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オーブリー・ハンプトン著 大滝百合子編・訳春秋社 B6判並製(190*130)☆☆☆ オーブリー・オーガニクスの生みの親の化粧品化学者の本。 どちらかというと、古い化粧品の文化史みたいな本だとハンプトン氏の前書きを読むと思えたのだが…。だまされたかも。自然成分礼賛、化学成分を全面否定しているのはいいのだが、編・訳者の思想なのかなんなのか、ほとんど「こんな化粧品は買ってはいけない」と自然化粧品との成分比較と動物実験反対とありきたりすぎる内容。一部、古代エジプトや中世の化粧品を扱っていた錬金術師なんかとの仮想の対話なんかもあり、そのあたりは面白かったが、もう、化学成分がどうの、って知ってるよ。それに、この作品の中で言及されているハーブにだって、内服すれば内臓疾患が出ると報告されているのがあるんだし。化学薬品をヒステリックに否定しては、読む方もしらける。「発ガン性がある」とさらっと書いてあればそれでいいのに、儲け主義でどうの…と感情的すぎる。これが、前書きに断っている通り、編・訳者の方針だったら、ハラがたつなぁ。
December 31, 2005
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講談社編講談社+α文庫☆☆☆☆☆ 思ったより楽しめたかも。この本はサンチャゴ・デ・コンポステラが見たくて購入したが、他でも興味を引かれるところがあった。特に第四章の古代や先史時代の遺産や自然遺産が面白かった。また文化遺産についても、当然その歴史背景があるわけで、お手軽な世界史マメ知識にもなるような気がする。個人的には文化遺産はやはり中世の雰囲気が色濃く残る場所が面白いと思ってみていた。正直、メジャーすぎる観光地、パリやロンドンの中心部は写真よりも、解説の方が興味深かったやもしれない(苦笑)。 中で行ってみたいと思ったのは、最初からのオメアテだったサンチャゴデコンポステラを別にすると、スケリグ・マイケル(「肩甲骨は翼の名残」のスケリグはここから命名されたそうな)、ヴィリニュス、カルカソンヌ、トレド、ガラホナイ国立公園(スペイン・カナリア諸島)、それにイギリスのストーンヘンジやアイルランドの墳墓あたり。…見事に僻地が連なる。特にスケリグ・マイケルは行ってみたい。 お手軽に文化遺産旅行モドキが楽しめていいかもしれない。もうちょっと大判で写真が大きかったらよかったが。
December 31, 2005
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夢枕獏集英社文庫☆☆☆☆◎「夜の訪問者」「二本肢の猫」「抱き合い心中」「闇の中の小指」「びくいしとい」「もののけ街」「真言士」「ミサちゃんの生霊の話」「ものいふ髑髏」「安義橋の鬼、人をくらう語」の10編。 怪談風の小説。怪談と違うのは、非常に淡淡とした文章なのだが、描写が主観的であったり詳細であったりして、聞き語り的な感じがあまりしない。もっとも、幾つかの作品では、何となく結末も見当がつく。それでも、怖さ、薄気味悪さの中に、「ミサちゃんの生霊の話」や「安義橋~」「ものいふ髑髏」「真言士」はどこかユーモラスだったりもする。私が好きなのは「真言士」「抱き合い心中」あたりだろうか。釣りや時代劇、オカルトと科学が同居しているような、著者の得意分野の話がやはり手馴れていて特に楽しめた。短編小説では手馴れた技巧が大切なんだろう。 後書きでは、「音読」について解説者(?)が書いているが、「ものいふ髑髏」と「安義橋~」は芝居や講談のような形態で「語る」ことを意識して書かれた作品でもあるらしい。確かに、このテキストをプロが声に出して語ったりお芝居したら面白そうだ。*「安義橋の鬼、人をくらう」の「くらう」は漢字なのだが、外字らしくこの漢字で登録できないので、ひらがなにした。
December 30, 2005
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高田崇史講談社ノベルス☆☆☆☆☆ 私は幕末に詳しくない。なので、説明も結構ちんぷんかんぷんなところが多かったが、西郷隆盛の人物像についてはとても興味深かった。言われてみればそうかもなぁ。西南戦争のあたりは知ってたんだが。 今回の舞台は高知。ということで、最初は棚旗奈々とその妹で坂本龍馬ファンの沙織が高知で龍馬の史跡見物をするところから始まる。そして、その土地の友人が山奥の過疎の集落の出身でそこへ招かれる。 この過疎の集落(ムラにすらなってないのだ)ががけ崩れで、孤立した一晩の間に連続して死人が出て、そこで何故か同行している桑原崇ことタタルと最後の方では、メインキャラの一人、小松崎も合流する。過疎集落の因習と平家落人伝説、龍馬暗殺を巧みにミックスしたオールスター(?)エンタテイメントだった。 が、細かいところだったが、最後の龍馬に関する記述の使用の仕方もまた絶妙で一気に読めて非常に楽しめた。結構、映像化しても面白いかも。二時間かそこいらで収まる内容じゃないが。連続ドラマでやってくれないかな。 とはいっても、歴史的知識には無知でも時々鋭い突っ込みを入れる、というのはいいとして、やたらタタルとの関係を言われると慌ててみたり、妙に妹の行動を嗜める奈々の性格設定に結構イラついた。こういうタイプの女キャラってウザいんだがなぁ。女性の描写が甘いって。沙織のキャラの方が何となく、オタク系の女の子の描写を上手くしていて、好感が持てた。
December 30, 2005
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北森鴻徳間文庫☆☆☆☆☆◎ この本は少し天地が大きいので、密林書店のブックカバーが入りにくかった。懐かしいなぁ、前の会社では随分この天地サイズで苦労したもんだ。 ま、そんなことは置いといて…。 今から約40年前に流行った「フォーチューン・ブック」という占いの本を松本の本屋で購入した人々を巡る事件を連作小説でつづった作品。 巻末の解説に「トリッキー」だと書いてあったが、本当にその通り。たった一冊の本にまつわる人々なのに、読み進むにつれて背後には巨大な謎の影が浮かび上がってくるのだ…。ミッシングリンクの一形態だと思うが、見事な料理法だ♪。けれども、この作品も決して明確な結論を出さない「フォーチュン・ブック」同様、明確な結末は示さない。更なる「フォーチュン」を暗示して終わる。 また、作中、推理作家の名前として見覚えのある名前(多分著者のお友達なんだろう)や、他の作品の舞台にもなったデパートの屋上、私が大学時代たまに呑みに行った高田馬場のあたり、観光に行ったことのある松本城なども出てきたり、その当時の社会世相や実際に起こっていた大事件にも言及してあり、ストーリー展開以外にもかなり楽しめた。非常に好きな著者の作品で未読だったのでずっと気になっていたのだが、読んでよかった♪
December 16, 2005
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J.K.ローリング静山社 A5版上製 シュリンク包装 この本、発売日に密林書店から届いてたんだが、読み終わりは今日(^_^;)。 英語では読了していたが、6巻を読むための準備と先日テレビ放映された「ハリーポッターと賢者の石」を観ていて読みたくなった。 ハリーはホグワーツ校の5年生になる。 しかし、彼が新学期の始まる前にダーズリー家の近くでディメンターに従兄のダドリーと共に襲われる。 そこから、ストーリーが始まるのだが、この巻は、4巻の暗い終わり方を引きずってずっと暗い。しかも、どーしょーもない「闇の魔術のための防衛術」の先生も赴任してきたりする。 主な感想は英語版を読んだときのままなのだが、やっぱりこの巻ではウィーズリー家の面々、特に双子がかっちょいい!!また長女で末っ子のジニーも成長している。 そして、ミセス・ウィーズリーがお母さんしていていいのだ。ちょっと悲しいけど。 そして、私はラストの予言のところをころっと読み落としていたことに気付いた…(自爆)すっかりその前の事件に気を取られていたようだ。。。。
December 4, 2005
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