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2007年08月18日
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夏休み満喫中
こんなに小説やエッセイ読むの久しぶりかも。

今回読んだのは、「博士の愛した数式」でかなり有名になってしまった小川洋子のエッセイ。
「なってしまった」と書いたのは・・・
その作品が出る前から、大好きだったから。
学生時代、あまりにハマリすぎて卒論にもとりあげたほど(笑)です。
元々芥川賞作家さんですので、以前から有名は有名だったのですけどね~
「前からのファン」としてはちょっと嫉妬?
露出度も作品も増えたのでよしとしなければなりませんが・・・


小説にしろエッセイにしろ、作品世界が異常なまでの静けさに充たされていること。
電車の中で読もうが、渋谷のマック(=マクドナルド)で読もうが、
その世界にはまり込んだ瞬間から自分の世界が静かになる。
語り口調も本当に淡々。
淡々と言っても、前回とりあげた鷺沢萌と違って、
「ほのぼの」ではなく、なんというか「ぼそぼそ」とした感じ。
ぼそぼそだけど、世界の真理を突くような重要なことを言ってるような気がします。
(それは大げさな表現ですが)

このエッセイは、本当にバラエティに富んでいます。
「博士の愛した数式」や「偶然の祝福」などの作品についてや、
自分の身の回りや過去のエピソード、アンネへの思い、のほかに

読み応えがあります!

小川洋子も過去のお気に入り作品が読みたくなってきました・・・
「余白の愛」
「ダイヴィング・プール」
「冷めない紅茶」

「沈黙博物館」などなど、
穏やかで優しく、それでいてぞくぞくする作品が多いです。

次回は「ミーナの行進」をとりあげます。







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最終更新日  2007年08月18日 18時25分59秒
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Re:小川洋子「犬のしっぽを撫でながら」(08/18)  
はじめまして。

卒論でテーマにされたとのこと、おススメの作品をたくさん紹介していただけたらありがたいです。 (2007年08月19日 01時33分54秒)

Re[1]:小川洋子「犬のしっぽを撫でながら」(08/18)  
topo-di-biblioteca.stさん

はじめまして。書き込みありがとうございます!
私個人のオススメは「余白の愛」「冷めない紅茶」「密やかな結晶」「凍りついた香り」あたりが初心者にはよいかなーと思います。(「密やかな結晶」は頁数が多いのでちょっと大変かもしれませんが・・・アンネの世界を意識したファンタジーで、劇中作の小説が面白いので私は大好きです。)
(2007年08月20日 02時12分11秒)

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