かぜひかりそら
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久しぶりの更新に、言い訳もございません。。。この日記を下書きしていたことをすっかり忘れてました。少し前の事になりますが、遡って聞いて下さい。年明けに、6歳の娘が可愛がっていたセキセイインコのぴーちゃんが死にました。朝、突然冷たくなっていたぴーちゃん。昨夜までは元気に餌も食べていたのに。。。娘は号泣。「いやだ~!!!」とポロポロ涙をこぼして泣き止まない。つい私までつられて涙・涙…。「どうなるん?死んでしまったらどうなるん?ぴーちゃん、どうなってしまうん?もうぜったい生まれて来れんの?私もママもいつか死んでしまうん?」矢継ぎ早にいきなり飛び出した、めちゃ重い質問。。。半年程前の金魚の時とは、訳が違うのでした。自分の誕生日にやってきたヒナのインコ。すり餌を与えて、世話をして、心の交流ができていた初めてのペットだったのです。不覚にも、私はその重い問いかけに立ちすくみました。なぜなら、その問いには私自身、明確な答えを見いだせていない状態でしかも、自分自身にとっても「死への恐怖」というものはいまだ克服できていない命題とも呼べるものだったからです。「生きてるものはぜったい死ぬんよ。でも、からだは動かなくなっても、”たましい”っていうものはずっと生きてると思う。”こころ”のことだよ。ぴーちゃんの”たましい”はずっとあなたのまわりにいるよ。それからお空へとんでいくんだよ。からだは、土にうめてあげて土の中でえいようになって、そこから草や木や花がはえてくるよ。」苦し紛れでそんなことを言うと「じゃあ、ぴーちゃんの花、咲く?」と娘。「うん、きっと春になったらぴーちゃんと一緒の青い花が咲くよ」と言うと「じゃあ、わたし、ぴーちゃんの花咲いたらそれとって、お部屋にかざるう~~~(再度泣き)。。。」そうやって身を震わせて泣いている娘が愛おしくてたまりませんでした。かつ、こんな大事な場面で一緒に泣いちゃってる母親って情けないよなあー。。と思ったり。そんな答えでいいのかなー?って悩んだり。いつ頃からか。私も子供心に「死」のことを思う時がありました。ここでこうして考えてる自分がいつかなくなってしまう!?その後、一体どうなってしまうんだろう???そんなことを考え始めるとすーっと胸の奥が冷たくなって、たまらなく不安になったものでした。私と似たところがあって繊細な部分を持つ娘。これからいらぬ心配とかして苦労する事もあるだろうなー…と何となく申し訳なくなりつつもできれば、そういった不安や疑問をなるべく寄り添って共感してあげたい、と思うだけの未熟な母です。空き箱にお花を敷き詰めてあげてぴーちゃんのからだは庭の木の根もとの雪を掘って掘って、やっと見えて来た土の中に埋めました。「くまとやまねこ」という絵本のワンシーンをふと思い出しながら…。相変わらず大きな涙粒をポロポロこぼして娘はぴーちゃんにサヨナラを言いました。春になったら、きっとオオイヌノフグリの青い花が辺りに咲いてくれるでしょう。ぴーちゃんの花だよ、って娘と一緒に摘んで部屋に飾りたいと思います。
2010.01.22
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