岩手の山から送る、牧場ブログ

牛乳の成分って?



牛乳の水分は約88%。

残りの約12%が全固形分ですが、これはジャガイモやりんごなどと同じなのです。
液体の牛乳と硬いジャガイモが同じ固形分だとは驚きですよね。

全固形分の中には「脂肪」が含まれ、3・○牛乳などという表示はこの脂肪分のことです。

脂肪以外の成分では「タンパク質」「乳糖」「無機質」が主でこの3つの成分をまとめて「無脂乳固形分」と言い、成分表示には8.○%などと表示されています。


放牧などで生の草を食べていると牛乳の成分は草の成分に合わせて、季節によって変化します。
みずみずしい青草を食べる夏は薄く、水分の少ない乾草を食べる冬は濃くなります。

脂肪分は、夏は3.0%ぐらいまで下がり、冬では4.0%ぐらいまで上がります。

1年を通じて同じ成分(濃さ)を維持するためには、自然の生草のみだと、夏場には薄くなってしまうので、夏場でも乾草や配合飼料を与え、成分の変動を少なくします。
一般的な牛乳はこれで、「3.8牛乳」など、脂肪分が高い牛乳が一年を通して売られているのはこのためです。
牛の品種によって牛乳の成分が違うので、ジャージーなど、比較的濃い牛乳を出す品種を飼う、などの工夫もされています。

放牧されて牧場の草を食んでいる牛から搾った牛乳は、実は1割にも満たないのが現状です。

「牛乳は白い」と思われがちですが、ときにほんのり黄色がかった色をしています。
その原因はカロチンという成分。
特に夏は牧草が多くのカロチンを含むので牛乳をほんのり黄色の「ミルク色」とさせるのです。

放牧管理では草の成分がもっとも生かされるので、夏のミルク色牛乳がよくわかります。

四季によって変わる、牛乳の風味をお楽しみください。

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