「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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プロフィール
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ピアノを始めたのが5歳。
現在24歳。
ピアノとのつきあいは、どの友達よりも長い。
ピアノと私との話。
■私の家系。
■幼稚園。
■小学校。
■ピアノが我が家に来た日。
■中学校での転機②
■中学校での転機①
■結構必死だった高校時代。
■あんな曲、こんな曲。
■■■私の家系。■■■
私の家系はバリバリの体育会系である。
母は陸上をしており、父はスポーツをしていたわけではないが、ゴルフが好きだ。
2人の弟は小学校から大学まで野球をしていて、
全国大会に出場したりプロ野球選手を輩出するような大学の野球部に所属しているほどだ。
私自身も体育は嫌いではなかった。
小学校の頃は短距離が速くて学年で5本指に入っていて、よく陸上大会に出場させられていたし、
夏だけ水泳同好会に入らされ、これまた大会に出場させられていた。
しかし大学まで本格的に野球をしている弟達に比べると、私は完全な体育会系ではない。
5歳からピアノをしていて部活は吹奏楽部、高校も大学も音楽科。
家族の中では異色である。
そんな私のことを、母は「お父さんが絵とか写真とか音楽好きだからねぇ、お父さんの影響かもね」という。
小学校では時期がくると水泳や陸上の大会に出場させられていたが、その傍ら、器楽・金管クラブにも入っていた。
どちらかというとこっちが本業(?)である。
このことはまた違う時に書くとして・・・。
■■■幼稚園■■■
私がピアノと出逢ったのは幼稚園の年中の時。
今はどうかわからないが、当時、女の子の習い事といったらピアノだった。
勿論私の周りもピアノのお稽古をしている人がほとんど。
私の行っていた幼稚園は私立の幼稚園で、高等部、中等部、附属幼稚園、看護専門学校などがある田舎にあるにしては大きな学校(学園)だった。
高校には幼稚園科や福祉科など様々な学科があり、音楽科もあった。
その音楽科の非常勤講師が、附属幼稚園の為の音楽教室もしていたのだ。
そのせいか、仲良しのお友達は皆音楽教室に通っていた。
そして音楽教室のある日は、始まるまで幼稚園内でおやつを食べながら待っていたりするのだが、
私はそれが羨ましかったのだ。
それで母にピアノをしたいと頼むと、OKが出て、めでたく通うことに。
ただ、私がピアノをしたいと言って、両親の間でどういうやりとりがなされたかはわからないのだが、
まさかここまで続くとは思っていなかったと思う。
音楽教室のある日は、母の作ったオレンジの巾着の中に、お菓子をいれて持っていった。
お菓子は消えるわけないのに、スクールバスの中で何度も巾着をあけたりしめたりしたものだ。
幼稚園時代の音楽教室の記憶はほとんど残っていないのだが、今考えると結構厳しい教室だった。
グループレッスンと個人レッスンがあり、グループでは音の高さの違うベルを、叩いて音階に並べたり、
先生が弾いた和音を「どみそ」とか「どふぁら」とか「しれそ」とか、あてていくものもあった。
それらをした後、個人でピアノのレッスンがあった。
エチュードは、バイエルやハノンは一切使わず、先生が用意したものだった。
それらは、ブルグミュラーや簡単なソナチネ、またシューマンやチャイコフスキーの小品が少しずつ入っているものだった。
小学校の低学年ではソナタを弾く人もいたりして、結構レベルは高かった。
■■■小学校。■■■
小学生になると、完全に個人レッスンだけであった。
そこの教室は母親が毎回ついてきてレッスンを聞き、
自宅に帰ってから先生に注意されたことを母親と一緒に復習する、というシステムだった。
(今考えると結構スパルタ教育だ・・・苦笑)
私の母は音楽の成績はずっと「2」、カラオケ嫌い、曲は何度聴いても覚えない・・・というふうに
完全に音楽嫌いだったので、苦痛だったのだろう、あまりレッスンには来なかった覚えがある。
苦痛と言うより、興味がなかったのだろう。仕事を優先させていた。
その証拠に、弟の野球には呼ばれてもいないのに仕事そっちのけでついて行っていた。
私は自転車で片道15分くらいかかる道のりを毎週通った。
でも練習しないので、レッスンは10分くらいで終わるのだった。
先生は練習しないからって怒ることは一切なかった。
小学2年生の時に「音大に入学させたいですか」と親が聞かれたことがあったそうだ。
私はアッサリ「わかんない。たぶん行かない。」と答えたと思う。
親はそのことをそのまま先生に言ったのだろう。
だからだと思うが、練習しなくても怒られたことは本当に一度もなかった。
私はレッスンでよく泣いた。
練習しないくせに、言われたことに対応できないと悔しくて泣くのだ。
卓球の「愛ちゃん」が昔よく泣いていたが、それと同じだった。
ただ、愛ちゃんとは練習量が全く違ったが・・・。
小学校で学年があがるにつれて、私より早く音楽教室に通いだしたお友達はどんどんやめていった。
学習塾や他のお稽古事に通いだしたのだろう。
小学校5年生の時には、同じ学年の子は私も含めて2人だったような気がする。
ちなみにそのもう一人の同級生の子というのが、恐ろしく上手な子だった。
私よりずっと難しい曲をしていて、音符のぎっしりつまった曲をしていた。
まぁ、一人で教室に通っている私と、毎回親がついていっているその子では、差がつくのも当然なのだが・・・。
小学校高学年になって、勿論私もピアノを辞めたいと何度も思っていた。
しかし辞められなかった。
今でもわからないのだが、母が辞めることを許さなかったのだ。
習字や硬筆も習っていて、金管クラブにも入っていたし、時間的にイッパイイッパイだと言うと、
「習字と硬筆を辞めようか」ということになった。
できれば、習い事全部辞めたいくらいだったし、中でもピアノは一番辞めたかった。
小学校の低学年の頃に比べれば、そこそこ練習はしていたが・・・。
今でもずっと音楽の成績が「2」だった母が、ピアノを辞めるのを許さなかった理由がよくわからない。
■■■ピアノが我が家に来た日。■■■
私は自分の家にピアノを置いていなかった。
ではどこで練習していたか?
父方の祖父母の家である。
祖父母の家にはピアノがあった。
父の妹が習っていたのだ。
戦後の日本の田舎でピアノがある家なんて、めったにない。
祖父母は別に資産家とかお金持ちというわけではないが、コツコツ貯蓄をする人だったらしい。
貯蓄したお金でピアノを買ったんだと思う。
その「お古ピアノ」で練習していた。
祖父母の家は私の家の目の前。場所は不自由していなかった。
しかし好きな時に好きなだけ弾けないというのは結構ネックだった。
祖父母は就寝が早いので9時頃には弾けなくなってしまう。
8時頃行って1時間弾いてすぐ終わり、という状況だった。
ある日突然、自分のピアノを買うことになった。
KAWAIに父か母の知り合いがいたか何かで、夜に試奏しに行ったのを覚えている。
小学校4年か5年の頃だったはずだ。
何日かしてから、ピアノがきた。
私が歯医者に行って帰ると、来ていて、祖父や母がみているところだった。
これで、好きな時に好きなだけ弾けるようになった。
私が練習し始めたのはその頃くらいからだったと思う。
■■■中学校での転機①■■■
中学校に入ると、ピアノが上手な人が何人もいた。
負けず嫌いだった私は、ある人に負けたくなくて、練習の虫になる。
私にとっては転機だった。
今まで上手な人を見ても「うまいなぁ」くらいにしか思わなかったのに、急に闘争心が芽生えたのである。
(ちなみに、同じ教室で習っていた例の上手な子は、その教室の学園の中等部に入学していた。)
ピアノが上手な人はたくさんいたが、たった一人に負けたくなかったのである。
その子は同じ部活で同じパートだったりしたが、あまり好きな子ではなかった。
だから負けたくないと思ったのかもしれない。
それまで毎日ピアノには触ってはいたが、別に必死に練習しているわけではない、
という感じの練習しかしていなかったのに、急に毎日3時間も4時間も練習するようになった。
レッスンに持っていく曲も練習して、自分で趣味でしている曲も弾いていた。
■■■中学校での転機②
小学校時代、趣味でクラリネットを始めた。
音楽教室の先生から学園の中等部にこないかと誘われていたが、
その中等部は吹奏楽部がしょぼかったし、何より女子中なんてやってらんねぇと思って断る。
そして公立の中学に入学して迷わず吹奏楽部に入部するのだが、これが転機に。
吹奏楽オタクか!?というくらいに吹奏楽にハマる。
吹奏楽の強い高校に行きたいと思い始め、クラリネットの先生につく。
ピアノに力を入れる必要はあまりないと思い、学園の音楽教室を唐突に辞め、適当な教室に通い始める。
しかも私が行きたいと思っていた高校は、学園の高等部の吹奏楽部のライバル関係だったし、
とにかく脱退しなければ、という感じだった。
辞める時はかなり突然だった。
「先生、実は今回でレッスンを終わりにさせていただきたいと思いまして、突然ではありますが・・・」
と母が言うと、先生はかなり驚いていた。そりゃそうだろう、8年間くらい通ったっていうのに。
そこの学園は親の仕事も絡んでいたので、辞める時「中学生になったのでお勉強の方に力をいれたくて・・・」と母が嘘八百を並べていた。
新しい教室では「うまくなろう!」なんて考えは一切なく、
現状維持できればいいか、という程度のものだったので気楽だった。
教える先生も結構適当で、「音を間違えずに弾ければ良い」という程度で、音楽性については一切触れられなかった。
結構必死に弾いた高校時代
めでたく憧れの高校の音楽科に入学。
高校に入学すると同時に適当なピアノ教室を辞める。
高校のピアノの非常勤の先生に紹介してもらった先生につくことに。
その先生は短大の生徒で、今の私と同じくらいの年齢だった。
学生だから・・・ということで¥5000という破格のレッスン代で1ヶ月レッスンしてもらっていた。
しかも私が聴音が苦手だというと、ピアノとは別に聴音のレッスンまでして下さった。
その先生が短大を卒業すると同時に、島に就職が決まってしまったのでレッスンができなくなると聞かされる。
(鹿児島は離島が多いので島の配属になることも多い。)
そして紹介された先生は家と高校の間の駅の近くに住んでいる女の先生だった。
その先生には高校2年生の頃から師事したが、私とは相性が合っていたように思う。
自分が高校でクラリネットを専攻していることなど伝え、上達よりも現状維持を考えていることも伝えた。
ピアノを長く習ってきたが、その先生が一番お世話になったと思う。
3年生になって音大を受験するというと、なんと1日おきくらいにレッスンをしてくださった。
2月になって高校が自由登校になると、聴音も新曲視唱もピアノも音楽理論も、みっっっっちりレッスンしていただいた。
高校を卒業してから、一緒にお酒を飲んだりもしたし、先生との思い出はたくさんある。
■■■あんな曲、こんな曲■■■
いろんな曲をしてきたが、練習していて楽しかった曲、イヤだった曲、弾いてみたかった曲など、色々ある。
「一番印象に残っている曲」という曲は、正直言うとない。
どの曲も苦労したし、でも楽しかったし・・・という感じなのである。
中学2年の発表会で弾いた幻想即興曲は、中学生ながらに中間部のゆっくりな部分をどういう風に表現するか苦労した。
高校2年の2学期の試験で弾いたブラームスのラプソディーは、指の小さな私にとっては苦労したし、なかなか思ったテンポまでもっていけなかった。
同じく高校2年の3学期の試験で弾いたシューベルトのソナタも、展開部の音色作りに苦労した。
高校に入ってからモーツァルトとベートーヴェンのソナタを中心にしていたが、やはりどれも難しかった。
でもベートーヴェンのソナタは好きだった。
私の技術がなかったので後期の作品はほとんどできなかったのが残念だ。
まぁ、ベートーヴェンは前期の作品の方が難しいのが・・・。
悲しいことに、今はもう思ったように指が動かない。
そしてこれからもっと動かなくなっていくのだろうと思う。
自分の弾いてみたい曲の理想はどんどん高くなるのに、どんどん弾けなくなってしまうのだ。
とても悲しい。
私はピアノをしていたのに、ピアノの醍醐味であるショパン・リストは一切弾いていない。
できることならショパンのエチュード・ソナタ・バラード・スケルツォ、ベートーヴェンやブラームスのソナタが弾きたい。
ショパンはエチュードなら革命と蝶々、大洋が特に弾きたい。
ソナタなら第2番、バラードなら第3番、スケルツォは第3番と第4番。
あとバルカローレとかも弾いてみたい。
ベートーヴェンのソナタは、正直いうと全曲弾いてみたいくらいだ。
15番、30番の2曲が特に好きだが、バックハウスのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を聴いて以来、
全曲弾けたらどんなに素晴らしかろうと思っている。(勿論ムリだが・・・。)
あとベートーヴェンのピアノコンチェルトもいいなぁ・・・。(絶対ムリ)
ブラームスのソナタは第3番が弾きたい。
あとパガニーニの主題による変奏曲。
それからシューマンのノヴェレッテンにクライスレリアーナも・・・。
嗚呼、たくさんありすぎる。
とにかく私が弾きたいのはショパンの曲である。
ピアノをしていての後悔は「現状維持なんていわず、もっと真剣に練習して上達して、ショパンの曲を弾いておくんだった」ということだ。
ショパンを弾いてこそ、「ピアノをしてました」と言えるのではないか、と最近思うようにもなってきた。
今、私の住んでいる家にはピアノはないし、音だしができる部屋ではない。
ピアノと出会ってもう20年になろうとしているのだが、
20周年記念(?)に、ヘッドホンつきの電子ピアノでも買っちゃおうかなと目下検討中である。
2003/06/24
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