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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.05.27
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カテゴリ: 文芸

 今回は、よく知っている方の娘さんが受賞されたので、とても楽しみでした。
 まずは、いつも通り 塩野さん の「日本人へ・234」を読みました。
 龍之介に関する一文で、引用文が結構長めでしたが、新たな気付きがありました。

 それから、第168回令和4年下半期芥川賞の選考委員による選評を読みました。
 いつものことながら、受賞作に対する各選考委員の受け止め方は実に様々。
 その中で、各選考委員の『この世の喜びよ』に対する評価は概ね高いものでしたが、
 松浦寿輝さんが、本作を含むどの候補作に対しても辛口だったのが印象に残りました。


井戸川さんは現役の高校国語教師、佐藤さんは現役の書店員という、
これまでにない異色の組み合わせで、どちらもとても興味深い内容でした。
お二人が、今後どのような作家生活を歩んでいかれるのか楽しみです。

その後、いよいよ『この世の喜びよ』を読み始めました。
二人称による語りには、最初はかなり戸惑いましたが、次第に慣れていきました。

お話はショッピングセンターを舞台に、喪服売場で働く主人公・穂賀が、
フードコートで出会った15歳の少女やゲームセンターの店員・多田、
メダルゲームに熱中するおじいさん、喪服売場の同僚・加納などと過ごす様子や、
母として、大学生と社会人の二人の娘たちと過ごす時間が描かれていきます。

少女との言い争いのシーン等、私にはもう一つピンとこない箇所もありました。
けれど、川上さんの次の書評の一文には、強く同意します。


  言葉が組み合わされることによって生まれる何か。
  音楽を聴いた時のような喜び。
  絵画を見た時のような驚き。
  意味ではなく感情や感覚。
  それらを味わわせてくれるのが、井戸川射子の小説なのだと思います。(p.274)


なかなか読み進めることが出来ず、現在は中断したまま。
読み終えることが出来たら追記します。





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Last updated  2023.05.27 16:17:48 コメントを書く


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