ウエスティ Benの部屋

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エジプト旅行記



エジプトのナイル川、ピラミッド、スフィンクスそして古代の神々を祭った神殿、そして何よりそれらの遺跡を探す探検・・・子供の頃から心惹かれていつか訪れてみたいと思っていた。
しかし、実際に日本から訪れるとなると、とても遠い。
加えてまったく異なる文化、言葉。
幸いイギリスに住む機会に恵まれたので、それを活かすべく、エジプトを訪問する決心をした。

エジプトを訪れるにあたって、絶対はずせないのはナイル川クルーズ。
ナイル川を下って行く旅にずっと憧れていたのだ。

そして次にはずせないのはアブ・シンベル神殿。
アスワン・ハイダムの建設に伴い、水底(ナセル湖)に沈む運命だったこの神殿をユネスコが一大キャンペーンをして元の位置より60m上にそっくり移動することで救済した。
この話だけですでに「プロジェクトX」の題材になりそう。
その話に加えて、3000年以上前にエジプトを支配したラムセス2世によって建設され、その後ずっと砂に埋もれていて、19世紀にスイスの探検家によって発見された、というロマンの塊のような神殿なのだ。

外務省の海外安全情報などをチェックすると、エジプトへの渡航には肝炎A・Bの予防注射が推奨されている。
また安全面についても今年の7月にエジプトのシャルム・エルシェイクで爆弾テロがあったことは記憶に新しい。
更に、1997年にはルクソールの神殿で観光客に向けた無差別銃撃テロ(日本人の犠牲者も出た)という悲しい事件も起きた。

でも、どうしても行きたい。

今までは個人旅行ばかりだった。しかしエジプトでは言葉や習慣、そして安全面の問題を考えるといわゆるパック旅行の方が良いかもしれない。
そこで、色々とツアーを検討して今回はロンドン出発の日本人向けツアーに参加した。


2. 旅行日程(2005年12月24日~31日)

12月24日(土)  エジプト航空 778便 ロンドン ヒースロー14:00 - カイロ20:50
     飛行時間は約5時間。時差はエジプトが2時間進んでいる。到着後、空港で入国ビザ取得。
    22:30 ホテル着。(Conrad Cairo)
        Executive loungeでお茶をいただいて就寝。

12月25日(日)
 06:30 モーニングコール。起床。
 08:00 サッカラに向けて出発。階段ピラミッド見学。 その後ギザへ移動。
 3大ピラミッド(第2ピラミッド(カフラー王)ピラミッド入場)、太陽の 船博物館、スフィンクス
 13:30 昼食
  パピルス専門店に寄って買物
16:00 エジプト考古学博物館見学
 19:00頃 ホテル帰着。夕食

12月26日(月)
 03:15 モーニングコール。起床。
05:00 ホテルチェックアウト。カイロ空港へ
 06:50 エジプト航空115便 - 07:55 ルクソール着
ナイル川東岸、カルナック神殿とルクソール神殿見学
 12:00 RADAMIS 1世号 乗船。 昼食。
  午後 ルクソール博物館見学。
 17:00 アフタヌーン・ティー
 18:00 ルクソールのスーク(市場)へ。 香水瓶など買う
 17:30頃 帰船。夕食。

12月27日(火)
 06:00 モーニングコール。起床。
07:30 ナイル川西岸の観光へ出発
   王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノン(アメンホテップ3世)の巨像
 12:00 エスナへ向け出向予定・・・のはすがガソリン補充に時間がかかり13:30位にずれ込む。

ナイル川クルーズの開始

 午後はデッキでナイル川の景色を楽しむ。お昼寝3時間程度。
 19:30 船長によるウェルカムカクテル
 20:00 夕食
 21:30頃、エスナ到着。ナイル川の水門にて順番待ち。停泊。
    クルーズ船に小船でさかんに物売りがやってくるので船上ショッピングを楽しむ。

12月28日(水)
 9時半過ぎに水門を通れるはずが混雑で通れず、午後からのエドフ観光に遅 れが生じるため、急遽予定を変更してコンボイ(武装警官隊先導でバスなどが車隊を組んで移動する事)でエドフへ向かう。

 14時頃エドフ到着。ホルス神殿の見学。
 見学後、またコンボイ先導でエスナへ戻るとクルーズ船はやっと水門を通リ抜けていた。
  17:00頃 アフタヌーンティー
  20:00 夕食
21:30 ガラベーヤ・パーティー。楽しかった。

12月29日(木)
 06:00 モーニングコール。起床。モーニングティ-の後、外出。
07:00 コム・オンボ神殿見学。
08:30 帰船。 朝食
 アスワンまでナイル川クルーズ。移り行く景色を堪能する。
12:00 アスワン着。
    ファルーカ(帆掛け舟)遊覧。
 昼食後、アスワン観光ヘ。イシス神殿、切りかけのオベリスク見学。
 17:00 アフタヌーン・ティー
 18:00 アスワンのスーク(市場)ヘ。
 19:30 夕食
21:15 ベリーダンス&スーフィーダンス・ショー。その後ダンス。

12月30日(金)
 06:30 モーニングコール。起床。朝食後チェックアウト。
 09:00 アスワン・ハイダム見学へ出発。その後サハラ砂漠の砂を拾う。
    アスワン空港へ
 11:50 エジプト航空249便 - 12:35 アブ・シンベル着。
    アブ・シンベル大神殿と小神殿見学。その後アスワン空港へ。
 15:45 アブ・シンベル発 エジプト航空252便 - 18:15 カイロ
 19時頃 ホテル着(Conrad Cairo)
20:30~ 市内「アラベスク」にてディナー。

12月31日(土)
 05:00 モーニングコール。起床。チェックアウト
 06:30 ホテルからカイロ空港へ
 09:00 エジプト航空777便にてロンドンへ
 12:35 ロンドン・ヒースロー着

番外編 1 ヒエログリフの解読

番外編 2 エジプトの犬たち

番外編 3 パピルス

3.エジプト時間・事情

30分の遅れはエジプトでは「定刻」だそうだ。
そして1時間遅れは「普通」、2時間遅れても「よくある事」で3時間以上になると「お気の毒」というそうである。

国内線を移動に3回ほど使ったが、特に国内線のダイヤは乱れがち、と聞いていた。
しかし、今回の旅行では3回とも日本で言う「定刻」通り、アブ・シンベルからカイロに戻る飛行機はスケジュールより早く着く、という素晴らしさ。

コンボイ移動中はいくつかある検問所でいつまでとも知らされずに待つことはあり、またクルーズ船は出発予定時刻に燃料を補給しに行く、という事もあったが、仕方ない。


エジプトは北半球に属するから当然冬で、クリスマスから1月頃が観光のハイ・シーズンのようだ。
雨はほとんど降らず、12月の平均気温はカイロで最低10℃、最高19℃、アスワンでは最低12℃、最高22℃、というのが出かける前の情報だった。
しかし私達がカイロに到着した夜、かなりの雨が降った。
またアブ・シンベルの気温は29℃だった。








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