人生やだとはいえない by やだもん

人生やだとはいえない by やだもん

ナイアガラ



小学校に入る前から、英語教室みたいなところに自分で希望していきだしたやだもん。この教室では、お金を積み立てていけば、1ヶ月ホームステイにいけることになっていた。けっこう行く人が多かったからわたしも当たり前のようにいった。それまで、その英語教室で歌うたったり、英語のことわざかるたをしたり、英語で劇をしたり、お話を暗誦して暗誦大会に出ていたうえに、小学校4年生で転校してからは学校でも英語の授業があったので、英語にはなれてるつもりだった。NY州の場所を正確に把握してないけど、シラキュースから車で何時間かいったところのある郡にいった人はわたしをいれて、5人か6人か(なんでも記憶はあいまい・・・すいません)。最初はすぐホストファミリーに会わないで、お世話役のおばさんにこのグループはつれられていった。

ここで最初のカルチャーショック(このあといろんな国に住んだが、すぐ適応する感動の薄い人間なわたしはこのようにカルチャーショックを受けることはなくなった・・・、がっかり)。このおばさん、アメリカ人らしくかなり太っていたんだけど、それは別として、お昼ご飯をみんなに食べさせてくれた。バフェ(あれ、ビュッフェ?)だったけど、ピーマンやマッシュルームは生だし、マッシュポテトは色つき。あとから食べたソフトクリームは日本で見るものの3倍はあったかな。25センチくらい?食べてるうちにどんどんとけてきて、降参したわたしはおばさんに食べかけのソフトクリームを譲った。

それからおばさんがいろいろこれからあることを説明してくれたが、グループの子(みんな女の子だった。中2から高1まで)は全然おばさんの言ってることがわかってない様子。わたしはどれくらいわかったかよく覚えてないけど、まあ、ほとんど何を言ってはるかわかった。(このときからわたしの英語能力はあまり向上してないと思われる)それで、おばさんに助けを求められ、わたしは通訳状態・・・。お役にたててよかったです、おばさん。(このときおばさんはほんとに困ってたし、グループの子もほんとに困ってた)初めて普通に英語に触れたのに、やっぱり子どものときにたくさん英語を聞いてなれておくというのは役に立つなあ、と思った。子どもに英語を上手になってほしいと思えば、お話や歌を英語のテープで毎日聞くとか、ときどき英語を話す人に会うとか(小学校にはアメリカ人の先生がいたし、英語教室にも先生の知り合いがときどき来てくれはった)するといいですよ。親が英語を話せなくてもだいじょうぶ(笑)。

それで、ホームステイは夏休みやし、することもそんなになく、ホストシスターとアメリカンな食事(ピザとかマクドとかマカロニ&チーズ・・・、肥満まっしぐら)をしながらMTVなんかを見たり、庭でちょっと遊んでみたりするくらい。五大湖(どれか忘れた)にいって、ボートで遊ばせてもらったりしたけど、一番大きなイベントはナイアガラの滝にいったこと。

さっき登場したグループの子とそのホストファミリーで車で何時間か。カナダとの国境でいろいろもめて(何をもめてたかナゾ)帰るのに何時間もかかったけど、まあよい思い出だ。ちゃんときりの乙女号にのって、あのあっつくるしいビニールのレインコートみたいなのもかぶったし、洞穴?にも行ったし、おみやげやさんでTシャツも購入。自分のはすぐ肩がやぶれたが(リュック背負ったらやぶれた、なんちゅう安っぽいつくり)、おとうさんは今でも愛用してる様子。でも、滝がどれくらいすごかったかはあまり覚えてない・・・。 ああ、こんなんだから、母に「あんたはなんにも覚えてないなあ」とがっかりされるんだなあ、反省反省。一番覚えてるしょうもないことは、他の子のホストシスターが、日本人の英語の発音のできなさがおかしかったのか、みんなに‘Say Sexy!’と、セクシーの発音の仕方でみんなを試したいたこと。みんな、カタカナの「セクシー」と言って、英語の’sexy’と何がちがうのかわかってない様子だった。なんでやねん・・・。あきらかにちがうやろ。わたしは一人できて、その子に賞賛されたが、滝のよこの洞窟で何回も’sexy’を繰り返す集団はかなり怪しい・・・。

ということで、1ヶ月のホームステイはめでたく何キロか太って(涙)無事に帰ることができた。それまでがりがり人間だったのに、これがきっかけになったのか、これから何年もなんというか小太りまではいかなくとも、今写真を見れば、かおの輪郭が丸みを帯びて、「うーん、これはちょっと・・・」というかんじになった。これがきっかけになったか、ならないか、わたしはこのあと3回留学することになった。旅行したところは、9カ国(今数えた)。アメリカやカナダ、中国は広いから国としてひとつに数えるのは不満だなあ(笑)。まあ適当にまとめて、あきなければ今までいったところの記憶として(もうたくさん忘れたが・汗)書こうと思います。

2004/03/28

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: