Vol.1-30

Book of Saturday
週末にゆったりとページを開きたい本をとりあげていきます。

ダビンチ・コード
ダ・ヴィンチ・コード(上)/ダン・ブラウン著、越前敏弥翻訳(角川文庫)

いまさらながらの『ダ・ビンチ・コード』ですが、ここでは本の中身の話ではなく装丁の話。

モナリザの絵が表紙に使われていますが、こういう場合の「写真原稿」はいったいどこから入手するのかちょっと気になりました。
本物のモナリザをこの本の表紙のために撮影させてもらったのでしょうか?
それとも、プレスリーやモンローの肖像写真などの様に、遺族やら財団やらが管理していて、世界中からそのヴィジュアルを使いたいというオファーに対応してOKと認められた相手に対してだけプリントなり画像データなりを送ってくれるのでしょうか(もちろんそれなりの金額で)。

などと思ってクレジットを探すとありました。

「ルーブルWPS」。これは、「ルーブル・ワールド・フォトサービス」の略?
美術館が作品写真の貸出窓口もやっているんですかね?。

いつか本物のモナリザを見たら、これまでみてきた写真のイメージと
雰囲気が違っているなんていうこともあるかもしれませんね。

(May.2006)

William Eggleston

このエグルストンの写真集のカバーに使われている三輪車ですが、無人にもかかわらず、どこか人間の(子どもの)強い意志を感じさせる写真に見えませんか?

日常の何でもない風景を撮影していても、作品として訴える力がこもっているというのは、まぎれもなく写真家の力量です。

そんな作品を生み出したウィリアム・エグルストンの紹介本。
ニューヨーク近代美術館(MOMA)のジョン・シャーカフスキーがエグルストンを「最初のカラー写真家」と呼んで個展を開催したことで、モノクロ主体だった写真界に大きな影響を与え、「ニューカラー」という一群が登場してくるきっかけとなったそうです。

そういえば芸術写真といわれるものは、ほとんどモノクロだったような気がしますよね。

モノクロもいいけど、カラーもね!

(Apr.2006)

doitsu-yellow
ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶/大崎善生(新潮文庫)

大崎善生の本は装丁がいいので、手にとる機会が多いですね。

手にとってページをパラパラするうちに買いたくなるということが、けっこうあります。
この本は、Elger Esserの写真を表紙に使っていて、つい手にとってしまった1冊。

どういう写真技法を用いたのか定かでないですが、独特の色調とトーンが絵画のような雰囲気をかもしだしていて見とれてしまいます。

装丁を見て、本を読み始める前の「心のチューニング」をしているような感じですね。

写真集は安いものではありませんが、写真が小説本の装丁に使われている時は買っておいて損はないんじゃないでしょうか?

(Mar.2006)

brutus weber

赤坂に用事があって行った時、15分くらい早く着いたので、東京ランダムウォーク(素敵な書店さんです)に寄ったのでした。

最初は店頭のペーパーバックSALEワゴンを見てました。1万円位するアントン・コービンの写真集が半額だったけど買わず(買えず)(^^;)
次にウィンドウの貼紙で「装丁家」特集をやっていると知り、店内2Fへ。
花森安治、松永真、菊地信義、葛西薫、服部一成といった人の手による綺麗な本が並んでいました。

装丁家特集コーナーをひととおり見てまわると、おっと目の前に写真集の棚。

そこで見つけたのがこれでした。

ブルース・ウェーバー。なんだかヘミングウェイのような感じで温かいですね。
即買い。
(Feb.2006)

tya-no-hon
英文収録 茶の本/岡倉天心著、桶谷秀昭訳(講談社学術文庫)

このところ蕎麦とか、お茶とかを好んでおります。というか、若い頃は理解できなかった「和」のよさが実によく解るようになったのです。

まあ、ようするに年のせいでしょうが。
で、『茶の本』を読んでみようと思い立ったわけです。

この本は、岡倉天心が外国人向けに英語でつづったものですが、桶谷氏の翻訳がとてもしっくりきまして、現代に書かれた文章を読むようにすらすら読めます。

西洋人の価値観と東洋人の価値観とはまるで異なるけれども、それでも異文化を理解しようという気持ちがある人は、どうぞこちらの世界へ。
岡倉天心にそんな風に言われた気がして、まるで自分が実は外国人のような、実に不思議な読後感ではありました。

ちなみに、 マイケル・フランクスの"The Art of Tea" をBGMにかけたりして楽しみました。 (Jan.2006)

チャー坊遺稿集

チャー坊といっても知らない人が多いのではないでしょうか。
チャー坊というのは村八分というロックバンドのヴォーカルだった柴田和志の愛称です。

ギターは山口富士夫、ヴォーカルがチャー坊。ストーンズにも通じる荒削りなロックンロールで70年代初期に録音されたライヴ盤が今でも入手できます

客席から「早くやれ!」と声がかかると、「文句があったらここ(ステージ)に来て言ったら?」と切り返したりしてます。

そのチャー坊が43歳でこの世を去ってしまいました。

ノートに書き留められた詩をまとめたのが本書です。

ロックヴォーカリストのワイルドな印象とはまた別に、デリケートな精神をもつ詩人という面もかいま見ることが出来ます。
僕は書棚の目につく場所にこの本を置きました。

(Dec.2005)

design-no-design
デザインのデザイン/原研哉(岩波書店)

世界に通用する日本独自のデザインを追求している、日本デザインセンターの原研哉による刺激的な一冊。
そもそもデザインとは何か? そんな基本的な問いを含め、デザインというものの本質を真正面からとらえています。

なかに”ありえたかもしれない万博”という一節があって、これがなかなかよいですね。

こないだ閉幕した「愛・地球博」が当初目指していたものは、実現したものと全く異なるものだったと紹介・再確認しているものです。

今回の万博のテーマである「自然の叡智」(知ってました?)を起草した中沢新一の文章が掲載されているのが拾いものです。

デザインに携わる人もそうでない人も、万博に行った人もそうでない人も、一読を。

(Nov.2005)

en-taxi08

”超世代文芸クオリティマガジン”と銘打たれた雑誌のバックナンバーを購入。
都築響一がフィーチャーしてあって、Realtokyoの小崎哲哉が小論を書いているのが目にとまって。あとはリリー・フランキー。

磯崎新や福田和也には、今はそんなにひかれませんでした。

都築響一の「TOKYO STYLE」を初めて見た時の興奮は今も憶えています。

これこれ、この感じがいいんだよ、と。

ドキュメントっぽいけどけっこう演出している感じ、とあるカメラマンがいいましたが、そんなことはどっちでもかまいません。
僕らの中にある”何か”に強力に作用するものがあの写真集にはあったのです。
この雑誌を読みながら、当時のそんな気持ちが甦りました。

(Oct.2005)

artless
アートレス―マイノリティとしての現代美術―/川俣 正(ArtEdge)

アート展にあれだけ足を運んでいたのに、最近はほとんど遠ざかってしまいました。
たぶんそれは世の中の景気とか経済動向と、どこかでリンクしているのではないでしょうか。

企業も儲かっているうちは(節税対策も含めて)アートなどに理解をしめしますが、本業があやしくなっているのにアートどころではないというのはよく分かります。

ところで、「アート=アーティストの作品=それだけで完成されたオブジェのような作品」という定義はおそらく、今や成立しなくなっているのかもしれません。

いまやアートは、社会との関係において成立するもの、つまり作品そのもので完結するものではなく、周囲との、世界との関係性のなかで存在意義が生まれる、というような感じになっているわけです。

「そもそも、アートは必要なものなのだろうか?」
アート・プロジェクトの現場からの素朴な疑問に基づき、考えるアーティストがここにいます。
今後のアートシーンに、ちょっと興味がわきませんか?

(Sept.2005)

震災時帰宅支援マップ
震災時帰宅支援マップ(昭文社)

東京直下型の震災がそろそろ来そうな気がしませんか?
最近、千葉とか茨城とかで大きな地震が発生していますし。

本書は、いざ大震災が起きた時に、自宅まで歩いて帰るための地図。

「帰宅支援対象道路」と隣接する各県の「緊急輸送路」に沿った帰宅支援ルートを、トイレやコンビニ、ベンチ、ブロック塀、高層ビルの位置や道幅、道の傾斜などの情報とともに紹介しています。

でも、素朴な疑問もあります。
「帰宅しよう」という行為がけっこう危険な場合もありますよね。そんな時は無理に歩こうとしないで、じっとガマンしていた方がいいかも。まあ、どっちにしても心構えだけはしておいた方がよさそうです。

(Aug.2005)

gensun-bijyutsukan
原寸美術館 画家の手もとに迫る/結城昌子(小学館)

画家が描いたそのままのサイズで作品を見ることができる本。

なんか、すごくないですか?

なんで今まで、縮小サイズで掲載されていても普通に受け入れてきたのかと、ハッとさせられます。

「キース・リチャーズが弾いた音量・音圧をそのまま感じられる特殊CD」(そんなのが実在したら)とか。
あるいは、「常にサッカーボールが原寸で中継されるテレビ」とか・・・いろいろ妄想がふくらみます。

(July 2005)

雨の日と月曜日は

本屋で平積みになっていたのを手にとって買った本。
村上春樹の文章の特徴について具体的に分析しています。
そうか、そういわれればそういう文章だな、と感心させられます。

でも解説の枡野浩一は、村上春樹が好きではないと書いていて、これはまた面白いです。
面白いといえば、「思想の科学」企画会議に出た時の鶴見俊輔のくだりは抜群に面白かったです。
日記ページにも記載あり

(June 2005)

koukyo-no-mori
皇居の森/姉崎 一馬、今森 光彦、叶内 拓哉ほか(新潮社とんぼの本)

ずいぶん前の話だけど、夢に皇居が出てきたことがあります。
半蔵門あたりの高層マンションの窓から皇居を見下ろしていました。
上から見下ろす皇居は、どういうわけかジャングルになっていて、象がパオーっとうなっていたり、ピンク色のフラミンゴがいたりとにぎやかでした。
「皇居の森」を見て真っ先に連想したのがその時の夢。
ようするに、皇居の中というのはそのくらい謎に満ちていて想像力をかきたてられるということだと理解しました。
森の写真を見ているだけでけっこうあれこれ想像してしまいます。

また夢に見そうです。

(May 2005)

coffee jikou

珈琲時光/侯孝賢監督(松竹DVD)

本ではなく映画の話。

小津安二郎生誕100周年を記念して、台湾の侯孝賢が日本で撮った映画。
同じアジアに生きる人間としてこういう映像センスには深く共感できます。

侯孝賢の作品では「童年往事~時のながれ~」なんかが好きなんですが、アジア特有の少し湿った空気感を見事に映像に映し出す天才です。

「珈琲時光」は、神保町の古本屋さんでロケをしたというので見たくなったのでした。
こういう質感でジワ~っとくる映画がいいです。

祝・イスタンブール映画祭ゴールデン・チューリップ賞(金賞)受賞。

(Apr.2005)

kuchibue-catalogue-
くちぶえカタログ/松浦弥太郎(ブルース・インターアクションズ)

書店でパラパラとページをめくったら、ロバート・フランクという名前が目にとびこんできました。
ベストセラー写真集『アメリカンズ』で有名な現代写真家であり、近年は映画も撮っています。コラージュっぽい作品などもあって好きな写真家のひとりです。

そして、リチャード・ブローティガンという名前が目にとまりました。
『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』『愛のゆくえ』などが有名な小説家・詩人です。

これはもう中身をとやかくいうまでもなく、買い、ですね。
もったいないからバスタブにつかって毎日少しずつ読んでいます。

余韻が心地よい本。
サンフランシスコに行きたくなりました。

(Mar.2005)

mid-century modern-

ミッドセンチュリーモダンがブームとなってずいぶんたったような気がしますが、今でもニッサンのCMが ♪チャッチャラ~と始まるとつい見てしまいます。

EAMESやJACOBSENの家具をたとえ買うことができなくても、クルマのインテリアとして味わうことができるという、すばらしい発想。

谷原章介が甘糟記子と北欧に行くスペシャル番組がありましたが、インテリアにはこだわりがあるというだけあって、谷原がヤコブセンの椅子に腰掛けてコメントする場面はなかなかいい感じでした。

実物を買うことがかなわない身としては、せめて文字や写真やコマーシャルで疑似体験するのがよろしいようで。

(Feb.2005)
Vol.14  恋愛100の法則/なかにし礼(新潮文庫)

恋愛100の法則

なかにし礼といえば、昭和の歌謡曲で育った世代には、阿久悠と並んで知らない人がいないほど有名な作詞家です。

なかにし氏の手がけた歌を思いつくままにあげると

『人形の家』(弘田三枝子)
『天使の誘惑』(歌・黛ジュン)
『手紙』(歌・由紀さおり)
『時には娼婦のように』(歌・黒沢年男)
『夜と朝のあいだに』(歌・ピーター)
『フィーリング』(歌・ハイ・ファイ・セット)
『北酒場』(歌・細川たかし)・・・

他にもたくさんありますよね。

今は作詞だけでなく、小説家としても『赤い月』『兄弟』『長崎ぶらぶら節』(直木賞受賞作)などの作品がありますし、舞台やイベントなども手がけて、幅広く活動しています。

新潮文庫の「なかにし礼コレクション」というシリーズが目にとまって買った本書は、『時には映画のように』と『愛人学』をカップリングして編集したもので、実に奥行きのあるエッセイでした。男と女の機微を知りつくした作家だから書ける深い内容。映画の台詞や本からの引用も心憎いほど巧いです。

(Jan.2005)

asa-
あさ/朝/谷川 俊太郎, 吉村 和敏(アリス館)

この美しい本がずらーっと並んでいました。なんというか本から新鮮さというオーラが立ち上っているようでした。
僕が目にしたのは、立ち読みならぬ座り読みのためのイスがあったり、カフェが併設されたりしている都心の新しい大型書店でした。
写真と詩のコラボレーション。これは「あさ」ですが、「ゆう」もあるそうですね。
すさんだ気分をリフレッシュしてくれる一冊。
それにしても谷川俊太郎氏というのは、ワンアンドオンリーというか、同じような人が他にいないという意味では貴重な存在ですね。

(Dec.2004)

designroad-
細谷巖のデザインロード69(白水社)

広告のクリエイターというのは、匿名の存在である、とよく言われます。
でも、日本における広告文化というのは、明らかに名前をもったクリエイターたちが切り開いてきたものです。
誰でも、写真家、コピーライター、デザイナーの名前を何人かは知っているのではないでしょうか。
そんな広告クリエイターの先駆者のひとり、細谷巌氏。
日本の広告が華やかに芽吹いた時代の気分が、ここにあります。

(Nov.2004)

tezuka-

手塚治虫の漫画キャラクターが、なんと年賀状の素材集になっていました!
こんなことがあっていいんですね。なにか目からウロコが落ちるような気がします。
手塚氏が亡くなられてまだ15年ほどですから、まだ著作権の保護期間ですよね。ということは権利継承者(眞氏?)に版元が持ちかけてOKをとりつけたということですよね。
これからは有名漫画家の作品を年賀状に使える時代になるのでしょうか。
宮崎駿作品なんかが使えたらすごいですが。まだそれはないか。
(Oct.2004)

teo angero-
テオ・アンゲロプロス シナリオ全集/テオ・アンゲロプロス著・池沢夏樹字幕(愛育社)

ギリシアでオリンピックが開催されましたが、僕はギリシアのことをほとんど知りません。
ただなんとなく“地味で楽天的”な国民性ではないかとにらんではおりますが。

で、自分の知っているギリシアって何だろうと考えると、アンゲロプロス監督の映画が思い出されるのでした。
「旅芸人の記録」「シテール島への船出」「霧の中の風景」などなど。
歴史で習った古代都市国家とも、アテネ五輪の舞台とも違う、詩的で壮大な世界。そして、そこに生きる人の心象風景。

またアンゲロプロス作品を見たくなりました。シナリオは映画を作るために用いる台本で、映画そのものではありませんが、映画作家の撮りたかったものが書き込まれていたりして、なかなか充実した読書体験が味わえます。

(Sep.2004)

ningen kankei-

「BRUTUS」誌に連載された篠山紀信撮影による3分冊の写真集。作家・詩人、俳優・歌手、野球・サッカー・格闘技選手、画家・写真家、政治家、編集者、アナウンサー…総勢500人を超える人たちが登場。どうして、この人がこの人と一緒に写っているのか? という想像力をかきたてられる組合せも楽しいです。
(Aug.2004)

scorsese-
私のイタリア映画旅行/マーティン・スコセッシ(DVD ナウオンメディア )

マーティン・スコセッシがリスペクトするイタリア映画と監督を「解説」。
それぞれの映画作品のシーンを実際に引用して、個人的な思いを込めて語ります。

映画のことは映画で語るという姿勢で、本を読むより、ずっと的確に伝わります。
DVDの普及で映画を語るやり方(エクリチュール?)も急速に変わると思われますね。

これは保存版です。

(July.2004)

white casket-

現代アートというのか写真作品というのかよく分かりませんが、得たいのしれない吸引力のある作品集。
リアルとヴァーチャルの境界を表現したようにも見える、限りなく美しい人工的な世界です。

(Jun.2004)

oscar niemeyer-
Oscar Niemeyer (オスカー・ニーマイヤー/ニューズベース)

本ではなくDVD。

ブラジル建築界の巨匠・オスカー・ニーマイヤーのドキュメンタリー。

円盤のような国会議事堂、宇宙船のような教会、ブーメラン型の大統領府など奇想天外な建築が実際に完成してしまうというすごさ。

とにかくやることなすことケタはずれのスケールです。

(May.2004)

kyoto ongaku-
新版 京都音楽空間―音に出会える店案内―/京都モザイク編集室(青幻舎)

京都モザイクシリーズの一冊(005)。

タイトルの通り、京都で音楽を聴くことのできる空間のガイドブック。

ライブハウス、喫茶店からお寺まで、音楽のジャンルや場所の形態にこだわらずにセレクトしていて、京都という街の「懐の深さ」を感じることができます。

(Apr.2004)

sakkano-
作家の仕事場―25人のデザイン・ジャイアント/佐山一郎(株式会社インフォバーン)

第一線で活躍するデザイン作家の仕事場を、インタビューの名手・佐山一郎氏が訪ねるという内容(らしい)。

ビニールパックされているので書店でパラパラ見ることはできません。
とりあげた作家の名前リストを見ただけで、欲しくなる一冊です。

登場作家:栃折久美子 / 柳宗理 / 内田繁 / 山中かん(金編に貫) / 新井淳一 /
仲條正義 / 石橋寛 / 横尾忠則 / 浜野安宏 / 藤塚光政 / 山本耀司 / 立花ハジメ /
坂川栄治 / 原研哉 / 面出薫 / 田中一光 / 中村史郎 / 渡辺力 / 藤幡正樹 /
福田繁雄 / タナカノリユキ / 保科正 / 川上元美 / 喜多俊之 / 菊地信義。

(Mar.2004)

laro-
BOSSA NOVA GROOVE/Lalo Schifrin

本ではないですが、CDのジャケットとタイトルが気に入って衝動買いしてしまいまし た。

「スパイ大作戦」や「ミッション・インポッシブル2」など映画音楽で有名なラロ・ シフリン。
こんなのもやってたんですね。

タイトル通りのノリのいいボサノヴァで す。
気にいりました。

(Feb.2004)

be cool-
Be Cool/Elmore Leonard(Thorndike Pr)

Vol.1の続き。
タイトルと表紙につられて買ったペーパーバック。

エルモア・レナード。

むちゃくちゃ好きな作家という訳ではなかったんですが、にもかかわらず、このカバーにはどこか惹きつけられてしまい買ってしまったのでした。

バウハウスのピーター・マーフィーの顔を連想してみたり・・・。

で、邦訳が出るのを待っている今日この頃というわけなんです。

(Jan.2004)

hanbun-ha-

「タイトルがいい本」ってありますよね。

書店で棚にささっていて表紙は見えなくても、背の書名につい目がいって、手にとって、パラパラとページを繰ってみて、そしてレジへ運んでしまう・・・。

「装丁のいい本」も買いたくなります。
つい洋書を買ってしまうことってありませんか。画集を買うのと同じ感覚で。
片岡義男のこの本のタイトルは、その辺の感じを実にうまく語っていますよね。

(Dec.2003)


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