BRASILの独り言

違反コピー天国 25 de marco




O 100円ショップが好きな人は 気に入るかも。
X ブランド物が好きな人は 気に入らないでしょう。



 ここは輸入物の髪留めから、おもちゃ、電気製品まで 店が豊富にあって ワタシは 半年に一回ぐらいの割合で こまごまとした買い物をしに行っている。ちょうど100円ショップへ行ったような感覚で。

 輸入物といっても made in chinaの ものすごくちゃちで低価の粗悪品か、ブラジル製のmade in chinaに ひけをとらないほどの安物ばかり。あまりお金がない店やスタンド経営者とかが 店の仕入れをしにやってきている。

 そんなところで カラーゴムや 文房具、子供用アクセサリーなどをたんまり買い込む。今回も娘は大喜びで 学校へ持っていくカラーペンやキーホルダー、髪留めなどを選んでいた。ショッピングセンターの半額以下のものだってある。それでも ひとつひとつは安くても、量買えば結構な金額になるもので 今日もまたお金を結構使ってしまった。なくても困らないチープなものをごちゃごちゃ買って (こっちの感覚で)5000円ぐらいってちょっと痛い!!

 ところで ここは「pirataモノ(違反コピー)天国」だ。CDやら コンピューターソフト、今映画館で上映中の映画のDVDまで 路上で 500円ぐらい(こっちの感覚で)で売っている。欧米高級ブランドの時計やバッグのコピー、スポーツブランドの偽物スニーカーまでも。そういうのを売っている人は大抵中国人。
 なんとワタシもコンピューターゲームのsimsのコピーを購入したことがある…が コピーに問題があって 取り替えてもらったが、次のは シリアル番号がなくて、「自分で探し出せ。」と言われ、当然超素人のワタシは探し出せるはずもなく、結局そのお金は無駄になってしまった。

 今はアメリカからの圧力と貿易を伸ばすために 国がその違法コピーの取り締まりを強化し始めて この界隈は 警官だらけ、露店もかなり減ってしまった。が 摘発できているのは氷山の一角なんだろうな。
 ダンナの話では 違反コピーは隠れたぼろい元工場のようなところにたくさん機材を入れてボリビアやペルーなどの貧しくてかわいそうな人たちが低賃金でコピーの仕事を請け負っているとのハナシ。

 確かにコピーは犯罪だ、泥棒だと言う話も分かるけど、貧しいブラジル人が文化的な生活を営むための手助けもしているようで 100%撲滅してしまっては貧乏人は永遠にコンピューターが使えないかもしれないし、音楽だって聞けないかもしれない。何だか複雑だなあと思う。



25 デ マルソ

<アクセス>:サンパウロ、地下鉄 Sao Bento駅 下車
出口から 坂を降りたら もう そこは 25・デ・マルソ。
「THE 25 ルック」(貧乏ルック)で かばんはタスキがけで すりに会わないように 気をつけてね。


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