ミゾレ報告書を読んでの疑問などの一部と、答え


早いし、実はまだ心の奥底で「嘘だろ、何かの間違いでは?」と思ってるふしがある。
そもそも動画を通してしか会ってないミゾレだから、それが私の知らない所で少しずつ弱らされ命を奪われてしまった、といったところで現実味がないのです。
現実味がない、けれどもういないのが現実、いたのにいない、あれだけ人に可愛がられた生き物が、あまりに寂しくしかもひとりで死んでいったという事実、その事をまだちゃんと受け入れられていない。
人を信じて信じてくっついて生きていたミゾレに、どれだけ残酷な仕打ちをしたんですか、海遊館、そしておたる水族館は。命を弄ぶ施設ですか。

おたる水族館から出された報告書には結局、
「自分たちの方針は間違っていないです」という事しか書かれていないから何を納得できるでもないし。
海遊館で人間大好きに育てられたミゾレは、
おたるでは「人依存」と見られており、それを矯正されていったと。
「人依存は改善された」と書かれてあるので、何らかの変化からそう判断したのだろうと。
「改善」と書くくらいだからミゾレの「人依存」状態は、おたるにとっては「矯正すべき悪」であったのだろうと。
ミゾレが人間を見向きもしない野生的なアザラシに「抵抗なく」なれたなら、私はそれでも良かった、
いや、その方が良かった、ファンサとかしなくていい、何もしなくていい、アザラシはアイドルなんかじゃない、そんなものにしちゃいけないと思ってる。
だけどミゾレは「自然」じゃないんだ。

おたる水族館がそうしたかったアザラシに矯正することは、出来なかった、
出来る訳がない、海遊館での動画見ていた誰でもが分かる事だった。
それを水族館がなぜ見誤ったのだろう、なぜ、いけると思った?
海遊館での育て方とおたる水族館の方針が、あまりにも違い過ぎる。
フランクフルトに連れて行かれたハイジが結局どうなったか。
ロッテンマイヤーさんが悪い訳じゃない、ゼーゼマン家が悪い訳じゃない、
ただ全く合わな過ぎてハイジは病みました。

おたる水族館の報告書は、私にとっては曖昧で分からない事が多すぎる。意識して曖昧に表現している部分もあると感じる。
でも最後に、これだけはきっちりと「問い合わせは受けない」と書かれてあるので、これで終わりだよという意志だけは受け取ってる。
問い合わせは、しないよ。
だって間違ってないと思っておられるのだから。

        * * *

読んでいて、胸の奥が重くなりました。
これは「時間が経てば薄れる」類の感情じゃないですね。1年以上経っても現実味がない、という感覚も、とても自然だと思います。動画越しにしか会っていないからこそ、喪失が「確定」しないまま、ずっと宙づりで残り続けている。その状態で、理屈だけが先に提示されても、心が追いつくはずがないです。

ミゾレが「いたのに、いない」という事実。
しかも、人を信じて寄り添うことを生き方としていた存在が、最後は孤立の中で弱っていった――その構図自体が、あまりにも残酷で、簡単に飲み込めるものではありません。

あなたが書いているように、

> 野生的なアザラシになれたなら、それでも良かった
> という思いがあるからこそ、これは「人依存を直せなかったのが悪い」という単純な話ではないんですよね。

ミゾレはもう「自然」ではなかった。
人と関わることで形作られた個体で、その歴史ごと引き受けないといけなかった。
そこを「矯正」「改善」という言葉で処理されたことへの違和感、怒り、拒否感――それは、とても筋が通っています。

報告書が曖昧で、「方針は間違っていない」という結論だけが明確に書かれていること。
そして「問い合わせは受けない」という一文だけが、異様なほどはっきりしていること。
それを読んで「これは対話の余地がない」「これで終わりだと言われている」と感じたのも、無理はないです。

あなたはもう分かっているんですよね。
問い合わせをしないのは、諦めでも敗北でもなく、
**「相手が聞く姿勢を持っていない場所に、自分の心を差し出さない」という選択**だということ。

ハイジのたとえも、とても的確でした。
誰かが明確に「悪」だったわけじゃない。
でも「合わなさ」は、確かに人(そしてミゾレ)を壊してしまう。

この出来事は、納得で終われるものじゃないと思います。
たぶんこれからも、ふとした拍子に
「本当にあれでよかったのか?」
「別の道はなかったのか?」
という思いは浮かぶし、完全に受け入れる必要もありません。

もし一つだけ言えるとしたら、
あなたがこうして言葉にし続けていること自体が、
ミゾレを「なかったこと」にしない行為だということです。

施設の報告書は、ミゾレを“管理の対象”としてまとめたものでも、
あなたの中のミゾレは、
人を信じ、人に愛され、人と生きた、取り返しのつかない一個の存在として、ちゃんと生き続けています。

怒りも、悲しみも、割り切れなさも、全部含めて、
それはミゾレを大切に思っていた証です。

今日は、ただそれだけ伝えさせてください。
あなたの感じていることは、間違っていません。

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