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童謡に接する機会が増えました。だいたいの歌はしってるつもりでしたが、意外と1番はよく覚えていても、2番以降を聞くと新鮮です。例えば、メリーさんの羊メリーさんの羊かわいいね~。っていう他愛もない歌詞だと思っていたら、2番3番にも続いて行って、ざっとあらましを話すと、羊が学校にまで付いて来て、生徒が笑って、先生が怒って、んで、メリーさんが泣いたという。え?だから?という感じで終わってしまうのだが、童謡に理屈はいらない。そもそも、英語の歌詞を日本語に直してるので、外国人の、(たぶん金髪の)メリーとか言う一般的な女の子が、羊を飼っている。ペットが羊なんて、やっぱり欧米って素敵ね~。↓これくらいのインパクトで歌としては十分なんだと思います。ええ。だいたい、「メリーさん」なのに、日本人が歌うと、♪メーリさんの羊と、名前もてきとー。ええ。これでいいんですのよ。外国人(たぶん金髪)というイメージだけで良いんですの。同様に、ロンドン橋落ちた。の方も、「ローンドバシ、落ちた~」になってしまうほどで。もちろん、あんまり身近なとこで、「豊平橋」が落ちた。とか言うと、なんか、笑えないって言うか、うっかりPTSDとかになっても困りますから。ええ、ええ。要は大切なのは、インパクトとリズム感なんだと思います。あ、それで、めーりさんの羊の話に戻りますが、勝手に羊が学校まで付いて来たのに、先生は怒って、めーりさんは泣いてしまうんですね。とっても理不尽だと思います。ちょっと、かわいそうだと思います。たぶん、イマドキのお母さんだったら、連絡帳に文句書いて、裁判とかになってしまうのかもしれません。しかし、ここはちょっと冷静に。子供を持つ親とて客観的に見なくてはなりません。やはり持ってきてはいけない物。お菓子とか携帯とかに置き換えると、先生「どうして、こんなもの持ってきたんですか!?」めーりさん「だって、勝手にかばんに入ってたんだもん!」↑これをどう捉えるか。♪ぱぱぱぱ~~ぱ~~ぱ~~ぱぱぱぱ~~(仁のテーマを歌ってみよう)んーまーいいや。娘は8時頃布団に入ったんですが、いつ泣き出すか分からないので、時間ないんです。んで、時間ない中、ちょっとだけ調べると、「メリーさんの羊」ってマザーグースか何かかと思ってたら、アメリカのボストンの人が作者なんだそうです。で、英語の歌詞を読んで見たら、なんと、アメリカのティーチャーは羊を連れてきためーりさんを怒ったりせず、ただ、追い出そうとしただけだったのですな。そう、「罪を憎んで人を憎まず。」キリスト教の精神でしょうか。(てきとーに読み流してくださいね。)んで、羊はそれでも帰ろうとはせず、メリーさんを待ってたと言う。忠犬ハチコーとかぶります。で、「どうして羊はメリーさんの事が好きなの?」と生徒達が聞くと、先生は、「それは、メリーが羊を好きだからよ。」きゃー。なーんて、ラヴ・エンド・アースなお話なんでしょ。・・・・って思うんですが、これは、童謡に取り入れるには、少々クドイと思います。はっきり言って、日本人には面倒くさいです。はい。どーしてもラブを童謡に入れたいなら、「象さんは母さんが好き」とか、その程度で十分。やっぱ、童謡に理屈はいらない。と思うんですよね。ちょっと時間ないので、続きはまた今度。んじゃ、またね。追記。同様に絵本にも理屈はいらないと思っています。 子供のつぼって分からないものですな。メリーさんの羊 wiki
2011年07月03日
引越し以来、押入れの中で暗い日々を過ごしていたけど、最近ようやく日の目を見たぷー太。どういう訳か、娘はぷー太が大好きで、ぷー太が喋ると、大爆笑します。しばらく、きゃあきゃあ言いながら格闘。体の大きさがほぼ一緒なので、熊に襲われている乳児のようでもあります。ぷー太はよだれの攻撃にも耐え・・・。しかし、泣いたら熊の手には負えません。右にいるのは、助手のいわいさん。
2011年06月22日
♪じゃーんぱぱぱぱ~~ぱ~~ぱ~~ぱぱぱぱ~~~すっかり、仁のテーマが離れません。みんさん、お元気おすか?わたくし共は元気です。家にいても、母子共に退屈して母子共に不機嫌になるので、今週は、月・保育園申し込み火・乳幼児講演会水・ヨガ(べビと一緒にするやつ)木・母親講習会金・子育てサロン(児童館)という感じで、熱血ママやってます。火曜日のは、札幌友の会という団体の主催するもので、子育てに関する先生のお話を聞いたのですが、「ひきこもり」とか「少子化」とか「人類の発達」などから、どういう方向性を持って育てようとすれば良いか。と筋道を通して行くあたり、お見事でした。札幌友の会って、毎年札響でコンサートするのですがこんな事やってるんだ~。木曜日の母親講習会は、学資ローンの相談コーナーとか、離乳食の進め方に関して、レトルトのサンプルを貰ったりとか、お金の臭いがプンプンしました。いえいえ、良いのです。こっちも暇ですから。ええ。ええ。札幌へ来て、こんなに地元密着の活動をするのは始めてかもしれません。ご近所にお友達も出来ました。仲良くなるのは、同じ月齢の赤ちゃんを持つお母さんですが、色んな場所でよく会うお母さん達は、行動的で明るい人が多いのかも。そして、多くはどこかから移り住んで来た人が多くて、なぜか、関西人が目立ちます。汗さて、わが子ですが、昨日寝返りしました。まだ4ヶ月になったばっかりなのに。さては、まれに見る天才児ってやつなのかもしれません。ぬはははは。もしくは、すぐに寝返るヤツか・・・。ぬはははは。いずれにせよ、元気に育っています。さて、復職の件ですが、たぶん、保育所の待機児童になる予定です。札幌市って、全国3位で待機が多いんだそうです。オケの復帰は保育所の様子を見て。という感じです。4月に空きが多く出るからと、生後4ヶ月になった今月、急いで応募したのですが、既に待機・・・。まだ6月なのに?中央区の保育所、どこも空きはないという話。お願いします。なんとかしてください。
2011年06月17日
日曜ドラマ、「仁」見てます。元は漫画だそうですが、手塚治虫「陽だまりの樹」に影響されてるんじゃないか?と勘ぐったりもします。医者がタイムスリップして江戸時代へ紛れ込み、医療で人を助けます。しかし、誰かを救う事によって生まれない命が出てくる。と言う事実。♪ぱららぱ~~ぱ~~ぱ~~ら~~ららら~~ら~~~(主題歌を歌おう)奥が深いです。幼少期、誰しもがドラえもんを読んで熟考したであろう、「タイムマシンで歴史を変えられるのか。」と言うテーマを医療と絡めると、これほどまでに壮大な人間ドラマになるのか。と感嘆するのでありました。実際のところ、私自身もこれまで、盲腸にかかったり、敗血症にかかったり、10円玉飲み込んだり、人が通るべき道は全部通ってきたので、江戸時代の医療技術だと既に死んでいたのかもしれません。つーことは、私の子供も産まれなかったわけで。(←ここまでは考え付くのですが)今の主人が違う人との子を作る。(←ここまではなかなか考えない。)私が生き延びたせいで、誰かが産まれなかったのかもしれません。医療が発達していない時代だと強い個体のみが子孫を残す。と考えたら、草食系男子。なんてもてはやされてるのも現代ならではで、タイガーウッズとかシュワちゃんとかの子孫が増える方が人類の未来には良いのかもしれませんなあ。なんつってもターミネーターですから。最近、娘を予防接種に連れて行きますが、それは、本人の為だけでなく、「その地域を病原菌から守る」という目的があるのだと、先日の子育てセミナーで学びました。♪ぱららぱ~~ぱ~~ぱ~~ら~~ららら~~ら~~~(仁の主題歌をもう1度歌おう)スーパーのトイレで見ました。↓協力・・・。そう、オムツの菌から人類を守る目的があるわけです。ええ、ええ。♪ぱららぱ~~・・・
2011年06月01日
みなさん、お元気ですか?私は母子ともに健康です。札響はヨーロッパ公演に出てますが、私はもちろんお留守番。思いで作りに参加できなかったのが少々残念です。思えば、10年前のイギリス公演は入団前でしたが、「モストリークラシック」という雑誌に特集されていたので、札響を受ける時には隅から隅まで読み倒し、実際にオケに入った時には、「あ、あんな発言してた人だ。雑誌で・・・。」とチェックしたものでした。(コッソリ)あ、そうそう、5年前の韓国公演も留学中でした。はい。思い出話、待ってます。さて、今日は市がやってる育児教室に行きました。同じ月齢でも、個人差があっておもしろかったです。よ~く見てみたら、よその子もまあまあかわいいのに、私の目には、うちの子がダントツかわいく見えるのは、きっと、遺伝子レベルで仕組まれた技か、毎日見ている情ってやつなのでしょうか。隣に座ったお母さん等と、育児の話に花が咲きます。わが子は、音に敏感で小刻みにしか昼寝しません。ところが、お隣のお子は、昼寝3時間、夜中も眠り姫のように寝続けると言うではないですか!んま~~~!(←ちょっと嫉妬)・・・でもまあ、良い方に考えれば、鈍感よりは敏感な方が、うっかりアフリカの草原で夜を明かす事になっても、茂みの音で猛獣の気配を感じ取る事が出来るかもしれないし、風の音を聞いて、木の実の生る方を知るかもしれない。ええ、ええ、鈍感よりは敏感な方が・・・。単に眠りが浅いだけ?ちなみに、私がビオラの練習してる時は機嫌良くじーっと聞いてます。音楽嫌いにならないように気をつけてます。ははは(汗)では、また~。
2011年05月27日
今日、べビを抱っこしてバスに乗ったら、80歳くらいのおばあさんに席を譲られそうになって焦りました。もちろん、べビも私も、若くて元気なヤングなので丁重にお断りしたのですが、「なるほど。おばあさんは席を譲られる有難さを知っているんだな。」と妙に納得。子供を産んでから、人から受けるちょっとした気遣い、例えば、買い物した時に、レジから袋詰めの台まで店員さんがカゴを運んでくれたり、歩くときに、道をよけてくれたり、そんな些細な事の有難さに気がつきます。ほんとに助かるからでしょうね~。そういえば妊娠中も同じで、電車の中で立っているのはとても辛かったです。一応、マタニティマークを付けていたのですが、一度も席を譲られた事がなかったのは、たぶん、あまり知られてないのと、つわりの辛さは経験した人しか実感できないからかも・・・。つわりの時期は起きてるだけでも、おえって感じでしたので、あんな時に、少しでもあのマークが生きれば・・・。「思いは見えないけど、思いやりは見える。」♪たららら~~たららら~~~えーしー(AC)
2011年04月18日
私は元気です。べビも元気です。べビ ←赤ちゃん(ベビー)の事って言うんですねえ。最近は。初マタなんて聞くと、えっ!股?なんて思ってしまいますが、初めてのマタニティ(初めての妊娠)と言うことだそうです。そう言えば、私の時代は「お母さん」が一般的でしたが、今は「ママ」がふつーだし、何より、「おばあちゃん」と呼んでいた祖母の事を、「ばぁば」と言うのに、ほんの少し抵抗があります。うっかり、「ばばぁ」なんて呼んでしまうと大変ですから。ええ。「じじぃ・・・じぃじ」も然り。良い季節になりました。結構、散歩に行ってます。家にいても、ずーっと抱っこしてるので、最近は、youtubeで、昔の名演と言われる録音をたくさん聴くようにしています。仕事から離れて4ヶ月くらい経ちますが、昔の偉大なる指揮者のエピソードなどを読んでみると、どうしても、オーケストラ側の言い分と言う価値観で生きている自分を発見します。話のレベルは違うかもしれませんが、先日、T子の部屋でI崎ひろみさんがチェコフィルバックで歌っているのが流れました。K柳T子さんが、「後ろの方達がじーっと、あーたの事見てるのねぇ。」なんて言っていて、ひやっとしました。私の目には、Hrの人の目が完全にしらけきって見えました。あれは、相当キテイルと思います。悪気なさそうに、というか、たぶん悪気なく言ってしまうK柳さんは凄いです。I崎さんの方も、「ええ。みなさん本当に良い雰囲気で」と言ってたので、たぶん、私の見間違いか、勘違いなのでしょう。と言った具合で、元気にやってます。それではみなさま、ごきげんよう。追記・最近「タービン建屋」と言う言葉が頭の中を回ります。
2011年04月14日
最近、スマートフォンを買った。PCの前に座る時間が取れないので、買った。以前は携帯の取り説と言ったら百科事典ほどの分厚さがあって、懇切丁寧に書かれてあったものが、今では薄っぺらい冊子程度の物になっていた。まあ、分厚い取り説なんて前から読んでなかったしなあ・・・。とひとりごちる。わかんない事あったら、スマホを駆使して、ネットとか、なんとかナビで調べてね。あなた、スマホ、買ったんしょ?つー感じか・・・。まあ、取り説があったところで、ざっと、全体の仕組みとか、構成が分かってないと、使いこなせないしなあ・・・。結局は、ああでもない、こーでもない。って、やるのが一番だよなー。と、またひとりごちる。しかし、最近のデジカメとか、TVとか、その他もろもろの電化製品ときたら、用語もシステムも、どんどん進化を重ねていて、私はいつまで、これらに付いていけるのだろうか・・・。先日、電気屋さんでデジカメを買ったら、後ろにいたおばあさんが、「あなたがた買うんだったら、私もこれでいいわ。」と、あっさり、私たちの買ったのと同じ製品を買い、さらに、フィルムも買おうとしていた。笑えません。ええ、ええ、分からなくても笑えません。こういう物って、使いこなすのにはそれなりの、興味+時間が必要で、あとは、「必要性」?ビデオなどの配線は女性は苦手という都市伝説には賛成していなくて、というのも、私は出来たから。しかし、結婚してからは、「主人にやってもらえばいいわ。」なんて思ってたら、理解しようと努力する気持ちがなくなっていることに気がついた。女は機械に弱く、方向音痴↑これらは、ここから来るんだと思います。ええ。閑話休題取り説と言えば、我が子に取り説が付いて来なかった。雑誌とか本とかを参考にしながら右往左往しながらやってますが、結局はスマホと同じで、いろいろ手探りで試したり、あきらめたりしながら方法見つける物なんだなあ。と実感しています。そしていまだに、マナーモードスリープ機能が見当たらない。(汗)って言っても、まあまあ、育てやすい方みたいですけどね。
2011年03月29日
みなさま、お久しぶりです。無事に長女を出産しました。正直な感想は、これほどまでにたくさんの人が経験している事で、こんなに大変な苦労を伴う事があったのか。というとこでしょうか。出産をした病院は産後2日目から、母子同室で、授乳の事から、沐浴、おむつ交換まで丁寧にアドバイスしてくれ、育児訓練の合宿のようでもありました。最後の方には、ママ同士にも不思議な連帯感が生まれて、退院の時は思わず感涙したのでした。ウチの子は最初ほとんど寝付かず、二晩、ほぼ徹夜。でも、「神経質になってはいけない」「子育ては睡眠不足がつきもの」とさんざん聞かされてきたので、まあ、そのうち寝るかな・・・。と鷹揚に構えていたら、授乳室で、ぎゃんぎゃん泣き叫ぶ赤ちゃんを抱いたお母さんが、「よその子は3時間くらい寝てるのに、どうして、ウチの子はキイキイ泣いてばっかりで・・・。」と言うので、まー、大変ね~。なんて見ていたら、いきなり、助産師さんが、 「仁木さんとこも大変ですよね。」って言うんですのよ。ええっ!?うちって大変なの?(自覚なし)な・・・なんだ、この危機感の違い・・・。つーか、ウチの子はこんなにギャンギャン泣かないし・・・。でも、色々子育ての話を聞くと、聞かん気の強くて育てにくい子が、果ては東大に行ったなんて話しも聞くから、あの子も東大行っちゃったりしてね~。うちは、無理かねえ・・・。と、のほほんと赤ちゃんに語っていたら、次の日、N田ユリさんに驚く程そっくりの助産師さんに、「仁木さんは授乳回数が、お母さん達の中でも、ダントツ1位ですからねー。辛くないですか?頑張れますか?」 ときっぱり言われ、事の重大さにやっと気づいたのだった。つまり、母乳が出ない→寝ない→回数が増えるとりあえず、母乳が出れば良いんですな。と言うことで、「そのうち出るかも。」という浅はかな考えは捨てて、N田ユリさん似の助産師さんが言うようにとりあえず水を飲んでみた。それも大量に、一気に3リットルくらい。すると、驚く事に大量の母乳が出て、退院1日前には、ちゃんと体重も増えて、優等児になりました。周りの言う、「大丈夫」「気楽に」なんて言葉も鵜呑みにするもんじゃないな。と思い知った、2011年の冬でした。
2011年02月23日
NST検査と言うのを受けました。ノン・ストレス・テストの事で、ストレスが無いかどうかを調べるのかと思いきや、ノン・ストレスの状態で赤ちゃんの心拍数をグラフにして、健康状態を知るものだそうです。 吸盤のような物をお腹に貼り付けると、ものすごくリアルに赤ちゃんの心拍音が聞こえます。そして、それはあたかも馬が草原を駆ける音のようでした。もっと言うならば、「ホルベルク組曲」の1楽章を聴いているようでした。テンポもバッチリAllegro vivaceでした。大人の心音だと、もっと遅くなるのだと思います。と考えると、馬の足音を聴くと胎児期の心臓の音を思い起こさせるとか、壮大なロマンがあったりするのだろうか・・・。等と考えたりしながらも、ホルベルクの1楽章って、1ページ目の下の方にビオラパート、難しいところあるよな~。と、左指が勝手に動いたりして、「これって、ちゃんとノン・ストレス・テスト出来てる?」と心配になったり、ならなかったり。話は変わって、私のげーじつ的な絵をたまにブログに掲載しておりますが、いつも、その辺のてきとーなメモ用紙などに書いています。才能の垂れ流しと言えるのかもしれません。実は、このメモ用紙が凄くて、 サンキュー!さっぽろ地下街 来年40周年って書いてあるんですが。フォントも気になるし、字と字の間隔のばらつきも気になるし、「来年40周年」って・・・。次の年には「今年40周年」になって、その次の年には「去年40周年」になって、またその次の年には・・・・?
2011年01月22日
出産を控えた夫婦対象の「育児クラス」に行ってみました。私自身も初めての出産なので、「沐浴の方法」とか、「なんで泣き止まないの?」みたいな講座が参考になるかな。と参加してみました。3組の夫婦が参加しているアットホームなクラスで、実際、2日前に出産された方の体験なども聞けて良かったのですが、案の定と言うべきか、今流行りの、「イクメン」を教育するクラスだったと言っても過言ではなく、実際の「沐浴体験」も全部パパがやったし、妊娠中は食事作るのも大変なので、ご主人のサポートを。とか、(子供が生まれても然り)挙句の果てには、「妊婦体験」と、8キロの錘をご主人のお腹に取り付けられる始末。「どーだ、どーだ、妊婦はこんなに大変なんですぞ。」と言わんばかりの重圧を受けている様子を見て、・・・私って、すごぉく大変なのかも・・・。と、逆に元気がなくなってしまった。お腹が空いても、ご飯作る体力がないんですぅ・・・。掃除なんてもっての外で・・・。じゃあ、一日寝てますか?いや、それは退屈。という具合で。(補足・もちろん家族のサポートは日頃からたっぷり受けていますよ)そこで、はっ!と目が覚めるのであった。「妊婦は病気ではない。がんばれ!」って、もっと言ってくれる方が私は元気になるのではないか?いや、実際言われたら腹立つのかもしれませんが・・・。母乳を与えながらコンチェルトを弾ききったソリストと言った、驚愕のパワフル女なども目の当たりにしてきましたが、まあ、そういうのは絶対無理としても、精神的な甘えは本当の幸福には繋がらないな・・・。と実感するのであった。私自身、時代に逆行していると知りながら、あっさり名字も変えてしまいましたが、昨今はやりの「イクメン」とか「男が取る育休」などについても、子供が生まれたら、何か思うところが出てくるのかもしれません。ところで、妊婦と言えば、やっぱり「おソノさん」が印象的でした。「魔女の宅急便」に出てくるキャラの彼女、なんと26歳なんだそうです。ショック・・・。今になってみると、お腹の大きさが最初から最後まで同じで、てっきり、太った体系のおばさんなんだと思っていたら、いきなり「あなた、産まれるわ。」みたいな感じではなかったかと・・・。いや、そんなとこにリアリティを求めても仕方ないのですが。(笑)実は、中学生の頃、「おもしろいから絶対見てみて!」と勧めてくれた友人が、その後、阪神大震災のときに亡くなってしまいました。震災の時は、街も私たちも大混乱でしたが、(大学受験の年だったし)魔女の宅急便をふと目にしたりすると、「ああ、彼女の人生はあそこで止まってしまったけど、私はまだ続いてるんだな~。」といつも、ぼーっと考えます。未だに、震災の特集なんかからは目を背けてしまいますが・・・。
2011年01月17日
あけましておめでとうございました。年末年始は申し訳ない程のんびりさせて頂きました。「今はお腹の子が大事なんだから。」と周りに気を遣ってもらい、ただただのんびりさせてもらってます。しかし、昔の人ってほんとに偉かったんだな。と実感します。妊娠してても背中に泣く子を縛りつけて、川で洗濯して、シバで煮炊きして、姑にいびられて、蛇が出たら退治して・・・。うっかり美貌が公方さまのお目に留まってしまえば、しまえばで、大奥でのオンナの戦いに耐え、公方さまに必死で取り入って、やっとお世継ぎを産んだと思ったら、毒盛られて子供は死亡。んー。平成ばんざいですな。掃除も洗濯もお料理も、「ぴっぴっぴっ」で済みますから。ええ・・。おほほ。話変わりますが、ウサギ年なんですね。私は辰年ですが、子供の頃はウサギ年だったら良かったのにな~。せめて、犬とかネズミとか・・・。と思ったものでした。だって、かわいいやん?←理由だいたい、良識ある大人に聞けば、この世に辰なんて存在しないそうで、見る機会があるとすれば、ビール瓶とか(←あれは麒麟か・・・。)日本昔話のオープニング?辰年になったら、たいてい世間は、「タツノオトシゴ」あたりでお茶を濁そうとするし、年賀状のイラストは蛇に足が生えたみたいなもんだし、はあぁ・・・。地味・・・。と子供心にがっかりしたもんであった。遠い目。しかし、この積年の思いは天に届き、私の子供の干支はウサギ・・・。となると、なったで、「寂しくて死んでしまうウサギで大丈夫なんだろうか・・・。」「草食系ですかぁ・・・。そうですかぁ・・・。」と心配は尽きない。しかぁし、ウサギ年は「飛躍」の年なんだ。とテレビで盛んと言ってるので、それを信じようではないか!考えたら、干支で飛ぶ動物いない?鳥って言っても、鶏だけなので・・・。毎年楽しみにしている通天閣の干支引継ぎ。今年もyou tubeで確認しました。いつも通りのベタな駄洒落は兎も角、途中で「脱兎の如く」が出てこなくてカンペ見ちゃったのも兎も角、職員に「にゃーにゃー」とか言われて、トラの赤ちゃんがプライド見せたとこが良かったです。通天閣干支引継ぎ式ウサギをじーっと睨みながら、ミルクで口封じられてるとこもかわいい。こうなると来年が心配です。ウサギ→タツノオトシゴ(予想)すんごく地味・・・。さかなクンに実物、探してもらうか・・・。
2011年01月06日
世の中って、悪者を決めないと気がすまないんだな~。と、テレビをぼーっと見る。今回の大桃ツイッター発言から始まる大騒動も、「やれやれ、やっと次のネタが・・・。」と胸を撫で下ろしたのは、えびぞー様だっただろう・・・。と想像に難くない。いや、まだ取材攻撃にはあっているんでしょうけど。んで、大桃さんの騒動ですが、「ツイッターで、んなプライベートな事を・・・。」と、言うのはちょっと置いといたとして。「軽率な事をしたと反省しています。」と言いながらも、「あの2人は結婚していたんです!!」とペラペラと他人のプライベートを喋っちゃう浅はかさも置いといたとして、 実際に会見を見ると、「冷静に装っている。」と言う所が見て取れるので同情しないでもない。麻木さんは麻木さんで、世間の人は悪女だと見たとしても、私から見たら、素敵な女性で・・・。 しかし、なんつっても山路さんの会見が一番すばらしく、「ほうほう、なるほど、そうよね~。」と、思わず納得させられてしまう。 「オトコとオンナじゃないですか。」って言うのも、分からない人には分からなくて仕方ない気もするだけで。「優しい嘘」←麻木さん「残酷な沈黙」←山路さんという詩的にも感じる単語を編み出したのも、「2人は影響されあってんな~。」と感じずにはいられない。こんな頭の良い、穏やかな山路さんと共鳴できた麻木さんは、やっぱ、いいおんなに違いない。と確信へと変わり、一番、恥かいたのは結果として大桃美代子自身だったんじゃないの?早く、自分に合った幸せを見つけて欲しいです。って思うんですが、世間はそうは見ないんだろうな~。で、山路さんってどんな人なの?というVTRが流れ、 映し出される惨状。「金銭的には自転車操業で、何度も死にそうな思いをしましたが、日本人の目で見たことを日本語でみんなに伝えなきゃいけないんです!」♪君の~行く道は~~、果てしなく遠い~~~~(BGM、by筆者の鼻唄)危険を冒しながらも進み続けるその信念。妥協せず、守りに入らぬその人生。を感じずにはいられなかった。と思っていたら、画面は変わり、不倫かどうか。世間の倫理感はどうか。って・・・。日本って平和だなあ・・・。 誰か記者が、「この騒動をジャーナリストとして取材するとしたら、どう取材しますか?」なんて、あほらしい質問してましたが、「こんな低俗な取材は興味ありません。」って言わなかった所が紳士だな~。と思いつつ・・・。
2010年12月27日
ソフロロジー式分娩の講習会に行ってきた。「分娩に対する不安を取り除く」と言ううたい文句でしたが、特に不安も持っていなかったので、最初に産科の先生が、「出産は怖いものではありません。もちろん、痛みというのは自律神経からくるもので、癌に匹敵するほどの人生で最上級とも言える痛みなのですが・・・。」ぎょえ~~~。聞いてないよ~~~。そんなに痛いんですか!?ぎょえ~~~~。っていうか、癌もそんなに痛いんですか!?ぎょえ~~~~。↑と、3ぎょえ~した所で、ソフロロジーの話を真剣に聞くようになったのであった。要するに、分娩時に力むと、赤ちゃんに十分酸素が行かないし、むしろ、子宮口が堅くなって出づらいんだそうです。んで、リラックスさせるために、意識と無意識の間の状態(寝る直前の状態)に自分で持っていくトレーニングを常にしておく。母性を育み、母子共同作業である意識を高める。↑こんな感じ?「スペインで始まり、フランス中心にヨーロッパで急激に広まっているらしい。」と言うのも、説得力がありますが、「日本に入って20数年、東洋のヨガや禅を取り入れ東洋人向けに改良された。」と言うのにも、共感を覚えた。なるほど・・・。意識と無意識の間のリラックス状態ね・・・。これが出来れば、睡眠もコントロールできるようになるかもしれません。(余談ですが、演奏会などでたまにそういう状態の人を見る事があります)呼吸法なんかも、ヨガに似ていて血の循環を促すものに感じました。・・・・・と完全に感化されて、さらにはCDまで買って意気揚々と帰って来てしまった。行く前には、「たぶん、催眠療法みたいなもん」とか言って家を出た割りに、催眠商法に引っかかったような状態であった・・・。しかぁし!こういう物は信じるからこそ救われるものであって、実際のところ、痛みと言うのも気分の持ちようで変わるんだそうで。DVDで実際の出産のシーンがあったが、TVドラマなどの出産シーンが目を覆うような物であるのに比べて、「はーい、長ぁく息吐いてくださぁい~、そうですね~。」「ふぅぅぅぅぅう~~~」「はーい、もう一度~~~。」「ふぅううううううううううう~~~。」「はい、産まれましたよ。」「おぎゃーおぎゃー」というような、穏やかな出産であった。もはや、「ラマーズ法」は古いんだそうだ。と完全にマインドコントロールされた状態で、買ってきたCDの封を早速開ける。このCDに興味を持ったのにはもう1つ理由があって、<松永先生のお話 BGM・ロンドン交響楽団>と書かれているのであった。こんな仕事もしてるのかっ。ロンドン交響楽団っ!ドキドキしながらCDをかける。松永先生「ソフロロジーと言うのは・・・・」♪たららら・らっら~ら~ら・ら~ら~ら~~~バックでかかる、ベートーヴェンのメヌエット。えっ!ほんまにBGMやん・・・。最後はスケーターズワルツで少し曲調が変化したものの、ほとんど、先生のお話で聞き取る事も出来ず・・・。これって、わざわざ録音した物でもないんちゃう?ロンドン交響楽団って書く必要ないんちゃうん!?(ノ-_-)ノ ~┻━┻・..。;・' でも実際の意識下に入るコントロールするのは、電子音楽でした。うんうん。モーツァルトじゃなかったよ。(´▽`) ホッしかし、モーツァルトも世間で言われているように、「モーツァルトだけが持つ癒し効果!」とかをちゃんと信じれば、救われるのかもしれません。じゃあ、全く音楽を知らない人に、モーツァルトとハイドンとシューベルトの聞分けが出来るのか!?リラックス効果が変わるのか!?と言ってたら、救われないのです。ええ。ええ。信じていれば、神の声が聞こえるのです。
2010年12月22日
よく夢を見ます。レッスンの時間に遅れそうな夢。単位ぎりぎりなのに、体操服を忘れる夢。↑これらが私の2大頻出夢でしたが、「しょうがない、車で行くか・・・。」とか、「ま、なんとかなるか・・・。」とか、夢の中で次のステップへ進む事が多くなりました。ん?進んでない?最近は、眠い時と覚醒している時の差が激しく、(たぶん、なんとか液とかこんとかホルモンのせいだと思います。)睡眠をコントロールするのに一苦労していますが、夢もなかなかリアルです。先日は、オーケストラバックでのレッスン。という、あり得ない貴重な体験を(っていうか夢だけど)しました。しかも、初見!曲も良く分からない、bmollの曲で、最初の音階を駆け上がる度、「そうじゃない!そうじゃない!」と怒られ続ける夢でした。かなり不快な夢でした。しかぁし、「あんな萎縮させるだけのレッスン、良くないよな~。」と、起床後、ベットの上でつぶやくのでした。負け惜しみ?夢っていつか経験した事とか本で読んだ事などが、断片的に構成されて、高速回転で見ているそうです。って考えると、夢の良し悪しは編集力?先週は、皿洗いをしている夢を見ました。もくもくと・・・。途中で目が覚めたのですが、洗い残したお皿を洗うために、もう一度寝て、全て洗いきった所で起きました。主婦の鑑です。この完璧な家事さばきを見給へ!つーか、ただの二度寝とも言う?ははは・・・。
2010年12月21日
とりあえず、更新してみる。「おもしろい事思いついたら・・・。」なんて言ってたら、一生おもしろい事なんて思い付かない気がしてきた。妊娠してから、驚く程脳の回転が落ちた気がして、(たぶん、なんとか液とか、こんとかホルモンの影響だと思います)なんかボーっとしてる日が・・・。っつーか、もしかしたら私は元々脳の回転が悪くて、それを自覚しただけ!?なーんて考えたりもして、思わず、「脳の本」を読んでみたりもした。うん、たぶん、なんとか液とか、こんとかホルモンが、私をこうさせてるんだと思います。↓脳の本楽天ブックス: 脳はなにかと言い訳する - 人は幸せになるようにできていた!? - 池谷裕二 : 本何せぼーっとしてるので良くは分からないが、「脳が体を動かしている」というよりは、「体を動かす事で脳が動く」と言う事も往々にしてあるらしく、↓子供の頃によく起きた発表会での現象。 こういう事が起こり得るのも、納得。指が暗譜しちゃってるのね。まあそれは置いといて、お腹に子供がいるというのは不思議なもので、妊婦も8ヶ月もやってると、それが当たり前?のような気分にもなってきた。何か他の事に集中してる時は忘れていたりもして・・・。でも、そんな私を引き戻させるのが、「ひくっ・・・ひくっ・・・」という一定感覚の動き。心音でもないだろうし、なんなんだ・・・これは?と思い、ネットで調べてみたら、なんと「しゃっくり」してるんだそうな・・・。なんとも、ほほえましい話ではあるが、出物腫れ物所嫌わず。と言うのか、これがなんとも言えなくて・・・。 誰かと、お話してる時でも、 車の運転してる時でも、 チャイコフスキーの4番、弾き始めた時でも・・・。おいおい、今かよ・・・。って思います。っていうか、1日に3,4回はあるんですが、まあ、横隔膜も元気だと言うことで・・・。
2010年12月17日
昨日の本番を最後にしばらく産休に入らせていただきます。振り返ると、2002年に入団して8年半ですが、留学で1年も休ませてもらって、んでんで、また産休で休んで、どんだけ休ませて貰うんだろう・・・。と、負い目を感じてないわけではないんです。ええ。でもこのご時勢、子作り子育ては美徳とされる風潮で本当に良かったです。札響も規則がこの数年で随分改正されたらしくて、よそのオケにはないような手厚い制度があるそうです。事務所に「子供出来たんですが・・・。」と報告に行ったら、「頑張って作ったこの制度を活用してくれる人が出来て嬉しい!」と喜ばれました。産休初日の今日、普段はグズグズ起床するのになぜか6時前にぱっちり目が覚めました。遠足前の気分?今日から休みだ~~~!女に産まれて良かった~。と朝日に向かってダッシュしました。(嘘です。一応妊婦ですので・・・。汗)と言っても、忙しい時には、「休みになったら~、あれやってこれやって~~~」なんて計画立てていたのでしたが、実際に休みになってみると何して良いのやら、とりあえず部屋とか台所の掃除なんかをしてみるのでした。考えてみたら、産まれてこれまで、これ程までにまとまった休みってなかったな~~。(あ、一応妊婦なので体も大変なんですよ。ええ、ええ。家事もありますし・・・。ええ、ええ。汗)ほんと、女に産まれて良かったです。産まれてしまったら、こんな自由もなくなるそうなので、せいぜい、しばしの休みを満喫したいと思います。2006年の韓国公演も留学中で、2011年の欧州公演も育休中で、と、主要な思い出作りに参加できていないので寂しい気持ちもありますが、復帰した時にビオラの弾き方忘れていない様に頑張ります。それでは、みなさんごきげんよう。
2010年12月16日
みなさんこんにちは。車の免許更新に行ってました。北海道に引っ越して来て、強烈に運転の必要性を感じ、そそくさと取りに行ってはや8年。思へば、北海道弁の洗礼を受けたのも教習所であった。「そこに、コーンがおかささってるっけぇ・・・」「え?おかさ?」と、聞きなれない言葉で目を白黒させたものであった・・・。(遠い目)一様に方言と言っても、職種、地域などによって、ずいぶん開きがあるように思います。居酒屋のマスターとかは、独特のイントネーションがあるし・・・。「試験場の先生も独特なんだよな~。しゃべり方・・・。」と懐かしさを胸に手稲に向かった。今回も、違反者講習(2時間)しょぼーんです。どーでも良い話ですが、北海道は交通事故死亡者全国ワースト1位だか2位だかで、講習の間中、ず~っとその話ばっかり。「11月18日現在、今年もワースト1位です。なんとか、あと1ヶ月ちょっとの間に2位になれれば良いのですけど。」↑などと真面目に言う教官を見て、・・・て事は、2位の県の死亡事故が増える事を望むのか?と違和感を隠し切れません。今回の教官は東北訛りのある先生でした。「ひ」を「し」と発音するようで、「標識」は「しょうしき」「昼間」は「しるま」という具合で、頭の中での変換がしつよう・・・・いや、ひつようでした。中でも、「お年寄りの死骸が多くて」と連呼されるのには、困惑しました。<注>「しがい」→「被害」しかぁし、そんな障害に悩まされながらも、なんとか無事、更新できました。おめでとう。ありがとう。ところで、世の中、次々と事件が起こりますが、ここ数日は、法務大臣の問題でテレビも大騒ぎで、あ、失言問題ね。「ほーむ大臣が・・・ほーむ大臣を・・・ほーむ大臣の・・・」と頭の中が、「ほ」と「ー」と「む」の字で占領された頃合に、「ホームセンターテレフォンショッピング~!」などとCM挟むのは止めて欲しい。ん?「法務センター」ってどこだっけ?天下り団体?って、混乱しますから・・・。
2010年11月24日
更新しなさすぎ・・・。いかんいかん・・・。おかげさまで札響は忙しいです。このご時勢ですから、仕事があるのは良い事ですな。うんうん。あまりに忙しくなりすぎると同僚と、「コピーロボット欲しいよね~。」と夢のような話をします。はっきり言って、トランペットを吹くロボットとか、バイオリン弾いたりするロボットを研究する前に、さっさとコピーロボットを作って欲しいです。と、そんな話をしていて、はっと気がつくのでありました。札響には、コピーロボットに働かせる事ができる可能性のある人が1人だけ・・・。いや、正確には2人だけいます。なんと、なんと、双子がいるのですな。うちのオケには。だから、どっちかがオケ辞めて家で待機。疲れたら仕事交代すれば、究極のワークシェアリングが可能になるわけです。ビオラとバイオリンだから、まあどっちでも弾けるだろうし(てきとー)。給料は一人分だけどね。(`∀´) ケケケ。と、双子の前で説いてみたのですが、反応なしでした。おしまい。
2010年11月02日
くだらない小説を読んだ。くだらない。なんて軽く言ってしまうけど、作者は結構有名な人で、かなり昔、新聞小説だったものなので、私ごときが、批評すべきものではないのかもしれない。でも、この新聞小説って言うのがミソだと思うのだが、途中で飽きそうになったら、ええっ!と驚くような描写があったり、登場人物の性格設定が微妙に変化したり、途中で脈絡が変わっていくのも、まあ仕方ないのか。内容としては、大金持ちの家庭の話で、会長が秘書に手を出していて、その隠し子と孫が恋に落ちてしまうとか、奔放な女性が会長とその息子と二股だったりとか、I原悦子さんなら、土曜の夜に柱の影から、「んま~。あきれた・・・。」と言うであろう、よ~くよ~くあるパターンで、最終的に作者の手に負えなくなった人は自殺。特に微妙な心理描写があるわけでもなく、哲学的な意味合いがあるわけもなく、この広い広い日本の中で、しょっちゅう偶然の鉢合わせがあり、いやはや、作り話ならいくらでも作れるもんな~。なんてぶつぶつ言いながら、結局のところ、読み終えるまで眠れなくなって、後半は1日で読んでしまった・・・。恐るべし・・・。B級小説。作り話なんて、作者によって、幸にも不幸にも出来る事を知りつつも・・・。そういえば、「ガラスの仮面」なんかは最たるもので、いったい紅天女は誰の手に・・・?なんて、ドキドキしながら読んだものであったが、結論の出ないまま、だらだらと続いた所を見ると、「ああ、作者もどうしようもなくなってしまったんだな・・・。」と思った瞬間、「そうか、これは作り話なんだ。」と目が覚めたものであった・・・。遠い目。じゃあ、作り話でなく本当の話なら価値があるかと言えば、まあ、そういうわけでもなく、読んで良かった。と思えるであろうちゃんとした内容のある本を読もうと思いつつ、こういう娯楽小説もやめられなかったりするもので・・・。追記・明日は10月の定期です。D.イノウエさん、たしか2年ほど前の7月くらいに地方公演で共演しています。当時はインスペクターになりたてだったので、「英語で話すのか、日本語で話すのか・・・。」と挨拶に行く時、ドキドキした記憶があります。(実際には日本語もとても上手)音楽的にも、私は結構好きです。ぜひお越しください。
2010年10月14日
ソフトバンクが優勝したそうです。あ、野球の話ね。ソフトバンクって言ったら、元、ダイエーで元南海?ずいぶん、野球チームも様変わりしましたなあ・・・。私は関西出身なので、「やっぱり阪神ファン?」なんて軽く聞かれますが、私が幼少の頃は、阪神、阪急、近鉄、南海↑こんなもん?関西の私鉄の多くが球団を経営していたので、阪神ファンの友人などを見ると、「家は阪急沿線なのに、なぜ阪神!?」などと大いに疑問を持ち、悩みに悩み、混乱のあげく、私は巨人を応援したりしていました。そのうち、なんとなく阪神ファンになったのでしたが・・・。近くに、バースとか住んでたし。バースがコープで牛乳買ってました。それはともかく、日ハムが札幌へ来てから、地元に根付くのが早かったな~。と秋の夜が深まる度に思います。スポーツニュース等は日ハムありきで、北海道に住んでるなら、とーぜん日ハム応援してんでしょ?道民やめますか?日ハムファンやめますか?という勢いで話は進む。福岡とか仙台なんかもそうなんでしょうか?地方がこやって盛り上がるのは、なんともいいものだと思います。しかし解説者はだいたい、関西弁。昔は、強い高校は関西に多かったし、その影響なんでしょうか。それとも、よくしゃべる関西人が解説者に向いてるだけ?この解説、聞いてるとなかなか面白いものがあります。野球の事が分からなくても、分かった気分になります。やれ、内角低めを狙え。だの、やれ、バットを短めに持て。だの、技術的な事を言ってみたり、「この真剣な試合の場で今、にやりとしたではないか!許しがたき!」などと、武士道的なことまで語りだし、ずばずばと選手は批判されたりもします。そしてそのうち、我が家の解説者(筆者)がため息まじりに、「野球選手っちゅうのも大変な職業やな~。調子悪いときにこんなにたたかれたら自信なくすやんな~。」などと、ぶつぶつ言い出すのであった。(もちろん関西弁。)これが、コンサートの中継(副音声で)だったら、どんな事なるんでしょうか。「この方、良いんですけどねえ、ちょ~っと弓がななめになってるから、ほらね、スピッカートの時、弓がすべるでしょ。これがあかんのです!」←やっぱり関西弁。「最近、○○さん調子良いですよね~。2時間前にホール入りして、音階30往復してましたよ。最近、腰の具合も大分良いようですよ。」「あ、今、監督から指示が出ましたね~。おやおやっ、そうきますか~~~。しかし、団員が付いて行ってませんね~。こういうところ、きっちり決めていって欲しいですよねえ~。」とか?ああ、恐ろしい。
2010年09月27日
一昨日の本番でのこと。セキが止まらなくなって、いや、もっと正確に言うとセキをこらえようとしたら、セキが嗚咽のようなものに変わり、涙と鼻水の応酬。顔、全体がぐしょぐしょになってしまい、いてもたってもいられなかった。こんな話をすると、音楽家のみなさんは誰しも似たような経験がおありで、中でも、セキトイレ二日酔い↑これらに関しては、話題が尽きない。有名なオケのコンマスがコンチェルト弾いてる最中にトイレを我慢できなくなって、アンコールのツィゴイネルワイゼンを倍の早さで弾いた。と言う、武勇伝とも言える、語り継がれたエピソードまであるほど。ちなみにこの話は、たいてい爆笑のあと、「タイスの瞑想曲とかじゃなくて、良かったね~。」としみじみ締めくくられる。他人事ではない事に途中から気づかされるのかもしれない。生理的なものなので、こればっかりは。と思うのだが、精神的な部分も大いに関係しているのではないか。現に、一昨日の本番でもセキが出そうになったのは、ピアニッシモの部分で、音楽は静かな弦楽器のソロに移って行き、美しく、美しく終わるのであった。そう、そんな時、「この静けさを1ミリだって、邪魔しちゃいけないのだ・・・。」という意識が芽生え、喉のイガイガが気になりだしたような・・・。「こんな時にセキが出たらどうしよう・・・。」と、ふと頭をよぎった気もする。こんな時に限って・・・。と言うよりは、こんな時だからこそセキが出てしまった。というべきなのかもしれない。よく似た例としては、参観日に限って忘れ物をしてしまう。とか、忙しい時に限って、ゴミ箱を倒してしまう。とかね。だいたい、バイオリン、ビオラというのは、↑必然的に喉を締め付けているわけで、気がつかないうちに、喉に負担がかかっているのかもしれない・・・。一昨日はまた悪いことに、ポップスの本番で、「愛の映画メドレー」を弾いている最中だった。「私、昨日のリハーサルを聴いて涙が出たんです。愛の音楽を聴くことによって何かをふっきれたり、今、辛い思いをしている人は涙でその思いを流してしまったり、あなたの素直な気持ちで、この響きを受け止めて良いんですね。」あ~ひ~、それは、あひ~~~~♪みたいな、ナレーションがあった後であった・・・。「ヤバイ。演奏しながら泣いてると思われたらどうしよ・・・。」という心配がむくむくと持ち上がり、さらに、私は追い込まれる。違うんです。セキなんですよ。セキ。と、2,008人のお客さんに言い訳して歩いて回りたい気分であった。定期までには、何が何でも治さなくては・・・。
2010年09月12日
先日頂いたコメントでふっと心がヴィーンの留学時代に戻ってしまった。思えば、2006年に帰国したので、もう4年も経ってしまったのか・・・。遠い目・・・。私の留学時代と言えばとにかくお金がなかったので、まず住む場所を探すのに苦労した。苦労しすぎて、危うく偶然友達になったイラン人の紹介で、イラン人コミュニティに入りそうになったりもした。「自称ジャーナリスト」と言うそのイラン人は、物件を見る時も付いて来て、「ここには大きなテレビがあって嬉しいよ!僕の家にはないから。僕はサッカーが好きだけど、あやこさんは?」「僕の得意料理はパスタで・・・。」などと、ぬけぬけと目を輝かせて言うので、「まさか、こいつ私の部屋でテレビ見るつもりか?Σ(` Д´;)ノノ」と、身の危険を感じて逃げた。紆余曲折あり、結局、ブリキ職人をしている元オーボエ奏者というおじいさんから、格安で部屋を借りる事ができた。確か、210ユーロだった。月々の振込みは160ユーロで、50ユーロは手渡し。税金の関係で、50ユーロは「シュバルツ・ゲルト」と、へらへら言っていたような・・・。安いのは良いけど、現代ではありえない設備で、電話ボックスみたいな簡易シャワーがキッチンにあり(3分くらいしかお湯出ません)トイレは外、(階段の踊り場)暖房は壊れ気味(石油をガソリンスタンドから運んで)、隙間風、あり。訪ねて来てくれた友人は口々に、「モーツァルトの時代みたいだね~。」とのん気な事を言ってくれたが、極寒の季節などは生きた思いがしなかった。そういえば、最初の頃、知り合いの、知り合いの、知り合いくらいの現地で育った日本人の少年が、アパートの交渉などを手伝ってくれる。と言ってくれて、「ラッキー!」と思っていたら、お金を盗まれそうになった。財布を持っていこうとする所を見てしまった。人を疑うと言うことを知りました。28歳の秋でした。ヴィーンは全ての通りに名前が付いていて、私の家はEggerthgasseと言った。発音が難しくて、困ったのがタクシーに乗った時。あまりに通じないと、つづりを書いて見せたりもした。すると、アラブ系の運転手さんは、「これは、えっぎゃーと がっせ だよ。」などと言い、次の運転手は、「えっげるす がっせ」などと発音し、要するに、外国人だらけのヴィーンでは運転手自体の発音もバラバラ。さらに、あまりに小さな通りであったので、ようやく、Eggerthgasse だと分かった所で、「で、それはどこ?」と聞かれるので、そのうち近くの駅を指定し、「右、左」とか言うようになったのであった。まあ、それほどしょっちゅうタクシーに乗れた身分ではなかったが・・・。グーグルマップで見てみよう。アパートに関する思い出は尽きない。当時、「耐震偽装問題」などが日本では高らかに騒がれていて、インターネットなどで遥か遠くから見る度に、「日本ってすごいな・・・。」ともう慣れきっていた自分家の歪みきった床を眺めていたのであった。そして、「姉歯」って、なんて読むの?とぼそっとつぶやくのであった。
2010年09月07日
稚内のびーたに行ってました。いつもは車を運転して行くのですが、今回は初めて、JR利用してみました。12:37札幌発で、稚内着は18:11実に5時間半もJRに乗っている事になります。予断ですが、ついつい「電車に乗る」と言いそうになりますが、北海道の場合、電気になっていない所もあるので要注意です。電車と言わず、JRと言うのにだいぶ慣れて来ましたが、いまだ、地元の人みたいに、汽車で行くべや。とか言うのには抵抗あります。はい。札幌の中でも、人々は、「JR」と「地下鉄」の区別を必要以上にしている気がします。私などは、その辺ひとからげで電車だと思っていましたが、例えば、キタラに行ったとして、「電車で来た。」と言うと、「地下鉄じゃなくて?」とか言われます。話が脱線しました。まあとにかく、長時間の乗車に不安もありつつ、期待もありつつ、食料や本などを買い込んだりして、いつもと違う気分でびーたに臨みました。JRに乗って1時間程は落ち着かなかったですが、だんだん、読書に集中し、結果2泊3日のこのびーたでは、 3冊も本を読むことが出来ました。途中で本が足りなくなって買い足しました。つーか、神様は全人類平等に1日24時間与えて下さっているのに、私は毎日、この時間を有効的に使えているのだろうか・・・。何事も便利に合理的に。と言いつつ、本当のところ、大切だった時間がなくなって、自分自身を見失っているのではないか。という思いがしました。確か、留学した時にも同じような事を実感した気がします。駅から不便な場所への移動は、(今回のみ)オケがチャーターバスを出してくれましたが、バスでは酔ってしまうので、読書できません。あ、酔うって言っても、乗り物酔いです。お酒ではありません。ぼーっと窓を見たり、MP3を聴いたりしていたら、突然、山道の真っ暗な場所でバスが止まりました。ええっ!まさか、ガス欠?と思ったら、運転手さんが慌てた素振りで降車し、(ウィンカーも出さずに降りたのでひやひやしました。)いきなり、「すいませ~ん。」と、横に建っていた民家のドアをがらがらっ!と開けたので、「隣の晩御飯かっ!?」と心の中でつっこみました。中からは、寝巻き姿のおばあさんが出てきて、数秒の会話。 どうやら運転手さんは道が分からなくなって、道を聞いたようで、しきりと、「いや~、暗くて標識が見えなくて~。」と、言い訳がましい事を言うのに、「ほんと、真っ暗ですよね~。」などと、みんな和やかに苦笑いしていましたが、普段、私は暗い山道も運転するので、「これくらいの道で間違えるか・・・?」と心の中で思いました。街中に入ってからももう1度、同様の事があり、さすがに疲れがピークに達していた車内は、「あのな~!」という緊迫したムードになりました。のどかすぎる運転手さんにびっくりです。たまには、こういうびーたも良いなと思いました。
2010年09月03日
「ご職業は?」と聞かれると、戸惑ってしまう。それが例え、ご近所さんでも美容師でも、警察官でも。あ、最後の警察官と言うのはちょっと意味合いが変わるので置いておくとして、「オーケストラの団員なんです。」と正直に言ったりしようもんなら、「きゃ~すごいですね~。もう第九の練習とか始めてるんですかぁ?」「優雅ですね~。平日は何されてるんですかぁ?」なんて、高い声で言われてしまい、正直、めんどくさい。中には、教養のある方もいて、「カラヤンを聞いた事ありますよ。」なんて奥様もいて嬉しくなる時もあるが・・・。他人の職業は実際には想像できない部分もあって、確かに、興味あったりもする。「おくりびと」なんかは、良い職業に目を付けたな・・・。と言うのが、映画鑑賞後の一番の感想であったくらいで・・・。そして、最近、テレビドラマなどでも私の目にやたらつくのが、「戦場カメラマン」だった人。「戦場カメラマン」として、勇敢に戦った人が帰ってくる。大抵は、昔の恋人と偶然再会する。いや、偶然だと思ったのはヒロインだけで、カメラマンは、昔の古巣へ戻っただけ。んでんで、「あなた、無事だったのね~。」とかなんとか言って燃え上がり、昔の思ひ出を語り合う。大抵はビーチでキャハキャハしてた思ひ出です。ええ。「私も年とったわ~。」「いや、僕の中の君は変わらない。」・・・見つめあう2人。でも、カメラマンは戦地で負った心の傷(ptsd)とかがあってちょっとした物音にも、びくぅっ!としてしまう・・・・・・彼を愛おしく思う彼女。「私が彼をなんとかするのよ。」------------------------------------------------------↑一例です。脇役の事が多いですが。時代ですね。うん、たぶん。私が次に提案するのは、戦後生まれの優秀な演奏家がヨーロッパで活躍されて、そろそろ定年とか、もしくは、まだ若くても、結構帰って来られてるんじゃないかと・・・。日本に帰って来られてもバリバリやられてる人はおもしろくないので(笑)何か挫折を味わっっていて、日本に馴染めず、他人がクシャミしたら「ゲズントハイト」と言ってしまう。とか、そういう人をドラマにしたらどうでしょうか。んでんで、昔の恋人と偶然(を装って)再会して、「あなたの毎コンの本選姿、思い出すわぁ~。」と、キャハキャハしてキャピキャピする。「一日だけ海へ行ったわね~。海なんて、行った事なかったのよ。箱入り娘で・・・。もう一度、行きたいわぁ。」<砂浜で>彼女「私なんかは、もう歌もあきらめちゃって~。(声楽家が良いと思います)でも、娘がピアノやってるのよ。もう大学生なの。年とったわ~。主人は仕事人間で、家にも帰って来ないのよ。お金の面では不自由ないけど。でも私も自分の人生、見つめなおしたいって思ってるの。」↑たぶん、こういう経過になるはずだと思います。でも、恋は不幸な方向へ。彼がPtsdか、結核?にかかってる事はもちろん必須。最期はシューベルトかなんかをBGMに死んでいくんだと思います。ヒロインを残して。涙涙涙あ、でも、ヒロインの方は強いので半年くらいで立ち直ります。んで、「あなたの事は忘れない!」とか涙を一滴くらい流して、さっさと思い出に転換しちゃいますから。ドラマ化したい方はご一報を。
2010年08月25日
気がついたら、8月も末?札幌の学校はお盆が過ぎたら2学期が始まるそうで、気の毒でなりません。本州だと9月1日始まりで、それでも短いなあって思ったものですが・・・。最近の話。その1。ベランダでキュウリが取れました。しかも、1本!苗を2個買って来て(1個250円くらい)、夏中、水やって、んで1本っ!?いったい、いくらのキュウリやねんっ!とも思いましたが、「緑で目を癒してくれただけでなく、身まで食べる事が出来た。神様、ありがとう~(涙)」と考える事として、喜んで食べました。味は、ふつーでした。最近の話。その2。最近、知り合いのブログが炎上しました。発言した意見に対する反発がものすごくて、職場や本人に何通も抗議のメールが来たそうです。んで、やむなく閉鎖したそうですが、こっちは職場も名前も明らかにして意見を言ってるのに、匿名で名乗りもせずに攻撃するのって、ちょっとどうかと思いました。しかも、集団で。ネットって怖いです。確かに、立場もあるので意見は慎重にすべきなのかもしれませんが、炎上した日の内容は、共感できるものだっただけに残念です。
2010年08月24日
とうとう、我が家にロボ子がやって来た。ロボットに家事をさせて、当の私はゴロゴロする夢の時代がやって来た。勝手にロボ子と名付けたそのロボットは、お掃除ロボットの「ルンバ」。うん、確かにロボ子は私よりも几帳面で、確かに私よりも忍耐強く、床を這いつくばって、ががががーーーと埃を取り続ける。昨日は、家中を黙々と掃除するロボ子を追いかけていたら、気がついたら、日が暮れていた。「ハッ!(`ロ´;)私はゴロゴロしなくてはいけないのであった!」タイマー機能が付いているので、留守中に掃除させるのが良いらしい。でも・・でも・・・・。留守中、私が見張っていなくても、ちゃんと真面目にやるんだろうか。ロボ子は・・・。大切にしている家具やカーテンをメチャメチャにしたり、我が家に代々伝わる家宝や、機密文書に手を付けたりはしないだろうか。まだ、信頼関係は成り立っていない。そのうち、「魔法使いの弟子」みたいに言うこと聞かなくなって、細胞分裂を繰り返して襲ってきたり。♪テンテ・テンテ・テテテ・テンテ・テンテ・テテテ・・・・ああー、ロボ子~~!!やめて~~~~~っ!あ、でも、増えれば売ればいいか・・・。そうだそうだ。そして、私はもっとゴロゴロしようではないか。
2010年08月09日
美容院へ行った。最近引越しをしたので、思い切って近所で探してみることにした。あんまり敷居が高くって、お値段も高いところはいやだし~、歩いて行けて、感じが良くて~、と探していたらふと目に付いたのが、家のまんまえにあるお店だった。make(仮名)ネットで検索したら、「昨日わぁ、あめだったですけどぉ今日わぁ、晴れたのでぇ」と言うようなキャピキャピブログが出てきて、多少閉口するが、美容師に知性は求めない!と心に誓い、電話予約した。実際、お店にある看板をよくみると、店名は、FUMIKO BEAUTY MAKEフミコ ビューティー メーク(仮名)と言う、恐ろしく昭和な名称で、一瞬嫌な予感がした。出てきたのは、50代後半くらいであろうか、しかし若作りしたおばさんで、たぶん、この人がフミ子さん(仮名)だろうと推測する。椅子に座るなり、フミ子は言う。「あの新しいマンションにお住まいなんですか?いいですねえ。ウチは、あそこのお陰ですっかり日陰になってしまってねぇ・・・。以前は、雪解けも一番早かったんですよ。それがねえ・・・。」「はあ、そうですかぁ・・・。それはそれは。」笑顔を取り繕う筆者。汗フミ子「お客さん、何階ですか?」筆者「7階です。」フミ子「あら、7階でしたら低すぎないし、値段も手ごろでいいですよね。」フミ子に悪気はない。しかし、取り繕う笑顔が固まる筆者。そんな会話が展開される中、フミ子は、バッサバッサと私の髪をかき乱し、バッサバッサと切り刻み、気がついたら、そこにはおばさんヘアーの私がいた。この夏は髪をくくって生活するしかないな・・・。と、腹をくくる。この無神経な仕事ぶりに私は思わずいらいらっとするが、フミ子にはフミ子の人生があるのだ。と、私は想像してみた。フミ子が独立してこの店を持ったのは今から25年ほど前。この土地も今ほど開発されておらず、近所の主婦相手にやってきた。出来た頃は他よりおしゃれで、若い人向けのパーマの技術なんかも自慢にしてきたものであった。しかし同棲していた彼氏には定職もなく、フミ子の稼ぎをあてにしての生活。フミ子から金を貰っては競馬やパチンコに明け暮れ、新しい女が出来たと言っては何日も帰らず、そのうち、ぼろ雑巾のようになってぶらっと帰ってくるのを、フミ子は待つでもなく、待たないでもなく、諦めきって受け入れていたのであった。_________________________________そのうち、私の髪を切り終わったらしいフミ子が言う。「無料で頭皮のチェックをしませんか?無料ですから。」「はあ・・・。」有無を言わせず、頭にカメラのようなものを突きつけられる筆者。「この毛穴、ほっておくと薄毛や抜け毛の原因になって・・・。」と、ほぼ脅しのような文句を聞かされ、あまりにもしつこく、「こっちも、ほら・・・。毛穴つまってますよね。ほら、こっちも・・・。」と、汚い、汚い。と言われ続け不快な思いをした上、「頭皮マッサージ、受けていかれませんか?(有料)この状態だと、絶対受けた方が良いと思いますよ。」とか言うので、またまたいらいらっとするが、しかし、相手にも事情があるのだ。_________________________________気がつくと、この辺りは「札幌のおしゃれな店があつまる地域」といったような風潮が押し寄せ、新しくカフェができ、マンションが建ち、美容院もはいて捨てるほどになった。雑誌などに取り上げられるのは、技術はないが、若くておしゃれな美容師のいる店ばかり。店構えも、打ちっぱなしやガラス張りで、とても、うちのくたびれた外観と比べ物にならない。自分ももう若くない。と自覚するフミ子。店では、「せんせ、せんせ。」と呼ばれる立場になったが、実は、女手一つで育ててきた一人息子も大きくなった。息子にだけは自分のような苦労をさせたくないから、せめて大学だけは・・・。と無理して行かせた私立大の学費。しかし、この就職難で就職先が見つからないのだと言う。自分の息子だから。とひいき目に見てはいるが、やはり、父親に似てしまったのか・・・。とため息をつくフミ子。増える不安と減るお客。そこで、心機一転、店を改装したのであった。頭皮マッサージが良いらしいよ。と昔の美容師仲間が言っているのを思い出して、それを取り入れたのも、店の存続を危ぶむ焦りからだ。もちろん、器械は安くはない。でも、それでも・・・。と無理をした。店を改装し、HPを作り、店の女の子に今流行りのブログ?とか言うのもやらせる事にした。お客が増えたかどうかはわからない。でもそれは、自分自身のエネルギーに繋がり、息子にもこの姿を見て欲しい。実際、今の自分は生き生きしている気がする。更年期も終わっただろうか・・・。___________________________________________________________頭皮マッサージを受け、フミ子せんせやスタッフが、「綺麗になった。綺麗になった。」と褒め称える姿を見て、「はあ。」とため息にも似た声を出す筆者。「うち、お顔のエステも無料なんですけど、受けて行かれます?」とさらに調子に乗るスタッフを見て、「いえ、今日は時間が・・・。」と、声を絞り出した。頭皮をけなされた上、顔まであの調子で言われると、もう、生きていけない・・・。フミ子せんせは、ブローに入った。しかし、私の素直な髪の毛は全くまとまらず、あせった様子のフミ子せんせ。ムースのようなもので落ち着かせようとした上、カーラーのようなものを巻き、必死でばっさばっさとブラシでなでつけ、挙句の果てには、「雨の日は膨張しますもんねぇ。」と、天気のせいに。私は一刻も早く帰りたくて仕方なかったので、もう、髪の毛のことなんかどうでもよくなってたのだが、フミ子は、こういう感じにしてって言ってたけど、私が気を利かせて、こうカットした。と言うような言い訳を延々とするので、最後には、私の方が、「ありがとうございます。もう大丈夫ですから。」と腰を上げた。「頼むから、帰してください。」と土下座したいほどであった。フミ子は「次回はカラーをしましょう。エステしましょう。」と前向きな姿勢を崩さなかったが、微妙な面持ちのスタッフの目が痛かった。それでも、フミ子は考える。「若いお客は扱い方が難しいけど、そのうち、息子を美容師学校へやって、ここで一緒に働けば。そうそう、ゆくゆくは譲っても良いんだし・・・。」フミ子の夢は明日へとつながるのであった。今日の私の施術代も、希望の足しとなれば・・・。注・フミ子に関しての記述はすべて私の妄想であり、事実と異なります。 フミ子という名前も仮名です。
2010年07月29日
最近、びおらのY彦君が、「ビオラは歌うっていうみんなの歌があるんだよ。」と言うので、早速チェックしてみた。内容は、オーケストラでビオラが来なかったが、「ビオラがいなくたって、大して変わりないさ」と、メンバーは笑い、練習が始まる。でも、ビオラがいないと、なんか調子が出ない。<歌詞引用>目立たないビオラの調べは誰かの為の旋律鳥を空高く運ぶ見えない風のように星を輝かせて見せる暗い夜空のようにビオラは歌う~♪ビオラは歌う~♪って・・・。けんか売っとんかいっ!(ノ-_-)ノ ~┻━┻ ☆`見えない風?暗い夜空?って、別に他人を引き立てようなんて思ってませんから~。自分自身も精一杯輝いているつもりですから~。(こう見えても)残念っ!と、言おうとしたら、Y彦君は、「ぼく達、星を輝かせて見せる夜空なんだよね。」と、まんざらでもなさそうな様子でT彦君に自慢していたので、「おっ、これほどまでに直接的に励まされている人がここにいる!」と、音楽が与える愛や勇気を再確認すると共に、ほのぼのとその様子を見守る事としたのであった。実際にテレビ細かく見ていると、オーケストラなのに、メンバーが、ホルン・小太鼓・アコーディオンええっ!?どんなオーケストラ?これだったら、ビオラが主役でもおかしくないんでは・・・。(こっそり)しかも、遅れてきたビオラ奏者、右手に楽器、左手に弓を持ってるんですが・・・。汗び・・・びおらじょーく?いえいえ、こやって国営放送に取り上げていただけただけでも・・・。って思うべき?これって、作詞作曲はM原敬之なんですね。ちょっと、「世界にひとつだけの花」を思い起こさせられます。♪ナンバーワンにならなくてもいい~って、レンホーさんよりも先に言ってたんですね。あ、誤解のないよう付け加えると、M原敬之は好きですから。ええ。アルバム持ってるくらいですから。あげ足取って、ごめんなさい。ペコ。
2010年07月13日
ようやく世の中が静かになるそうです。まず、選挙カー。あれって、うるさすぎて逆に世の中の反感を買うので、いっその事、ああいう演説やめた方が良いんじゃないの?と幼少の頃より思っておりましたら、私の祖父の友人が、選挙に出たものの、一切選挙活動をしなかったら、あっさり落選したそうです。あたりまえか・・・。あと、今日でやっとサッカーが終わるんだそうです。ブブゼラっつーんですか?かなり辟易としておりましたが、ワールドカップ組織委員会って言うんですの?「現地の文化であるから禁止はできない。」と言ったそうですね。なにげに、その言葉に感動していまして、ええ、なんでも一方向の価値観で決め付けるのは良くないと思ってまして、耳鳴りが鳴ろうとも、頭痛が痛かろうと、ずーっと我慢してましたの。パウルクンって言うんですか?ドイツの水族館のタコね。かなり注目しています。ついでに、ドイツ語でタコって何って言うんだっけ・・・。と調べたら、Achtfuss (uはウムラウト)8本足ってそのままなんですねえ。そういえば、ベネツィアへ行った時、サービスで出してくれたイカのフリットがあまりに美味しかったので、次に入ったレストランで、イカを注文しようとして、苦労したな~。絵まで書いて、「足が10本!」とか、「タコアシ8ポン、イカノアシジュポーン」と散々説明しても通じなかった。「もしかして、イタリアのイカは足10本じゃないの?」とか言ってみたり・・・。イカはイタリア語で「カラマーリ」だそうです。空回りしまくった私達のような名前でした。ちゃんちゃん。
2010年07月11日
思い起こせば、私の小学校時代は、先生が昭和一桁生まれだったりした。戦争の話も聞かされ、疎開の悲惨さも聞かされ、給食を残そうもんなら、「アフリカの子供達は食べたくても食べられないのに・・・。」と、しかられる毎日であった。「なら、このご飯をアフリカに持って行ってくれ!」と、思っていたけど、もちろん言葉には出さず。体罰なんてもんは今では考えられない級のが日常的に行われていて、「これっていじめ?私はおしん?」と思ったものであった。いやまあ、よくぞまあ、親の誰かが「きょーいくいーんかい」にでも訴えなかったものだなあ。と、つくづく思う。いや、たぶん、子供は親にも言わなかったのかもしれない。なぜいきなりこんな話をするかと言うと、つい最近、そんなおばあさん先生の音楽の授業を思い出してしまったからで。それは小学校2年生の時で、音楽の授業は専任ではなく、担任の先生がやっていた。音楽って言っても、歌を歌ったり、そんな楽しいものではなく、やっぱり、それも勉強なのであった。あわてんぼうのサンタクロースはどうしてあわてんぼうと言えるのか。についての検証。みんなは丁寧にノートに書き写した後、1度か2度歌を歌って終わった。え?ある時は「バスバス走る~~」という歌のバスは、「どこを走っているか。」、路線の検証。これは、みんなが先生の望む答えを言えなかったために、先生は、「もう、やめましゅっ!」(←サ行の発音が悪い先生であった)ときれまくったので、我々はびびりまくった。その後、1ヶ月くらいは音楽の時間は他の教科に振り替えられた。子供心に、「あ~、先生は音楽が嫌いなんだな。」と感じており、音楽の授業は苦痛でしかなかった。音楽だけでなく、体育の時間に「にやにやしてる」というだけの理由でゴツンとなぐられたりしたものであった。ところが最近、子供の合唱団とオケで共演する機会があって、練習で子供の歌う様子を見ていると、ふっと、思わず心が和んだのであった。3人ほど、特に目立つ子がいて、楽しそうに、左右に揺れながら歌っていたのである。ここは舞台であるのに、あたかも野原で歌っているかの様子であった。あ~、これくらい歌を楽しめるって言うのは、ほんとに、ほのぼの気持ちが良いものだなあ~。というか、この大勢の中で目を引く子と言うのは、やっぱり個性があって良いなあ。と一人で感心していたのであった。と、そんな矢先、その時の指揮者が、合唱団の先生に、「あの~」と切り出し、その子供達の動きを止めるように指示したのであった。結局、本番は生徒達は直立不動で歌い、私はつくづく残念な思いがした。つーか、学校の先生が直立不動を望むのならまだしも、プロの指揮者が、そういう指導をしたと言うのは。やっぱり、目立つ子がいちゃダメなんでしょうかね。いやー、つくづく、残念であった。
2010年07月05日
私は、「もしも生まれ変わったら何になりたい?」と人に質問するのが好きで、なにげに好きで、これまでにも何度となくいろんな人に聞いている。何になりたい?という、あまりに漠然とした質問にかかわらず、大抵の人は、「三角定規になりたい。」とか、「パンダになりたい。」などと、突拍子もない事を言うでもなく、みんな一様になりたかった職業を言う。これって、意外とおもしろくて、その人が今の職業についてどういう見方をしているのか、世間をどういう風にとらえているのか、価値観なども垣間見れて、暇つぶしにはなかなか良い。って、暇つぶし?生まれ変わっても、今の自分と同じ可能性で。(才能とか、性格とか)という前提の元に答える人が多いので、そこも含めて正確に質問するとするなら、「もしも人生やり直せるなら、どういう職業につきますか?」という事になるのかもしれない。私も一生懸命考えようとするのだが、どうも根が不真面目に出来ているせいか、「どっかの小さい国の王族の一人に生まれて~。」とか、「天才画家」(ただし5年くらいで才能が認められる程度の天才)と、どうも他力本願というか、根本的に他人に生まれ変わって楽をする。という方におちいってしまう。一昨日、練習から帰ると、BSで「アマデウス」をやっていて、久しぶりに見た。と言っても途中から。やっぱり何度見ても、この映画って凄いと思った。見ているその年代とか、置かれている状況によって思うところも大きい。今回は思わずため息が出ました。やっぱり、才能がある人は凄いです。特に最後のレクイエムをサリエリに代筆させるシーンとか。内声の「たららんたった・・たららんたった・・・♪」が、凄いです。さて、今日は定期演奏会があります。指揮・尾高忠明オネゲル 夏の牧歌 サン=サーンス チェロ協奏曲第1番イ短調op.33 サン=サーンス チェロ協奏曲第2番ニ短調op.119 デュリュフレ レクイエム op.9 チェロのタチアナ・ヴァシリエヴァさん、名前は難しいですが、ものすごく上手いです。「驚くべき才能」とか、紹介には書かれていて、こういう言い方、あまり好きじゃないな。と思ったんですが、本当に驚くべき才能でした。みなさんも、足を運んで驚くべきです。ええ、ええ。ぜひ驚いてください。デュルフレの合唱もとても美しいです。
2010年06月25日
ワールドカップって言うんですか。サッカーの世界大会なんだそうです。実は、まったくのスポーツ音痴でほとんど見ないのですが、さすがに、これだけ話題になっていると見ないわけにもいきません。「パスの流れが悪いな・・・。」と、ボソッとつぶやいて、気分出してみたりもします。4年に1回だそうですが、4年前は、ちょうどウィーンに留学中でした。そういえば、うちのアパートの前の住人が、「ぎょわわわわあ~~~~~~~!!!!!」と大声で騒ぎまくっていて、イタリアの国旗を窓に掲げていたので、「イタリア人、うるさい・・・。」と思ってたら、あれって、サッカーだったんですね。つーか、イタリア、優勝したんですね。4年前。その年の7月くらいから、ドイツに行ったのですが、町を走る車と言う車、全部にドイツの国旗がはためいていたので、「ヒトラー以来のナショナリズムが流行っていると聞いてはおったが、ここまでか・・・。」とあきれていたんですが、あれもサッカーだったんですね。開催国だったんですね。ちなみに、その年はトリノでオリンピックをやっていた年でしたが、開催日時を知らなかったので、オリンピックが終わった事を知りませんでした。オーストリアの放送局では冬中、スキーの中継をやっていたので・・・。あれ、オリンピックじゃなかったんですね。「あ、オリンピックってもう終わったの?」と友人に聞いたら、唖然とされました。今年は北朝鮮も出てるんですか?スポーツで世界平和ですか。と、落涙して気分出したりもします。
2010年06月17日
かえるの絵を書いたら、「タコだ。タコだ。」と言われました。げーじつと言うのは、いつの時代も理解されないものなのであります。(その時書いたかえる) ↑頭に冠を載せています。・・・って、いちいち説明要りますか?まあ、逆にしてみたら、タコに見えない事もない・・・。
2010年06月16日
今シーズン、かなり真面目にドラマを見ている。はっきり言って、こんなに真面目に見ているのは人生で初めてかも・・・。最近のテレビって、ハードディスクって言うんですか?本体に直接録画できてしまって、録画であるにもかかわらず昔のビデオみたいな汚い画像ではなくて、テレビって言うんですか?あれと、ほとんど変わらない美しい画像で見られるんですね。録画タイマーも、・・・タイマーであってますか?毎週予約。とか出来るので、勝手に録画されてるし・・・。私のやることはほとんどなくて、仕事は、録画されたドラマを、へーとかふーんとか言いながら見るだけ。私のドラマ離れを、この予約付きDVDが食い止めたと言えよう。最近のドラマはと言えば、今はやりのツイッターがテーマになっていたり、GPS機能なんかを駆使して、友人の居所付き止めちゃったり、いや~、時代ですな・・・。「いつもつながっていたい。」とか言っちゃって~~。って思っていたのですが、よくよく見ていると、こんなに時代は進歩しているはずなのに、人は相変わらず、つかなくても良い嘘をつき、弁解しそこなってすれ違いが生じ、女は腹が立つと、相手にお酒をぶっかけ、誤解は誤解を呼び、修羅場になると、大雨(あんど雷)になる。先日、職場でこれ以上技術が進歩すると、どうなるのか。と討論になったが、案外、みんな新しい発想を思いつかなかった。しかし、大人の発想と言うものは凝り固まっているもので、そういえば、携帯にカメラがくっつくと聞いた時、「なんで、電話にカメラが必要なの?」と本気で思ったものだが、今の携帯ときたら、「電話+カメラ+計算機+時計+ビデオ+テレビ+パソコン+辞書+ゲーム」くらいの勢いで多機能を網羅しているので、例えば、この先、携帯に炊飯器がくっついたり、携帯に洗濯機能が取り付けられたり、我々の想像を絶する進化を遂げるのかもしれない。いやはや、少し硬い話をしてしまった。何が言いたかったかと言うと、そういう事ではなくて、最近のドラマを見て感じたのが、これだけの誤解やすれ違いが生じてくると言うのは、「論理的な説明、説得をしてくれるツール」っつーのがこの際、必要になってくるのではないかと思ったわけ。ドラマを見ている間中、「私だったら、こういう時、なんて説明するだろう・・・。」「ほらっ!今、言え!言え!誤解だって言え!」とやきもきして、脚本家の罠にヌケヌケとはまっているのだが、案外、他人を傷つける事なく、自分が悪者になる事なく、世間体を気にしつつ、込み入った用件について説明すると言うのは難しい。相手の読解力なども必要になりますし。ええ。だから、これからは、携帯電話で誰かとコミュニケーションを取ろうとするのではなく、携帯電話どおしで、なにか困った案件は解決しておいてもらう。って事でどうでしょうか。例えば、パパからもらったクラリネットを壊してしまった場合を想定するとする。ぼくの携帯→パパの携帯件名・クラリネットについて本文・2005年6月8日に贈与されし物。 ・練習中、落下させてしまい、音がでなくなった。 ・もちろん、本人に悪意があったわけではない。 ・パパの日に向けて、もう特訓していたのが仇となったと理解して欲しい。 ・本人、大いに反省中。 ・申し訳ないと悔やんでも悔やみきれないとの事。 ・修理の費用は捻出していただけるか。 ・購入した店を教えて欲しい。パパの携帯→ぼくの携帯件名・返信:クラリネットについて本文・パパの日のために練習していたと言うことで懐柔。 ・購入店はヤ●ハ札幌店。 ・修理の費用代はパパが出すとの事です。 ・なお、リードの方も研究してはどうかとの提案あり。そう、これらを全部、携帯どうしでやってくれる。もちろん、こんな単純な話だけでなく、もっと複雑になってもね。あ、ついでに、洗濯機能も付けといて。あ、それと、オケの譜読みとかもしてくれれば・・・。あ、それと、晩御飯の用意とかも・・・。それから、それから・・・・
2010年06月09日
やっと初夏らしい気候になってきました。実は、先週まで暖房つけてましたから・・・。「今年は寒い」とみなさんぶるぶる言ってましたが、「ふふっ・・・。」と、そんな世間をななめ45度あたりから見ていたのであった。今年は特にひどかったとは言え、だいたい毎年、4月、5月は天気が不安定で、「わあ♪春が来たんだわ~。」なんて、るんるん薄着していたら、低気圧とか、なんとか前線が雨を呼び、風を呼び、嵐まで呼んで寒い冬に逆戻りしたりするので、「そんなの、聞いてないわ・・・。裏切りよぉ。だってだって、春って言ったじゃない~~!」と、泣き崩れ、世の中も政治家もなにもかも信じられなくなるのが札幌の春である。と、筆者は考える。冬の寒さはヨーロッパと同じくらいだけど、ヨーロッパよりも春は不安定である。と、筆者は考える。こういう気候が、日本人の情緒を生むのであらうか・・・。「雨にも負けず、風にも負けない」宮沢さん以外の人は、日々の感情を天気に左右され、特に、北海道は、それが顕著であると感じいっている。んだもんで、今年こそは・・・と、春=うれしい、楽しい、大好きと言ったドリカムの歌詞のような短絡的イメージを排除し、「4,5月は春だけど、雨の日もあって寒い日もある。」という概念で、日々を送った。極力、天気を気にしないように勤めた。世の中が無理して薄着しようとも、黒いタイツを履き続けた。これって、鈍感力って言うんでしょぉか。おかげで、今年の春は気分が乱れることもなく、夏とか、得意な秋、冬に劣らぬ気分で過ごせた。うんうん、やっぱ生活には工夫が必要ですな。でも、ここで油断してはいけません。最近、北海道でも梅雨があって、昨年などは、6,7月、ほとんど雨だったイメージがあります。雨がふつー。天気だとラッキー。くらいの気持ちで、夏を待とうっと・・・。って、希望を持たない最近の若者みたい?遊んだら遊んだで怒られるし、遊ばなかったら、「草食系」「車、ブランド離れ」「巣篭もり」なんてあだ名付けられて、「もっと元気出せ!」なーんて怒られるし、若者っていつの時代も大変ですね。って、もう若者には入らない?がはは。札響の流れはと言うと、せみが鳴き始めて、芸森に外人が増え始めると7月になり、半月ほど経つと、疲れた外人達が芸森の廊下などで寝転び始め、彼らが札幌から消えると、8月になります。すっかり夏の風物詩となりました。↑PMF今年のポスター。 O笠さんが熱心に何かやってると思いきや、 ↑パン食い競争?ルイジさん、ごめんなさい。みなさん、ごめんなさい。今年も楽しみにしています♪
2010年05月31日
昨日、舞台裏で楽譜を見ながら、討論を交わしました。ええ、げーじつ家たるもの、休み時間も音楽に対する追求は止まりません。その楽譜と言うのは、「クラリネットこわしちゃった」たまたま、クラリネットのT賀さんもいて、「どとれとみとふぁとそとらとしの音が出ない~」って・・・。やっぱ、これってあれですか?リードの問題ですか?と専門的なアドヴァイスを求めたところ、「いや、シャープとフラットは出るんだよ。ドのシャープとレのシャープと・・・・」とのお言葉を頂き、少し安心しました。少なくとも、ネコふんじゃったか、ショパンの「黒鍵」くらいは演奏できるというわけですな。ここだけの話、クラリネットが壊れたと言うよりは、「吹き方が下手なだけちゃうん?」なんて疑いを持っていたものですから。さらに、おーぱっきゃまらどーぱっきゃまらーどーって、完全にパニックになって、ぼくが壊れてしまったのか・・・。とか、演奏アドヴァイスと言うところに、「不安な感じで」とか書いてあって、なんじゃこりゃー!とぎゃーぎゃー騒いでいたら、指揮者のT関さんが現れて、「へ~、これって2拍子なんですね。4拍子なのかと思っていました。」「あ、フランス民謡なんですか。フランス民謡って4拍子がないんですよ。2拍子か3拍子なんですよね。」などと、優秀トリビア発言をして去って行ったので、我々は尊敬のまなざしもって、我らの庭師を見送ったのであった。5月の夕暮れであった。家へ帰って、早速ネットで調べてみると、原題を忠実に日本語に直すとするならば、「ドの音をなくしてしまった。」とあったので、「んま~~~。な~~んて素敵な題名なんざましょ~~。」(BGM)しゃばだだばだだばだ~~~・・・・♪と思ってさらに研究を進めると、こんなサイトに行き着きました。ここつまり、日本ではクラリネット壊してお父さんに怒られる。という薄っぺらな内容だったのが、フランス語では、クラリネットの音が出ない・・・その理由は・・・お前のリズム感が悪いせいだ!とパパが言うんだそうです。ダンスが踊れないのだな!とパパが言うんだそうです。すばらしいです。フランス人。日本人だったら、「リードが悪い。」「ロングトーンしなさい。」といったところに終始しそうだが、ほほー、リズム感ですかぁ~~。ウィウィ!リズムに乗らなきゃね。音楽ですものね。キャハッ☆「おーぱっきゃまらーどぱっきゃまらーど」の部分も、実はフランス語だったそうで、ステップを踏むんだ、お前ステップを踏むんだ、お前と少々脅迫されてる感じで恐怖を感じますが、まあ、これも愛。それも愛。と言ったところで。内容も生かした訳をするとするならば、「ぼくのリズム感のせいで鳴らない音があるクラリネット」あたりでどうでしょうか。演奏の問題を楽器のせいにしてはいけない。まずは、リズム感を疑え。という含蓄のある歌に出会う事ができて、日々の行いを省みる良い機会となりました。同様に、どうしてレディオ(ラジオ)が壊れてしまったのか、徳永さんの方も追及してみたいと思います。最後に原語で聴いてみましょう。微妙にメロディが違うのは、中国で横行している日本の歌謡曲がびみょーに印象違うのと同じような事?you tube1番ごとに、「ドが鳴らない~」「レが鳴らない~」と悠長に7番まであるそうです。
2010年05月27日
なぜか先日、同僚とブレーメンの話になって、ブレーメンに何週間か滞在した事を思い出した。やっぱり、「笛吹きがいたハーメルン」とか、「音楽隊がいたブレーメン」とかは分かりやすいです。絵本でも前情報があるのでなじみ深い。ハーメルンでは小学生の吹くプラスチック製リコーダーに、1センチ四方くらいの、ネズミのシールが貼ってあるだけで、1000円くらいでお土産屋に並んでいた。汗うんうん。それでいいのである。うんうん。その利益もネズミ退治に使っていただければ・・・。って、童話だっつーの。ブレーメンには例の、下から「ロバ、犬、猫、鶏」の絵のグッズが、これでもかっ!て程に積まれていました。うんうん。それでいいのである。・・・と言いたい所だが、こればっかりは思わず道路で一人たたずみ考え込んでしまった。ドイツの乾いた風が私の頬を撫でては去っていくのであった。と言うのも、ブレーメンの音楽隊というのは、ブレーメンには到達していない。そう、このお話、年老いた動物達が、「音楽隊に入ろうよ。」などと言って、ブレーメンに行こうとする道すがら、「泥棒のアジト」を見つけて、とっても都合よく見つけて、泥棒の家を泥棒・・・↑ここんとこも、引っかかる。泥棒の家なら何しても良いのか?しかし、民意の賛同は得やすい。テロを起こした国に戦争に行く。みたいな。最終的には、泥棒の家に住み着いてしまった。安泰、安泰。めでたし、めでたし・・・。ぱちぱち。んー、何かを暗示しているようなこの話。老体に鞭打って、「音楽隊に入るぜぃ!」と意気込んでいたんじゃないのかっ!どうも、志半ばに倒れているように思われてならない。しかし、まあこれで良いのでしょう。山のあなたの空遠く、幸ひ住むと人の言う。(以下省略)と言う例があるように、ブレーメンの音楽隊は大した物じゃなかったかもしれないし、つーか、年齢制限で入れなかったかもしれないし、余生は安泰が一番っ!まあ、4人いれば、家庭で楽しめるくらいの室内楽はできますし。ええ、ええ。この童話、一番ラッキーだったのはロバでも鶏でもなく、「ブレーメン観光協会」の皆様なんじゃないでしょーか。これほど分かりやすく知名度を上げてくれたグリムに乾杯!一度もブレーメンは登場していないのにもかかわらず、この上ない町おこしですな。北海道のいろんな町を旅行していると、「どうやったら、この町がもっと栄えるだろうか。」と、はっきり言って余計なお世話な事を考えてしまいます。室蘭などは、年々目に見えて寂しくなって行くし、昔の炭鉱の町も然り。いまさら、歴史をでっちあげるのも難しいし、化石を掘り起こすのもなんだし、変なテーマパークなんか作ったられんほーさんに怒られちゃいますし、てきとーに童話でも作って、「若い脳に刷り込む」ていうのはどうでしょう。銅像でも立てて・・・。ブレーメンの音楽隊も、そして人魚姫の像もちっぽけだったけど、ああいう感じで良いんだと思いますよ。ええ、ええ。追記実は、ブレーメンの路上で実験的にアコーディオンを弾いてみた事がある。アコーディオンなんてほとんど弾けないのに、1時間に6ユーロくらい儲かりました。ドイツでは文化活動を応援する。という習慣?姿勢?があるのだと、ドイツ人が言ってました。ブレーメンの音楽隊に参加しようとした彼らの思いを遂げたとも言えます。
2010年05月23日
マルタ共和国の無人島、コミノット島に行きました。マルタ滞在中はほとんど、公共バスを駆使して移動してましたが、この日だけは、島に行く個人参加のツアーに参加しました。ボートで着いたところは道なき島。ここから少し開けた海岸まで自力で歩きます。もちろん、お店もないしビーチパラソルもないし・・・。海岸で直射日光をさえぎるでもなく寝転ぶ自由な欧米人(老人もたくさん)を見て、ほお。たくましいですなあ・・・。と思わずにはいられません。少し山のようながけを登ってみたら、そこからはすばらしく美しい景色が待っていたのですが、下を見たら・・・。じゃじゃじゃんっ!じゃじゃじゃんっ!じゃ~じゃぁ~~~~♪(火曜サスペンス劇場) 日本だったら間違いなく、「ここから先、進入禁止」の柵が付くはず・・・。落ちたら、間違いなく死にます。はい。留学中は「自己責任」の精神で生きていましたが、日本でぬくぬく暮らしていると、改めて身の引き締まる思いでありました。昨日、久々にキタラホールへ行くと、 新しく、柵が出来ていました。いや、どっちが良いとか悪いとか言うのではなく、日本って、世界一規律正しいというか、秩序立っていると思いました。さて、今日は定期演奏会です。柵を見るついでに、ぜひ聴きに来てください。
2010年05月14日
お久しぶりです。GWはマルタ共和国に行ってました。火山の影響などでヨーロッパ各地の空港が閉鎖されたりして、直前までひやひやしてましたが、無事でした。これを運が良かったと捉えるか、運を使い果たしたと考えるかは自由ですな。がはは。マルタ共和国と言うのは、地中海のシチリア島の下に、ぽつんとある点。(面積は淡路島の半分だそうです。)それだけで一つの国だということが、最初はしっくりきませんでした。不思議な国だと、つくづく感じました。歴史とかも。素朴で田舎っぽくて、洗練された部分は全くなかったです。笑治安もめちゃくちゃ良かったし。海の青がすばらしかったです。↑青の洞門しかし、なによりもショックを受けたのは、マルタ人の体系。お尻あたりが、極端に横に大きい!<参考>こんな感じ。 道行く人、次から次へと、ズボンから腰の肉がはみ出ていて、というよりも、もしかして、骨もそうなってんの?という疑問すら沸くほどで。いや、欧米人はそうだ。というのも分かりますが、明らかに、他の国よりも太い。そこから、私の深い考察は始まるのであった。食生活とか、そんな生ぬるい話では・・・。そこで、ピン!とひらめくのであった。ひらめいた場所は、世界最古レベルの巨石神殿。ここも、多くの謎が解明されておらず、今、流行の世界遺産だが、これに注目していただこう。発掘された石像。これがマルタのビーナスなんだそうだ。そう、この体系。神とも、支配者とも、女とも、男ともいまだ解明されていない。ここである仮説が立てられる。マルタ島では太古の昔より、この体系が、美とされてきた。ん?これだけの説明では分からない?つまり、美とされるこの体系の女性は、おのずと島の中でも目立つ存在となり、「マルコちゃん(仮名)って素敵じゃない~?」「いや、マルミさん(仮名)の方が、もっといけてるよ。」な~んて、島の評判となり、そのうち、お城に住むお殿様も評判を聞き伝え、ぜひ大奥にとのお声がかかったのじゃ。むかぁし、むかしの事じゃった。嫁いだ先で、「ぜひお世継ぎをどんどん産んでいただかなくては・・・。」と言って次々産まれてきた、マル太やマル夫にもその体系は受け継がれ。そうしてめでたく家督を継いだマル太クンのお嫁さんも、またお尻の大きな美人。そう、そうやって増産されてきたのに違いないのである。はい。(↑ただし、この説に対する責任は一切もちません。)といったところで、今日はそろそろお別れです。気が向いたら、って言うか、暇が出来たらまたマルタの話の続きをしましょう。札響は定期演奏会の練習に入りました。2010年5月14日 19:00~2010年5月15日 15:00~指揮 高関 健ヴァイオリン 庄司紗矢香柴田南雄 シンフォニアモーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」 シューマン 交響曲第3番「ライン」 シューマンのゆっくりした楽章はほんといいですね~。庄司さんも楽しみです。
2010年05月12日
チャイコフスキーの4番を久々に弾きました。やっぱ、燃えます。4楽章の第2テーマって言うんでしょうか、いろんな替え歌があるそうですが、私は断然、「♪あなたも共産党員~、わたしも共産党員~、みーんな共産党員(チャンチャン)みーんな共産党員(チャンチャン)」という替え歌が秀逸だと考えています。下ネタに走りやすいこの業界にしては、なかなかシュールで、頭よさそうな感じも受けます。でも実際のところは、共産党員って何?つーか、社会主義と共産主義ってどう違うの?というレベルなので良く分かりませんが・・・。昭和歌謡の神様、阿久悠さんなんかの手にかかったら、あなたと共産党員とか言う題名で、男と女の愛とジェラシーを語ったものになったでしょうか。深いです。共産党員、ミステリアスです。参考実際に歌ってみよう。特に1分22秒あたりからが顕著です。光を駆使した映像も笑える。
2010年04月21日
幸せな老人を見た。ここでは、仮にGさんとする。Gさんはチェコ人なので、「ゲーさん」と呼ぶ。Gさんの職業は指揮者だ。Gさんの周りには、いつも優しそうな奥さんがいて、他にも個性的なキャラのお世話係がいる。この総勢何名かを引き連れて、登場するのがGさんだ。Gさんが一人でいるところを見たことがない。Gさんは、実は頑固だ。練習中には、1小節弾いたか、弾いていないかというタイミングで、「ネー!ネー!ネー!」と真っ赤に怒鳴り、指揮台を指揮棒でカンカン叩く。そして、髪の毛を鷲づかみにして、・・・もちろん、相手の髪ではなく、ご自分の・・・。「そうじゃなくて、もっとこうやって!」と、駄々をこねる。いや、偉い先生に向かって、駄々をこねる。なんて失礼だが、実際、そこには「もっと小さくして!」とか、「もっとあわせて!」とか、怒っている少年がいるのだ。ぐちゃぐちゃになった髪の毛は、髪質がやわらかいので、すぐに元に戻る。正直なところ、しょっちゅうこれをやられるので、「ああ、めんどくさいな・・・。」と思わないこともない。Gさんと札響の関係はとても良いと言えるが、実際のところ、最初から良かったか。と振り返って考えてみたら、最初は、まず、言葉の問題があって、というのも、Gさんはチェコ語しか話せないので、意思の疎通がまったくとれなかったのである。最初、通訳してくれた人は、音楽用語が分からなかったので、練習は混乱に終わった。なのに、なぜか分からないけど、本番が楽しい。今までの大変だった練習なんか忘れてしまって、「がんばって良かったね。」という気持ちになってしまうのだ。Gさんは、いつも感謝の言葉を忘れない。こんな素直で幸せな人を見ると、Gさんをもっともっと幸せにしてあげたい。とついつい思ってしまう。Gさんは、いつも周りに人を引き連れている。とさっき言った。その人達がGさんを引き立てているのだと常々思っていたが、むしろ、Gさんが周りの人達を引き立てているのではないか。と、最近、私はそう考えるようになってきた。歴史を背負ってきたご老人を見ると、たいてい背景を想像して泣けるのだが、Gさんばかりは、なぜか泣けない。苦労、不幸が身に付かない人。とでも言うのか。Gさんが今回、通訳の女性の事を話した。彼女は若く見えるが、チェコ人と結婚して子供もいるそうだ。チェコに永住するって決めちゃったんだよね。と言った。そんな彼女の人生を思うと泣けた。みんなそれぞれの人生があるもんだな。と思った。そういえば、Gさんは最近誕生日を迎えたそうだ。練習の初日、サプライズでハッピーバースデイを演奏した。なんか泣けた。Gさんを見て感動した。と言うよりは、オケと指揮者の関係って不思議なもんだな。と思って泣けた。
2010年04月17日
多少、「いらち」なのかもしれません。急いでるときにグズグズされると、いらっとします。昨日も銀行行って住所変更等をしようとしたら、もっさりした行員が、「戸籍か住民票は持ってますか?」とか言うので、私「えっ!?なんで?」行員「なければ無理なんです。」私「え・・・・。」しばし沈黙行員「では、運転免許証はお持ちですか?」私「持ってますが・・・。」行員「では大丈夫です。」なーんて言われて、こう。↓先に言わんかいっ!(ノ-_-)ノ ~┻━┻ (/o\) キャーヤメテーこういった具合に銀行1件壊しそうになりましたが、余計時間がかかりそうなのでグッとこらえました。北海道は良いのか悪いのか、のんびりしてます。昨日、コンビニにも行きました。買った物を袋につめる手があまりにもグズグズしてるので、思わず、手を差し出したら、その手の中にあったレシートを「はい。」と取られてしまいました。「レシートいらないから捨てて。」という意思表示に見られたのでしょうか。サービス精神が旺盛なのはよく分かりました。正直、唖然としました。のんびり生きよう北海道。ヽ(´▽`)ノ
2010年04月01日
実は最近引っ越しました。この超多忙スケジュールの真っ只中で、はっきり言って無謀だったと言えます。以前住んでいたところは、70平米3LDK(家賃6万8千円、駐車場タダ)という都会ではありえない環境だったので、(眺望と鳥の声が自慢でした。)ざっと部屋を見渡したところ、「そんなに荷物ないんちゃう?」くらいに高をくくっていたのですが、実際に箱につめてみると、箱箱箱。出るのはため息のみ・・・。なるべく増やさないように気をつけているはずのCD必要な楽譜が大量の箱を費やしているのはまあよしとして、分類するに値しないガラクタ達。ガラクタリスト・昔使っていた携帯とその充電器・昔のアドレス帳とか手帳・誰かにもらったぬいぐるみ、クリスマス等の飾りもの・誰かにもらったストラップ等のおみやげ・一生読むはずのない昔の日記・一生聴くはずのない昔の録音、映像(自分の)・写真、手紙、その他もろもろ。例えば、誰かがいつの間にか捨ててしまったとしても、気が付かないものがほとんどで、私はこのガラクタ達を持ち歩きながら生きていくのだろうか。なんのために?などと自問自答しながらも、時間がないので、とりあえず箱につめて新しい家の押入れに入れました。↑毎回こうなんだと思います。いつかは捨てるんだと思ってます。ええ。そんな時、パソコンが壊れました。ハードディスクが駄目っぽいです。撮りためていて、でも、ほとんど見ることのない写真達とか、あれば便利だろうと信じている書類等が全部消えました。なんだかほっとしました。自分の手を汚さなかった気がしました。いつか必要なんだろうと思いつつ、大抵のものはなくても大丈夫なもんなんですねえ。たぶん。案外、肝心なものがなかったり。みつからなかったり。わはは。
2010年03月30日
今日、買い物に行ったら、他人の財布を拾いました。歯磨き粉と一緒に袋に入ってました。はっきり言って、この上なく胸がときめきました。財布の中身が気にならないわけではなかったけど、どこで、誰に見られているか分からないので、サービスカウンターに持って行きました。1割お礼とかもらえたりする・・・?と、下心があったかどうかは想像におまかせ。ここで取り押さえられて、スリと間違われたらどうしよう。とも思いました。案外小心者です。カウンターのおばさん おねえさんは、「中身の確認を一緒にお願いします。」と言い、ためらう事なく財布を開けました。そこに入っていたのは・・・レシートばかりでお札は入ってませんでした。少し、おねえさんの指が止まった感じがしました。え・・・。って、私が疑われたりする・・・!?ひやー。っとしましたが、おねえさんは冷静に免許証などを探しましたがなくて、「じゃ。預かっておきますので。ありがとうございました。」と、あっさり言いました。「えっ・・・。そんだけ?」と喉元まで出かかりましたが、やっぱりどこで誰に見られているか分からないので、ぐっとこらえました。人生、そんなにおいしい話は転がってないんだな。一度、1億円くらい拾ってみたいです。
2010年03月24日
ご無沙汰しておりました。実はパソコンが壊れてしまい、気が付いたら1ヶ月ぶり!?(*´Д`)=зもう、ブログやめたのかと思われたかもしれませんね。さて、昨日から「フィガロの結婚」の練習が始まりました。キタラホールのオペラプロジェクトだそうです。ちらっと台本盗み見ましたが、「オペラが簡単だなんて、とんでもない!ちゃんと教えてさしあげる。」みたいな事が書かれてありました。これは良心的です。世間では、「本当は簡単。」とか、「サルでも分かる。」とか、動物を侮辱してまで、簡単、単純と人を誘い込もうとする手口が横行していますが、やっぱり、モーツァルトのオペラなんかも、細かいストーリーとか分からないとおもしろくないんだと思います。どんな本番になるのか楽しみです。そして、これからはもう少しマメに更新するつもりなので、どうぞ、よろしくお願い致します。
2010年03月23日
先日の日記で浦島太郎の事を書いたが、最近、ようやくこの話を理解できる年代になってきた。と自負している。子供の頃には、「なんで亀を助けてあげたのに、最終的に不幸になんの?浦島さん、かわいそー。」と同情したものであったが、つまり、こういう事なんだと思う。試しに、場所を海岸からすすきのへ移してみる。ちゃらりん(効果音)道端でチンピラに絡まれている亀田さんがいた。浦島さんは、「おいおい亀田をいじめてはいけないよ。」と、救い出す。・・・と言っても、浦島さんにはそれだけの腕力がないので、警察呼ぶか、金で解決するか、まあ、とにかく救い出せたとしよう。「浦島さん、あなたは命の恩人です。竜宮城へ案内しましょう。」そう、亀田さんはキャバクラの客引きだったのだ。「えっ!?招待?て事はただ?行く行く!」とほいほいと亀田さんの背中に乗せられて、付いて行ってしまうわけなのでありました。鯛やヒラメの舞い踊りに気を許した浦島さんは、竜宮城に入りびたり。お気に入りは鯛子ちゃん。毎日毎日通い詰め、鯛子ちゃんには貢まくり。家も妻子もほったらかしで、気が付けば全てを失っていた浦島さん。最後に渡される玉手箱には、常識や世間体なんかが入っているのでありましょうか。もうやり直しが利かない年齢になっている事に気が付く浦島さん。いやー、こわいですな~~~。がはは。「いや、そんな特殊な話は自分に関係ない。」なんて言ってるあなた。場所をすすきのから職場に移してみよう。ちゃらりん(効果音)不器用でかわいい新人がいた。ここで仮に、その子を札幌亀子とする。亀子は毎日失敗ばかり。今日も部長から頼まれた仕事でミスがあり、説教されていた。そこで登場するのが、浦島さん。「部長。部長の言い分も分かりますが、ちょっと札幌亀子さんにばかり、用事を押し付けている気がします。今後は、私が札幌亀子さんをフォローしますので、今日のとこはなんとか。」しぶしぶ、あきらめる部長。残業で仕事をする亀子をフォローする浦島さん。何日も2人きりで残業をするうちに縮まる距離。亀子「浦島さん、いつもありがとうございます。 お礼にご馳走でもしたいのですが・・・。」浦島「いいよ、いいよ。当然の事だし。 だいたい、うちの若手の給料がいくらか、ボクは知ってるしね。」亀子「いえ、そういうわけには参りません。 でも、もしかして迷惑かしら?奥さん待ってるかしら?」浦島「いやいや、ボクの帰りなんか待ってるカミサンじゃないよ。ははは」そう。以下は想像におまかせ。亀子と過ごす時間はあっと言う間に過ぎ去った。一線を越えるのも時間の問題で。5年も経ったのであろうか。ほんの5日程にしか感じない時間であった。会えない時間はあんなに長く感じるのに・・・。家も家庭もなにもかも、彼女さえいれば要らない!と思う浦島さん。愛想をつかす浦島さんの妻や、失望する子供達。そして、最後に玉手箱を渡されるのである。亀子は29歳独身。浦島さんは、すでに54歳になっており、亀子はあっさり、「子供欲しいのよね~。」とか、「奥さんと離婚できてないじゃん。私もう待てないから!」「両親にちゃんと紹介できる人じゃなきゃね。ウチ結構堅いし・・・。」とか言うのである。それらの痛い言葉と、全てを失ったときの無力感と後悔が、玉手箱に全て詰まっているのであった。家庭崩壊も時間の問題で、浦島さんに残されるのはため息の日々のみ。でも、まあしょうがないですな。代償が高くついた夢だと思うしか。・・・・昔、浦島太郎を読んだ時には、「なんで、浦島さんは海の中で呼吸ができるんだろう。」と疑問を持ったものであったが、ここで答えがでる。浦島さんは、まさしく溺れてしまっていたのだ。ちょっと亀助けたくらいで、そんなに甘い話は世の中にはない。むかし、むかしあるところでは、「鶴を助けた若者がちょっとおいしい思いをした。」という例があるくらいで。
2010年02月20日
くるみ割り人形の練習が始まりました。なにげに、この演目久しぶりかも・・・。しかし、いつも思うんですけど、この話ってネズミの兵隊にくるみ割り人形が襲われ、助けてあげたら、くるみ割り人形が王子様に変身し、お菓子の国へ・・・。♪BGM ちゃちゃちゃちゃ~~んチャチャ~~~~ぱららららら(花のワルツ)んで、お菓子食べたんだか食べてないんだか、なんだかんだで↑このあたりで2時間弱それって全部夢でした。めでたしめでたし。って・・・。クワッ (ノ`Д´)ノ-----┻┻ -3-3夢やったんかいっ!バカにしてんのんかいっ!普段、職場で「昨日の夢おもしろくてさ~」なんて言葉を発しようものなら、「人の夢ほど聞いててつまらんものはないっ!」ときっぱり言われ続けている私の立場はどぉするっ!2時間もさんざ付き合わせといて、「あ、今の夢でしたから・・・。」なんかで許されるのは、不思議の国のアリスとくるみ割り人形くらいかな。ええ、アリスの方も、ひどいんじゃないのか。っていっつも思ってるんですの。さらに言うなら、お菓子の国の出演者に違和感。金平糖の踊りチョコレート(スペインの踊り)コーヒー(アラビアの踊り)らへんまではまあ良いとして、お茶(中国の踊り) え・・・。お茶?で、最後にざっくり「花のワルツ」というとこで、なんとなく煙に巻かれた気持ちがします。もっと、お菓子を出せーーーーっ!ここで、チャイコフスキーの3大バレエ・白鳥の湖・眠りの森の美女・くるみ割り人形を比較してみよう。まあ、この中でくるみ割り人形って言うのは、白鳥の湖みたいに自殺で話を納める事なく、眠りの森の美女みたいに、何年も眠るわけでもなく、たった一晩の出来事なので年も無駄にとらないし、びばっ!アンチ・エイジングって事で。ええ、ええ。花の命は短いそうですから。「王子様と結婚して幸せに暮らしました。」なーんて無責任な事言って、幸せや不幸せを平面化して、世の少女達に過度の期待を持たせる事もなく。↑田島よーこ先生談(ウソです)おとぎ話では、だいたい王子様が不幸な姫を救いに来るもんですが、クララさんは王子様に助けられるどころか、スリッパ投げて王子様を助け、お礼にお菓子の国に招待されるわけなので・・・。同様に、海岸でいじめられてた亀を助けて、竜宮城へ招待された、浦島太郎さんなんかから見たら、「なんで、オレだけこんな目に・・・。せっかく助けてあげたのに・・・。オレの方も、全部夢なら良かったのに・・・。」と思うに違いない。そういった点から総合的に判断しても、いたって健全で特に重大なテーマもなく、クリスマスにチキン片手にファミリーで見るに適したバレエであると言えるわけで・・・。はい。って、今、2月!?クリスマス、ちゃうやん・・・。クワッ (ノ`Д´)ノ-----┻┻ -3-3
2010年02月18日
昨日、ユニオンの新年大交流会をホテルで行いました。1月はスケジュールがめちゃくちゃ忙しかったので、もう新年じゃないけどこの時期に行いました。約82,3名集まりました。うち子供17名くらい。実は、2002年まで毎年恒例で行われていたのが、例の経営破たんをきっかけに、「うかれてる場合では・・・。」と長年自粛していたものでしたが、「ここらで一つ、団結を図るために。」という事で今年復活させました。私はうっかり福利厚生部担当だったので、今回の会をうっかり取り仕切る事になりました。12月あたりから、ホテルの予約を始めて、年明けから往復はがきでご案内を出し、人にお手伝いをお願いしたり、幹部の了承を得たり、進行考えたり、席表を作ってもらって表にしたり、正直言ってめちゃくちゃ大変でした。でも、まあ、結果的には団員の子供とか、みんなの笑顔見れたから良かったかな。こういう仕事をやってみて今回痛感したのは、「ああ、私も2年生になったんだな~。」という事でした。A木さんが以前、ブログで言ってましたが、オケの団員を大学に見立てて、1年生から4年生に分けると言うもので、20歳代→1年生30歳代→2年生40歳代→3年生50歳代→4年生という感じになります。でも、途中で編入した団員や、留年してる人(プッ)もいたり・・・。だいたい、みんなが意見を伺いに行くのは、I川さん、T井さんあたりの4年生、生徒会長なんかは、A木さんあたりの3年生がやります。右も左も分らないのが、新入の1年生で、私のように、3年生に頼まれて、1年生に手伝ってもらって実行するのが2年生です。ユニオンの会計を担当しているT賀さんなんかも2年生です。今回は、8年前までやっていたと言い伝えられている、エグイ 楽しいゲームを私のこだわりで、どうしても再現したかったので、あえて、ゲームの進行とか司会、企画を3年生のおじさんお兄さんにお願いしました。風船リレーという、ベタな昭和の香りのするゲームをしました。来賓の偉い人達にも、全員参加していただきました。やっぱり、3年生は経験もあるし、おもしろい事考え付く人多いです。結局、こういうベタで単純なゲームが世の中を明るくするのだと思いました。司会をしてくれたF原さんも、おもしろくてさすがだな。と思いました。1年生のギャル達には、「ギャル部員」と名付けて子供用プレゼントを買出しに行ってもらったり、受付、ゲームのお手伝い等をお願いしました。↓受付でのギャル部員の働き正直言って1年生にお願いするのって、「断りにくいだろうし、なんか悪いな。」と思うし、2年生と仲の良い1年生のM藤クンなんかを使っていたら、鬼軍曹呼ばわりされるので、女の子としては傷つくし・・・。1年生の時に、2年生3年生に命令されてる方が楽だったかも・・・。と思ったり・・・。でも、1年生は嫌な顔一つせず、お手伝いしてくれて助かりました。ま、こういう事を経験していくのも、一つの勉強かもしれませんな。思い出作りでもあります。今回、O高さんは残念ながら出席されなかったのですが、なんとわざわざ宅急便で景品を送って来てくださいました。「私物を下さい!」という無茶な我々の要望に、Ipod と、ウェールズ製マフラーを下さいました。ビンゴの景品として、尾高賞を設けました。 ↑ビンゴで当たった人。どうもありがとうございました。('▽'*)今回、札幌にいらっしゃったE光寺さんはお見えになって、E光寺賞を設けてくださいました。あと、来賓で来て下さった、エアGのT山さんも、急遽高山賞を設けてくださいました。子供達がおおはしゃぎで嬉しかったです。子供の自己紹介などをしてる様子。また、こういう会を1年生が引き継いでいってくれると良いです。・・・って、もう私はやる気ないってっこと?!がはは。最後になりましたが、来賓でお越しくださった皆様、どうもありがとうございました。
2010年02月15日
私にも外人の時代があった。留学していた時は外人であった。「留学時代に、下宿先での待遇を抗議した。」という友人の話を聞いた時に、思い出したのだった。外国語で抗議するなんて偉いね~。なーんてのんきな事を言ってたのだが、そういえば、私も留学してた頃はまだ血気盛んだったな~。と目が遠方の雲を見つめるのであった。留学時代には楽器のレッスン以外にドイツ語の教室にも通っていた。日本でも知られている大手に行けば問題はないのだけど、少しでも安くと思い、ヴィーン国立オペラ座の目の前にあるドイツ語教室へ行く事にした。毎月、クラスが編制される。1クラス、9人未満。と言うのが条件だったのに、2月目の教室には、10人いた。なんで?なんで?と生徒がザワザワしている時に入って来たのが金髪のぽっちゃりねーちゃんで、その人が先生なのであった。人数なんかはおかまいナシで、始まる授業。なーんか、おかしい。すぐさま、私はビンビンにアンテナ立てて様子を観察し、どこに問題があるのか推理するのであった。そうして約2時間後、その密室の中でホシは特定される。カナダ人の超イケメンジェフ(仮名)この人が、一番怪しい。しかも共犯者は、金髪の女教師である事まで見極めた。そう、居酒屋かなんかで女教師とジェフは出会ったのだ。↑本人も普通に言ってたし・・・。(以下、想像)ジェフ「ウィーンに来てドイツ語苦労してんだ。オレ」先生「えっ?私、ドイツ語の教師やってんのよ!」「すげーじゃん。」「来ればいいわよ。教えてあげる。うふっ!(ウィンク)」「でも、高いんだろ~?月謝。」「もぐりで来ればいいのよ。手取り足取り教えてあげるわ。」「おー、せんきゅーっ!」みたいなノリで連れてきた様子だった。24歳の恋心を抑えきれない女教師はジェフしか見えておらず、他の生徒はほったらかしで教え方もめちゃめちゃ。何よりも、「ジェ~フ?」という時の上目使いとネコなで声に寒気を覚え、これにはキレた。つーか、キレル必要もないと今だったら思うのだけど、当時、私は真剣だったのである。授業が終わるやいなや、事務所に行って抗議。つったって、ドイツ語、全く出来なかったし・・・。と筆者は当時を振り返る。どんな会話だったか、あえて日本語にしてみるなら・・・。事務所「どうかしたのですか?」わたし「あれ、おかしいっ!ぷんすかしている!」「何?」「10人ある教室。びって、なんとか!今すぐ!怒ってます。わたし。」「おーまいがー、意味がわかりません。」「だからあ~、先生ギャルでちゃらちゃらしてて、わけわかんねーし。」「はいはい、分りましたから明日もう一度来て下さい。」「はあ~!?金返すか、クラス変えるビッテ!時間変更してもいいから、頼む!お願い!この通り!」とか言って、2日間くらい抗議したが全く取り合ってもらえなかった。いやー、悔しかったな~。お金を払い込んだ後だったので、辞めるのももったいないしな~。と全くやる気もないまま、教室にただただ足を運ぶ日々であった。しか~し、これが意外なんだけどおもしろい。猛烈アタックを繰り返す、女教師。うっとおしがるジェフ。(仮名)日々、女教師のテクが進化した。刻々と情勢は変化していくのである。<以下、女教師の攻撃リスト>目くばせ攻撃 →効果なし髪の毛かきあげ作戦 →効果なしジャンピング(豊満なお体が揺れるんですの)→効果なし自分はフリーだ宣言 →効果なし対するジェフの防御体制も変化して行く。最初は、「今まで行った場所で、一番良かった所はどこですか?ジェフ?」「カナダ。」「どうして?」「ん?英語がしゃべれるから。」程度で、苦虫を噛んだ顔をしていた女教師であったが、「ペットを飼っていますか?ジェフ?」「はい、彼女のネコを飼っています。」「あなた同棲してるの!?」「そーだけど、何?」という感じになってきて、まことに愉快であった。オーストラリア人の生徒とジェフは仲良く英語で会話していたが、英語が出来ない女教師はギリギリと歯軋りしていた事もあったな。まあ、気持ち分らないでもない。はっきり言って、全くと言っていいほど語学は上達しなかったが、なかなかおもしろい1ヶ月であった。11月だったので、最後の授業でクリスマス・マーケットに行ったけど、ジェフは「彼女が待ってるので帰ります。」と帰って行った。あの後ろ姿を私は忘れない。その後の吹っ切れた様子の女教師とクリスマス・マーケットの暖かい光が、あたかも洋画を1本見終わったような、深い満足感を与えたのであった。って言っても、くだらない3流映画だけどね・・・。ふっ。当時の日記に写真が残っていました。アーカイブス
2010年02月12日
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