1200字文芸帖(楽天出張所)

1200字文芸帖(楽天出張所)

解説 #16~20


 スチュとクレイラが初めて会ったときの話。クレイラがモデル事務所の社員(ニコラス)と雨宿りしている所へ、スチュの相棒「空虚な心」ナンバー2のマイケル・マクドナルドがクレイラに火を借りたのがきっかけだった。そのころ「空虚な心」は成り上がっていく最中だった。街の皆がスチュとマイケルのことを知っていた。当然クレイラもそうだった。 そして、スチュは街の救世主のように慕われ始めていた。なぜなら、スチュは「カイザーファミリー」の支配からの解放を旗に掲げていたから。このしばらく後、クレイラからスチュに近づき、付き合い始める。

第17回 「プチ・マンソンジュ」
 パティは創作するのが趣味。そして大抵その題材は姉のクレイラの恋話。今回はクレイラとスチュの愛の会話編。しかし、創作に没頭しているうちにクレイラにみつかってしまう。

第18回 「ヲッカ」
 レン、スチュ、パンダの3人(みんな仲間になった)はクレイラ一家と食事(レンの快気祝い)をするために近所の有名レストランへ来ていた。3人は先に店に来ていたがクレイラ一家が遅れている。すると、隣の席になんと「カイザーファミリー」のドン「ドン・スパシーヴォ・カイザー」が来ていた。そう、スチュの宿敵、レンが暴行を加えたパツキンの父親だ。しかも、ドンが連れているのは今は解散したヤクザ城ヶ崎組の娘JJだった。レンとパンダは以前、香港でJJに痛い目に合わされている。ある意味宿敵だ。そんな中、ドンは男3人のグループを不憫に思い、一杯サービスを申し入れてくる。まさか自分の息子を打ちのめした相手だとも知らずに(JJは気付いている)。

第19回 「フィクションを象る妄想」
 パンダとJJは肉体関係があった。城ヶ崎組の解散に関与した者たちへ復讐を誓ったJJは「孫一家」に雇われていたパンダに近づいたからだ。(この先、パンダは少なからずもJJに恋心を抱くようになる。)この後パンダ(&偶然居合わせたレン)はJJにハメられ、「城ヶ崎組の残党」と「孫一家」の両方から狙われるようになってしまい、レンとともにアジアを離れる。ここで確認しておくが、レンはパンダと意気投合しただけであり、いたって一般市民であり、マフィア抗争とは関係ない。

第20回 「sketch -a calm and mild day-」
 「主人公が主人公たる所以はない」・・・で始まるこの物語の象徴的な一遍。語り手は自分だった。しかし、自分がこの物語に何の影響も与えているわけでもない。それは人生もそうだ。自分の人生では主観的に自分が主役だけれども、自分の取り巻く環境は自分の解釈次第だけであって、なんら世界が変わっているわけではない。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: