Let Me Go

Let Me Go



流れ行く
空や雲や街の
片隅で
澱んでしまう僕

流されてく
ヒトや自分の涙に
気が付いたら
ここに立っていた

すべて
また置き去りにしてきたのだろう

動けない
だけど哀れみなんて要らない


終りの鐘が鳴り響く時
僕は只 空に手を伸ばす

掴めなかった気持ちや嘘が
カケラのように空を舞う



独りだと
思ってずっと走っていた
気がつけば
いつも誰か傍に居た


不特定多数の優しさが
怖くて逃げて鍵をかけて
いつのまにか
隣に空いた空白ひとつ


「いつかきっと」
気付くのが余りに遅かった

動けない
本当は動かないだけだった

終りの鐘に急かされながら
僕は今 ドアに手をかける


掴みたかった 君の気持ちに
手が届きそうな気がしたよ

掴めなかった言葉も嘘も
許せる日はきっとすぐ其処に



終りの鐘が鳴り響く時
僕はここから動き出す

変えられない過去だろうと
今日はこの手で掴めるから



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