「重いカーテン」・・・ノスタルジア


「重いカーテン」・・・ノスタルジア


wing


家の前の道端で

近所の子とキャッキャ言って遊んでた幼き頃

お向かえのお医者さんちの二階の窓

ふと見上げたカーテンの隙間から

見ていたひとつ上のお姉ちゃん。。。

珍しく顔を見れたので笑いかけてしまったら

バツが悪そうにサッとカーテンをひかれた

「遊びたかったのかなぁ?!」

「恥ずかしかったのかなぁ?!」

ちょっぴり寂しく目を落とす



翌日お父さんと自転車の練習をしている姿を見て

何だかホッとしたけど

まるで、別の空間で遊んでいるようだった



数日後、風邪をひいたとき

そのお父さんは聴診器もって診てくれて

「お大事に!」って言ってくれたのに

なんでかなぁ?!

あんなに優しそうだったのに。。。

お姉ちゃんも一緒に遊べたらもっと楽しいのに。。。



そのお姉ちゃんは、大きくなって

やっぱりお医者さんになって

同じお医者さんと結婚したって聞いたけど

幸せになったのなら

それはそれでいいのかなぁ。。。



Micco





どうして、小学校の低学年の時の光景が

急に目に浮かんできたんだろう。。。

お姉ちゃんの寂しそうな顔

今でもはっきり覚えてる。

お向かえ同士で、Miccoは「お風呂屋のみっちゃん」

お姉ちゃんは、「お医者さんちのお嬢さん」

違い過ぎた環境、きっとその後の人生もまったく違ったものだろうけど

なんだか、ふと気になった。

元気にしているかなぁ?!



Micco


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