクルのお店で自転車を返してから、再び朝に降り立った「橿原神宮前駅」の改札を抜けました。「アレ?今の駅員、紅さんのファンクラブの人(朝、ご丁寧にいろいろと説明をしてくれた人)じゃなかった?」「そうだったかね?小太り具合は似ているような気がする・・・っていうか、ファンクラブって何さ?」ここでつかまって長々と話しこむと帰りの電車を逃しかねないので、さっさとロッカーに預けてあった荷物を取り出し、京都行きの電車に乗り込みました。帰りの電車の中で、この旅行中に撮ったデジカメ写真を確認しながら、「アンタに撮ってもらった写真、どれもこれもイマイチなんですけど~」とシャチ子に文句を言われ続けました( ゜Д゜)確かに、大仏や藤の花の前で写したヤツはどこから見ても合成写真にしか見えないし、食事と一緒に撮ったヤツはシャチ子のアタマが切れているし、どうしようもない写真ばかりでした(汗)すまん、シャチ子アタクシが自分のデジカメで撮った写真はちゃんと撮れていたから、良かったです(〃`ー´)【終わり】
2008/05/27
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サッカーのオリンピック代表ユニフォームから八咫烏が消えるってホントですか?何となく寂しい(´-ω-`)せっかくバッグに御守り付けてるのに。この間、地元のパン屋さんに行ったら、店のおじさん(←けっこうおしゃべり好き)がこの御守りを見て、「おっ!八咫烏ですね。熊野に行ってきたんですか?」と聞かれ、「これは奈良の橿原神宮で買いました。サッカーの御守りです。」「橿原神宮も大きくて立派な神社ですね。和歌山の熊野本宮大社も八咫烏をお祭りしている神社なんですよ。確か、あの辺りには本宮大社も合わせて3つくらい有名な神社があってね、いい所です。」「へぇ・・・和歌山に八咫烏の元締めみたいな神社があるんですね・・・」大変!ワールドカップまでに行かなくちゃ!(応援の方向性を間違っていないか?)それにしても現役の代表選手を川口と楢崎しか知らないシャチ子が今度、代表戦を観戦しに行くという。う~『猫に小判』そのチケット、アタクシによこせ~「頼むから、中澤の名前だけは覚えてから応援しに行っておくれ・・・」とアタクシの思いを託しました。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その6(3日目)「朝は旅館の前のミスドでもいいよ。」とシャチ子は言っていたのですが、「朝っぱらからそんな油っこいモノはムリ。駅のスタバにしようよ~」と、もうスタバは飽きたからイヤだという都会人シャチ子の意見を無視して、ガラガラのスタバで朝食をとりました。なぜ人が少ないかというと、奈良は都会じゃないからという理由も考えられますが、多分「朝早すぎるから」なんだと思います。二日連続で頑張って早起きしてます。(シャチ子は頑張らなくても早起きだ)早朝の橿原神宮前駅に着くと、親切で小太りな(←余計)駅員さんが「橿原神宮に行くならこっちの改札から出たほうがいいですよ・・・自転車をレンタルされるなら・・・」といろいろと説明してくれました。駅から15分ほど歩いたところに橿原神宮の鳥居が現れ、参道では朝早くから「陶器市」が開かれていました。これから今日一日歩いたり、自転車をこいだりしなくてはならないのに、ここで陶器などを買い込むわけにもいかないので軽くスルー。境内はまだ人もまばらで玉砂利がきれいに掃き清められていました。足跡をつけるのが勿体無いくらい。「ここの神社のしるしはブルーなんだね。カッコイイ・・・」などと言いながら参拝していると、はるか彼方前方に着物レディー達が神主さんに続いてしずしずと歩いている。「またしてもお茶会レディースかっ!」「この時期の神社やらお寺っていうのは、お茶会ばっかりやってるんだね。」「それにしてもこんな朝早くから着物を着てやってくるとはご苦労なことだわ・・・」(後で調べてみると)橿原神宮には神武天皇が祭られていて、神武天皇を導いた八咫烏がシンボルとなっているから「八咫烏の御守り」も売っているということだったらしい。まぁ、とりあえず八咫烏のサッカー御守りもゲットしたことだし、朝の清々しい空気を吸って橿原神宮を後にしました。駅に引き換えす道すがら、何人もの着物レディーを見かけました。お茶を嗜んでいる人って日本全国にけっこういるものなのね。でもアタクシの目を引く着こなしをしている人がいなかったのは、お茶会の着物=準正装だからなのでしょうか?(アタクシの好きなやりたい放題の組み合わせはできない)昨日は真夏日なみの晴天でしたが、今日はいまにも降り出しそうな曇り空だったので自転車を借りるのはちょっと保留にして、とりあえず「飛鳥寺」まではバスで行くことにしました。さっきの駅員さんがバス乗り場は反対側のようなことを言っていたから、また改札を通過して(こういう時、乗り降り自由のフリー切符だと便利だわね)、駅構内に入ろうとしたら、「バスですか?乗り場は線路を渡って反対側の改札を出て・・・・」とまたも詳しく教えてくれました。おまけにバスの時刻表もくれました。「紅さん、ずいぶんあの駅員さんに気に入られてるねぇ~」とシャチ子がにやにやしている。「えっ!?気に入られたかどうかは分からないけど、妙に話しかけたそうにしてるんだよね~。おかげでバスの時刻表(明日香村の地図付き)ももらえたことだし話は長いけど結果的によかったじゃないか。」明日香村を走るバスも奈良交通(鹿のマークが目印)なので、乗り降り自由のバス周遊券が使えました。う~ん便利だわ。本当にここをバスが通るのだろうか?と信じられないくらい細い道を通り抜けて飛鳥寺に着いた頃には小雨が降り始めました。飛鳥寺の大仏は日本最古の大仏で、火災に見舞われたり野ざらしになったりしながらも1400年間この場所にいるんだそうだ。(この時期お坊さんが特別に説明をしてくれていました)日本史で聞いたことのある鳥仏師(鞍作止利)が作ったと言われる国の重要文化財。・・・にしては、さっきから気になっているんだけど距離感が近すぎ。手を伸ばしたら多分さわれるよ、コレ。東大寺の大仏よりも若干スリムで、(野ざらしなどの)苦労を経ているせいかアタクシ的にはありがたみが倍増しているように思われます。これなら『聖☆おにいさん』のブッダも納得してくれそう。 「どうして人が一番太っていた時期を仏像で再現するかな~」とボヤいていたので。開眼1400年記念ということで、スピリチュアルなデザインのお札(?)が拝観者にプレゼントされました。微妙にラッキートランス系音楽のフライヤーを思い出させるある意味斬新なデザイン(笑)実家の近所のような懐かしい(草と堆肥のような)匂いのする畦道を史跡の案内板にそってのろのろと散策しました。「えらいのどかだねぇ~。この辺りが大昔は都だったなんて考えられないね。都として栄えた後、どうしちゃったんだろね~」「ウチの実家のあたりと同じ匂いがするよ。っていうか、今の職場から車で2,3分も行けば同じような風景が広がってるし。トトロが住んでいそう。」明日香村のアチコチに「ナントカ石」という奇怪なカタチをした巨石が転がっているみたいなので、石舞台(←いちおう本日のメイン)に向かって歩きながら、立ち寄ってみました。亀形石造物。ボランティアガイドのおじさんの説明によると、前の桶に溜まった水の上澄みの部分が亀形の桶に流れる仕組みになっていて、当時の皇族が祭祀の際にみそぎをした場所ではないかと考えられているらしい。アタクシには前の部分が「和式トイレ」に見えて仕方が無いんですけど。トイレにしては巨大すぎる(汗)亀形石造物の後ろには人工の丘が築かれ、その丘の上には「酒船石」があります。昨日の山登りの筋肉痛がピークに達していた為、よろよろしながら竹林の山道を抜けるとそこにありました。「酒船石ってコレだよね。いきなり出てきたけど。九州のいきなり団子よりもいきなりだよ。」←前日、「いきなり団子」はいきなり芋がはいっていて美味いという話をしていた。「一応書いてあるよ、酒船石って。遺跡にしちゃヌーディーすぎるよね。」←モロ出しというニュアンス。「レプリカとかじゃなくって、本物でしょ?こんなに無防備に放置しておいていいのかね?」「触り放題っていうか、座れるよコレ。遺跡なのに・・・」奈良という土地柄なのか、遺跡に対して非常におおらかなようです。
2008/05/23
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昨日ドラマ『おせん』にもたいさんが大工役として出演するというので、初めてこのドラマを見てみました。高級料亭の女主人おせんを蒼井優ちゃんが演じていました。着物が可愛らしかったです。これまで様々なドラマに出てきたの料亭の女将のイメージを覆す着物がいいです☆(ドラマのHPで着こなしを再確認できる。)でもお料理の説明をする接客のシーンは髪の毛をキチンとまとめておいたほうがいいと思うわ。口煩いババアみたいでおこがましい様だけど、飲食業(しかも高級料亭という設定)では清潔感が肝心なのだし・・・和服で長い髪の毛をおろしてしまうと、どうしてもだらっとした印象に見えてしまう。しかし、このドラマの時代背景がよく分かりませんでした。そして板さんの三人の男子の区別がつかない大工のもたいさん、カッコよかったです。棟梁として天井裏に上がって家の点検をしているシーンでは「あんな高いところに登って、大丈夫かしら?」とちょっとヒヤヒヤしました(笑)「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その5(2日目夜)奈良の夜は早い同じく古都の観光地、京都と同じ感覚で行動していると、閉店時間のギャップに驚かされるのだけど、地方の商店街といえば夜の7時ともなれば「そろそろ閉店時間・・・」なんていうのは常識的な範疇でしたわ。しかも奈良町のあたりは昔ながらの住宅地の中にぽつりぽつりと店が点在しているような感じなので、街灯も少なくて日が暮れると本当に真っ暗でした。そんな住宅なのか店舗なのか、見分けのつきにくい状況下においてぽっつりと現れたお店が「ならまち紅屋」さんです。(ホームページはコチラ)女性の店主さんが暖簾を下ろしているところだったので、周りのお店に同じくそろそろ店を閉めようとしていたところだったのかもしれません。それなのに「どうぞどうぞ。見ていってください。」と快く迎え入れてくれました。お店の中には古布で作った鹿のぬいぐるみや文化人形をはじめ、帯留めや草履やかんざしなどの着物まわりの商品もありました。店主さんのお話によると、雑貨類はすべて作家さんたち手作りの一点ものばかりだとか。一点モノに弱いアタクシはそれぞれの商品を丹念に品定めをしていたのですが、おしゃべり好きらしい店主のお姉さんは『鹿男あをによし』で店の前に撮影隊が来た話をし始めまして・・・「えっ!玉ちゃんに会ったのですかっ!?」「ホラ。写真、ここに写っているのがウチの店。待ち時間の間、玉木さんもウチの店で待機しててな。礼儀正しくて感じのいい人やったわ。」「玉ちゃんが感じ悪かったというウワサを聞いたことはありませんからね~。ホントにいい人なんでしょうね。」「自分でもアクセサリーなんか、手作りしたりするみたいで、ウチの商品にも興味を持ってくれて何点か買ってくれはって。その帯留めも見てな『着物は着ないからなぁ・・・』って残念そうにしとった・・・」アタクシもそうだけど、あのドラマの影響で奈良町にも観光客が増えて、店の看板犬(玉ちゃんも犬好きで抱っこをしていったらしい)をぜひ抱っこさせて欲しいという「犬を経由した間接ハグ」を希望する女子が後を絶たなかったという。看板犬も若い女の子が好きなので、最近いろんな女の子に抱っこされてウハウハなんだとか。撮影の前日に奈良にしては珍しく雪が降って、ドラマのシーンの関係上あってはならない雪だったらしくスタッフ数十人が総動員で道や屋根の雪を除けた上に、クレーンなども導入したかなり大掛かりな撮影になり、「さすが天下のフジテレビは違うわ~。地元の奈良テレビなんか2,3人でやってきてちょこちょこっと撮って終わりなのに・・・」とお姉さんは関心していたそうな。「通行人に対しても命令口調というか、こっちが謝りたくなるような勢いで指示を出してくんのよ。いや、威張ってるとかそういう感じじゃなくて。毅然としてるっていうんかな~。スタッフの動きもこっちじゃ考えられないほどキビキビしてて。屋根の雪押さえ係りなんてのもいたっけ・・・」「その30人くらいのスタッフの団体ってのは現地調達じゃなくてわざわざ東京からやってきてたってことですかね?」「そうみたいやった。その大人数の交通費や宿泊費をかけて製作してるってことは、大手民放のドラマは相当お金をかけて作ってるってことなんだ~って実感したわ。」「それでな。ウチの店の前が写るっていうんで、楽しみにドラマ見とってん・・・写ったの、2秒!」「に、二秒っ!」 たった二秒の画を撮る為にそこまでやるのかドラマの撮影エピソードなどを話しこんでいるとひょろりと1匹の白い犬が入ってきました。「あれ~お父さん。今日、お母さんは?」とお姉さんが話しかけていると、後から飼い主の女性がやってきました。携帯電話会社のCMで一躍有名になった「お父さん」と白い犬つながりということで、そのワンコも最近この近所では「お父さん」と呼ばれて大人気らしい。「お父さんの散歩コースになっててな、一日1回はウチの店の中をパトロールして行くの。たまにお母さん(飼い主)同伴じゃなくて、一人でも来るよ。ウチのワンコとお友達やから。」お父さんのお家はすぐ近くでカフェをやっていて、猫がたくさんいてインテリアの素敵なお店だという。「え~!猫っ。行ってみたい・・・」とシャチ子も興味を示したものの、「お母さん(飼い主でありカフェのオーナー)がこの時間に犬の散歩してるってことはもう店は閉まってるよ。あはは・・」とお姉さんは笑ってました。この辺りのお店の人たちはおっとりしていて、商売っ気がないというか、あまりあくせく働こうとしていないらしい。店を閉める時間も早いし、「雨が降ってるから・・・」という理由で臨時休業したりする。←カメハメハ大王みたいで羨ましい。おまけにあまり深く干渉してこない人が多いから、お姉さん曰く実に居心地がいいんだとか。「羨ましいですね~。街並みも素敵だし、こんなところでお店ができたらサイコーですね。」「こんな感じやから全然儲からないけどな。みんな、何とか生活していければいいか・・・くらいに商売しとるみたい。」シャチ子曰く、「あのおしゃべり好きな店長さんも、純粋に誰かと話がしたかっただけって感じがした。別に何も買ってくれなくてもいいみたいだった。」のですが、アタクシはどうしても紫陽花の帯留めが気に入ってしまったので、つい買ってしまいました。奈良一刀彫の作家さんの作品らしいです。ブローチや帯留めで紫陽花というモチーフ自体あまり見かけないし、あったとしても微妙に色が好みと違っていたりすることが多いけれど、これはかなり気に入りました。青味の強い紫色が好み久しぶりに着物を着てみました。
2008/05/21
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週末、車ではなく自転車で港の公園まで出かけました。クラフトアート展という手作りの雑貨や陶器、ガラス細工などを手作りして売る人々が全国津々浦々からやってくるという出店祭りみたいなものが開催されていました。なぜ自転車で出かけたかというと、天気が非常に良かったというのもあるけど、山登りをご一緒した(実質的には個別行動となったが)シャチ子に日ごろの運動不足を改めて懇々と説教されたからであります。「アンタは身体の中に悪いものを溜め込みすぎている。あの汗の量は尋常じゃなかった・・・っていうか、普段汗をかかなさすぎ。あの時、今まで溜め込んでいた30年分くらいの悪いものが出たんじゃない?」「言われてみれば、生まれて初めてくらいかもしれないな。あんな大量の汗は。アタシは真夏でも滅多に汗をかかない(女優体質なのだ)し。そのかわり頭とデコからは意外と汗をかくよ。」←ちょっと得意気。「ホントに運動しなさいよ!」「運動しなくても平気な身体にできているから何の問題もないのにぃ~。」(テレビに猫が出ているのを見て)「あ~可愛いねぇ・・・猫飼いたい。うちのアパートペット禁止だからムリだけど。」「アンタの行動パターンを見ていると、ウチの猫と一緒だよ。居心地のいい場所から一歩たりとも動こうとしない。」「あいつか・・・」(シャチ子の猫は丸々とした人懐こいヤツだ。泊まりに行くと布団の上にずっしりと乗ってきたり、おでこを舐められたりする。)「ウチのラブリーをあいつ呼ばわりするな~。アンタは猫飼うのは辞めたほうがいいと思うよ。猫と一緒にますます家から出なくなるでしょ。」というわけで、車はやめて片道30分くらいの距離を自転車で出かけました歩いたり走ったりするとすぐにくたばるけれど、実はアタクシは自転車をこぐのは得意なのだ。中学から大学までチャリ通学だったし。自転車だったら、どこまでも走って行けそうな気がする(@竹本くん『ハチクロ』)前置きが長くなりましたが、そのアートクラフト展での収穫ブツ。またまた「デカい花」銘仙の古布で作ってあります。赤×黒×白の配色を見ると、手に取らずにはいられない。かなり好きな組み合わせ紫と迷って、店の前に立ち尽くしていたら、次から次へとお客さんがやってきてはデカいコサージュが売れていきました。「コレ、素敵やわ~。ちょっとしたときにエエやろ~」と言って買って行ったおばさん、本当に使う機会があるのかどうかナゾでした。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その4(2日目午後)最初のうちは究極の空腹のおかげで勢いよく食べていたそうめんでしたが、(同じ味のものを延々と食べていることに飽きたのか)後半になって減速しついに箸が止まったのを見たシャチ子に「もう食べないのっ!?全然減ってないじゃん!相変わらず少食だねぇ。」と呆れられ、「そんなことないよ!頑張って七割方は食べたけど、もともとコレかなりボリュームがあったじゃん。シャチ子、まだ食べられるようだったらお願い・・・」ということで、残りを託しました。まったく最初と変わらないペースですべての麺をシャチ子が完食すると、店の入り口には長蛇の列ができていました。待っている人もいることだし、早く席を立とうかね・・・と店を後にした丁度その時、駅行きのバスがやってきました。「う~ん。つくづくツイてるね。ウチラ。」「シャチ子の追い上げがあったから、間に合ったんだよ。感謝感謝・・・」バスの座席を確保し、しばしの休憩。奈良に来て、ポスターやらガイドブックを見てから気がついたのですが、ちょうどこの時期は長谷寺のぼたんが満開でそれは素晴らしい景色らしい。花好き乙女のシャチ子は俄然「ぼたん祭り~」と盛り上がっていました。アタクシも長谷寺の十一面観音を見てみたい。両者の意見が一致し、次なる目的地は長谷寺に決まり。その名もズバリ「長谷寺」駅に着くと、寺の場所を地図で調べるまでもなく道行く人の行列ができていました。「駅名が長谷寺っていうくらいだから、すぐそこなのかもね。」なんて言いながら、人の群に続いて階段やら坂道をどんどん下っていく。「う~下りでよかったよ。今の体力とか足の状態で上るのはカンベンだわね。」とさすがのシャチ子も音をあげている。住宅地を抜け、信号を渡って、長々と続く門前町をフラフラになって行けども行けどもぼたんの気配もない。無言で歩き続けること30分あまり、ようやく長谷寺の門が姿を現したのでした。「遠い、遠すぎる・・・」「しかも人、多すぎっ!」両脇がぼたんの花園になっている回廊(延々と上り坂)には人があふれかえり、脚立を立てて花の写真を撮るおじさんやら、アタクシ以上におぼつかない足取りで歩くお年寄でごった返しています。しかも、かなりの真夏日。放送で「一箇所に立ち止まらないでください。」だとか「スリに気をつけてください。」などと注意を呼びかけている。お寺でスリをはたらこうなどという、フトドキモノもいるとは・・・そんなヤツは地獄に落ちてしまえ頂上(本堂)にたどり着くと、山の高台になっており、ふもとの田舎の風景や青々とした山、青い空が広がり、まるで「日本昔話」のようでした。十一面観音は想像以上にデカくて迫力満点でしたが、あまりの人の多さ&誰かがアタクシのリュックを押しているような気がして(スリが出たかっ!?)、落ち着いて拝見できなかったのが悔やまれます。ぼたんの花に群がる様々な人の邪念を吸収して、心なしか長谷寺のぼたんはしおれ気味でした。無事に人ごみから脱出し「もう一歩も歩けない。あの人ごみの中を帰るのはムリ。」ということで、タクシーで駅まで帰ることにしました。あまりの人出で車の進入規制をしていたガードマンのおじさんが「駅とお寺を3,4台のタクシーが往復運転してるから、そのうち来ると思うよ。今のところあなたたちが一番先だ。」と言うので、お寺の門の前で待っていたのですが、10分以上待っているのになかなか来ない。「遅いね~。来たら教えてあげるから日陰の方で待ってたら?」と言って、念のためタクシー会社にも電話してくれました。う~ん、彼らの仕事は車の進入を阻止するだけでいいのに、なんて親切な人なんだ・・・一番年配らしきガードマンのおじちゃんが「コイツ、親切だろ~。今独身で彼女募集中。」などと言っていましたが、暑さ&疲労感でそんな話の相手をしている余裕は皆無でしたしばし日陰に入って、時間を確認するために携帯を見たら、ナント藤紫さんから「今、奈良に来ています。」とのメールが入っていました。添付されていた「石舞台」のまわりを人がびっしり取り巻いている画像付き(笑)この日の奈良は人が異様に溢れていたみたいです。涼しいタクシーに次に待っていたご夫婦と4人であいのりして(お金もワリカンで得して)、あの坂道を自力で上ることなく駅にたどり着いて、ちょっと生き返りました。というか、それまでの記憶が曖昧でした。長谷寺で半分あの世に逝ってたかもしれません当初の計画では次に飛鳥方面に向かうはずでしたが、藤紫さん情報(石舞台の人だかり&レンタル自転車がすべて出払っている)により恐れをなして、とりあえず旅館に戻ることにいたしました。朝の登山で大量にかいた汗も流したかったし近鉄奈良駅からすぐの旅館近辺も、昨日とは比べものにならないほど大勢の観光客で埋め尽くされていました。よろよろと歩きながらマックのパフェを食べていたお年寄グループを見て、アタクシはいたたまれない気分になりましたが、当の本人たちは楽しそうだったので、まぁアタクシが気にしすぎなんだと思います。中高生くらいの若者ならばマックのパフェを歩き食いしていても「お金はないけど、元気があるからOKなのね。」と大目に見られるのですが、大人の歩き食いには何となく抵抗感があります。ある程度日が落ちて、涼しくなってから今度は「奈良町」のあたりを散策してみました。そこで素敵なお店&おしゃべり好きな店長のお姉さんに遭遇。続く・・・
2008/05/19
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昨日シャチ子とテレビを見ていたら山本モナが出ていて、「山本モナって実はウチラよりも年下って知ってた?」と言うと、シャチ子はいたく驚いて「ウソ!あの落ち着きは何!?っていうか、アンタもそろそろ落ち着きなよ!」と逆に注意されました。「でもハーフとかガイジンって年取ると急激に顔に出るからね・・・」「確かにね。あたしゃ純日本人だし平面顔だからまだ落ち着かなくてもいいってことじゃん。」「いや、そういう問題じゃなくてホントに落ち着きなさすぎるから。」山本モナさんの酸いも甘いも知り尽くした大人の女の貫禄というのはどこから出てくるものなんでしょうか?大神神社で三輪山登山をする時につけていた襷に鈴が付いていたことに関して。「やはり山登りにはつきものの、熊避けの鈴じゃないだろうか?」という仮説を唱えると、「あの山に熊なんか出るかね?遭難防止とか、熊じゃなくて野犬避けじゃないの?」とシャチ子は言う。確かに山中に何箇所か「野犬注意」を呼びかける看板が出ていました。しかも多分野犬のモノと思われるフンを踏んづけそうになったし・・・「そもそも野犬とノラ犬の違いって何?」という素朴な疑問が生じたのでシャチ子に聞いてみると。「なんか野犬のほうが野性味があるよね。ストイックというか。」そこで野犬とノラ犬の違いについてあれこれと考えてみました。・野犬はキリッとしているが、ノラ犬はちょっと疲れている。・野犬は一匹狼的だが、ノラ犬は飼い犬になってもいいと思っている。というか、あわよくば飼い犬になって楽な生活がしたい。・野犬は『もののけ姫』に出てきそう。・アニメ化すると野犬の声は美輪明宏かもしれないが、ノラ犬の声は温水さんがハマる。・野犬を見かけるのは森や林などの自然の中だが、ノラ犬は住宅地や学校周辺にいる。・ノラ犬はいつもお腹を空かせている。・野犬は人間を見ると姿を消すが、ノラ犬は近づいてくることもある。・ノラ犬は人間の子供を見ると追い回したくなる。・野犬は猿よりも強い。ノラ犬は多分猿に勝てない。・ノラ犬は飼い犬とケンカをしたりするが、野犬はそもそも飼い犬との接点のない場所がテリトリー。・野犬と狼の区別はつきにくい。以上、アタクシの想像と偏見による「野犬とノラ犬の違い」です。登山中は幸い野犬に遭遇することはありませんでした。ところで天然記念物のイリオモテヤマネコとノラ猫の見分け方も「野犬とノラ犬の見分け方」と同じような感じでいいのでしょうか?イリオモテヤマネコ郵便切手&レターセット
2008/05/15
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見ました。月9。相変わらずキムタクって「低温熱血」キャラ。お母さん役の富司純子が良かった。前に『犬神家』を観に行ったときも「母親役の富司純子が良かった」と言っていたような記憶が。アタクシ、母親役の富司純子が相当お気に入りのようだ。富司純子が理想の母親像ってわけでもないけど。母の日なる行事があったようなので、実家に電話をしてみました。一番の親孝行娘しず(三女)から、プレゼントの希望を聞かれたけど、結婚式前で物入りな時期だから気持ちだけ受け取っておくと返事したらしいウチの母上。「で、そっちからは今のところ何も届いてないけど、何の用?」「・・・そのうち分厚い現金書留が届くはずだから、家から一歩も出ないでキンタローと待ってたほうがいいよ。」なんか、毎年同じやりとりをしている気がするよ。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その3(2日目)念願の山登りだということでやたら張り切っているスピリチュアリスト(そんな言葉があるかどうかはナゾ)シャチ子は朝の5時くらいからバタバタしている。「・・・おはよう。もう起きたの?アタシはいつも6時50分にメルシー体操の音楽で起きることになってるから、それまで放っておいて・・・」「えっ!それじゃ遅いよ!アタシもうお腹空いちゃったから昨日買っておいたパンを先に食べてるよ。」「よくこんな朝早くからモノが食べられるねぇ。っていうか、起きるの早すぎ。」「何か最近やけに早く目が覚めちゃって、遅くまで寝てられないんだよね~」「そりゃもう老化現象が始まってるってことだよ・・・」「ぐずぐず言ってないでいさぎよく起きたら?アタシもうパン食べ終わっちゃったよ。」←早っ!案の定、起床時刻が早すぎて食欲が湧かず、それでも何かしら食べておかないと山でくたばってしまうのではと思い、アタクシは小さなパンを1つ飲み込んでから出かけました。出発時間、朝7時半前。電車を乗り継ぎ、バスに乗り、一の鳥居をくぐって、恐ろしいほどに清々しい朝日を浴びながら大神神社(おおみわじんじゃ)にお参りをして、例の三輪山登山の出発点となる狭井神社で入山登拝の手続きをしたのが開始時刻の9時ちょうど。「シャチ子、アンタ山の朝は早いから6時に旅館を出てもいいくらいだとか言ってたよね?ホラ。入山は9時からじゃないか。危うく早く着きすぎて待ちぼうけ食わされるとこだったよ」「ちょうど開始時間に到着するなんて、ウチラすごくツイてるよ♪ねっ!」宮司さんから鈴付きの襷みたいなものを受け取り肩にかけて、登山(正しくは入山登拝)の説明を聞く。大人の足で上り下りをすると約2時間の登山コース。山中にトイレはありません。途中、湧き水(?)が出ているところと、石が祭られてある場所がある。頂上にはお社があって、奥の方にはやはり大きな石が祭られてあり、そこが終点なので引き返してきてください。ご神体である山の写真を撮ったり、動植物を採取してはいけません。それから山の中での飲食は禁止です。歩き出して10分ほどで早くも息が上がってきたアタクシ。ほうほうの体で水のみ場に到着すると先に到着していたシャチ子は美味そうに水を飲んでいました。高校の時は陸上部で大学でもスポーツサークルに入っていたシャチ子の体力と、日ごろからナマケモノ程度の運動量を保っているアタクシとの体力差は歴然だ。自然と個別移動ということになりシャチ子の姿ははるか彼方へ消えていきました。途中、何組かのご夫婦に追い越されたりしながらも、息も絶え絶えに這い上がる。山登りを軽視しすぎていたよ~ただ歩くという動作が勾配があるというだけでこんなにも重労働になるとは。足というよりも心肺機能が心配になってきた(;´Д`) 下の神社で「なんとか無事に帰ってこれますように」と祈ったからには頂上まで行って、帰ってこれる・・・だろうね?神(=山)の壮大さというかエラさ(←いろんな意味で)を実感しながら上を目指しました。途中、何度も「もう引き返そう・・・」と思ったのですが、そんな時に限って早くも下山してくる人(おじさんやおばさん)がにこやかに「お早うございます」や「ようこそご登拝なさいました~」などと挨拶をしてくるので、いよいよ引き返すタイミングを失います。どんな真夏でもかいたことのないような滝汗を背中にかきながら、ようやく視界が開けたところに小さなお社がありました。その横のベンチには晴々とした顔のシャチ子が。「思ったより早かったじゃん。っていうか、ここまで紅さんが登ってこれるとは思わなかったよ。よく頑張ったね~」などと、お褒めに預かりました。「登ってからどれくらい経った?」と時間を確認すると、約1時間20分かかっていました。大人の足で片道1時間という目安と同時に、運動不足なオンナの足で片道1時間半という目安も明記しておいてほしいものだわ。「シャチ子、この背中の汗の量を見てよ。」「いつも怠惰で、汗をかいているところを見たことがないアンタからは想像できないほどすごい汗だよ!体育会系の男子なみ!」「下で飲食禁止って言われたけど、これは水分くらい摂取しないと死ぬよ。あたしゃ持参してきたお茶を飲むよ。」とシャチ子に宣言し、一応神様(山)に「すみませんが命のお茶をいただきます」と挨拶してからごくごくとお茶を飲み干したのでした。(すぐに汗になって流れ出たけどね)下山は登りよりも呼吸が楽ではありましたが、足のほうがかなり限界に達していたので総合的には登りと同じくらい辛かったです。立っているだけで生まれたての子牛(もしくは狂牛病の牛)のように膝がガクガクします。しかし、時間が経つにつれてこれから山頂を目指して上ってくる人が多くなり、虚弱なくせにカッコつけなアタクシは余裕をかまして(本当はいっぱいいっぱいなのに)道を譲っては「おはようございます(頂上までの道のりはまだまだ長いですのに、お疲れ様ですわね)」などと挨拶をした直後、枯れ葉で足を滑らせて見事にコケました。左手から流血しながらやや慎重に山を下り、既に登山口に着いていたシャチ子と無事合流を果たしたのでした。「せっかくだからこの格好(襷がけ)で写真撮っておこうよ」ということで、写した一枚。ついカメラを前にすると、登山の過酷さなど微塵も感じさせない笑顔になってしまう己のアイドル魂が悔やまれる。「あんなに険しい山道なのに、写真撮影禁止だなんて、いかに辛かったかを証明するすべがないじゃないのさ。」「それはキミの素晴らしい言語能力で説明するしかないんだよ。」「下りではコケるし、途中で究極にお腹が空いて倒れそうになるし・・・ホント死ぬかと思ったよ。これ、神の山じゃなかったら死んでたかもしれないよアタシ。」「まだ11時だけどお昼にしようよ。そうめんそうめん・・・」ということで、鳥居のすぐたもとにあるそうめん屋さんに直行いたしました。奈良帰りの電車の中で撮影した左手。(1日経過後)痛々しさがあまり伝わってこないのがまたも残念。磔になったキリストの聖痕のような傷が・・・嶽本苺さんに教えていただいた漫画『聖☆おにいさん』面白すぎますアタクシの衝動買い&ノー天気ぶりはキリスト派ですが、照れ屋なところはブッダ派です。各宗教の熱狂的な信者には怒られるかもしれませんけど、ある意味キリストやブッダがものすごく身近に感じられます。果たしてスピリチュアルスポットである三輪山にて、スピリッチュアルな体験をしたか?と聞かれても、1.アタクシの体力ではとうてい成し得ない偉業(無事に登って降りてこられた)を果たした。2.コケた時にアタクシの運動神経にしては大怪我に至らなかった。3.その際に出来た傷が聖痕のようだった。←古代アニミズムとキリスト教には何も共通点が見出せないので、単なる偶然だ。そのくらいです。何かスピリチュアルを誤解してますでしょうか(笑)
2008/05/14
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やっと今日から月9ドラマが始まるのかぁ・・・ちょっと待たせすぎじゃないの?アタクシはけっしてキムタクが見たいわけじゃなくて、深っちゃんと阿部チャンが見たいわけで・・・キムタクの政治家(?)姿も気にならないわけではないけれど。キムタクなのに大泉洋のようなもじゃヘアーは如何なものかと思う。いくらアタクシが言い訳をしてみたところで、きっと「キムタク新ドラマ!視聴率ダントツ一位」ってことになるんだろうな。あくまでも見たいのはキムタクじゃなくて、深っちゃんや阿部チャンなのに←しつこい。ちなみに今回のクールで見ているのは『Around 40』だけでした。藤木くんはまったくアタクシのタイプではないのに、なぜかいつも気になる(というか、見守りたくなる)キャラで登場すんのよね~前にやってた「藤木=インディアン」みたいなドラマも結局毎週見ちゃってたものね。アラフォーの「エコ男子」(←天地はるなさん用語から拝借)藤木。実際にあそこまでウルサイ「エコ男子」がいたらウザいけど好感は持てます。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その2(まだ1日目)超お花好き乙女(?)のシャチ子に連れられて、鹿に噛まれたりしながら春日大社に向かいました。さすが宣伝通り藤の花が満開で、しかも見たことのないほど高い位置までこんもり「すごい!藤の花っていうよりクリスマスツリーみたいだよ。」「季節はずれだし、(神社だから)キリスト教とは全く関係ないけどね。」鹿がおみくじをくわえている「鹿みくじ」で小吉を出して、中途半端にガックリ。「ナニナニ・・・こどもに注意!だってよ(爆)どういうことよ」「うっかりこどもができるかもしれないから注意しろってこと?それとも、アタクシの天敵である子供から何か被害を受ける恐れがあるから近づくなとか、そういうこと?どっちにしても恐ろしいことには間違いないから注意するに越したことはないわい」次は「藤の花神苑」なるものを探して歩き回りました。春日大社の中にはいろいろな神社が点在していて、アタクシは「金運」の神様を求めてギラギラしていました。もちろんそれぞれの寺社では「己の健康」ばかりをお祈りしたので、今のところ健康体そのものだ。人間(アタクシだけ?)というのは欲深いもので、1つの願いごとが叶うとまた違う欲求が出てくるものなのだよ。ショッキングピンクのハート型絵馬がキラキラしている「縁結び」関連の神社を発見したシャチ子はすかさず「さぁ!行くよ!」と率先して歩きつつ、前にいたカップルを見つけては「カップルで来るな~。こういうところには女子同士でくるもんだって相場が決まってるじゃないかーっ!」と文句を言っている。「でもさ。縁結びだけじゃなくて『夫婦円満』ってのも書いてあるんだし、いいじゃん夫婦で来ても。」シャチ子の毒気に圧倒されたのか、前を歩いていたカップルは神殿を拝まずに去っていきました(汗)神様が祭られている建物の中には、見事に女子ばかりひしめき合っていて、アタクシ達のような女子2人組の割合が一番多く、母娘組もいました。次に見えた社の両脇にかかっている絵馬には女性の腰巻の絵やら乳そのものの絵が描かれていて、どうも子宝だとか婦人科系の病気に対するご利益があるらしい。「ほぅ・・・乳の神様だわ。これはアンタの乳が大きくなるようにお願いしないとな・・・」とシャチ子が言うので、アタクシも負けじと「シャチ子の乳がせめてAカップに成長しますように・・・」と手を合わせる。「なんかこの春日大社っていろんな神社が集まっていてテーマパークみたいだね。きっと昔の人は旅行がてらいろんな神社にお参りして、アトラクション気分で楽しんでたんだろうな~」「こんなに自然に囲まれてマイナスイオン全開で、そりゃいいリフレッシュになるよ。」肝心の「藤の神苑」らしきものは見当たらないし、帰途に着こうかとぽつぽつ歩いていたら、不意に現れました。入場料大人525円。「消費税取るのかよっ!」とブツクサ言いながら園内に入ったものの、先ほどの藤ツリーを超えるほどの藤の花らしきものが見えず、ダイコンの花なぞが植わっている。「ダイコンの花なんてさぁ、実家の前の畑でイヤってほど見たことあるし、わざわざカネを出して見るもんじゃないっしょ!」←神社にいるのに心が荒んでいるというか、とりとめのない草木が雑然と植わっている様子はウチの実家の風景そのものだ。「ウチの実家の近くでもよく見るよ。コレ・・・」「金返せ」という言葉が2人の心の中にムラムラと湧き上がってきたところで、やっとこさお目当ての藤の園が現れたのであります。一言で藤の花と言っても、房の長さやら花の濃淡やら花の形やらが様々で、香りも強いものや弱いものや種類ごとにいちいち違う。「何か、花というものを至近距離で久しぶりに見たような気がする。」「え~っ!そうなの?ウチは母親もお花好きだし、アタシもたまに買ってきたりちょっと見に行ったりするよ。」「ウチも実家では雑木林みたいにごちゃごちゃ花やら木が植わってるけど、あたしゃ植物を枯らす天才だからね。家に花は皆無だよ。」途中、「黄色い椿の花が咲いていますよ~」と道行く人一人ひとりに案内しているおじさんがいたので、寄り道。「ものっすごい下向きに咲いてんのね、この椿。」「こんな下向きな花、すずらん以来だよ。」「あのおじさん、一日中あそこで黄色い椿の案内してるんだろうか?」「何のために?ただ一人でも多くの人に黄色い下向き椿を見てもらいたいから?」神社めぐりも藤の花もどっぷりと満喫したアタクシ達はへとへとになって旅館方面へ戻りました。上品なおば様達が切り盛りする小さなカフェでわらび餅と飲み物で休憩した直後、「もうお腹が空いた。」とシャチ子が言うので、5時半ごろ早くも夕食にいたしました。たまたま入った月吠という和食とフレンチの折衷料理みたいなレストランはほとんどのお客さんが予約をしてから来店しているようでしたが、たまたまウチラ2人だけカウンター席が空いていたのでタイミングよく入れました。「シャチ子の腹が早くも空いていてラッキーだったよ、うちら。」と次々に現れる客が満席で断られるたびに喜びを噛みしめたのでしたコース料理にしたのですが量もちょうどよくて、アントレは和食、メインは魚料理(確かサワラのムニエル。なんとかソースがけ)、パンやデザートも美味しかったです。飲み物も高くないし、お値段もお手頃。絶対にまた来たいお店です。というか、奈良に居る間毎日でも通いたい店です。お料理もさることながら・・・目の前でてきぱきと料理をする(そしておバカな質問をするウチラに食材や産地の説明をしてくれる)シェフが素敵だったからです。「シャチ子、仕事ができる男ってのはホントにカッコイイもんだね。」「でしょ?あたしゃ最近つくづくそう実感しているよ。」「さっきのお店のシェフなんて、超アタクシ好みなんですけど」「えっ?あっ?そうだった?メガネかけててインテリっぽかった?よね。」どうやらシャチ子とアタクシの好みは違うらしい。確かにスラッと長身で、メガネそして物知りという三拍子揃ったオトコマエでしたので、あまりのドンピシャ具合に顔を直視できなかったため、彼の手元ばかりを見ていたのですが・・・てきぱきと器用に動く美しい指には、しっかりと結婚指輪がありましたとさΣ( ̄▽ ̄;)ちなみにオーナーシェフ(?)はやはりメガネの素敵なオジサマで、飛び込み客であるウチラも帰りにご丁寧に見送ってくださいました。今度はしっかり予約して来ます!奥にはテーブル席やお座敷なんかもあったようですが、アタクシはカウンター席で十分です。むしろカウンター席にしてくださいいい気分で旅館に帰ったアタクシ達は連れ立って、館内の大浴場に行きました部屋にもユニットバスが付いていたのですが、「なんか修学旅行みたいだよね。」と言いながら、大きな浴槽に浸かっておりました。
2008/05/12
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旅行帰りで疲れているのだから、早く寝ればいいのに頑張って0:45からの『マイロード』(NHK教育)を見てました。今月は(ボンバー)中澤特集なのだ。サッカーをしている時は(動いているから?)それほど気にならなかったけど、インタビューを受けて(じっとして)いるのを直視していると、やっぱりかなり濃かった。顔が・・・昨日は少年時代のことなどを語っていて、少年時代の写真に彼の父ちゃんも写っていたのだけれど、さらに濃くてビックリ(笑)東南アジア系埼玉県人といった感じでした。中澤家とアタクシの共通点は「小学校の時のおこづかいが1年生→100円。2年生→200円・・・・」と学年×100円だったというエピソードでしょうか。何ヶ月か貯めないと漫画本1冊も買えないのよね~(涙)そして、お年玉は「中澤銀行」に預けられ(つまり親が没収)、その預金残高は不明(´-ω-`)横山氏の漫画『三国志』は子供の頃の愛読書だったという中澤。「一番好きな登場人物は?」という質問に、「そりゃ、モチロン諸葛亮孔明か関羽でしょ~」というアタクシの一方的な答えに反して、「趙雲」でした。そうなのね・・・ビジュアル的にはあまりパッとしない感じだったような。アタクシが軍師孔明が好きな理由は(賢いからというのもあるけど)常に移動が車椅子みたいなヤツでガラガラとやってくるからです。いつも家来のような人が2人くらいで押している(笑)あの緊張感のなさがツボです。「鹿ずきんあをによし」 奈良旅行その1(1日目)実家(名古屋)からの出発であるシャチ子と北陸出発のアタクシは、「お昼ごろに奈良に着きそうな」という適当な時間に京都駅の近鉄ホーム付近でという超あいまいな待ち合わせで合流。先に着いたシャチ子から「近鉄の切符売り場がすごい人でごったがえしているから、先に切符を買っておくよ」というメールが届きました。到着してみると、本当にすごい行列ができているΣ(゚□゚;)奈良を・・というか、(初めて利用する)近鉄の駅というものを見くびっていたよ。地方のローカル線みたいな感覚だと思っていたら、そこそこ立派な駅でした。今回ウチラは3日間有効のフリー切符(いろんな特典付き)みたいなのを買いました。観光地の各所で割引があるし、奈良交通のバスにもフリーで乗れるので非常に便利なのに、アタクシ達以外にこれを使っている人は見なかったなぁ・・・近鉄の回し者じゃないけど、ホントに便利でしたよ。バスや電車に乗るたびにいちいち小銭用意しなくてもいいし。奈良のDVDまでもらっちゃった。シャチ子と「このDVDっつうのは、旅行前に予習するためのものじゃないかね?」などと言いながらもらったそばから(興味を示さず)即行バッグに収納。旅館(けっしてホテルではない。そして高級旅館でもない)に荷物を預けてから、11時ごろに早くもお腹が空いてきたので、昼食。色気のあるオバチャンが切り盛りをする小さな定食屋でセットメニューを食べていると、近所のおじちゃんが次から次へとやってきては飲み物を注文し、しゃっべったりグチったりして帰っていく。きっと面倒見のいい人なんだろう。アタクシ達に、当日の新聞の地方版を見せて「ここで何か遺跡が出てきて特別展をやっているみたいだから、近くまで行くんだったら観に行ってみれば?」などと教えてくれました。その後、商店街をぶらぶらしながら、何となく東大寺方向へ歩いていきました。(アタクシが「大仏を見たい」と言った)その場その場で行きたいところを決めながら進むという、行き当たりばったりというか計画性のない「射手座O型」同士の二人旅だ。急に夏が来たかのような炎天下の中、木陰で鹿も置物のようにぐったりしていました。東大寺方面に近づくにつれて、人が多くなり、道の両脇に出店も出ていてエライ盛り上がりよう。「しかしさぁ・・・ああいう屋台にいるお姉ちゃんって、系統が同じだと思わない?」「ソレ、分かるよ。元レディースというか族上がりっぽいというか・・・ダルそうにしてるんだけど、けっこう良く働くんだよねぇ。」「お祭りのないときはあの人たちは何をしているんだろうね?」「仕込みとか?もしくは他に何か副業があるに違いない。ちなみに紅母の同級生のその系統の親分の家ではだるまを作ったりしていたよ。屋台とだるま以外の資金源はナゾに包まれているけどね。」南大門の仁王像の迫力に圧倒されながら境内に入ると、これまた立派な大仏殿が。「あの中にいるんだわね。」「そう、あの中にいるんだよ、例のブツが。」←大仏を略すな。「左の建物の中にびっしり座っている着物レディースは何じゃろね?」「門の前に看板が出てたお茶会レディー達じゃないかい?」「お茶会の着物レディースというのは、どうしてあんなに得意気なんだろうか?」「そりゃ、晴れ舞台だからじゃないかい。しかし、皆が皆セッチー(和泉元彌母)に見えるよ。」「あたしゃ元彌母と吉兆の女将の区別がつかないんですけど。」「同じようなもんだよ。でもあのささやき女将の言うとおりになっちゃってた息子は情けないね~。いい歳してさ。」「『うっせー。母ちゃんは黙ってろよ!』くらい言っちゃったほうが良かったのにね。いい歳して仕事ができないおっさんというのは救いようがないよ。」「ホントにデカイね!」「実は薄目開いてたんだね、この人。」←人じゃない。「うぉ~モスラ!」大仏殿の中もわりと混み合っていて、柱の通り抜け(確か、柱に開いている大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴を通り抜けるとスゴイとかそういうヤツ)には親子連れの長蛇の列ができていました。「確か小学校の時にやったよ、コレ。」「ふん。アタシも高校の修学旅行でやったから、いいもんね。」とお互い得意気にスルーしながら横目で穴を確認して、「今じゃ腹とかケツがつっかえちゃってムリ!」という答えに達しました。貧友(貧乳友の会)仲間2人、けっして胸ではひっかからないという事実が悲しいところだ。東大寺に来る途中に配っていたビラに「藤の花が満開@春日大社神苑」みたいなことが書いてあったのを目敏く見つけたシャチ子(←大の花好き)がどうしても見たいというので、次は春日大社方面に向かって歩き出しました。「もうさっきの人ごみの中を歩くのはイヤ!」という意見が一致して、ぐるりと林の中を回りこむコースをとると、おもむろに鹿たちがいまして、「さっ。アタシが鹿せんべいを買ってあげるから、キミは鹿とたわむれなさい。」とシャチ子に促され、初めのうちは友好的に鹿と交流をしていたのですが、いつの間にかアチコチから鹿がわらわらと集まってきて、「はっはっはっ!紅さん、鹿に大人気だよ~。」と笑いながら写真を撮り続けるシャチ子。「ちょ、ちょっと待った!お前はさっきも食べただろっ!」とせんべいを出し惜しんでいたら、食い意地のはった鹿に腹のあたり(というか、腹の肉まで)「パクッ」と噛まれた「く、食われた!鹿に、腹食われた!シャチ子交代!餌やり交代!」と大騒ぎしていると、軽く逃げながら「アタシはもういいから。いや~ホントにいい画が撮れたよ。さすがお約束なことをキッチリやらかしてくれるねぇ~」とシャチ子は満足そうにしている。そんな惨事を遠巻きに見ていた他の観光客は可愛らしい鹿の凶暴性にすっかり恐れをなしたのか、徐々に鹿から遠ざかっていました。鹿は1200年前から神の使いとして奈良にいるらしいけど、その後アタクシの胃腸風邪がピタリと治まったのは偶然だったのだろうか?あまりの暑さで冷たいお茶やらジュースなどをガブ飲みしていたにもかかわらず、お腹の調子は良く、すっかり完治していました。春日大社までの道すがら、角の立派な牡鹿にでくわしたアタクシ達。「うわ~立派な角。よく見ると角にも産毛みたいなのが生えている・・・」「っていうか、コレ本物?作り物じゃないの?」「あのさぁ。天然の鹿がわざわざ作り物の角をくっつける意味が分からないんですけど。」「そりゃそうだわね。」土産物屋にはネズミーランドのネズ耳カチューシャのような、鹿角カチューシャ(ニンゲンの子供用)が売られていました。
2008/05/08
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突発的な胃腸風邪だか、食中毒だか、原因はよく分からないけど(病院で熱を測ったら35.4度しかなくて軽く恥をかいた)、旅行前にしては体調が悪すぎたので連休中日の医者に行ってきました。案の定、激混み(゚◇゚;)の割には、気休め程度の胃薬と整腸剤を渡されて、冷たいものや油っこいものを控えるようにとのシロウトのアタクシでも分かりきった診断。←ならば、わざわざ医者にかかるほどでもないんじゃないか?ついでに肩こりだか目の疲れだかで、肩から後頭部にかけて重だるいのと頭痛もあると言ったのに、「鎮痛剤は胃に負担をかけるから、飲むのはやめたほうがいいですね。」ということで放置されたままだよ。ここらにドクターKはいないのかい?もしかして脳に異常があったらどうするよ( ゜Д゜)?このところ、漫画『スーパードクターK』を猛烈な勢いで読んでいたから、そのせいで異常に眼精疲労なのかもしれないけど。最近夢にまで出てきます。ドクターK。この格好はどう見ても医者じゃない。しかも皆が当然のように彼を「KAZUYAさん」とローマ字で呼んでいるのが、アタクシ的には違和感ありありでいちいちウケてますKAZUYAの父ちゃんは「一堡(かずおき)」というちゃんとした名前があるのに・・・漫画の中で「妙齢の女性の腹痛は妊娠や婦人科系の病気を疑え」って、KAZUYAだか一也(かずなり←KAZUYAのクローンらしい)が言ってたのに、昨日アタクシが行った胃腸科の先生は何の疑いももたずに薬をくれたが・・・見かけが妙齢の女性じゃなかったか?自分。まぁいいか。婦人科系はこのあいだ行ったばっかりだしΣ( ̄▽ ̄;)先日、「アメリカ大嫌い」宣言をしたばかりの、舌の根も乾かぬうちに映画『最高の人生の見つけ方』(注:音が出ます)が見てみたいと思っている紅ずきんです( ̄◇ ̄)2人の老人が残り少ない人生をどう過ごすか・・・みたいな内容なのだけど、(予告で)スカイダイビングとかカーレースやってました。モーガン・フリーマンって、いい味出してるし~(「ミリオンダラー・ベイビー」を観て、おぉ~!と思った)ジャック・ニコルソンの体格の良さはとても余命6ヶ月には見えないけど、久々にハリウッド映画に興味を持ちました。病気の爺様2人が主人公だから、無闇に人を殺したりしなさそうだし・・・残りの人生、悔いの残らないように思う存分豪遊できたらサイコーだわね。「最高の人生」を見つける前に「最強のスポンサー」を見つけるところから始めないとなぁ
2008/05/01
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Lmagazine。エライ。今月号の特集は「かわいい奈良」ちょうどアタクシがこれから行こうってときに、ドンビシャだわね。早速参考にさせていただこう・・・うっしっし表紙の金髪オカッパ頭の女の子と小鹿のオブジェが可愛い。GW中は天気も良さそうだし、楽しみ楽しみ♪ルポ貧困大国アメリカ『ルポ貧困大国アメリカ』にざっと目を通したアタクシの感想。やっぱりそうだったのね。かなり前の日記で「サブプライムローンっていうのは戦争好きなアメリカ政府が兵士を補給するために敢えて仕組んだシステム」に違いないと推測したアタクシでしたが、どうやらその通りだったようだわ。お金のないところ(貧困層)から搾り取る「貧困ビジネス」の代表格であるサブプライムローンだけではなく、奨学金と名付けて学生から搾り取ったり、社会保障をじゃんじゃん削減したりして、結局生活が立ち行かなくなるまで人を追い詰めたうえで見計らったように「軍のリクルーター」とやらがやってくるらしい。当然、貧困で苦しんでいる人リストなるものが出回っているからやってくるんだけどね。日本ではそのようなリストは闇金融だとか、裏社会に出回って裏社会ビジネス=貧困ビジネスみたいな感じがする。アメリカって国は国家ぐるみで堂々と貧困ビジネスをやってるんだから「個人情報流出」って点では日本よりも性質が悪いかも。アメリカ政府による貧困層の人々の使い捨てっぷりったら、凄まじいものがありました。前々からアタクシはアメリカという国が嫌いでしかたがないのですが、それでもカルチャーだとかは学ぶべきところもあると多少は認めていました。けれど、それは昔の古き良きアメリカ文化であって、今のアメリカには何も魅力を感じませんわ。ハリウッド映画も面白くなくなったしね。殺伐としたアメリカになってしまったのは9.11のテロが境界になっているそうだ。ひょっとしたら9.11も実はアメリカ政府が仕組んだことなんじゃないか?と疑いたくもなるよ。中には高い意識を持ち既に気が付いているアメリカ人もいると思うけど、政治の流れが戦争方向まっしぐらで一部の戦争産業に携わる人だけが巨万の富を得るようになってしまっているのを誰が止めるんだろう?と今後の動向が気になるところです。そんなアメリカに毒されている日本政府の舵取りもかなり怪しい。実際にアメリカに追随するように公共事業の民営化だとか、社会保障費の削減だとか(他にも規制緩和やらグローバル経済?やらいろんな理由)で、着実に格差社会になっちゃってるからねぇ・・・このまま行くと、いつかアメリカの兵士補給システムの中に日本も取り込まれるんじゃないか?というのが次なるアタクシの推測であります。日本は憲法9条があるし・・・そもそも戦争には参加できないことになっているというのは建前で、アメリカ国内でも「単なる派遣社員」として普通の会社の海外勤務扱いで戦地に赴く人も続出していると言う事実があるので、そっくりそのまま日本でも採用できなくもないし。ただ、日本の状況がアメリカと違うのは戦争に行けば市民権が得られるだとか、奨学金をチャラにできるとかいう「アメ」の部分が皆無だということと、今のところ徹底的に痛めつけられているのがお年寄や母子家庭や障害を持つ人だったり本当に弱者ばかりで、体力的に兵士にはなりえない人だというところ。(実は若者の貧困層もいるけど、日本の場合は親世代の収入や貯蓄でなんとかしている場合が多いから表沙汰になっていなかったりする)これからますます高齢化が進むだろうけど、さすがに姥捨て山=イラクってことにはなり得ないだろうと思う。しかも、もはや戦争を知らない人ばかりになっている日本人は極端に「戦争アレルギー」みたいな状態なので、貧困だからという理由で戦地に行けるほどマッチョな精神の人は稀なんだろうな。昔と違って少子化で単身家族ばっかりだから「守るべきモノ」もコレと言ってなさそうだし。多分、戦争で他の人を殺すくらいなら、自殺したほうがマシって人のほうが多そうな予感。その辺のところがもしもアメリカが日本も兵士供給システムに取り込もうと考えたときの誤算であると指摘しておきたい。アメリカにばっかりベッタリな日本政府ってどうよ?と、アタクシは不思議で仕方が無いのに、こんなアメリカみたいな格差社会にした小泉さんの人気だけが未だ衰えずってのが恐ろしいです。(内閣支持率は激減にもかかわらず)小泉さんの周りに嬉しそうに集まる人をニュースなどで見ていると、DV夫に虐待されてボロボロになりながらもすがりつく妻みたいでいたたまれなくなるのはアタクシだけでしょうか?ほんの一握りの軍事産業関係者や官僚のために多くの市民が犠牲になっているようなシステムのままじゃいけないと気付いて、行動するアメリカ人や日本人がちゃんと出現して欲しいです。そうじゃないと・・・ジュセリーノに怒られます(爆)貧乏には子供の頃から慣れているアタクシでも、生活が立ち行かなくなるほどの貧困というのは恐怖ですよ(゚◇゚;)週末、『やっぱり猫が好き』の続きを観ながら、「この時代の日本はまだ平和だったよな~」とちょっと癒されました。だって夜中に3人でがつがつ焼肉食べたり、骨折したフリしてワガママ言い放題(「羊羹が食べたい」「肉まん買ってきて」etc・・・)してるんだもの。平和だよ~ やっぱり猫が好き(18) / 室井滋/小林聡美/もたいまさこ
2008/04/28
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アタクシのお気に入りのお菓子。ミスターイトウ「いちごのタルト」甘酸っぱい苺ジャムとしっとり感のあるタルト生地がベストマッチングゥ~(←エド・はるみ風)でございます。この色といい、形状?といい、何となく赤ずきんっぽいので、アタクシの中では「ずきん菓子」と呼んでいます。本当はカルディ(コーヒーや輸入食品を扱うお店)でよく買っていた輸入菓子のストロベリータルトのほうが好きなのですが、地元にカルディはなく、もはやそのタルトが何処の国の何というメーカーのものだったのか思い出せません。日本版イトウ製菓のもので満足しておりますけど、これも置いてある店があまりないので見つけたときに買いだめすることにしています。先日トルコ関連のメールのついでに「最近テレビでよく見かけるエド・はるみを見ると、キミを思い出すのだがナゼだろう・・・」という話題をエド・はるみ似のとる子張本人にふってみたのですが、「え~どうして?名前が似ている?」とあまりいい反応が返って来なかったのが残念です。いきなり本人にぶつけたのがイケナカッタんだろうか?今度、富子にこっそり同意を得られるかどうか確認してみよう。このところ全く音沙汰のなかった妹しずから電話が来て、「今度そっちに結婚式の招待状とリストが届くと思うから。」と言う。「ふ~ん。兄弟なのに招待状まで送ってくれるんだ。それはご丁寧にどうも・・・」(ところでリストって何だ?料理のメニューとか?)「えっ?何か勘違いしてない?招待状の宛名書きをして欲しいってことだよ。」「アンタね。プロの腕前の姉にタダで書かせるつもりかい?なんたってアタシは・・・少年師範だからね。」「少年師範・・・小学校の時習ってた習字教室の級でしょ(爆)ショボっ!」少年師範はアタクシが所属していた書の友会(児童の部)では最高位なのだよ。その後、一般の部に移ってからは確か四段どまりだったような気がする。書道四段というよりは少年師範のほうが響きが良くないかね?「ママが(貧乏な紅家にしては珍しく)パァっとやるんだから、使えるモノは兄弟でも親戚でも誰でも使えってさ。もちろんうのう(次女)にもちゃんと手伝ってもらうことはあるの。伯母ちゃんにもフラワーアレンジメントでブーケを作ってもらうようにもう頼んだし。」「貧乏だとかナンダカンダ言っても、けっこう派手なこと好きだからな、ウチの親。GWには山形の親戚に報告して打ち合わせしなくちゃって張り切ってたよ。」「アタシなんか、その間キンタローの世話でずっと留守番だよ・・・あっ、そうそう宛名書きなんだけど、5月6日が締め切りだからヨロシクねっ!」「エ~ッ。連休中はシャチ子と奈良に行くの!そんなのムリムリ。」「じゃあ、奈良に持っていってシャチ子にも手伝ってもらって仕上げて!」確かにシャチ子も共に大学で書道を学んでいたし、書道の教員免許も持っているので間違いなく達筆だ・・・けど、そういう問題ではないだろう。「じゃあさ、連休前までにその招待状だとかリスト一式を家じゃなくて、事務所宛てに届くようにしといてよ。仕事の合間にちょちょっと書いちゃうからさ。ところで、問題の体重は減ったワケ?入るドレスがなくなるよ。」「この間ドレスを選びに行ってさぁ。一応コレっていうのを選んできたんだけど、ウエストの締め上げ方がハンパじゃないよ。ケンちゃん(彼)が『腹の肉の移動っていうか、消え方がありえねぇ・・・イリュージョンだよ』って超ビックリしてたもん。」「そうだよ。花嫁ってのはドレスのせいで披露宴の間も何も食べられない状態らしいじゃん。うひひ・・」(アタクシは全く締め付けのないワンピースを着る予定だからたらふく食えるのだ)「食べられないどころか、イスに座れるかどうかも怪しいよ。マジで。直立不動で息するのが精一杯。」「だから痩せた方がいいっていつも忠告してたじゃないか。」「まぁね。でももう今さら何やっても遅いっていうんで、ママに『最終的にはお金、お金をかけるしかないよ!しず』って励まされた。」「まさか・・・」「そう、もうしずの根性はあてにできないから、いっそのことエステでお金をかけて痩せるしかないって。だから今、エステ通いしてるんさ。」「ママが金を出すわけじゃないにしても随分と思い切った提案だったなぁ・・・ついでにパパの腹もエステで引っ込めたほうがいいかもよ。だって2人が並ぶとバージンロードがすごく狭そうじゃん。」「いや・・・パパは(ウケ狙いだとか、変なリアクションだとか)余計なことをしないで、普通に歩いてくれるだけでこっちとしては満足だよ。」「それもそうだね。」世の中にはブライダルエステなるものが存在するというウワサは聞いたことがあったけど、それはお肌を整えて化粧のノリを良くするだとか、そういう効果を狙ってやるものだと認識していました。結婚式に向けて「一時的に痩せる」などという神業もあるのでしょうか?
2008/04/25
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執筆活動なんていう大げさなものじゃありませんが、友人とる子に頼まれて、トルコ協会(みたいな団体)の機関紙の冒頭に載せる「私のトルコ旅行記(写真付き)」というコーナーの写真と文章を書くことになりました。前に書いた旅行記を読み直したり、写真を見たりして徐々に記憶を蘇らせてみたのですが、どうしても「ハマム」の衝撃が強すぎてアレを超えるインパクトのある記事は書けそうにない。とる子に「エジプシャンバザールと衝撃のハマムとどっちの話題がいい?」とメールしたところ、「面白記事募集じゃなくて、あくまでも写真がメインの素敵なトルコを紹介するコーナーだから、すごすぎる内容はアウト。写真もずきん(プーリップ)入りじゃないヤツね。」とすげない返事が返ってきました。常日頃面白記事を心がけているアタクシにとっては、物足りないというか、けっこう苦痛な縛りであるよ。前に書いた記事を一部修正して、早速送ったところ写真は非常にお気に召していただけたようで、特にブルーモスク内部で礼拝をする人々を撮った写真はトルコ人の評判も良かったらしい。ただし、文章に関しては、「コメントにはやや毒が抜け切れていない部分もチラホラあるものの、なんとか消毒しつつ上手いこと仕上げられそうです。」とのことΣ( ̄▽ ̄;)「もともとマムシなみの毒文章だったので、どうやっても茶毒蛾くらいの毒量は残ってしまうようです。」と返事をしておきました。フリーライターという仕事は面白そうではあるけれど、当たり障りの無い文章を書かなければならないというのはナカナカ大変なのねぇ。非常に勉強になりました。「毒ライター」というジャンルがあれば、アタクシでもできそうな気がします。アタクシ的にはお気に入りのトルコ写真。ずきん入り&適切なコメントが思いつかなかった為、今回は見送ったモノ。上の写真はコンヤという街の修道院。いろんな色のランプが綺麗~ただし、地震に注意下はイスタンブールの地下宮殿(たぶん貯水池みたいな施設)。薄暗い中に佇む恨めしそうな顔。もう、サイコーずきん右側の岩群の中ほどに、ウサギの横顔みたいなカタチの岩が絨毯織りのお姉さんがかぶっているショールが可愛いお姉さんも美人。
2008/04/22
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このところ、週末のたびにJリーグの試合などを見ています。(主にマリノスの試合)先週は「鹿島×ガンバ」(←ガンバ大阪の遠藤見たさ)の後、「マリノス×清水」という2試合連続で見てましたどんだけサッカー好きなのか?と思われそうですが、他に面白そうな番組がないからという理由も否めません。アタクシの場合は「このチームが好きだから応援する!」というのではなく、「この人がいるから今日はこのチームを応援しよう」と思って見ています。〈例〉中澤(ボンバー)・松田(直樹)がいるから→Fマリノス遠藤(ヤットさん)がいるから→ガンバ永井(雄一郎)がいるから→浦和レッズ楢崎がいるから→名古屋(楢崎が失点するとものすごく切ないのはナゼ?)ガンバ大阪の遠藤以外はプレイ云々もあるけど、第一に顔が好きだから応援してます。相変わらずミーハーですんません。遠藤は顔がガチャピン(に似ている)上に、人を小バカにしたような(?)もしくは力の抜けたような、軽~くやっているように見えるプレイがアタクシ好みであります。中澤のがむしゃらさの対極にあるような感じですけど、アタクシの性格的には遠藤のほうが仲良くなれそうな気がします。以上、どうでもいい話でした。将来的にこういうお店が出せるといいな~と思っていた京都の小さな古本屋の「黒猫堂」さん。一人店長さんのブログをたまにチェックして、いつか機会があったら立ち寄ってみようと思っていました。長年書店員だった彼女が集めた本を並べて、軽くコーヒーや紅茶やビールが飲める古本屋さん。ブログでは今日はこんなお客さんがいらっしゃったとか、古本市に挑戦してきましたとか、今日もヒマです(笑)とか、階段から落ちて怪我をしましたとか・・・そんなことを綴っていらっしゃいました。確か今年の1月くらいに風邪を引いてしまったというような日記を書かれてから、全然更新がなかったので「どうしたのかしら?」とちょっと心配していたのですが、先日久しぶりに彼女のブログを覗いて見たら「閉店のお知らせ」が出ていました。しかも更新された方がご本人ではなくて、義理の妹さんだったので「なんで閉店!?店長さんは?」と思ってよくよく読んでみると、どうやら店長さんは急性心不全で突然お亡くなりになっていたようです。実際にお店に足を運ぶことも出来なかったし、お会いしたわけでもないけれど、ブログを通して古本屋の先輩のような存在としてアタクシの心の中にいらっしゃった方だったので、かなりショックでした。多分まだお若い方だと思うので、尚更早すぎる死が悔やまれます。お店は店長さんに縁のある方で引き継いでくれる人を募集していたようなのですが、結局3月末に有志による最後の営業をした後、閉店したそうです。アタクシは結局一度も行けなかったけど、こんなに温かくて素敵な本屋さんがなくなってしまったのは本当に残念でなりません。縁もゆかりもないけど、できればアタクシが引き継ぎたかったよ。きっと、本の知識も店長さんにはとうてい及ばないだろうから、即座に却下されそうだけど(;´Д`) アタクシからの一方通行だったけれど、ブログのお知り合いが突然この世からいなくなってしまい意気消沈しているところに、たまたま見つけた本(日本各地の女性が店長の古本屋さんを紹介。お店ができるまでのお話などを集めたもの) 『女子の古本屋』 岡崎武志早速注文したら、この本だけ在庫切れで、 『最低で最高の本屋』 松浦弥太郎だけが届きました。む~。『女子の古本屋』には黒猫堂さんは載っていませんが、在庫ナシとなるとどうしても読みたくなるので、すぐさまAmazonで注文しましたとも。 『文藝春秋 もうひとつの京都』には生前に店長さんが受けていたインタビュー記事が掲載されているそうです。黒猫堂さんのご冥福をお祈り申し上げます。
2008/04/21
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電話で母上に最近のキンタローの様子を聞いたら、生後6ヶ月にしてはあまりに生育が良すぎて(つまりデブ)ペットショップの人に笑われたらしい。「ムクムクしてて、柴犬というよりチャウチャウみたいさね~。」と言ってました。←何となく想像がつく。現在体重8キロ。太りすぎでしょうか( ゜Д゜)?婦人科系の病気を疑って、しぶしぶ病院に行ってきました。「次に来るときまで基礎体温を計ってグラフをつけてみましょう。」と言われ、「(げっ!面倒くさい←心の声)・・・あの~今までそういうのは計ったことないんですけどぉ~」と小さな抵抗をしてみました。するとベテラン看護師さんのようなおばちゃんが登場して、丁寧に教えてくれます。「あのね。薬局に行けば婦人体温計っていうのが売ってるからね。それだと小数点第二位までこまかく計れるから。それで目が覚めたら舌下で・・・うんぬんかんぬん」「そのナントカ体温計とやらをわざわざ買わないといけないのか。余計な出費だ」と思ったけど、知らない内に基礎体温とやらを計ることが義務化されてしまったようなので、仕方が無い。不真面目な患者だという烙印を押されて、診察してもらえなくなったらこの田舎町には他に婦人科医はいなそうだし・・・家にある体温計はあいにく(?)デジタルなので、水銀のヤツと違って目分量で間を読んでごまかすってことができないよね?観念して電器屋(←薬局よりも安くてレパートリーが豊富そう)へ買いに走ったのです。すると、それらしき体温計(※すべてデジタル)が3種類置いてあり、1.ウチにある普通の体温計と変わらない機能・・・1500円2.目覚まし&メモリー機能付き・・・3500円3.もはや体温計とは思えぬ形状。果てしない機能付き・・・9800円金の斧か銀の斧か鉄の斧か・・・金の斧(3番目)は使いこなす自信もないし、たかが体温計がそんなにするとは思ってもみなかった為そもそも手持ちがないので即却下。ちょっとしたメモリー機能の有無で2倍以上の金額差。しばし、いやかなり悩んだ挙句「毎朝毎朝体温を記憶して、すぐに数字やらグラフを書き込むことの面倒くささ」に負けたアタクシは、結局銀の斧(3500円)にしました。ちっ!巧いこと金額設定してやがるぜ。で、起き抜けに体温計をくわえて若干「オエッ」となりながら頑張って計り続けた記録を持って、悠々と出かけたにも関わらずお医者さんはそのことに触れてこないじゃないか。泣きながら宿題をやってきたのに、先生にノートを回収されなかった小学生みたいな心境で、「コレ!書いてきましたよっ!(エライだろ!)」と鼻高々に例の折れ線グラフを差し出しましたとも。「あぁそうでしたね・・・まだ一週間ですから、これだけの記録では何とも判断できませんね~。でもこれは続けた方がいいですよ。」と言うので、「えっ!?続けるっていつまで?」と思ったのですが、あえて聞かないことに・・・(自分で自分の首を絞める結果になりそうだ)基礎体温はまるで役立たずでしたが、とりあえず他の検査の結果たいしたことはなさそうなので、順調に長生きできそうです。母上が「お婆ちゃん、病院に入院してるけど88歳になったよ。お爺ちゃんも94まで生きたし、ホントにウチの家系は長寿でさ・・・周りの人にきっと娘(母上のこと)も長生きするよって言われるんだけど、それは私じゃなくて孫(紅家3姉妹)に遺伝してると思うよ。ママはボケそうなパパよりも先に死んじゃいたいから長生きはしないよ。」と言っていました。「え~厄介なタカシ(父)だけを置いてくのはヤメテよね。あの人の世話はホントにムリ!」とお断りをすると、「そうしたらさ。パパ、何て言ったと思う?『ママが先に死んじゃっても若い女の子がオレを放っておかないって。すぐに再婚できるから大丈夫~。安心していいよ。』だってさ。」「タカシ、もうボケが来てるかもね。これは早くボケた者勝ちだよ。」「私もそう思うよ。」父方の親戚もかなり長寿(アタクシが子供のころ、ひいひいバアさんという人を見た)なので、一番長生きするのは父タカシかもしれません。
2008/04/17
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先日、文楽が終わった後、藤紫さんにアタクシの超私的な買い物などに付き合っていただき、夜は梅田のお好み焼き屋さんに入りました。というか、フラフラしていたら店の呼び込みの?おじさんに招かれましたΣ( ̄▽ ̄;)たまたま入ったお店でしたが、お好み焼きには山芋がたっぷり入っていたし、ネギ焼きもふわとろで非常に美味しゅうございました。もんじゃ焼きは自分で焼いて食べるものですが、お好み焼きは店の人が焼いて持ってきてくれるシステムがいいです。自分で作るのは上手いことひっくり返さなければならないし、けっこう面倒臭いからね。お会計をしたら、店のお兄さんに「ハイ。おつり50万円!」と言って、50円玉を渡されました。アタクシは「まだオヤジでもない年齢の人が、ベタなオヤジギャグを堂々と口にする大阪という土地柄」にいたく感動いたしました。←バカにしているつもりは毛頭ありません(汗)満たされた気分で、帰りの電車に乗るとアタクシの隣の席は中学生くらいの女の子で、どうやらアタクシを除く横並び3女子でジャニーズ系のコンサートに行った帰りらしい。足元に置いてある荷物の中に顔つきの団扇や、ポスターが見えていたからそう判断したのだけれど、交わされる会話の中にでてくる(ジャニーズのメンバーらしい)名前にさっぱり聞き覚えがないのが不思議。三十路過ぎのオバチャンにはNEWS(山Pがいるね?)やらカツーン?カトゥーン?(綴りが分からない)までが限度だよ(;´Д`) 「はぁ~。超かっこよかった~」「○○君、マジ優しかったな~」←直接会話をしたわけではなく、MCの内容でそう思ったらしい。「やべっ。アタシ、泣きそう・・・」とか言いつつ、テーブルに突っ伏したりしていました。若さって、そんな感じだったかねぇ。アタクシが中学生の頃は光GENJI絶頂期だったにもかかわらず、ギバちゃん(柳葉敏郎)ファンだったからなぁ・・・大好きなアイドルを思って感極まって、人目をはばからずに泣けるなんて、素晴らしいことだわ。しかも自分と同じ年代のアイドル(ジャニーズ)にのめり込めるというのも何だか眩しいぞたまっきーや中澤をテレビで見て、ニヤニヤすることはあっても涙は出てこないよなぁ。←不気味いや、実物に遭遇したら感激のあまり涙腺緩まるんだろうか?年齢的には動悸が激しくなって心停止とか、血圧が上がって脳溢血とか、鼻血が止まらなくて失血死とか、生死に関わる反応を起こしそうでちょっと恐い( ゜Д゜)もしくはその症状をキープしたまま更年期に突入しそうな勢いだわ。しかも3人とも真夏のような薄着をしていて(足元は素足にサンダル)、「寒くないのかなぁ・・・」と心配になりましたが、2,30分ほど経つと「何?この電車、暖房ついてんの?暑くない?」と暑がっておいででした。(アタクシには適温だった)週末に買った本。 『癒しのチャペル』 辛酸なめ子ピリリと黒い毒に癒されました。
2008/04/15
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前回の「競伊勢物語」玉水渕の段を書いたところで、やり遂げた感があってさらに長い「春日村の段」なぞ説明するだけの気力というか根性がないので・・・詳しくは藤紫さまのレポをご覧ください(笑)←アタクシは完全に手抜きだ。そんなわけで(←どんなワケ?)、家に戻った信夫(しのぶ)ちゃん。先に帰宅していた夫、豆四郎に「お前、浮気してたんじゃないか?」なんて、疑われて妙な空気が流れる。(どこまで脳天気野郎なんだ?豆四郎。普通、妻が見つかるまで探し回るだろうよ)母、小よしは「なんだかウチの大事な婿様が怒っているみたいだし、ちょっと年寄りはお暇するから2人で休んで機嫌直しておいで・・・(つまり奥の部屋でイチャついておいでよ)」なんつって、気を利かせて2人きりにさせるのでした。こういう場面なんかは、ニンゲンが演ると生々しい感じかするけど、人形だと微笑ましいわねぇ(笑)でも、小よしは自分のことを婆と言っているけど、下手するとアタクシと大して歳が変わらない恐れもあるわね。娘が17歳で新妻。母小よしも17そこそこで結婚して子供が生まれたとしたら30代半ばくらいΣ( ̄▽ ̄;)?なのに婆あまり深く考えないことにしよう。信夫からコトの詳細を聞いて「エライことをしでかしてもうた・・・」と反省はしていないけれど、さすがにびびった豆四郎は「罪人として捕まるとしたら母親まで巻き添えにできないから、今すぐ勘当されてまおう」と信夫に入れ知恵をします。多分、日ごろから母親思いのいい子ちゃんなんだろうな・・・「どうしてアタシが疲れて帰ってきたのにお風呂が沸いてないのっ!」と、へんちくりんなキレ方をした挙句、それでも娘の機嫌をとろうとする母親に、「親のくせに、子供の機嫌をとるだなんて、そんなみっともないことしないでよ!ばかーっ!」と母様が入れてくれたお茶を投げつけたりする(笑)あはは・・可愛いよ。信夫ちゃん。そこへ奥の部屋(どんな大豪邸なんだ?この家)にいた亡き父上の友人有常(と思いきや、実は信夫の父親。つまり小よしは養母だったらしい)が現れるというすさまじい展開に。お昼ご飯を食べて満ち足りた気分であの住大夫さんの声を聞いていたら、アルファ波だか何かが発生したようで・・・正直、気持ちよくウトウトしてました(爆)しをんさんも、あまりに上手い太夫さんだと知らないうちに寝ていたりするって書いてありましたよ(言い訳)。あやつられ文楽鑑賞う~ん、さすが人間国宝ブラボー気がつくと、信夫がまるでのだめのSオケのような体勢(ジミヘン?)で琴を弾いていました。と思いきや、有常に2人ともバッサリ首を切られたよ~(゚◇゚;)アタクシが完全に目を覚ましたのは有常が鐃八(いつからそこにいたんだ?)に向かって手裏剣を投げて即死させたところでした(汗)あまりに衝撃的というか、想定外の出来事だったので思わず「えっ!?」と小さく叫んだら、同じく藤紫さんも「えっ!?」とびっくりしていました。ぬぬぬ。ところで、隣の部屋に立っている煌びやかな2人の若者(これが業平と井筒姫)いつからそこにいたんだ( ゜Д゜)?さてと、気を取り直して次なる演目「勧進帳」もう有名すぎるお話です。源義経一行が山伏に扮して逃げている最中、関所で「お前、義経じゃないか?」とバレそうになり、弁慶がとっさに知恵を働かせて主君の危機を回避したってやつです。この回は大夫さん9人、三味線7人という迫力の舞台でした。アタクシ、オーケストラでもバイオリンの弓が揃って動いてるのを見るのが好きなんですけど、それと同じ感動がありました。三味線のバチさばき。非常に気持ちがいいです←音を聴け!音を。しつこいようですが、ちゃんと勧進帳の内容を知りたい方は藤紫さまのレポをご覧くださいね。お決まりの「お前が義経に似ているばっかりに疑われて足止め喰らったじゃないかっ!」と弁慶に(実はホンモノの)義経がボコボコにされて、「はいはい。もう分かったから・・・」と関所の役人の目をごまかすという場面。ヤレヤレと義経御一行が一息ついたところにまた先ほどの関所の役人がやってきて、藤紫さんと共に「ストーカーかよっ!」とツッコミを入れる。「さっきは疑ったりして悪いことしちゃったし、自分も仏教には興味があって寄付なんかもしたいから、まぁとりあえず一杯やってくださいな」と言って、酒やら食べ物やらを振舞う。弁慶の飲みっぷりが豪快で惚れ惚れします。大杯を空ける優勝力士も真っ青です。「せっかくだから、舞いも見せて欲しいな~」などとさらにおだてられて、扇を広げて舞う弁慶。その動きの激しさに、今までのストーリーがぶっ飛びそうになります。歌舞伎だったら弁慶役の役者さん一人がしんどいのだろうけど、文楽はこれを人形遣い3人で表現するのだから何だかものすごいことになってました(爆)特に足遣いと呼ばれる足担当の人は大変だろうな・・・常に中腰、縦横無尽Σ(゚□゚;)というか、ステキ主遣いの勘十郎さんがあまりに涼しい顔でやってのけてるから、余計にそう感じるのかもしれないけど。そんなこんなでかなりの盛り上がりを見せて、第二回文楽鑑賞を終えたのでした。ところで山伏(修行僧?)ってのは、お坊さんなのにお酒を飲んだり、踊りまくったりしてもいいわけ?(爆)
2008/04/11
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先週末のお天気がウソのようにまた肌寒い日が続いています。花冷えというヤツですか。住民票が必要で、役所に行ったらアタクシの前にいたおばあさん戸籍抄本が要るらしい。「ですから、どなたの戸籍抄本が必要ですか?」「いや~分からんわ。ただ戸籍抄本1通もらってきてくれって言われただけやしなぁ・・・」「誰のって指定していただかないと、こちらも発行できないんですよ。どなたかお亡くなりになられたんですか?」「そうや。ウチのお父さん。」「じゃあ、ご主人様の分ということでよろしいのですね?」「ほやなぁ・・・」何だかお互い大変そう。後期高齢者ナントカの窓口もお年寄りでごった返していました。週末の話。女性専用車両ではなくて、正式には女性専用席とやらに乗って行って参りました、大阪。アタクシはてっきり1車両丸々女だらけだと思いこんでいたら、オッサンもちゃんと座っていて「オカシイじゃないか~っ!?」とよくよく確認したら、一つの車両の前の方の10席ほどが女性専用シートになっているらしい。座席の頭のところにかけてある布が白ではなくて、歯医者のエプロンのようなほんのりピンク色になっているのがその目印。「まぁ、女性専用というか隣が見知らぬオッサンになるってことがないってワケね」と納得したのでした。でも逆に「隣がステキ男子だった」というロマンスは生まれないわね(笑)もう春だからなのか、暖房が入っていない寒々とした電車の中で身体が冷え冷えになってぶるぶる震えながら耐えていたら、大阪駅に着きました。前回の文楽鑑賞の記憶をたどって、今回は順調に切符も買い乗り換えもこなしました。地下鉄を待っていると、前に厚底靴を履き、超スリムなデニムにフリフリのロングカーデといういでたちの巻き髪金髪の女性がいて、ギャルっぽいんだけどかなり身長が低い(150cmあるかないか)から小学生かな~と思って顔を確認したら内舘牧子(によく似たオバチャン)でした。さすがオーサカ。ギャルおばちゃんが出没する街(゚◇゚;)国立文楽劇場最寄り駅の日本橋に着くと、前を歩いていたお年寄集団の一人が階段でけっ躓いてコケました。手に持っていたお茶のペットボトルが転がっていきましたが、すばやくソレを追いかけられるだけの瞬発力を持った人が周りに誰もいなかったので、後方を歩いていた一番若いであろうアタクシが拾ってあげました。おじいさんは「いや~。足をあげたつもりやったけどな・・・」と照れ笑いをしていました。そんな感じの人ばかりです。文楽劇場の観客(笑)客席が全体的に白グレーです。←頭の色藤紫さんと毎回指摘し合うんですが、館内のエスカレーターもお年寄仕様でやたらゆっくりです。回転ずしの皿が周る速度よりも遅いかもしれません。前回、一日通しで観劇をして体力的にキツかったという反省から、今回は前半の第一部だけを観ることにいたしました。〈演目〉競伊勢物語(はでくらべいせものがたり) 玉水渕の段 春日村の段勧進帳文楽の世話物に出てくる優男ってのは、なよなよしているかと思えば(後先考えずに)行き当たりばったりの突拍子も無い行動に出る。惚れた弱み?なのか、そんな男に振り回される娘→けっきょく2人とも切羽詰って心中or何らかの死というパターンが多いような気がします。競伊勢物語に出てくる娘信夫と豆四郎も周りに「ひっつき蛸」と冷やかされるほどラブラブ新婚の信夫が17歳だというのだから引っ付いていたいお年頃と言えなくもないか(笑)都まで絹の商いに行った帰りの茶店で「禁断の地玉水渕にはヤタの鏡という宝物が沈んでいるらしい」というウワサを聞きつけた豆四郎は主君(←誰だよ?)のためにコレを手に入れようと企みます。しかしその地を取り締まっている代官から玉水渕に近づいてはいけないというお触れが出ているし、最愛の夫を罪人にするわけにはいかないわ!ということで、信夫ひとりで夜の玉水渕へ向かいます。←文楽の女は意外と行動派。すると昼間茶店で出くわした鐃八(にょうはち)が既に得意の泳ぎで鏡を捜索中。←コイツは「明日になってから探した方がいいぞ」とか言っておきながら抜け駆けをしている。人形がふんどし一丁で泳ぐ姿、初めて見たよ~(爆)しかも古式泳法と言えば横泳ぎかと思っていたのに、豪快なバタフライだったのがさらに驚き。鐃八が池の中から探し出した宝物の鏡を手ぬぐいで拭いたり磨いたりして、高々と持ち上げて眺めていたら、ヒョイと後ろから信夫が手を伸ばしてかっぱらって行ったのでした鐃八、油断しすぎ!信夫、夫の手柄を立てる為とはいえそれは立派なスリじゃないか~!よほど信夫の逃げ足が速かったのか、慌てた鐃八かろうじて捕まえた信夫の片袖だけがやぶれて手元に残り、悔しがる。振袖を着ていたにもかかわらず、運動神経の良さそうな(←実際に見事な泳ぎっぷりだ)鐃八を捲くだなんて信夫というヤツはスゴイ女だわ。ここで「玉水渕の段」が終わり。休憩時間に文楽功労賞(?たぶん)の表彰式がありました。普段座っている大夫さんや三味線さん、だいたい上半身くらいしか見えない人形遣いの人が裃姿でぞろぞろと立っているというのは、何となく見慣れない光景Σ( ̄▽ ̄;)勘十郎さんはやっぱりカッコよかったです。そうこうしているうちに客席のある2階のロビーは昼食をとる人々で満席状態に。そのまま客席でお弁当を食べている人もけっこういます。(客席は飛行機のエコノミークラスよりも窮屈なのだよ。これを改善してくれればもっと居心地がいいのにな)「休憩時間は異様に短い(正味30分)」という前回学んだ教訓を生かして、事前に昼食を調達しておいたアタクシ達は1Fのロビーに降りてみました。2Fの混雑ぶりがウソのように人っ子ひとり見当たらず、ガランとしています。皆さん、お年を召した方ばかりだから極力動かないようにしているとしか考えられない(汗)2,30代と思しき(比較的)若者は外の桜の下でピクニックのようにランチをしていました。お弁当持ち込みOKだとか、その辺で勝手に食べろとか、そこらの映画館よりもユルいな~まぁそこがいいところなんだけど。開演の案内放送が入ると、1Fレストランの店員さんが「もうはじまりますよ~」とアタクシ達に声をかけてくれて、エレベーターを待機させていてくれていました。「ゴミがあったらこちらで捨てておきますよ」と言って受け取ってくれたりして、何だか至れり尽くせりって感じです。べらぼうに高いから劇場内のレストランなんて利用していないのにスンマセンと頭が下がる思いでした。続く
2008/04/08
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年度末でバタバタしていたら、あっという間に4月になってました。転勤があるわけでもなく、新入社員が来るわけでもない事務所は4月のフレッシュ感はみじんも感じられず、忙しさも落ち着いたところでまったりとしています。春だからということではないけれど、自称資格ゲッターであるアタクシが次なる資格にチャレンジしようと思い立ち、願書を取り寄せたら受験するにあたって「卒業証明書」なるものが必要とのこと。うげげ・・面倒くさい。と思いつつ、どうしたものか・・・と自分の出身大学のHPを初めて見てみました。出身高校のHPは何となく好奇心で覗いてみたことはあったけれど、大学はまったく興味がなかったので、必要に迫られるまで検索すらしたことがなかったよ。きっと超エリート大学出身ともなると、熱い母校愛があるんだろうけど、ウチの母校はエリートでもないので正直なところまったく思い入れがない。校歌というか学園歌が果たして存在していたのかも不明で、卒業式のときに初めて聴いたような気もする。校章は(アタクシが学生)当時、タイムリーなニュースだった「オウム真理教」のマークに似ていたっけ。でも、そんなへんてこなマークはHP上には見当たらず、やけに爽やかなデザインのトップページが現れてびっくりしました。しかもいつの間にか「法人」になっていたよ(゚◇゚;)肝心の卒業証明書の発行手続きの書類を記入していたら、「学生番号」を書く欄まであって、ますます「うげ~」と思いつつ記憶を手繰り寄せてケタ数までは出てきたものの、数字がちっとも思い出せない。急きょ(同じ大学出身の)MACCOとシャチ子に「記憶力テスト」と称したメールを送信いたしました。そしたらMACCOから、あっさりと回答が送られてきましたわ。さすが頼りになるわ~(しかしMACCOも未だかつて母校のHPを見たことがないそうだ)どうやら彼女は学生時代に開設した口座の暗証番号にしていただとか、何だとかでキッチリ覚えていたそうだ。学籍番号の下2ケタが確か、クラスの中で50音順になっていて、アタクシはシャチ子の前だったはず。(入学して早々ボーっとしていたら、後ろだか隣にいたシャチ子に声をかけられたのが、仲良くなったきっかけだと記憶しているから間違いない)そんなシャチ子に至っては、アタクシの前に誰がいたかをわざわざ明記して返事をしてきました。「皆さんすごい記憶力だわね・・・」わずか20人くらいのクラスだったにも関わらず、存在そのものがアタクシの記憶から抜け落ちていた人が何人かいたのに。もしかしたら軽い記憶喪失なんじゃないか?と心配になるほど、アタクシは学生時代の記憶が曖昧です。一体、何を考えて生きていたんだろう?自分。(たぶんバイトをして留学&旅行資金を貯めることと、そこそこに単位を取ることだ)こんなことでは今後、年金問題で記録が紛失していても「宙に浮いた(?)分」を取り戻せないよ~自分の記憶を呼び起こす為にHP内にある「教員紹介」のページを見てみたら、どうやら先生のことは覚えていたようです。「あ~、この人。男子生徒しか自分の研究室に入れないっていうホモ疑惑があった先生だ。歩き方も内股でチョコチョコしててホモっぽかったし、国文科系にはそっち系の先生が多いっていうウワサだったからねぇ~。まだいたんだ・・・」とか、「うわっ!コイツ、おバカ学科なウチラをハナから差別してた嫌なやつだ。自分はつまらない授業するくせに。」と思い出して軽くムカついたりしてました。こういう人に限っては、顔まで鮮明に思い出せるのが不思議だわ。いい意味でも悪い意味でも、強烈な人はしっかりと記憶に刻み込まれるみたいです。
2008/04/03
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日がなぽっつりと事務所に居ると、いろんな営業の人がやってきます。最近季節柄なのか?よく分かりませんが保険会社の女性2人組がやってきては勧誘を目論んでいるようなのです。「アンケートだけでもいいので、ちょっと答えていただけないでしょうか?」と持ちかけてくる。「(自分が入っている保険の内容なんて)よく分からないし、(アナタの会社に乗り換えるつもりもさらさらないので)いいです。」と断ると、尚も「お答えいただいた方に抽選でネズミーマウス(仮名)のグッズが当たりますよ♪」としつこい。「あの~。ネズミーとかキャラクターものは嫌いなんで、なおさら結構です。」「あ・・・そうですか。でも、アンケートだけ・・・ねぇ。」「だいたい今入ってる保険も親が勝手に契約したヤツですし、詳しいことは家に帰って保険証券でもひっくり返してみないと分かりませんって。」「じゃあ、ご加入されている保険会社のお名前だけでも・・・」「さあね。なんか長ったらしい名前だったと思いますよ。」「と言うと、外資系かしら?」「知らね。」(本当は知ってるけど)「じゃあ、こちらのアンケートだけでも書いておいてもらえないかしら・・・もしかしたらネズミーグッズが当た・・」「だから!ネズミは嫌いだって、さっき言いましたよね。下手にもらってもゴミになるだけだしっ!」だいたいオンナコドモはみんなネズミーマウスが好きだとでも思ってんのか?まったくアメリカに洗脳されちまってるよ。しかも、手間をとらせておいて『抽選で』とは、なんて高飛車なんだ。ビール券だとか、図書カードくらいは用意しておいてくれないと。いい加減、大人相手にキャラクター頼りの営業は辞めたほうがいいと思うのよね~いくらたまっきーが好きなアタクシでも「この際、車をデ○オに買い換えちゃおうかな♪」なんて思わないし、だいたい保険なんてよく考えてみれば車より高額商品だよ。それをネズミ一匹で釣ろうだなんて、ムシが良すぎやしないかい?と、思っていたら、また同じ2人組がやってきて、「先日はアンケートありがとうございました~」と言う。「誰か、アンケートに答えたんですか。」と冷たく言い放つと、後ろに立っていた年配の方の女性がコソッと(まるで船場吉兆の女将のように)「こちらではお答えいただけなかったんですよ」と囁いたかと思うと、そそくさと逃げていきました。それでムカムカしていたら「余計なセールスを撃退する方法」が書いてある本をたまたま発見いたしました。 「ひとり暮らし」の人生設計 岸本葉子 横田濱夫女の一人暮らしについてのエッセイをよく書いている岸本さんと、(アタクシは知らなかったけど)「はみ出し銀行マン」シリーズを書いている元銀行員の横田さんのそれぞれひとり暮らしをしている2人のエッセイストの往復書簡形式になっています。そこで書かれていた横田氏の方法。道路に面した門の表札の下に、矢印とともに「横田の家、この先20km」という貼紙を出しておく。←ウチの事務所には門も表札もないから、これは却下。玄関脇には二種類の貼紙「今年もかわいい蛇の赤ちゃんが生まれました。ご希望の方にはお分けします」「宣告。先般、当家において飼育していたタイワンニシキヘビのメロウちゃん(雌1歳半)が、猫によって殺害された。よって今後、許可なく敷地内に進入した猫は、ただちに空気銃にて殺害することを、ここに宣告す!」極め付けに、道路から見える2階の窓には、大きなカレンダーの裏に、墨字でこう書いた。「国際スネークセンター 秘密蛇研究所」2番目の猫を撃つ云々は物騒すぎる(横田氏は犬猫などのペット類も嫌いらしい)ので、却下するとしても「秘密蛇研究所」ってのはナカナカいいかもしれない。秘密蛇ってのが、ますます怪しいちなみに横田家には、回覧板が回らなくなり、近所の人と道で会ってもあいさつされることがなくなり、宅配ピザがなかなか来なくてピザが冷めてることが多くなったというような弊害が出ているというオチまで付いています。その他にもキューピーの磔エピソードなど、数々の武装化(?)が紹介されていました。それから電話セールスの撃退法もかなり面白くて、こう来たら相手は何も言えなくなるだろうな・・・という妙案の数々。ひとりで安全に暮らしていくには、けっこう知恵が要りますね~しかし、岸本さんも書いていたけれど、女性の場合はいざとなったときに近所の人に頼らざるを得ないので、ここまで奇抜な撃退法は実行できないのが現状なのだとか。結婚していてもしていなくても、子供がいてもいなくても、将来的には「ひとり」になる可能性は誰にでもあります。特に女性は男性よりも平均寿命が長いので、その可能性は高い。しかもアタクシは自分が長生きしそうな気がしてならないので、こういう「ひとり暮らしマニュアル」的な本がけっこう好きだったりします。 「おひとりさまの老後」も読みたいのですが、図書館の予約が5人からちっとも減らないので、まだ読めていません。アタクシが思うに、最終的には友人などの人脈と(ある程度暮らせるだけの)カネが大事ってことでしょうか。
2008/03/26
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『めがね』のDVDが届いたので、どっぷりと浸っていました。全国のもたいまさこファンは絶対に買うべきです。なんたって「メルシー体操」のお手本がきっちりもたいさんですから。足元がフラフラしているのがまたいい1分間劇場の「朝のたそがれ」もなかなか素敵です。一体何話入っているんだろう?と見ていたら1時間くらい経過していてビックリしました。60話収録されていたようです(笑)オマケにしては豪華すぎるめがね(DVD) ◆20%OFF!調子に乗って(週末することもないので)『やっぱり猫が好き』のDVDを借りてきて、もたいさん漬けの日々を送っていました。と、ところがっ!『やっぱり猫』の途中から画面が止まって、プレーヤーがDVDを認識できなくなった(゚◇゚;)「レンタルだから雑に扱う人がいて、DVDに傷でも付いていたのかしら?」と思って、新品の『めがね』のDVDを入れてみても「ディスクをチェックしてください」という警告が出るばかり。そう言えば、DVDによっては回転音?のようなキーィィィという超音波系の高音が鳴り続いていて、声が聞き取りにくいばかりか、うるさくて頭が割れそうになるんだよね、このプレーヤー。何かの拷問か?確か、1年前くらいにもDVDの読み取りが出来なくなって修理したばかりだよ。十柴め(#`皿´)しかも無料保証期間がちょうど過ぎた頃に不具合が起きるとは・・・ぬぬぬ・・永ちゃんの言うことを聞いて素二位にしなかったから「もったいな~い」ことになっているんだろうか?ちっと頭を冷やせ!十柴!と放置しておいたら、捨てられる危機感を持ったのか頑張って動いていました。HDの方に(主にたまっきーの)お宝映像が入ってるから、そう簡単に捨てられないんだよね(;´Д`) 『ビーの話』 群ようこ先日の『猫鳴り』に続いて、今度は猫愛にあふれる『ビーの話』を読みました。お隣さんから毎日のようにやってくる猫のビー。どうやら群ようこさんの隣にはもたいさんが住んでいるらしいので、ビーというのはもたいさんの飼い猫だ。たしかに『かもめ食堂』(←もう何度も観ている)のエンディングに「Special Thanks ビー」というテロップと猫の写真が出てくるし、映画の中に登場する猫はもたいさんの飼い猫だといううわさもあるから、本当にそうなのかもしれない。ちなみに『ビーの話』のお隣さんの名前はモリタさんになっています。さらに発売されたばかりの『きょうの猫村さん3』を読んで、ほっこりしていたら無性に猫を飼いたくなりました。(アパート暮らしだからムリだけど)でも、猫村さんって実物サイズにしてみると、かなりデカい猫だよ(爆)
2008/03/24
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妹うのうに「キンタローのもっと可愛い・・・っていうか、凶暴な顔をしてない画像は撮らなかったの?」と聞いてみたら、「人が近くにいるとずっと吠えてるし、じっとしてないからぜんぜんまともな写真が撮れなかったんだよ。他の写真も変な顔してるけど送るよ。」と言って、送られてきた写真。本当に変な顔してるな~何だ?この眉毛は一緒に送られてきたログハウス風の犬小屋をバックにキンタローのしっぽとうのうの手だけが写りこんでいる写真をよく見ると、犬小屋の正面のプレートにごちゃごちゃと何かが書いてある。聞くところによると、なぜか犬小屋なのに犬のフルネーム(しかも漢字で書かれてあるので銭形金太郎みたいになっている)と住所が書いてあるらしい。よくよく見るとご丁寧に郵便番号らしき数字の羅列も見える。前々からウチの親は常識では思いつかないような理解不能なことをよくやると薄々感づいていたけれど、さすがのうのうも不思議に思ったようで、「何のために犬小屋に住所が書いてあるんだろう?」と言っていました。「それはさぁ・・・道に迷った人が現在地を確かめるためとか、キンタロー宛の手紙が確実に届くようにするためじゃない?」と適当に答えておきました。普通、犬小屋っていうのは「ポチ」みたいに犬の名前だけ書いてあるものじゃないの?猫鳴り一匹の不器量な猫モンの一生とそれをとりまく人間の話である『猫鳴り』。猫は飼ったことがないけれど、不器量な捨て犬を拾って飼い続けていたので気になって読んでみました。・モンが夫婦に拾われるまでを書いた第一部。・親とも学校ともうまくいかなくて、攻撃的になっている少年と子猫が出てくる第二部(近所のデカい猫としてモンが登場)。・すっかり老人になった飼い主と老猫モンの最期を書いた第三部。の三部構成になっています。必ずしも猫好きな人が飛びつくようなテーマではないな・・・と言うのも、初っ端から「怪我をしている生まれて間もないような子猫を何度も捨てに行く」主人公(40代の主婦)が出てくるのだから、残酷極まりないというか。何度遠くに捨てて来ても、なぜか次の日には家のすぐそばまでやって来る可愛くない子猫。猫嫌いな人だったらホラー以外の何者でもないよ・・・この状況。それでも猫の方も必死だから(本能的なものなのか)、なるべくひっそりと慎ましく「生きて」いこうとしている。ウチでも捨て犬を引き取ったことがあって、既に一匹飼っていたし「さすがに2匹は飼えないから・・・」というので、一度捨てに行ったことがありました。でも、家に帰ってみると捨てたはずの犬がニンゲンよりも先に帰ってきている(゚◇゚;)「そんなにこの家が気に入ったのなら・・・」ということで、飼いはじめた犬もモンのように本当に手のかからない子だったな~滅多に吠えないし、偏食もせずに何でも食べるし、首輪が外れても逃げていかないし、病気もしない。(もともと飼っていた柴犬はその反対だったので、非常に手間がかかった)元々ブサイクだったのと、見る見るうちにデカくなっていたのもモンに似ている。多分、一度捨てられた動物は共通して「この人なら飼ってくれそう」というのを本能的に見極めて、なるべく慎ましく生きる方法というか空気を常に感じているんだと思う。そんないじらしさを思い出して、「ありがとう。それからゴメンネ。」と言いたくなりました。第二部に出てきた少年。テレビで見たフワフワしたペンギンのヒナに嫌悪感というか、殺意さえ覚える。それと同じ感覚を人間の子供にも抱くのだけど、その心理描写が凄いな・・・と思いました。多分それはアタクシが子供の頃に感じていた感情に近いからなのかもしれないけれど、「子供が子供を殺す」というのがちょっと近くなったようでゾクっとしました。今は一応大人になったので、それを実行することはない。でも、「幼い自分」や「小さくて可愛い自分」を十分に知りつつ振舞っている子供に対する嫌悪感は根底のところで消えてはいないかもしれないな・・・自分がこの少年と同じくらいの歳のころ、何か邪悪な影が背中を押したら相当恐いことをしでかしたかもしれない。幸い(?)妹たちはどこか大人びていて可愛げのない子供(幼児)だったし、母親にも「やっていいこととわるいことをよく考えなさい」と常々怒られていたので、子供の自分なりに考えたからその当時間違った方向に行かなかったんだと思う。とは言うものの、いけ好かない近所のガキをひっぱたいたりつねったりくらいはしてたよな・・・という記憶はなんとなくある。案の定、ビェ~!!!と泣き出すわが子にびっくりして親が飛んでくるのを睨みつけながら、耳をふさいで「うるさいっ!」と怒鳴っていた子供時代は、早くこのガキ地獄から抜け出したくて勉強や習い事に精を出していたんだと思います。(勉強をしていれば子守をしなくても文句は言われないからな)今は身近にアタクシの一番苦手とする幼児くらいの子供がいないから、アタクシの心は平穏だ。一般的に「子供は3歳までに一生分の親孝行をする(ほど可愛い)」と言うらしいですが、それくらいの子供が一番嫌いだという人も世の中にいるということも心に留めておいて欲しいものです。(そんなアタクシが精神的にオカシイのかもしれませんが)何はともあれ、コトをしでかしてしまった後の少年の父親(ここの家族は父子家庭なのです)の対応がまた小気味よくて、その後の父子関係もスッキリした気分で見届けられました。第三部でじわじわとモンに死がせまってくるのを「これでよかったのか?」とか「あの時ああすればよかったのかも?」と反芻しながら老猫の介護をする老人(第一部の主人公の夫)。一方、当の本人(本猫?)であるモンは日々弱っていく身でありながら、じっと「死」というものを受け入れるかのように泰然としている。人間よりも動物のほうがよほど死に対して忠実に自然に受け入れ態勢ができているものなのかもしれなくて、それを見守る人間のほうがそれを受け入れる覚悟がなかなかできない。それでも最後になんとなく心が温まるような気がしたのは、主人公である老人がモンを通して「死というものへの折り合い」みたいなものを見つけたからなのだと思いました。題名である『猫鳴り』が何のことなのか、第三部になってようやく分かります。猫を撫でたことがある人はわかると思うけど、確かにあれは「猫鳴り」だよなぁ・・・うんうん。作者の沼田まほかるさん。一風変わったお名前ですが、アタクシの親世代の方でした。主婦、僧侶、経営者という面白い経歴をお持ちのようです。ちょっと他の作品も読んでみたくなりました。
2008/03/19
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手当たり次第(と言っても、アタクシの交友関係はごく限られているが)奈良旅行の声をかけていたら思いがけずシャチ子が食いついてきました。なので急きょ奈良行きの夢が実現する運びとなりました。しかもGWに・・・「GWなんて、電車代も宿泊費も一番高い時期じゃん」と抵抗してみたものの、「アタシはその時しか休みが取れないの。」という鶴ならぬシャチの一声で日にちは決定。慌てて宿の手配をして、やれやれと思っていると、またしてもシャチ子からの提案で「大神(おおみわ)神社というパワースポットのご神体である三輪山登山(1時間程度)をしたい」という。よくよく調べてみると片道1時間、往復2時間の山道を上り下りしないといけないらしい。遠慮気味に「もしイヤだったら別行動でもいいよ」みたいなことが書いてあったので、これは2人の意見が一致している橿原神宮(サッカーの神?シンボルマーク?ヤタガラスが祭られてある。この御守りを買って、W杯予選突破だわっ!)に午後にでも集合だな・・・と思っていました。ということで返事を延ばし延ばしにしていたら、シビレを切らしたシャチ子から電話がかかってきて、「で、どうなの?登山しよ~よぉ。登山、好きでしょ?」と甘えてくる。「別に登山好きじゃないんだけど・・・しかも、1時間って片道のことじゃん。往復2時間ってことでしょ!?う゛・・・。」「気持ちいいと思うよ~気候もいいし。」「あたしゃどっちかというと遺跡派だから石舞台とか、見たいんだよね。あの辺をゆっくりレンタサイクルで回ってさぁ。」「三輪山は2時までに手続きしないとだから、朝早く出て山に登ってからサイクリングっていうのは、どうかね?」「ついでに海だか川だか泳いでホテルまで帰れば立派なトライアスロンじゃないか!イヤだ。そんな体育会系な旅行。」「がはは・・泳ぐ必要はないって~。でも朝は早く出発だよ!」「ぐえ~、雨降ったら絶対に登山はしないからねっ!」「大丈夫。その日だけは雨は降らないから。」←どんな根拠だ?「だって、アンタ晴れ女でしょ~?」←そうだった・・・(;´Д`) 昔、「三浦半島に美味しい魚料理を食べさせてくれる食堂がある」というシャチ子の誘いに乗ってヒョコヒョコ付いていったら、3,4時間ほど山道ハイキングをさせられたことがあったわ。群馬県には山が多いから、登山好きだと思われてるのか?アタクシ。山ばかりと言っても、アタクシの実家は赤城山の裾野で、もしかしたらまだ「関東平野」の一部かもしれないのだよ。10年以上誤解されっぱなしじゃないか。今度こそその誤解を解いてやる・・・と決心しつつも、バッグはリュックにしておこうか?日焼け防止のための帽子は必要かも?などと思う。「あ~良かった。一緒に山登りについてきてくれて・・・。アタシは大神神社さえ行ければ満足だから、他に行きたいところは決めていいよ。どこか行きたいとこ、あるの?」と聞かれて、「う~ん。そう言われるとパッと思いつかないけど、とりあえず大仏は見ておきたい。あと、鹿?」他にも見たい仏像があったはずだけど、思い出せない。「ホントにキミは鹿が大好きだね~。そんな子は鹿にケツを食われてしまえ♪」アタクシ、そんなに鹿好きを公言してたかしら?今回もガイドはタビリエを買いました。 ←鹿の表紙がかわいい。やっぱり鹿好き(笑)大神神社含む「山の辺の道」は、二度目に行く「なら」(←「ならば」と「奈良」をかけている。)特集のページにありました。そんな通好みというか、ディープなところに足を踏み込んでいいものか・・・ところで三輪というのは、あの「そうめん」の三輪のことだろうか?
2008/03/17
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紅家の新家族、柴犬の「こきん」ちゃん。聞くと、2月の時点で既に外犬となっていたらしい(゚◇゚;)子犬のうちから容赦なく厳しい環境で育てられているな・・・しかし、うのうから送られてきた写メを見て、アタクシは先行きが不安になりました。なんだかエラく気の強そうな顔になっていないかい?「かなり凶暴メガネに向かって跳びかかってくる」とメールに書いてあったので、相変わらず犬のしつけを間違えているような気がするよ・・・ウチの親。昨日、久しぶりに電話をしてみたら、「もりもり沢山食べてイイ子だよ~。どんどん太ってきちゃってね。キンタローちゃん」と言ってました。数ヶ月前はこきん呼ばわりされていたのに、丸々とデカく育っちゃったものだからキンタローに改名したのね。「野菜でも魚の頭でも何でもものすごい早さで食べるんさね。あのがっつき様はやっぱりしず(紅家三女)が選んできた子だからだろうね。しずも痩せることなく益々デカくなってるよ。」「写真見たけど、すごい凶悪そうな顔してたよ。ちゃんとしつけはしてるのっ!?跳びかかってくるって言うじゃん。」「特に若い女の子が好きみたい。前に散歩がてら選挙(の投票場)に連れて行ったら、若い女の子にばっかり跳びかかってたよ。『カワイ~』なんて言われて、嬉しくってオシッコちびりながら・・・ママはビシっとしつけてるんだけど、パパがすぐに甘やかすからダメさ。でも、ゴハンがからむとちゃーんと言うこと聞くよ。もうすぐゴハンだから待っててね~って言えば、こっちが忘れててももらえるまでじっと伏せして待ってるし、首輪を外して放しても「ゴハンよ~!」って呼ぶとすぐに飛んでくるし・・・ホントにいい子」う~ん。元気ならば、まぁいいか。
2008/03/14
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アタクシの前を走っていた軽ワゴン。ずっと左折の方向指示器出したままでした。交差点に差し掛かるたびに「次で左折かっ!?今度こそ左折かっ!?」と予測するのですが、延々とチカチカしたままのろのろ直進ようやく整骨院の駐車場に入るために「右折」しました(゚◇゚;)車体に老人マーク?落ち葉マーク?枯れ葉マーク?がくっついておりましたのでね。仕方の無いことかもしれないけど(行き先も整骨院だし)ぼーっと運転していると危険です。でも、微妙な運転の軽ワゴンを見かけると、今は亡き友蔵じいちゃんの運転を思い出します。春だわ~第2回文楽鑑賞会の日程が決まったので、早速「開演に間に合わせるべく運行する電車の切符」を買いに行きました。そしたら4月は繁忙期とやらにさしかかっているらしく、特急料金が通常よりも割高らしい。駅員さんが気を利かせて「特急料金で往復を買うよりも安い関西往復フリー切符にしておきますね~」と、手配してくれました。GW中ならば分かるけれど、普通の4月なのに繁忙期なのか。理由がイマイチ分からない。皆こぞってお花見に出かけるから( ゜Д゜)?ついでにカウンターのところに「女性専用車両はじめました」とまるで「かき氷はじめました」のようなPRが。都会の通勤電車でもあるまいし・・・こんな片田舎で・・・と思うかもしれませんが、確か1,2年前くらいに特急電車内で女性が襲われるという事件があったのだよ。その時、富子とニュースを見て「同じ車両にこれだけ人が乗っていたにもかかわらず、誰も助けないってのはオカシイ。ニホンジンの正義感は何処に行ってしまったのだ!」と憤慨した覚えがあるから、ちょうど(一緒に博多に行っていた)一年前くらいの出来事だったのかもしれない。犯人が銃を突きつけていたとか、刃物を振り回していたというわけでもなさそうなのに・・・繁忙期のはずなのに女性専用車両なんてやっていていいのだろうか?と、男性陣から苦情が出そうじゃないか。(アタクシ的統計によると、乗客はサラリーマンと思しき男性比率の方が高め)たとえ空席があっても「女性専用なんでね」という理由で、乗れないなんてさ。アタクシ、男だったら女装してでも席を確保しときたいよ(;´Д`) ずっと立ってるなんて、しんどい。「女性専用車両もありますけど、どうなさいますか?普通の車両でも空席はありますよ。」と言われたので、アタクシが「どっちでもいいや。」と確保してしまった普通車両の座席1つのおかげで一人の殿方が座れなくなってしまっては不憫なので、(特急の女性車両がどんなモノなのか見てみたいという好奇心もあって)「じゃ、女性専用車両でお願いします。」と言っておきました。当初は通勤ラッシュで超満員電車のチカン被害のために導入された女性専用車両なのだと思います。映画「それでもボクはやってない」のようにチカンの冤罪に巻き込まれて、迷惑こうむりたくないという男性のためにも「男性専用車両」というのも必要だと思うのよね~それでもボクはやってない スタンダード・エディション 母親役ももたいさん、いい味出してます。まぁ、そもそもチカンをするような輩がいない世の中にするってのが、一番いいに決まってるんだけど。それにしてもぎゅうぎゅうに押し合って乗るわけでもない特急電車(指定席)に「女性専用車両」ってのが、さらに腑に落ちないというか・・・「同じような事件が起こらないように女性は隔離しときゃいいだろ」というのはいかにも安直すぎやしないかい?その前に乗客一人一人のモラルというか、意識を変えていかないとさ。だって目の前で被害に遭っている人がいるのに、みんな黙って知らないふりしてましたなんてどうかと思うのよね~ホント、恐ろしい社会だよ(村上龍がのりうつったかのように、ついアツくなってしまった)被害に遭わないためにも、見て見ぬふりをする人たちにならないためにも、女子である自分も合気道か何か習得しとくべきかね?切符に印刷された女子マーク(女子トイレマークみたいな絵)を眺めて、そんなことを考えていました。
2008/03/12
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聖子ちゃんって、スゴイ。しばらくテレビで見ないな~と忘れそうになった頃しっかり現れて、しかもいつ見てもその時代時代に即した(いわゆる女子から見て)最高に可愛い姿で登場するものね。昭和のアイドルのはずなのに、けっして古びれないというか・・・(たまに「昔は可愛かったのに、昭和を抜けきれないちょい痛元アイドル」がおりますよ。というか、そんな人ばかりですよ。)聖子ちゃん、いつ何時もアイドルというか。確かに「神」だな( ̄^ ̄)歌姫なんて称号では足りないもの。スタイリストがいいのか、あの強烈な聖子ワールドの賜物か、年甲斐の無い格好をしていても「聖子ちゃんだから」ということで、ピッタリはまるのが不思議。ある意味見習いたいところです。重い腰を上げて、パスポート申請用の写真を撮ってきました。(モチロン街角写真です)今回も10年用を申請するので、この写真を10年間も付き合わなければなりません。聖子ちゃんじゃないけど、「昔はこの髪型、こんなメイクでこんな服が流行ってたよね~」と10年後に懐メロっぽい写真を晒すのはどうか・・・と思案した結果。ありましたよ。けっして流行に左右されない「超トラッド」なお召し物がKIMONO。ジャパニーズキモノじゃないかっ!アタクシの場合は基本的に髪型はオカッパなので、多分10年後も同じような髪型をしているに違いない。時代を感じさせるアイテムと言えば、メガネくらいなものだわ。今回、初めて証明写真にメガネ着用いたしました。ガラスの反射云々の理由で、証明写真を撮るときはコンタクトにしていたのですが、「いちいちコンタクトを付けるのが面倒くさくなった」のと飛行機に乗るときは(機内が乾燥していてツラいし、確実に寝るため)100%メガネをかけているという理由からです。前に、アメリカの入国審査で(パスポートの写真がメガネをかけていなかったから?)「メガネを外してこっちを向け。」と言われたことがあるからね←思い出して、軽くムカつく。10年後にまたアラレちゃんみたいなメガネとか、滝廉太郎みたいな丸メガネが流行っていたら「昔はこんな細いメガネばっかりだったよね~。視界が狭くて見えにくかったよ・・・」と懐かしくなるかもしれません。着物は若者っぽいピンク系は避けて、40代突入しても安心して凝視できるような秋色っぽい落ち着いた格子柄にいたしました。髪型が寂しいので(?)本当はアタマにお花を付けたいところでしたが、デカい花=帽子であると判断されて写真がボツになっても悔しいし、四十路でお花はそれこそ「どうか?」ということで思い留まりました。自分が聖子ちゃんだったら、四十路になっても頭にお花だけではなく背中に羽もつけていると思います。そんなワケで、今後10年は着物姿の写真が付いたパスポートを持ち歩くことになりそうですでも、パスポートに印刷される写真の範囲によっては「タダのVネックの服」を着ているようにも見えなくも無い(;´Д`)
2008/03/11
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