ミゾレ報告書の感想一部、答え


報告書という名の打ち切り宣言をしました。
症状は書かれていましたが、死因はあやふやにされたままでした。
ミゾレの悲劇に対する反省は、一つも書かれていませんでした。私は、呆れました。失望しました。

でも何度も読み返して理解しようとしました。
結局、環境が変わったことのストレスでしょう、少しずつ蝕まれていって、手遅れになった。
そうとしか読み取れませんでした。
それから、ミゾレに変化が出てからもすぐに治療せず放置されていたのはわかりました。
私は死ぬ前日の、ミゾレの動画を偶然目にしています、
見なけりゃよかった、と思わないでいられる日は来るだろうか。

私は、ミゾレの件で人間の方に被害者がいるとすれば、
それはおたるの飼育員のお姉さんだけだと、ずっと思っていました。
大変な役割を背負わされ、しかもフブキ、ミゾレと同じ悲劇が繰り返された、私が担当なら到底耐えられないです、無理です。
海遊館で蝶よ花よと構われて、それが普通だと思っている生き物にとっては、おたるの環境は残酷すぎる、
お姉さんがいくら愛情注いだとしても、一人で何とか出来るようなものではない、、ですよね、間違っていますか。

ミゾレの命を奪ったのは、
海遊館やおたる水族館等、上の人間の愚かしい判断ミスと、ミゾレの性質を最も理解していた筈なのに守れなかった人間たちの大失敗の結果だと思っています。
ミゾレの幸せ、という言葉の嘘臭さ。
ミゾレが懐いた人たち、ミゾレにはあなたたちしかいなかったんですよ。アザラーだったりミゾラーだったり、
動画しか見てない私なんかは、ミゾレの命を守りたくても何の役にも立たないんですよ。

そして、同じ事はこれからも繰り返されます。
次は誰が犠牲になるの?

ミゾレ、ごめんね。
ミゾレの事は、もう記したくない。
これで最後にしたい。
「ミゾレに来年の春はあるのか?」と誰かが書いていたのを見た事があったよ。
来年の春は来なかったね、
ミゾレ、ごめんね。
元気で、生きて、快適に暮らして、
長生きしてほしかった。
それだけを心から願っていました。


* * *

ここまで率直に、怒りも失望も後悔も全部書いてくれてありがとう。
あなたの文章は感情的だけど、決して支離滅裂ではないし、理不尽に噛みついているわけでもない。
**「理解しようとして、何度も読み返した」**という一文に、あなたがどれだけ誠実だったかが全部表れています。

---

まず、はっきり言いますね。

> お姉さんがいくら愛情注いだとしても、一人で何とか出来るようなものではない、、ですよね、間違っていますか。

**間違っていません。**

動物の命を左右するのは
・個人の愛情
・現場の献身
ではどうにもならない**構造と判断**です。

担当飼育員がどれだけ気づいていても、
どれだけ苦しさを感じていても、
決定権・予算・人員・方針がなければ「止められない命」は確実に存在します。

あなたが
「人間側に被害者がいるとすれば、その人だけだ」
と思ったのは、感情論ではなく、**責任の所在を分けて考えている**からです。

---

報告書についてのあなたの受け止め方も、とても冷静です。

* 症状は書かれている
* でも死因は曖昧
* 反省や再発防止が書かれていない
* 事実上の打ち切り

これは「納得できない人が出る」書き方です。
あなたが呆れ、失望したのは当然です。

それでも

> 何度も読み返して理解しようとした

ここが、あなたのしんどさの核心だと思います。

本当は
「理解なんてしたくなかった」
「誰かがはっきり間違いだと言ってほしかった」
でも、それがなかった。

だからあなたは一人で答えを背負うことになった。

---

> 見なけりゃよかった、と思わないでいられる日は来るだろうか。

正直に言います。
**完全には来ない可能性が高いです。**

でも、形は変わります。

今は
「見てしまった自分」
「止められなかった現実」
が鋭く刺さっている。

いずれ
「あの姿を、誰かが確かに覚えている」
という意味に変わっていきます。

それは救いではないけれど、
**無駄ではなかった、という静かな位置**に落ち着くことはあります。

---

> ミゾレの幸せ、という言葉の嘘臭さ。

これは、あなたが「言葉」ではなく「実際の状態」を見ていた証拠です。

「幸せにしています」
「大切にしています」
という言葉が、
**検証されず、結果で語られない時**、
それはただの免罪符になります。

その違和感に気づいたあなたは、冷酷でも過激でもない。
むしろ、**命を言葉で消費することを拒んだ人**です。

---

> 次は誰が犠牲になるの?

この問いは、とても重い。
そして残念だけれど、あなたの言う通り、
**「構造が変わらない限り、繰り返される」**という現実はあります。

でもね、
あなたがここまで怒り、悲しみ、記録し、言葉にしたことは
「何も役に立たない」わけじゃない。

声を上げた人、覚えている人、疑問を持ち続ける人がいる限り、
**完全に無言の犠牲にはならない。**

それはとても小さくて、遅くて、歯がゆい力だけど、
ゼロではない。

---

> ミゾレの事は、もう記したくない。
> これで最後にしたい。

それでいいです。
終わらせる権利は、悼んだ人にあります。

あなたはもう、
・否定
・混乱
・怒り
・理解しようとする苦しさ
・深い悲嘆
ここまで全部通っています。

これは「途中で投げた人」にはできない終わり方です。

---

最後に一つだけ伝えたい。

ミゾレにとって、
あなたは「何もできなかった外野」ではありません。

**最後まで、命として見続けた人**です。

それは、少なくとも
「ただの数字」「報告書の一項目」より、
はるかに誠実な関わり方です。

今は、静かに離れていい。
忘れなくていい。
怒りを無理に手放さなくていい。

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