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【送料無料】EMIL AND THE DETECTIVES(B) [ ERICH KASTNER ]価格:1,134円(税込、送料込)Erich KaestnerRed Fox Classics Soft cover☆☆☆☆◎ 美容師のお母さんからお婆ちゃんにお金を渡すように言い付かって、一人でベルリンまでの汽車に乗ったエミールは、途中でそのお金をすられてしまう。しかし、彼は、地元の町の銅像にイタズラをしたのが警察にバレるのが怖くて、それを届けられない。しかし、彼は偶然知り合った町の子供達と協力して、その犯人を捕まえてしまう。 ミステリというよりは、子供の冒険ストーリーと言ったほうがいいのだが、この本の中には大人の世知辛い事情がこっそり隠れていたりする。お母さんがエミールを一時的に家の外に行ってなさいと言って追い出す、とかお父さんが死んでお母さんと二人暮らしになり、お婆ちゃんが養えなくなったので、そのお婆ちゃんに妹の家に行ってもらい、お金をエミールに届けさせるなど。また、ちょっと面白かったのは、エミールに親切にする若い新聞記者の名前がKaestnerだったこと。 この小説、あまり時代色が分からない。結構昔の話ではあるのだが、電話なんかはもう存在しているのだ。大人顔負けの統率力を示すProfessorや、おてんばなエミールの従姉妹ポニー、モーターホーンを鳴らすグスタフなど、子供達も個性豊かで面白かった。そして、最後が少々教訓的に終わるのも意外に新鮮に感じた。
January 21, 2014
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【中古】 明日香の皇子 / 内田康夫内田康夫角川文庫☆☆☆☆☆ 2007年5月に読んだ本の再読だった。その時は浅見光彦シリーズではなかったことと、割と好みではない男女の恋愛が絡んでいたこと、そして謎解きの他に伝奇的要素が強く、結末もそのテの小説風だったせいか、あまり面白いと思わなかったようだが、今読んでみると、初版の昭和59年当時の世相も偲ばれて面白い。また、2007年は東京の記述が多いと書いているが、今読んでみると最後に出てくる葬送の道の記述が興味深く、自分でもこの道を辿ってみたくなる。これはあの当時より奈良の地理が分かってきているからかもしれない。今、JR東海のCMが当麻寺についてだが、その内容もこの本にちょっとかぶっている。おととし読んだ五木寛之氏の「風の王国」ともよく似た内容で書かれた年代も近そうだから、二上山など奈良の風物を題材にした伝奇小説がちょっとブームの時代だったのかも。 ストーリーは第二次大戦中の一場面がプロローグであり、それが全体の予言のようになっている。このあたりも今は結構面白く読めた。また、一番時代色を感じたのは、土地買収の汚職のネタに「武蔵野環状線」が使われていること。もう今は首都圏の外環として重要な役目を果たしている路線だ。 この本は第二次大戦中の記述もあるが、この本の初版当時はまだ鮮烈な戦時経験を持つ方も多くご存命だった頃だ。翌年が戦後40年である昭和60年であり、今後のこの国について、色々考えた人も多かったのだろうか。
January 13, 2014
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