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フリッツ・ライバー創元推理文庫☆☆☆◎ ファファード&グレイマウザーシリーズ1巻。 こちらの方が比較的後期の作品なのだが、物語の時代順では一番早い頃の話が収録されている。ファファードとマウザーが出会う前と出会った時の話だ。「雪の女」→ファファードの生い立ち「灰色の魔術」→マウザーのそれまでの人生「凶運の都ランクマー」→二人の出会いと最愛の恋人たちとの死別が収録。 やはり、上手くファンタジーの世界に入り込めない。今、3巻を読んでいるので、その違いと比べると、これは、小説の内容と翻訳のせいのような気がする。まだ、物語世界に対する書き込みも浅いのだ。やはり、ファンタジーは物語の舞台となる世界をどれだけ濃密に描写するかにつきるのかもしれない。「雪の女」ファファードのヴラナとの出会い。未開の北の国に育ったファファードは、旅芸人で10歳以上年上のヴラナに恋をして、彼の子供を身ごもった女と母親を置いて、憧れの文明の地へと去っていく、までの話。文明に憧れるファファードが若々しくて可愛い。が、子供を宿していた女の子は、いかにもというカンジでつまらん。ヴラナは風変わりでなかなかよかった。「灰色の魔術」魔法使いの弟子、マウスは、師匠の魔法使いをジャナール公爵に惨殺される。が、彼は公爵の娘、苛められてばかりいたイヴリアンとはいい仲。師匠の復讐を果たすまでの話。そして、それからマウスはマウザー(ネズミ捕り)と名乗り始めたそうだ。なんだかイマイチ。イヴリアンにあまり魅力を感じない。「凶運の都ランクマー」二人の出会い。かれらは盗賊結社との関わりから出会い、初対面で意気投合して、互いの恋人ヴラナとイヴリアンとも引き合わせる。しかし、そこには、盗賊結社の魔手が忍び寄って、ヴラナとイヴリアンは惨殺され、彼らは失意のうちにランクマーを後にする。悪役の魔法使いが不気味。ファファードとマウザーが飲み歩くところや、盗賊結社の描写は楽しい。3作のうちでは一番おもしろかった。
June 30, 2005
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木原浩勝+中山市朗メディアファクトリー四六並製☆☆☆☆☆ この本、表紙2(表紙のすぐ裏)に梵字のお札が書いてあるし(しかも見返しが貼られていて直接は見えない)、カバー下の表紙は件だし…(゜o゜)。最終巻だから凝ってるなぁ…。装丁祖父江慎さんだし。もしかして、製版・印刷・製本段階でもイロイロあったとかね…(~人~;)。 最初の新撰組に関係した話のお寺って、行ったことのある、あそこなんだろうか? 頭文字は合ってるけど…。あそこだとしたら、あんなアヤシゲなおねいさん(腐女子ともいふ)が沢山くる世俗のお寺(お寺の人、ごめんなさい(__;))だと思っていたが違うんだねぇ。 あと、怖いと思ったのはお人形絡みの話。 けれど、本当にぞっとするインパクトのある話はそんなにないかもしれない。とはいっても、一冊を一気に読むと、いつの間にか背筋が寒くなるけれど。また、今回の最後の最後の一文は本当にぞっとした。 最終巻なのは毎年の楽しみが1つなくなってちょっとつまらないが、また、同じようなコンセプトの作品を出してくれないかな、このコンビで。
June 19, 2005
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フリッツ・ライバー 大谷圭二訳 カバー・口絵・挿絵/柳柊二創元推理文庫 図書館で借りた本☆☆☆☆ 今は、新訳・新挿画(末弥純氏)で5巻まで出ているが、これは旧版。典型的なヒロイックファンタジー「剣と魔法」の物語。「幻想の犬たち」中の「泣き叫ぶ塔」を読んで、もう1つの本棚にもいいか、とちょっと気になって手を出してみた。 短編集「円環の呪い」「森の中の宝石」「盗賊の館」「凄涼の岸」「泣き叫ぶ塔」「沈める国」「七人の黒い僧侶」「夜の鉤爪」「痛み止めの代価」「珍異の市」の10作収録の短編集。北国生まれの蛮人ファファードと南国生まれ(らしい)魔法使いの弟子グレイ・マウザーのコンビの冒険譚。30年に渡って書き次がれた作品。この作品集に収録されている短編の方がシリーズ1よりも発表年代が古いというので、1より先に読んでみたのだが…。 う~ん、短編というには、直球過ぎてちょっとイマイチなのが多い、と思ったら、初期の作品に多かった。面白かったのは、「夜の鉤爪」と「痛み止めの代価」「珍異の市」。特に「夜の鉤爪」は鳥をネタにした作品で、一番気に入った。どれもこの作品集の中では、後に書かれた作品。登場人物の描写も単純だし、ネーウォン(Nehwon・右から読んでみよう^^)という世界の世界観も今ひとつ書き込まれてないのだ。やっぱり若書きの作品のようである。 多分、シリーズ1になっている後期の作品を集めた「魔の都の二剣士」の方が面白そうなカンジだなぁ。
June 12, 2005
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