混沌の本棚
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日本推理作家協会編光文社カッパノベルズ☆☆☆☆作家アンソロジー。MP計画/鮎川哲也、掌上の黄金仮面/泡坂妻夫、王手二歩積み/生島次郎、遅すぎた手紙/日下圭介、現場消失/清水一行、一人旅の災難/多岐川恭、人形の家/都築道夫、山手線の日の丸/戸板康二、となりの宇宙人/半村良、園遊会殺人事件/平岩弓枝、水底の祭り/皆川博子、風媒の死/森村誠一、不透明三角関係/結城昌治、日本ミステリーの交流(解説?)/中島河太郎「最新」ミステリーといっても、この本は昭和52年初版本。自宅に埋もれていたのが偶然出てきたのだ。私が買った本ではなく、母が買ったと思われる。しかし、どこで買ったのかなぁ? 52年当時なら我が家は広島県福山市にいたし、その三年後には北海道函館市に移った。そして28年後の今、娘の私が東京で読んだ。内容も当時を偲ばせる時代を感じさせるものと、現在と共通のところと両方ある。時代を感じるのは、まだ作中、結構第二次大戦の記憶が鮮明なことだ。最近の小説では、もう、日本史の一こまになっているが。また、男女の描き方も今とは隔世の感がなきにしもあらず。もう、今の作家は仕事ばかりで家を省みない亭主が女房に先立たれ…などという設定はしないだろう。定年間際になって、女房に離婚された亭主、という設定にしてしまうのが関の山だ。昔の作品といえども質は高く、結構楽しめた。昨今の新本格に較べ、地味と思わないでもないが。昔のテレビドラマの再放送を見ているようで、時代色もまた作品に付加された雰囲気といえる。そういえば、この感覚、シャーロックホームズなんかを読んでいるときにも少し感じる。そういえば、この本を読んでいて、中に何か怪しげなメモなんかはさんであれば、そのままミステリ短編のネタになったかもしれない、などと想像を逞しくしてしまった(苦笑)
February 28, 2005
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