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鹿男あをによし万城目学幻冬舎 四六判仮フランス(簡易上製)☆☆☆☆☆ 観光客としての奈良好きには堪えられない本かも知れない。東京(?)から主人公は奈良の女子高へと赴任するが、学校からは平城宮遺跡が、下宿先には奈良県庁に東大寺の転害門に、春日大社に、近鉄奈良駅前の行基像(つか、あのお坊さんの銅像、行基だったのね)などなど、あ、あそこだ~という地名等々が続出するのが楽しい。そして、即席奈良旅行を楽しめる。今度、奈良温泉に行ってみたいなぁ。 ファンしている俳優さん二人が出演するドラマの原作なので読んでみたが、やっぱり、設定的には原作の方がいい、と言うことになりそうだ。が、あの風景がテレビ画面で見られるのはとても嬉しい。やっぱり録画予約しようかな。 ストーリーは何となく見当が付くのだが軽いタッチで展開していて漫画を読んでいるようで、楽しく読める。鹿島神宮や春日大社について、もうちょっと薀蓄を並べてくれてもよかったんだけどな。…奈良を舞台としていなければ、少々物足りなく感じたかもしれない、と今これを書きながら思った。そうそう、該当の登場人物を上記の俳優さん二人に変換して読んだのだった。それも楽しく読めた理由の一つだろう。
January 10, 2008
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女王国の城有栖川有栖東京創元社 四六並製☆☆☆☆☆○ 最初がちょっと冗漫というか、前置き長すぎというか…。が、学生アリスと江神部長のシリーズに相応しく、ロジックとペダントリーを散りばめたいかにもな本格ミステリ。 最近読んだ海堂尊さんの「ブラックペアン1988」とほぼ同じ頃…というか、これも私が大学生の頃(年がバレるけど…)の時代を舞台にしたストーリー。この時代を書くのがちょっとトレンディなのかも。なので、携帯電話はない。 二段組500ページの大作。卒業を間近に控え、いきなり新興宗教団体の町に行って連絡を絶ってしまった江神を追って、アリスら英都大学のミステリ研究会の面々はその町へと乗り込む。そして、そこで、殺人事件に巻き込まれる。しかし、新興宗教団体の信者が過疎の町に入り込み、住民のほとんどが信者でなくても、その宗教団体から恩恵をこうむっており、団体がその気になれば、町を周囲から隔絶することも可能。(ここで携帯電話のない時代設定が生きる)。そして、殺人事件にも拘わらず警察への通報を拒絶する教団のために、この町は人為的(住民と教団の意志により)陸の孤島となってしまう。アリスたちはこの陸の孤島から逃れようとするのだが、結局上手くいかなかった。また、作中でアリスたちが隔絶された村や異世界から抜け出そうとする小説の紹介を行っていた。興味はあるけど、怖いから苦手かも…。そして、ここで江神部長が名探偵となって事件を解決するのだ。しかし、本題のトリックは全く分からなかったが、前菜とか前座のようなトリック描写は分かったかも。教団の人間も狂信者としての側面とごく普通の理性を持った人間の両面が描写されていて「悪の集団」になりきれていない。 江神部長の個人的事情なんかも出てくるので、結構面白い。でもこの学生アリスのシリーズは次回作の5回目で一応完結らしい。読み終わるのにも時間がかかったが、やっぱりこちらのシリーズは読みでがあるなあ。このタイトルは教団のトップがうら若い女性であることと、この村にある教団の総本部が、非常に珍しいデザインであるためだ。
January 8, 2008
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