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阿刀田高角川文庫☆☆☆☆☆○ 随分前から積読だった本(爆)。が、この本も未読にしておいた自分の不明を恥じる。ミステリーファンだけでなく楽しめる内容だが、特に「ミステリーを書くこと」に興味のある人にはオススメ。 恐ろしく知名度の高い作品や、マイナー過ぎて・昔過ぎて誰も知らない&入手困難な作品には小さなネタバレがあったりするが、まぁたいした事はない。昔の知人が古事記やギリシャ神話に関してのエッセイが面白い、とは聞いていたのだが、ミステリーについてもよかった。 著者の他の作品も是非読みたくなった(^_^)。 また、タイトルの「102条」の数字の意味がこの作品を手に取るきっかけにもなる「謎」だと思うのだが、その謎解きも最後の最後に「二年間連載した」と種明かし。巻末のその2行ほどにしか週刊誌で二年連載したという記述はない。本来なら、前書きやカバーに書いてあってもおかしくないのだが。おそらく、短編小説の結末風にちょっと細工をしてくれたのだろう(^_^)。なかなか洒落た趣向でいい♪。この数字、私も半端な数だなぁと思っていたのだ。ただ、もしかしたら、週刊誌に2年連載したのかな、とは思っていたので、ちょっとニンマリ。
January 26, 2005
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Roald DahlPuffin Book paperback 46H☆☆☆☆◎ …児童文学の範疇に入ってる(らしい)作品なのだが、定年退職した元バスの整備士と未亡人のequally sweet and sillyなラブストーリー。何語だよ、これ!?と思っていた、タイトルの意味も作中にすぐ出てくる。 我が家にもカメ(Turtle)がいるので、カメ繋がりで読んでみた(結構長い間積読ではあったのだが^^;) これ、子供向けなのか?!というのが一読した感想。 シャイで階下の未亡人Mrs.Silverをなかなかお茶にすら誘えないMr. Hoppyは、彼女がペットのリクガメ(Tortoise)Alfieが大きくならないと相談を持ちかけられる。そのAlfieを大きくしてくれるなら'I'll be slave for your life'とまで口走る彼女に、クラクラしたMr. Hoppyは一計を案じ、メデタク彼女とゴールインをする、という話。 平均年齢の高い、大人のためのほのぼの童話ともいえる。 案じた一計というのが現実離れしていて笑えるのだが、それにまんまとひっかかるMrs.Silverもなぁ…。 最後はみんなシヤワセになって終わるハッピーエンド。全ページ数64ページのペラい本。大手町―北柏の常磐線各駅停車の往復の時間中に読了して尚且つ時間が余った。 ↓の「ホラー作家の棲む家」に凄惨な描写はあるは、怖いはで気分直しにほのぼのとしたストーリーを欲していたので、目的は達成できた。 あ、作中リクガメのエサについての記述が出てきますが、これは誤りといっても過言ではありません。念のため。
January 22, 2005
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三津田信三講談社ノベルス☆☆☆☆☆ 著者のデビュー作。でも、私はこの著者の作品を読むのは4作目。これ、厳密にはミステリではなくてホラーなのだが、ミステリが著名なレーベルから出ているので、このテーマを使うことにした。 編集者の三津田(著者と同名)は、東京に引っ越してきて、武蔵野の洋館に一人暮らしをするようになる。それというのも、仕事のほかに同人誌の依頼原稿の構想を練るためにも、この家に住めばイメージが膨らむのではないか、と思ったせいもある。この家に棲むため、不動産屋を回り始めた時から、なんとなくイワクありげだ。やがて引越し。 そして、そこから、物語が始まる… やっぱり怖かった。時々、ぞくぞくしてくるのだ。また、書き方が独特で、主人公が夢を見ているのか、現なのか、読者も惑わされてくる。それがまた怖い。作中作が入るがその挿入の仕方がまた絶妙。所々に織り込まれるマニアな雑学や編集現場の描写も面白い。 また、武蔵野の描写が好き。「武蔵野の洋館」って文学の御約束の一つのようだ。 この著者の奈良の描写も好きなのだが、武蔵野の描写も愛着が感じられてよかった。この二つの地域、私も物凄く好きな場所なので、嬉しい♪。 未読の最新作(単行本だと思ったな)もそのうち読もっと。 ただ、このシリーズも刊行順に読んだ方がよさそうだった。
January 21, 2005
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講談社ノベルス編集部・編講談社 新書判並製 カバーなし☆☆☆☆☆ 講談社ノベルス20周年記念、本文に封のついた密室本シリーズが出たとき、5冊分の応募券を送ると漏れなくもらえた読者プレゼント本。一昨年か一昨々年のこと。しかも私は、かなり早い時期にこの本を贈って貰っていたのだが、ず~っと今日に至るまで積読だった。ぱらっと見て、編集者の対談ばかりで面白そうに思えなかったのだ。が、掲載誌の今の連載分を読んだら面白そうだったので、ようやく読んでみる気になった。 読んでみると、結構印象が違う。手前味噌なところも最初の方に散見されたが、投稿作品の批評は非常の面白いし、参考になる。そういえば、別の雑誌の投稿欄の書評も面白かった。投稿作品の批評は、むしろ出版された本の書評より面白いかもしれない。 メフィスト賞の選考作品の批評・感想を担当編集者達が話し合っているのだが、編集者の個性、著者の個性(それも原石=玉石混交の)がストレートに出ていて、笑えるところも沢山ある。おさらいサボって読み耽ってしまったし。 また、私がお気に入りの作家さんの何人かのデビューの時の批評も読むことになった。結構ダントツで受賞しているひとが多い。また、古処誠二さんの自衛隊を舞台にした作品には興味あるなぁ~。今度読んでみよ。 でも、この本、カバーないのにカバー・扉・デザインっていうクレジットは如何なものか…。ちゃんと校正しようねぇ(苦笑)
January 19, 2005
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土屋賢二文春文庫☆☆☆☆☆ 哲学科教授の週刊文春だかに連載されている(きっと人気の)エッセイ集の文庫判。私が読んだのはこれが2作目。もう少し刊行されているようだ。 おカタい文章で、少々くどいが、すっとぼけていて笑える! この教授の専門ってナンなんだろうと思う。ギリシャ哲学には「詭弁家」って言われる人々がいたが、何となくそういった方が専門なのか?と思ってしまう。多分違うと思うけど…。 が、本当にストレスまみれの時は効果が半減。そう、文章がカタいせいだと思う。結構私程度の回転数の低いアタマだと、読んでいてアタマ使うのだ。。。(自爆)。この先生の生徒になるには、アタマの回転が遅すぎて、私なんて絶対ムリだな。 また、カバーの裏表紙側にあるように、自宅で読むのがベター。出先だとどうしてもニヤけて、恥ずかしい思いをしてしまった…(自爆) また、この先生には物凄く既視感を覚える。ヂブンのげんこの登場人物のひとりに恐ろしく良く似ているのだ。。。前作の後書き(著者のお母さんとなっていた)といい、今回最後の方に出てくる弟さんとのやりとりや、弟さんの名前になっているあとがきといい…。似てるのだ!!! 登場人物設定をした時、この教授の存在は知らなかったのに…
January 17, 2005
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コリン・ホルト・ソーヤー創元推理文庫☆☆☆☆☆ 豪華老人ホーム「カムデン」を舞台に起きる殺人事件第二弾。前作は「老人たちの生活と推理」という。 新しくカムデンに入ってきたエイミー・キンゼスは、入居早々、同じホームの老人達やスタッフと揉め事を起こし続け、嫌われ者ダントツ一位になる。そんな彼女がある日撲殺されてみつかり、好奇心一杯で退屈気味のアンジェラは好奇心の赴くまま、自分なりの捜査(で警察の捜査を少々ジャマすること)を開始する。 前作より、レギュラー登場人物の肉付けも詳しくなり、カムデンの日常を楽しめる。捜査にあたるマーティネス警部補やスワンソン刑事ともおばあちゃんたちは仲良くなっていく。 また、料理の描写が美味しそうなのだ。こんなところ、自分の老後の住まいには高くて絶対にできないが、いいなあ、住んでみたい。 ミステリとしても前半部分が少々のんびりしているが、後半からは謎が解けてきて一気に読める。終の棲家老人ホームにこんなに殺人事件が起こるのも如何なものかと思うが、その生活は楽しそうだし、続巻も読んでみよう(^_^)
January 15, 2005
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有栖川有栖メフィスト(小説現代1月号増刊)掲載☆☆☆☆◎ 国名シリーズの最新刊! アリスシリーズは推理作家モノはモチロン、学生モノ(が読みきり掲載なら)も掲載誌買うぞ。学生モノは単行本だろうけどね。 アリスが取材中に偶然招かれたパーティーで、招待客の一人が死ぬ。毒殺と思われるが、誰にも毒を入れる余裕はなかったのに…という冒頭。捜査にあたるのも、顔なじみの刑事さん達。火村はコンパを自主休講にして、夜半に事情聴取中のアリスの所に駆けつけてくる。 ストーリーの雰囲気は物凄く好き。が、犯人が明かされるちょっと前で分かってしまうのが玉に瑕。また、作中作が効果的に使われている。モロッコの描写いいなあ~。そういえば、火村は解決するまで結構悩むタイプの探偵だと気付いた。刑事コロンボのように最初に目星はつけない。今回の解決はロジックよりも犯人の内面を崩す方法。この著者にはもしかして珍しい解決法かもしれない この掲載誌の巻末編集者座談会が面白いので、積読になっていた「密室本~メフィスト巻末編集者座談会」(この座談会の過去のものをまとめた無料配布本)を読んでみることにした。
January 14, 2005
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