Whims and Caprices - 気まぐれな日々

イギリス編

クイック・フード
イギリス その一 "Chip Butty"
私にとっては超ジャンクな一品(笑)。
要するにチップス(フライド・ポテト)のサンドイッチ。
余り物のチップスで作ったりもしますが、やはり一級品は揚げ立てで作るらしい。
ソースとしてかけるものはケチャップとかHPソースとか好みで色々。
炭水化物×炭水化物の組み合わせが焼きそばパンを思わせる。そう言えば焼きそばパンて大人になってから殆ど食べてないな。"イギリス人のノスタルジーを掻き立てる一品なのかも。
イギリス その二 "Beans on Toast" beans
私にとっては納豆ご飯を思わせる一品(笑)。
ベークド・ビーンズという豆の煮物をトーストにのせるシンプルながらも素材の味が大切な一品。
上にのせるビーンズはハインツに限るが、日本で買えるのは殆どがカナダ産ハインツなのでイギリス人としてはイギリス産ハインツ・ベークド・ビーンズにこだわる。違いはカナダ産の方が甘味が強く豆が微妙に軟らかい。
手軽に贅沢感を味わうに為には大量のビーンズをのせる事が大切。
イギリス その三 "Marmite Soldier" marmite
Marmiteとは酵母ペースト。原料は野菜で、味は苦味と酸味とほのかな甘味が共存する複雑な味。濃度のあるペーストで酵母系の味が口に広がる。
歴史的に縁の深いオーストラリアでも同様な物を食するが、メジャーなブランドはVegimiteで微妙にマイルドである。私の短い人生に於ける経験では、これらを好んで食する人間は何処かでEnglishと関わりが有ったと思ってまず大抵間違いない。
そしてトーストを短冊状に切ったものをSoldier(兵隊さん)と呼ぶ。そのネーミングにある意味で国の歴史が感じられる一品。イギリスでは兵隊さんの絵と"Soldier"のイラストがよだれ掛けにプリントされて売っている位の定番である。これにマーマイトが塗られていればMarmite Soldier(マーマイト ソルジャー)になる。
私も初めて食べた時は「イギリスの納豆」と思い暫らく手を出さなかったが、数年後あるきっかけで美味しさに気付き、それ以来時折禁断症状が出る位好きである。この辺りが好きになると病みつきになる納豆とかなり通じると思われる。
夜中に小腹が空いた時のスナックとしても良い感じだが王道は朝食。半熟卵をスタンドに立ててMarmite Soldierを浸して食べる。動物性タンパク質と野菜と酵母の出会いである。これがまたイケル。
イギリスで放映されていたMarmiteのTVコマーシャルで”My mate Marmite"(マーマイトお友達)編と"I hate Marmite"(マーマイト大嫌い)編があった事からもわかる様に好きな人は好き、嫌いな人は大嫌いな、癖のある、正しく日本の納豆の様な存在。
親の教育の為かうちの子供達は全員Marmite好きである。実際食べ出すと山程食べる。時には小腹が空いた時の間食に自分でMarmiteの瓶を探し出してパンに塗って勝手に食べてたりもする。日本での難点は高い、品切れが多いといった所。
これを読んで興味を持ったあなた、首尾よく手に入れても覚悟して食べる事を薦める(笑)。
イギリス その四 "Boiled Egg"
朝食によく登場するが、風邪なんかの病み上りにも食べたりする。
重要なのは茹で加減で、人に寄っては秒単位で好みが指定されたりもする。これを間違えた日には可也の覚悟が必要(^^;
食べる時はエッグ・スタンドに立ててスプーンで上の辺りをコツコツ叩いてヒビを入れてからナイフで上部を切り取って、空いた穴からスプーンやトーストを突っ込んで食べる。
我が家では"ダダの料理"とされている為、定期的に子供達に朝寝起きを襲われて"Boiled egg please!!!"と大声でねだられたりしている(笑)。偶に前日飲みすぎた旦那に泣きつかれて私が作ったりするが、私は寝起きが異常に悪い為に朝はいつも茹で時間を忘れて旦那に聞く。"Four minutes."と答える為その通りに作るとなぜかいつも中が生。その時にいつも気付くのだが、水からじゃなくてお湯からの時間なんだよね(^^;。この辺りが所以で我が家ではゆで卵とは違う イギリス料理 とされている、って言うか朝弱い私の逃げ道だったりする。


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