Precious heart 国際結婚生活

さよならの日

結局最後の日まで

家族でゆっくり過ごす事はできなかったけど、

前日は友人宅へ泊まらせてもらい

おいしい韓国料理を食べ

どうにか暗いムードにならずにすみましたが

その夜、ダーリンの寝顔をみて、

体を震わせながら

涙が洪水状態だった私

当日は夜中なのに子供達も何故か目を覚まし

朝早く出発して

まずは職場へ行き

空港へ向かいました

銃などを持っているために

チェックインに時間がかかり

ベンチで数時間待っていた私たち親子

結局ダーリンが私達のもとへ

戻ってきたのは

出発時刻

ダーリンを待つ間は

人に見られるぐらい

泣いていた私も

さよならの時は

頑張ってきてと

しっかり言えました

見えなくなる時は

笑顔で送り出しました。


でも、息子は

大泣きでした。

またもや映画のワンシーン

見えなくなっても

その場から立ち去れない息子

パパはもう帰ってこない....

きっと前離婚した時の事が

トラウマになっているのかも

また来るからね

すぐ会えるからねといって

元旦那は息子と別れたから


ママ、パパは死んじゃうよ...

そんな事を言う息子に

あなたがそんな事を言ってどうするの!

絶対帰ってこれるように

神様にお祈りしようねって

抱きしめたら

もっと泣いてしまいました

息子のためにも頑張ろうと

心に誓った私


でも、家に着くと

さすがに

ダーリンのぬくもりがあって

悲しくなりました

最後にシャツが

どうしても洗えない

私がいます


さて、ダーリンはというと、まだイラク入りまで10日あるので

そんなに実感がわいてないというか...

でも出発前に聞いたんです


やっぱりアメリカ軍が

イラクにまだいなくちゃダメだと思う?って

答えはYES

沢山のイラクの人が

ある一部の悪い人たちのせいで

普通の生活ができなくて

不自由な思いをしていると...


少しナーバス?ときくと

俺がいくんだから

悪いやつらがナーバスになるんだと

はりきってました

頼もしい答えが返ってきて

少し安心しました

出発までの10日間

厳しい訓練が待っています

どうか頑張ってください

私も子供達を

ダーリンの分まで

半年

しっかり

守ります


いってらっしゃいダーリン



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