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2012.09.22
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カテゴリ: ♪読書
読む前、どんなお話かあらすじもよく知らなくて、


読んでも読んでも全貌が見えなくて、
いいところで場面が変わって登場人物が変わって、
ひとつひとつの物語は楽しみながらも、
もやもやとしながら読んでいました。

読み切るのに10日ほどかけてパラパラと読んでたのがいけないのかなぁ。
ブクログの評価で4.00だったので、4点台ってなかなかないので
かなり期待して借りた作品でした。前々から読みたいとも思ってた。


それから最後は桐原は自分の大切な鋏で自殺したの?どうゆこと?ってなって
複雑な気持ちでした。
ん~。

だから、この作品を高く評価している人のレビューをたくさん読んでみて、
これのどこがいいのか、私は何でもっと深くじーんとなれないのか
考えてみました。

二人の原点となった暗い出来事に、それほど現実感が持てないのが
原因かなと思いました。二人にしてはあれはとてつもなく悲しく
受け入れることしかできなかった現実で、
でもそんな時、桐原が雪穂を助けてくれた。
雪穂はいつも「リョウ、ありがとう」と思って生きてきたんだろうなと思った。


それで身寄りのない二人は助け合いながら生きてきた。
雪穂はどこまでも上を目指して自分を磨いていった。
リョウは親らしい事は何もしてくれない母には頼らず、自力でお金を得ていった。
非合法的な方法で。でも生き延びるために。

二人は、あの暗い運命から逃れるために、

もがく過程で何人もの邪魔な人に危害を加えてきた。

でもそれは、自分の親がこどもを売ったり、自分の親がこどもを買ったり、
そういうところに生まれてしまった現実から必死に逃げようとしたからこその行為だった。

自分たちを守る為の犯罪だった。

それはそうなんだけど…、それでも、
関係のない人たちを傷つけてきたのは…どうなんだろう。
特に江利子や唐沢の母、再婚相手の娘の美佳。
自分の行く手を阻むものは除外するということか。。
何も悪くないのにね。。

まぁそれは、小さかった雪穂や桐原にも言える事か…。
大人たちの身勝手さに傷つけられたこどもが自分の、小説で言うところの魂を
守り抜いただけなのか。

ついつい主人公たち以外の視点に立って考えちゃうけど、
あの二人の視点から考えれば、ああやってなんとか生き抜き
互いに助け合い共生しあってきたことは心を打つのかな…。

なんだかしんみりと深みを感じられるようになってきたかも。






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最終更新日  2012.09.22 18:53:10
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