2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全18件 (18件中 1-18件目)
1
![]()
【送料無料】心霊特捜今野敏双葉社 四六並製☆☆☆☆☆ タイトルから推定できる通り、鎌倉署にR特捜班という霊絡みではないかと思われる事件を調査する部署の仕事を書いた短編集。班長はいつも眠そうな霊なんかは見えなさそうなおじさんなのだが、あとの三人の班員は密教系・神道系と沖縄のノロの家系だ。そしてそこに連絡係の若い主人公(=語り手)がいる。 彼らが事件に行くときの言葉は「どーせ暇だから」どうも警察内の問題児を集めたという噂もあながちうそではないらしい。でも主人公はこの班の発足理由を知らないのだ。しかし、警察内部では胡散臭く思われている反面、本気で話を聞いて欲しいとやってくる署員もいるのだった。 この著者の本にしてはかなりのんびりした雰囲気のある作品。彼らが解決する事件も霊が関係はしているのだが、意外な関係の仕方をしている場合が多い。それもこの小説ののんびり具合を象徴しているような気がする。あと霊感署員の密教系と神道系の議論は結構マニアックで面白い。続巻が出たら読みたいな。
February 27, 2012
コメント(0)
![]()
つらい時は「やってらんな~い」て叫べばいいのよ (宝島社文庫) (文庫) / 水無昭善/著水無昭善宝島文庫☆☆☆☆☆ 文庫になる前に書店で立ち読みして、イライラした気分を随分鎮めてもらった。それで、ちゃんと読もうと思い、近所の図書館に予約をしたら、返さずそのままにしている利用者が大勢いるようで、なかなか順番が回ってこなかった。隣の区の図書館で文庫版の予約をしたら、案の定、そちらの方が早かったのだ。 本当に、こう考え方を変えれば、こう思っていればどれだけいいだろう、ということが、オネエ言葉で親しみやすく(?)書いてある。全部を実践するのはムリだが、時々この本の中の言葉を思い出すだけで、随分気分が楽になったり、だらしない自分を戒める言葉になる。時々思い出したように開く本としてもいいだろうなぁ。 でも、やっぱり恋愛のところはいまひとつ実感がないところが多い。仕事はもう少しあたし、生活ではもっとあったんだけど……だめだこりゃ。
February 26, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】 英国妖異譚 講談社X文庫 / 篠原美季 【文庫】価格:578円(税込、送料込)篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆*再読であるため、シリーズ続きのネタバレが随所にあります。ここから先、初読の方は読まないで下さい! 再読。なのだが、この本を読んだのは、このブログを始める前だったらしく初読の時のブログが見つけられない。ここ何日かで数年の中断を経て13巻から再開して次のシリーズの第二巻まで読んだものの、最初に戻っておさらいしたくなったのだ。1巻で死んでしまった登場人物ヒューと主人公ユウリの関係が思い出せなかったせいもある。しかし、この本の結末は私にしては珍しく覚えていたのだが、なるほど、読んでいて、死んだヒューとユウリの関係が印象に残っていなかったはずだわ。後の番外編ではほとんどシモンとの三角関係になっていたのに、こっちじゃそこまで強調して描かれていない。というか、こっちじゃ別に恋人まで登場してるじゃないか。これじゃ記憶に残ってないはずだわ。 また、シモンとアシュレイの軋轢もまだここではせいぜい反感程度で、二年後の「首狩りの庭」に出てくるほど緊張感のあるものではない。というか、後の巻になると際立ったスーパーマンぶりを発揮する二人もここではまだ若い。そういえばアシュレイは結構このあたりじゃ妙なモノに憑かれたりしてるんだよね。それはそれで楽しかったんだけど、最近無敵になってきてるし。ただ、ユウリは最近の方が天然ぶりか際立っているかも。 この本は公募の受賞作だから、無論この後の展開が予想されていたわけではない。でもこの本が出たのは今から10年前。それからずっとこのシリーズを書き続けてこられた著者の方は本当に大変だったろうな。そして近刊はこの本より格段にストーリー展開も整理されて、読みやすくなっているように思う。でも学園モノという雰囲気はこっちの方が学校に対して不満を主張するシモンとかすごく新鮮だ。
February 24, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】アザゼルの刻印【送料無料】使い魔の箱篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆ いよいよ新シリーズ始動。にしても第一巻「アザゼルの刻印」が出るまではリアルタイムで読んでいる皆様には長かったことだろう。 第一巻「アザゼルの刻印」はほとんどほとんど前シリーズラストを受けての話。にしても、ベルジュ家って網の目のようにヨーロッパ中にコネ持ってるのね。英仏の警察にあの世界最小の独立国にもですか……。ユウリがこちらに戻ってくる手段を提供した女性ミリアムが天使と悪魔の争いだの悪魔の儀式に巻き込まれるという事件は起こるが、やっぱりこの巻は新旧の登場人物紹介と「おかえりなさい、ユウリ」編だと思う。 第二巻「使い魔の箱」で久しぶりにこのシリーズらしいストーリーになる。でもこの使い魔と魔女の家系って日本にも似たようなのがあったような気がする……。面白いけど。そして、前巻のミリアムが意味深にちょい出してくる。そのうち南欧のあの国の内部までユウリに絡んでくる日がくるのだろうか。でも「欧州」となるならそうなってくれたほうが面白そうだ。あとは、ユウリのせいで迷子になった「可愛い使者」には私も会ってみたい。にしても、ユウリ、人間も男女を問わず派手なのに囲まれてるけど、その他も色々絡んできていよいよ賑やかになりそうだ。あとは、最後でユウリに結界を作ることを指示するアシュレイがいつにもましておいしいとこ取りしたような気がする。 続きを読むのが楽しみだ。
February 23, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】昭和の奈良大和路入江泰吉/奈良市写真美術館光村推古書院☆☆☆☆☆☆ 昭和20年代・30年代の奈良・大和路の写真。しかも、入江氏が「作品」として発表したものではなく、スナップショットがほとんどのようだ。写真美術館の刊行らしく、使用機材も記載されている。当たり前だが、全てクラシックカメラ。写真も全てモノクロである。 奈良は戦災を免れた。入江氏が撮影した風景は本当に日本の田園風景。今はコンクリートのマンションや住宅が立ち並び、舗装道路が張り巡らされているあたりが、でこぼこの埃っぽそうな道で、延々と田んぼがひろがっている。その田んぼで農作業に勤しんでいるのは人だけではなく、牛もなのだ。そして、今は高い(といってもたいして高層なワケじゃない)建物で見えなくなっているが、かつてはそこに二上山や興福寺の塔が見えていた風景。そして、今は立ち入り禁止の塔の中から一望する写真。石舞台の上には子供が登っている。保存を考えたらもう不可能なことは理解しているが、人々の生活の中に千年以上前の遺跡がごく自然に溶け込んでいる光景はやっぱり私の好きな奈良の風景だ。あと、意図的なのかもしれないが、僧侶がよく画面に写っている。 各写真には説明がつけられ、いくつかの場所は今でもその面影を伝えているし、他の場所は今はもう見る影もない。近鉄奈良駅は地上にあるが、三条通りからもちいどのへの入り口にあるお土産物屋さんには今でもここの写真の面影がある。でももちいどのの賑わいは往時とは比べるべくもない。崩れかけた土塀や山門も今は綺麗に補修されているが、水草がたなびいていた小川はコンクリートに固められていたり、暗渠となっている。でもその傍らの祠は今でもあって、傍を通った記憶があるのだ。 そして、今はもう無くなってしまった貴重な文化財の写真があった。入江氏が作品を撮影する直前に焼失してしまった、法隆寺金堂壁画だ。当時、壁画は修復作業中であり、その作業者の向こうに仏の姿が残っているのが写し出されていた。 この本の写真は第二次世界大戦終戦の直後、物資が乏しくフィルムさえ不足しがちな時代に撮影されたものもあるそうだ。そこに写し出されている風景は、まるでどこかアジアの発展途上国の田園風景のようでもある。けれど、作品ではなかったものの、これほど生き生きとしたスナップショットの数々は今となっては資料的価値も高い。が、今と違い、フルマニュアルの銀塩カメラで名匠の手により撮影された写真だ。今のデジタルカメラはフルオートでカメラにお任せ、手ぶれは連続シャッターでごまかす、という彼の写真撮影時とは正反対の手法である。一枚一枚が今の写真とは比べ物にならないくらい強い吸引力を持っているように感じるのは私だけだろうか。
February 23, 2012
コメント(0)
【送料無料】ボルジア家の黄金の血フランソワーズ・サガン新潮文庫☆☆☆☆ 前半部分は面白かったのだが、後半が少々駆け足に感じた。前半はチェーザレとルクレツィアの有名な兄妹の恋愛で、いかにもサガンという感じだった。けれど、後半になって情勢がややこしくなってくると、展開が駆け足でちょっと物足りない。というか、それ期待するなら他の著者の小説にした方が良かっただろう。 また、ストーリーの語り手が法王の玉座というのは面白い。物が語り手になる小説は以前にも読んだことがあるが、玉座が語り手というのはとても重厚に感じた。でも最初は誰・何が語り手なのか分からなかったけど。 気になったのは翻訳の文体で、特に女性の台詞。結構昔の翻訳なので、この頃はあまり違和感がなかったのだろうが、今読むとちょっと違和感がある。だいたい、庶子とはいえ、法王の娘の一人称が「あたし」ってヘンだと思うのは私だけだろうか。 ちょっとイタリアの歴史の本は読んだけれど、ボルジア家の扱いはほとんどなかったため、今一つ時代背景も良く分からなかった。ただやっぱりチェーザレ・ボルジアは興味深い人物だと思う。個人的な好みとしては、マキアヴェッリとの関係や(もし実在の人物なら)腹心のミケロットとの関係をもっと詳しく読んでみたかった。塩野七生の「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を手に取る日も近いかもしれない。
February 22, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】 JOYEUX NOE¨L 英国妖異譚番外編 講談社X文庫 / 篠原美季 【文庫】【送料無料】午前零時の密談【送料無料】メフィストフェレスの誘惑篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆ 本編がかなり思わせぶりな終わり方をしていた間に出された番外編三冊。これ、リアルタイムだった人は蛇の生殺し状態だったんじゃないかと思う。私の場合、12巻から13巻の間に数年のブランクがあり、久しぶりに一気読みを目論んでいる現時点で次シリーズも第四巻まで出ている状態なので、平穏な気持ちでいられるけれど。 第一冊目の「Juyeux Noel」はジュワイユ・ノエルと読むのかな?Noelの"e"には本当はアクサンシルコンフレックス(って名前だったと思う)ドイツ語でいうウムラウトがつく。「龍の紋章」と表題作の二作収録されているが、ページ数は「龍の紋章」の方がかなり多い。時系列的には、19巻の途中の挿入になる。にしても一晩でアシュレイにここまでこき使われているユウリも気の毒だが、流石に十代男子、体力あるよね、ユウリも。アシュレイやシモン、アンリには劣るかもしれないけど。また、この話、後々本編のネタで出てきそうだ。アシュレイは何を考えているやら。でもシモンがいないと、なんだかんだとすっかりユウリの保護者になっている。その次が表題作。これも、19巻でちょっと(思わせぶりに)触れられていた「アンリがクリスマスに連れていた黒髪の"彼女"」との話。つまり、何巻だったか忘れたが、シモンが南仏に一日出張している間にアンリと本人が兄に言ったところの「ユウリとのデート」の話だが、結局一番のインパクトはシモンに持っていかれているような気がする。でも、ユウリのお兄ちゃん気分と兄の厳命を両方成立させようとして「お揃いの手帳をお互いにプレゼントする」ってアンリ、上手い。そして、その後さりげなく(お兄ちゃんを出し抜いて)自慢しているのが目に浮かんで楽しい。本編のどこかで言及してくれないかな。 二作目の「午前零時の密談」はすっかり落ち着いているシモンとユウリにもこんな時期があったのか、という話。にしても、シモンの告白は凄すぎる。そりゃ、こんな言葉聞かされたら、アタマ抱えたくもなるし、シモンの人となりが判ってないと、ストーカーだ。でもそのシモンを言い負かしたダルトンって素敵。「セントラファエロ物語」はいたずらお間抜け妖精の目を通じてヴィクトリア寮の面々の日常が描かれる。こういう視点ってこのシリーズならではの設定でもあるから読んでいて楽しい。最後の「セント・エドマンズの怪」はかなりパラレルっぽい設定。これが次シリーズにつながっているならどうなることやら。 三作目の「メフィストフェレスの誘惑」は音楽物。ただ、ここに出てくる世界的に有名なヴァイオリニスト、昔の知り合いの評判があまりよくなかったもので、読んでいて笑ってしまった。私も四半世紀近く前にこのヴァイオリニストのコンサートに行ったことがあるが、三楽章で指揮者と一緒に踊っていたのしか覚えてないし。それにストラドだのグァルネリだのってやっぱりありえないかも。。最後に出てくる曲はバッハの「二つのヴァイオリンの為の協奏曲」。この曲は伴奏したことあるけど、作中でシモンとユウリが弾いた一楽章は楽しかった。短いのが残念なくらい。でもソリストの都合で何回も繰り返した時、二楽章で死にそうになったのを覚えている。。。でもこの曲、関係ないけどコントラバス二台版もあるんだよね。。買おうかな。とはいえ、次シリーズがなければこの作品のラストがシリーズのラストになっていたそうで、この最後のシモンのセリフ好きだな。というか、このあたりのシモンの気持ちは次シリーズに引き継がれそうなので、非常に期待している。あとチョイ出の隆聖のローデンシュトルツに対する台詞も。
February 20, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】尾を広げた孔雀篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆○ 別シリーズを借りるついで(というかそのシリーズの中の一冊と混同して)借りてきた本。でも、こちらのシリーズも読んでいるし、一冊一冊の単発なので、読んでいてそんなに分からないところもなかった。 テレビ局でグラビアアイドルが殺され、それが連続殺人になっていくというストーリー。この本の中で一番面白いのはテレビ局と業界の人々の描写。でもちょっとラノベ風というか厨二病風な味付け有り。でもまあ、その味付けを一般向きに変えて、展開をちょっと複雑にしたら一般向けでも通用するんじゃないかという設定だと思う。そして、一番疑問というか、印象に残ったのは、孔雀。見たことないのは分かるけど、孔雀って鶏なんかよりずっと大きいし、結構獰猛な鳥で、傍にくると私でも怖い。蛇も食べると言われるのもむべなるかな、で仏教の孔雀明王というのも納得できるのだ。放し飼いの孔雀を遠目に見たら綺麗だろうけど、とてもじゃないが、傍に来てほしくない。だから古代の人々は女神の守りにもなるという意味で女神の鳥だと思ったんだろう。ただそんな鳥がベタベタに自分に慣れたら、そりゃもう怖そうな大型犬と同じで可愛いだろうなぁ。 つい動物に目がいってしまうが、やっていることは今読書中のイギリスを舞台にした小説と同じでも話が現代の日本なので、ちょっと頭の骨休め。神話・伝説のマニアックな話題もなかったし。ただ、登場人物が読んでいてごっちゃになりそうになった。並行して読むのはやめといたほうが良かったようだ。
February 17, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】聖杯を継ぐ者【送料無料】エマニア~月の都へ篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆ この二冊でシリーズ完結。前巻の「聖杯を継ぐ者」では久しぶりに顔を出したシモンの弟のアンリが襲われる。そして、ベルジュ家の子供達、シモン、アンリと双子の女の子に護衛がつくことになる。しかし、おりしも世界中で干ばつの被害が広がる中、アンリの母親が持っていたという水晶玉を探しにユウリ、シモン、アンリ、そしてアシュレイはイタリアに旅立つ。 この巻で私が楽しんだのは、冒頭のシモンとアンリの父親、ギョーム・ド・ベルジュとユウリの父親レイモンド・フォーダム博士の場面と水晶玉を探しに行く時のアシュレイVSアンリの舌戦だった。この巻でも彼らは危ない目に合うが、どうもユウリ以外のメンバーだと彼らがそれなりに何とかしそうで、あまり緊迫感を感じずに読んでしまう。冷静に考えると皆二十歳前の若造ばっかなんだが。そういえば、肉体派テイラーの単純さも親近感を覚えてしまう。シモンとその側近の中じゃ唯一の肉体労働者だ、彼って。ユウリにまで「素朴」とか言われてるし。 そして、シリーズ最終巻。結末は知っていたのでさほどショックではないものの、これ、作者の後書きもちょっとあいまいにしてあるし、リアルタイムで読んだ人はショックだったろうなぁ。ただ、ここまで色々ペンディングだと続きは期待できると思うけど。結局諸悪の根源が取り敢えず片付いただけだもんね。この巻もお気に入りがたくさん出てきて大満足。ユウリになんとなく甘えているセイヤーズが好きだ。で、いざという時のオスカーの胆の据わり具合も。そして、久しぶりにシモンとアシュレイが舌戦も控えめにしてユウリ捜索で大同団結している。これがあるとストーリーがさくさく進むので好きなのだ。まあ、交わされるマニアックな会話もあんまり理解できないけど、好きだけど。 続編でも聖ラファエロの後輩達も出てきてほしいなぁ。 もうすでに、このシリーズの番外編と次のシリーズの既刊分は図書館で全て確保済み。さて、番外編に手をつけるつもりだが、先が気になって次シリーズを読みはじめない保障はない。どっちにしよう。
February 16, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】十二夜に始まる悪夢【送料無料】誰がための探求【送料無料】首狩りの庭篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆ この三冊でダントツのお気に入りは最後の「首狩りの庭」。作者がお気に入りと後書きにかいておられるせいか、あまりトラブルに巻き込まれなかったシモンが結構ひどい目に会う。でもそこでその元凶を作ったのがいつもの仇敵だと言わないあたり、後々が楽しみだ。さらにこの巻は最初のところでかなりなファンサービスがある。もうこの二つの場面があれば、結構な数の読者がお気に入りの巻にこの巻をあげるんじゃなかろうか。私のように。 第16巻「十二夜に始まる悪夢」は卒業を間近にして、英日ハーフの主人公、ユウリ・フォーダムが学ぶ全寮制パブリックスクール聖ラファエロの理事の顔ぶれに変化が現れ、またこの学校に何らかの謎めいた古代の遺産があるのではないか、ということが暗示される。この巻ラストのシモンも格好よかったなぁ、そういえば。そういえば、この巻に出てくる風習も日本の節分と時期を同じくしているような気がするから、もし本当にこういった風習があるのであれば、ちょっと面白い。しかし、この巻は登場人物が多くてちょっと誰だっけというのが多かった。 第17巻「誰がための探求」は前の巻の続編。ユウリは自分に接近してくる下級生のオスカーに自分の能力を明かすことを決断する。この巻でいよいよ聖ラファエロにある古代遺跡の概容が分かる。でもまあ、予想していたが、オスカーがシモンやアシュレイの対抗馬に立候補が確定する。そのうち前にふれられていた、オスカーの勘の良さも前面にでてくるかな?
February 15, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】 ハロウィーン狂想曲 英国妖異譚13 講談社X文庫 / 篠原美季 【文庫】【送料無料】万聖節にさす光【送料無料】アンギヌムの壷篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆☆ 何をどう入力しても公序良俗に反するとかでブログがアップロードできない。仕方がないので、感想はメモ。 一番のお気に入りは「アンギヌムの壷」。このシリーズにしては異色な感じがする。日本の伝奇小説みたいなところがある。前巻二冊は情けないことに前の細かいストーリーを覚えていないので、面白さが半減している。でも一時人間界にこなくなっていた妖精ロビンが再び顔を出すのが楽しい。 ほとんどメモ状態で何とかアップロードできた。だが、どんなに考えても「公序良俗に反する」ことなんて書いてないのに、少々腹立たしい。
February 14, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】物語イタリアの歴史藤沢道郎中央公論新社 中公新書☆☆☆☆☆◎ かなり勉強になった一冊。読み始めた時はあまり期待していなかったので、読み終えられるか心配したのだが、イタリア史の中から10人の人物をピックアップしてその伝記を通じ、イタリアの歴史を眺めるというような構成。こうした構成の方が私のような世界史にあまり知識のない読者にはいいと思う。ただし、歴史の流れがつかみにくいのと、取り上げられている人物に縁のないことであれば歴史上重要なことでも省かれているそうだ。でもそれすら私にはよくわからなかった。そういえば、フランス革命の記述なんかなかったな。 取り上げられている人物については何となく名前は聞いたことのある人物と、知ってるつもりの人物の他にももちろん全く初耳だった人物もいる。大ファンのマンガに名前が出てきた西ローマ帝国の皇女(というのも漫画で読んだ時は知らなかった)、ガラ・プラキディアの下り坂と記述したくなる人生を読んで、その漫画のセリフに結構納得したりもした。また、何となく知っているつもりの人物は、アッシジの聖フランチェスコとジュゼッペ・ヴェルディ。何しろこの本を手に取ったきっかけはガラ・プラキディアとヴェルディの記述があるからだ。で、思ったのはフランチェスコが結構当時の権力に上手く利用されたんじゃないかということ。ローマ法王庁の権謀術数はこの時代の後に「イエズス会士=策略家」という意味があるというのも納得できるほどで、この時代でもつまりは毒をもって毒を制したかったんじゃないかという気がする。 そして、勉強になったのはヴェルディ。彼の作曲したオペラ「ナブッコ」の中の「行け我が想いよ黄金の翼にのって」はイタリア独立戦争の愛唱歌とは知っていたが、実はそのイタリア独立戦争を鎮圧しようとした当時のオーストリアハプスブルク帝国の将軍の名はラデツキー。何とあのラデツキー行進曲は彼のイタリア戦役での戦功を讃えて作曲されたものだったのだ。偶然、2月の演奏会でラデツキー行進曲をその次の4月の演奏会で「行け我が想い~」を演奏する身をしては実にタイムリーに面白い雑学(?)を仕入れられたと思う。自団でも言いふらそうかな。 そして、凄い人々だなと思ったのが神聖ローマ帝国皇帝でホーエンシュタウフェン王朝のフリードリヒ二世。イタリア読みでフェデリーコ2世。日本では鎌倉幕府が成立した頃の時代に既に近代的な思想をもって統治した人だ。でも晩年はちょっと不幸だけどね。あとはメディチ家のコジモ(イル・ヴェッキオ)とロレンツォ(イル・マニフィコ)この二人も金権にまみれたかもしれないけど、ルネサンスのパトロンとしてまた金にものをいわせたとしても戦争をさけ平和裏に交渉をおさめた人々だ。彫刻家のミケランジェロはロレンツォに才能を見いだされ、彼の家で子供や養子になった甥っ子たちと一緒に育ったんだね。ついでに子供からはローマ法王が二人出ている。ロレンツォ・ディ・メディチはミケランジェロの章で副主人公レベルの扱いだった。 とにかくこの本は読めば読むほど知らないことだらけだった上に、文章が平易で読みやすく、とても面白く読めた。シチリアといえばマフィアと音楽のイメージくらいしかないが、古代から栄え、中世にも首都となったりした都市だったということは初めて知った。あとミラノのブランド店がたくさん並んでいる通りをヴィットリオ・エマヌエーレ二世通りというそうだが、(どっかで聞いた名前ということしか分からなかった)彼が初めて統一イタリア王国の王さまになったサルデーニャ王。(色々ごっちゃになっていた前に書いた文を直しています)ヴェルディの名前は彼の名前の短縮系にも通じ、独立運動のシンボルの一つになってしまった。お母さんはハプスブルク家の血を引くようだ。(関係ないけどウィキで調べた時、ハプスブルクのイタリア語形のダズブルゴってどこの家かと思ったわ)あとはやっぱりハプスブルク家ってすごい権勢を持ってたんだな。メディチ、ボルジア家にも興味があるけど、あとはやっぱりハプスブルク家のことは簡単に読んでみたい。この本については、しいて言えばちょっと流れがつかみにくかったし、ガラ・プラキディアの時代(4世紀末~4世紀)から一気に600年時代が飛んで中世になったので、古代史・中世史好きとしては少々物足りなかった。けれども、久しぶりに色々知識が得られて楽しめた本だった。
February 10, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】特殊防諜班最終特命今野敏講談社文庫☆☆☆☆☆ シリーズ完結編。そもそもはバブルの頃に今は亡き大陸書房から天山ノベルズとして刊行されたシリーズの改題。しみじみ、大陸書房って好みの本を出してたんだよね。とうになくなった出版社だけど。 この本の冒頭がベルリンの壁崩壊。そして、ドイツ統一によって東西ドイツ軍がどうなるかということも俎上に上がってくる。そんな中、主人公達の敵である「新人類委員会」はもう余命いくばくもないナチスの幹部ルドルフ・ヘスを首領として、性懲りもなく日本にユダヤの最後の支族がおり、そこから新しい救世主、つまりは新人類を出してはならないと一族の撲滅を図る。 この巻でいよいよそれが大詰めを迎える。第一巻で登場した武器商人ラリーも再登場。実はこの登場人物、何年もかけて読んでいて、唯一記憶に残っていたキャラだった。このおっさんもなかなかいい味を出している。そして、前巻の後書きにあって期待していたベテランパイロットウルブリヒトも登場。この二人が実にかっこいい役。映像化されたらさぞかしいい俳優さんにキャスティングされることだろう。ただし、ストーリーの展開上はこのお二人のせいで、かなり紆余曲折というか激しい戦闘場面が節約されたような気がしないでもない。 また、真田と彼の上司で毎回漫才(?)が楽しみだった早乙女の身分にも変化が出る。特殊防諜班が一時なくなってしまうのだ。作中には「総理が必要性をあまり感じていない」としか理由の言及もないが、個人的には想像を逞しくして、ベルリンの壁崩壊の描写を入れるせいで省かれたんじゃないかと思ったり、前回でハリアーと自衛隊の戦闘機が一般客を載せたフェリーの目の前で空中戦をやって、ハリアーが撃墜された責任を取らされたんじゃないかと思ったりもしている。そしてご都合よく復活した時はそれを知らせようとして、早乙女はヘリで飛んでくる。でもやっぱり真田と早乙女の会話は読んでいると面白い。このヘリで飛んできた時の描写、少しだけだが、文民(警察官僚)とはいえ、早乙女も結構胆力のある男として書かれている。 もう20年以上も前のシリーズだから、刊行当時女子高生だった恵理はアラフォーのおばさん、この当時アラフォーっぽい早乙女やザミルは団塊の世代よりは少々年下だと思うが、もう定年退職、主人公の真田が還暦近い年齢だ。それでも、ちょっと他のシリーズ(安積班とか)にゲストで出て欲しいかも。特に早乙女が話の分かる天下り元高級官僚だったり、真田が若い刑事投げ飛ばしたら面白そうだ。
February 9, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】風の王国(1)〔改訂新版〕価格:1,050円(税込、送料別)【送料無料】風の王国(2)〔改訂新版〕価格:1,050円(税込、送料別)【送料無料】風の王国(3)〔改訂新版〕価格:1,050円(税込、送料別)五木寛之A5判並製 本文横書き☆☆☆☆☆ 2006年に著者の了解の元、本文横組みのA5判で出版された改訂新版。何しろ行間がかなり広いのですぐ一冊読めてしまう。 ただ、著者が若い人にも読んでほしいと言って出版されただけあり、もう30年近く前の初版なのだが、今でも¥のためだけの開発や公共事業が取りざたされているから、この小説の一番深い部分は今でも何も変わっていないと思う。 奈良の二上山や仁徳天皇陵に山の民、それに最近ウォーキングも好きなので、この本はかなり好みな題材だったのでとても楽しめた。 出版社から取材を依頼されて奈良の二上山を訪れたことをきっかけとして、主人公の速見卓は日本に古代からずっと続いていた、漂泊民の系譜を知り、そこに関係していくことになる。このあたりの展開はほとんどどっかで聞いたような伝奇小説だが、それよりはストーリー展開がずっとあっさりしている。ただ、ヘンに大掛かりな展開になるよりは、こっちの方が自然かなぁという気もするが。そして、作中語られる、戸籍を持たず、国内を漂泊していた人々を口実を設けて強制労働にかりだそうとする施政者の姿が、明治維新の時と大津皇子の死にフラッシュバックする。しかし、どんなに迫害を受けても、身を潜めることで自分達の血脈を守っていこうとする主人公が属することになる集団の姿勢はちょっと不器用な感じも受けるがとても毅然としている。 私にとっては、やはり大好きな奈良、行ってみたいと思っている二上山に行ったことのある仁徳天皇陵が出てくると分かったところでそれで満足だったのだが、この本の中には竹内街道という古墳時代から由緒のありそうな幹線道路が出てきて、本の最初のほうでこの竹内街道のバイパスが工事中となっているのだが、このバイパス、仁徳天皇陵に行ったとき、タクシーで応神天皇陵まで向かう時に通った片幅二車線の大きな道路のことかな、と思ったら南阪奈道路のことだった。私が通ったのは中央環状線だそうだ。私はこの本に出てくる竹内街道より西の堺市よりの場所を通っていた。でも大阪中央環状線と竹内街道はほぼ平行して走っている。時々交差もしているようだ。私が通ったあたりは今も昔も大阪と奈良を結ぶ大きな幹線道路だったのだ。 そして、この本の中で触れられている、明治の初め頃、当時の奈良や堺のあたりの県令だった男が無断で(今となっては国宝級のお宝であろう)古墳の副葬品や文化財などを海外や東京の有力者に売り払った話などは、ありそうなことではあるが、初耳だった。そして、アメリカの博物館に「伝」仁徳天皇陵出土品があるとか……。これが事実だったら、残念なことだ。でも、逆に今は仁徳天皇陵には入れないから、このアメリカの博物館で出土品の調査ができれば少しは慰めになるかもしれないけど。 二上山を歩き回る描写や日本史の暗部にあたるような話が各所に出てくるが、これがとても私好みの題材なので、多少登場人物の扱い方がご都合主義だろうが、展開が淡々をし過ぎだろうが、あまり気にならなかった。けれど、主人公の周りの人間関係も結構面白いので、ここをもっとしつこく通俗的に書いたら、かなり楽しめるエンタテイメント小説になっただろうと思う。まあ、結局このあたりに感想が落ち着くのだから、著者の改訂新版出版の意図をどこまで汲んでいるかははなはだ心許ない。
February 6, 2012
コメント(1)
![]()
【送料無料】やどかりとペットボトル価格:1,260円(税込、送料別) 池上永一河出書房新社 四六判簡易上製☆☆☆☆☆◎ しんみりするところもあるけれど、笑えるエッセイ。子供の頃に石垣島から竹富島に泳いで渡ろうとして(!)海上保安庁に「救助」され、「お前たちはレミングか」と怒られたという台詞と、高い食材を買ってきて、紙皿にのっけたり床に置いたりして貧乏ったらしさが倍増した若い編集者との飲み会の描写は特に笑えた。他にも前のエッセイで「プータロー+好奇心=作家」ととぼけたことを書いていた著者の日常が面白おかしく書かれている。 沖縄への思いと時折のぞくやっぱりファンタジーノベル大賞受賞者だけあるなーという感性、感覚の鋭さ、いい意味での特殊さからの視点はやっぱり私はかなり好みだ。自分ではこんな発想とてもできない。ついでにいうと、この著者は私とほとんど同世代で同窓生でもある。自分の子供時代と比べると、やっぱり沖縄と本土との経済格差を感じる。でも、この著者に親近感を感じるもう一つの理由はお母さんかも。うちの母と似てるとこあるわ、この人のお母さん。。。 でも、やっぱり紹介される沖縄の文化や歴史は本当に興味深い。もう本土文化の影響や歴史の流れのせいで失われてしまった、この著者が「テンペスト」の中で描いたような古い沖縄の名残が曾祖母の様子から伺えたり、地理的には本土よりもずっと近い台湾(や中国)との繋がりが描かれたりすると同時に、今の沖縄のハーフの子達の英語・沖縄方言・本土の言葉の交じり合った言葉の描写も細かいところだけど、面白いのだ。 やっぱりこの人の本、好きだな。でも、この本は読んでいて噴出したのでちょっと恥ずかしかったけど。
February 4, 2012
コメント(0)
![]()
古代史私注価格:693円(税込、送料別)松本清張講談社文庫☆☆☆☆☆ 1981年に刊行された本が1993年に文庫化されて出版された本。コラム的に断片的に書かれているので、ちょっとぶつ切りな感じもするのだが、この人の碩学ぶりはやっぱり面白い。また、巻末には(今は改善されていると信じたい)官学への批判的な記述もある。 しかし、体系的な思考ではないが、スポットな洞察はとても興味深い。古事記が「日本書紀別冊」だったのではとする記述や、藤原光明子の名前の読み方へ疑問を呈したり、麻についての記述、そして銅鐸が埋められていた訳に対する考察などは特に面白い。もう30年も前のエッセイだから幾つかは現在の学説で否定されたものもあるだろうが、私のような歴史好きにはやっぱり示唆に富んだ内容だと思う。 文章もやはり今の作家とは違い、とても読みやすいのだが、難しい漢字も結構多い。この人の推理小説も何作か読んで面白かったけど、歴史について書いた本ももっと読んでみたい。
February 3, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】特殊防諜班聖域炎上今野敏講談社文庫☆☆☆☆☆ シリーズ第六作目。次巻で最終巻となる。20年前に大陸書房から別名で出版されていた。 20年前からは随分技術の進歩が進んでいるが、不思議とこの小説は面白い。この巻でも冒頭では未明の赤坂のあたりはまだ酔漢が出没している(当時は「24時間戦えますか」のバブル期だが今はもっと寂しいに違いない)し、携帯電話もPCも普及していない時代だ。だから、最新鋭として出てくる戦闘機にしたって、もう今となってはきっと普及しているか時代遅れになっているかだろうが、やっぱり、この巻の白眉、空中戦は読みごたえがあった。でも、確か同時期に書かれたやっぱりスパイもののマンガで、上司がハリアを分捕って拉致された新米の部下を助けにいく場面があったけど、あれも、ハリアーの滑走路が短くて済むジェット機という特性を書きたかったからだったんだろうな。あとは、やっぱり登場人物の会話がぶっきらぼうなのに、妙にユーモラスな時があって好きだ。特に主人公の真田と彼の上司早乙女との会話は淡々とした漫才のようで、時点が真田と彼の協力者でイスラエルの諜報部員ザミルとの会話だろうか。あと、女子高生芳賀恵理との会話も結構楽しい。 今回は戦闘機同士の空中戦の描写も面白かったが、山の民と呼ばれる山の中を漂泊して暮らしてきた人々のさまざまな技の描写も毎回面白い。ほとんどは戦いの場面なので、ちょっと残酷な時もあるが……。 巻末の解説によると、この巻で結構存在感を出していたハリアーのパイロットや一巻で私が印象に残ったいかにもアメリカ人な武器商人も次巻ではまた顔を出すようなので楽しみだ。 この本でもネタにしている、ユダヤの失われた支族が日本に来ていたという俗説は、どういう結末になるんだろう?
February 1, 2012
コメント(0)
![]()
【送料無料】掌の小説改版川端康成新潮文庫☆☆(前半) ☆☆☆(後半) いや、正直、かなり面白くなかった……。本当に掌に載ってしまうような掌編小説が220編。エンタテイメント小説に慣れたアタマだと純文学はタイクツなのかもしれない。以前はそれほどでもなかったのに。年を取って私の頭が硬直してしまったのかもしれない。特に前半は時代色や女性の書き方が悪い方に気になった。どう読んでも靴下と一緒に強くなる前の書き方なのだ。それに、どうしても断片や習作といった感じも否めない。とある長編の書き出しを拾い読みしてみたが、何となく読んでいて小説に引き込まれる引力がその長編より弱いのだ。というか、引き込まれそうになったところで、ロクなオチもなく終わってしまうからかもしれないけど。ただ、後半になると面白い小説もあったし、(でも解説には異色作って書いてあったけど)第二次大戦中の描写のある小説は何となく面白かった。それで少し引き込まれたのか、それから後に掲載された小説は面白いと思ったのだ。それに、昔読んだこの著者の書いた「万葉姉妹」という少女小説は子供心に面白いと思ったんだけどなぁ。 読書サイトの感想にもあったが、時々読み返すとまた違う印象を持つような小説なのかもしれない。でも、一気にこのだらだらと並ぶ掌編を読むのは結構骨が折れる。長編を読んで、この著者の作風に少し慣れてからの方が楽しめたのかもしれないな。
February 1, 2012
コメント(0)
全18件 (18件中 1-18件目)
1