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【楽天ブックスならいつでも送料無料】石の繭 [ 麻見和史 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】蟻の階段 [ 麻見和史 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】水晶の鼓動 [ 麻見和史 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】虚空の糸 [ 麻見和史 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】聖者の凶数 [ 麻見和史 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】女神の骨格 [ 麻見和史 ]麻見和史講談社ノベルス☆☆☆☆☆ 一作目を読んで気に入って既刊一気読み。主人公は小柄な新米女性刑事如月塔子。だが、実際は彼女の所属する警視庁捜査一課十一係のチームプレイ。名探偵役は彼女の教育係鷹野だ。以前に同じ著者の「真夜中のタランテラ」という義肢を題材にした小説を読んだことがあるが、こちらのシリーズの方がかなり好み。というか、こちらの方が著者の作品として評判もいいらしい。 6作どれもかなり凝った道具立ての警察ミステリ。様々なペダントリーがちりばめられる。そしてストーリー展開も結構二転三転して結構ハラハラする。さらに十一係の面々の個性や科捜研の河上と鷹野を挟んでのやりとりが作を追うにつれて楽しくなっていく。でもミステリの常道としては、鷹野と塔子がどうこうするとあ~んまり面白くないような気もするけど。 そして警視庁捜査一課が担当するので、東京都内・都下の様々な地名が出てきて面白い。特に四作目の「虚空の糸」は南砂団地というしょっちゅうバスで通りかかるところが登場し、帳場が立つ城東警察署も同じだ。この周辺の土地勘は地元民なのでかなりあり、読んでいて特に楽しかった。 これだけ巻数が重なっていると、ストーリーや事件の詳細も楽しみではあるが、登場人物間の関係もかなり楽しい。名探偵役の刑事だがかなり不器用な鷹野、わかりやすい河上、塔子を挟んで意識しまくりのこの二人が特に楽しいが、塔子と鷹野のやりとりもキライではない。でもこの二人ができあがるとミステリとしては面白くなくなりそうだ。そして同じ十一係の面々も強面の門脇、チャラ男だがPCに詳しい尾留川、常に沈着な早瀬係長、チーム最年長のベテラン徳重などなど、ドラマ化できそうだなぁと思っていたら、第一作の「石の繭」がドラマ化されるらしい。他の読書サイトでも書いてあったが、主人公は適役。そしてキャスト一番の興味は鷹野を誰が演じるかだ。もっともWOWOWだから私は観られないけど。登場人物関係にしてもストーリーにしても続巻が楽しみだ。
June 24, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】左手首 [ 黒川博行 ]黒川博行新潮文庫☆☆☆☆☆ 大阪を舞台にした犯罪小説。短編集。でも探偵は登場せず、謎解きではなくノワール小説の方。登場人物のセリフは関西弁で展開されるのだが、あまりユーモラスなやりとりもなく、社会の底辺の小悪党がしょうもない犯罪を思いついてそれが結局はさらなる巨悪(ヤクザとか……)や警察によって潰されていく、というストーリー。軽妙さというよりはかなりえげつなさの方が際立つ。また悪事とその進行過程もピカレスク小説のすっきりさもなく、かなり気がめいる。落ち込み気味の時はあまり読まないほうがいいかもしれない。もっとも情景や設定の描写は詳細で緻密。それが面白さではある。臨場感を高めるものの、気を滅入らせてしまう一因にはなっているかもしれない。
June 13, 2015
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】消滅のリスト [ 五條瑛 ]五條瑛小学館文庫☆☆☆☆☆ 「会議が行われた」この一言が、世界の裏側を駆け巡る時、水面下で混乱が起こり始める。日常の裏で、庶民からすると恐ろしく、憤りを禁じえない事象が親交していくのだ。そして、世界平和のためといいながら、結局は各個人の恣意がその事象を決定付けていくのだ。そして、危険な連中が動き始める。母親がいなくなった少年、父親を亡くした青年、仲間に振り回された小悪党などなど、わりといつもの五條ワールドの登場人物が活躍する。舞台背景は庶民には恐ろしくも腹立たしいだけだし、それに関わる連中もあまり感情移入できないが、実は兄弟だと分かった若い人たちの様子はほほえましかった。主人公があまり裏社会に関わる人間ではないせいか、ボリュームの割に血腥い描写がなくてよかった。
June 10, 2015
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KUNIMORI五條瑛中央公論新社 四六上製☆☆☆☆☆ 設定の複雑さの割にすんなり読めるのと、登場人物関係が非常に好みなので、また五條作品を図書館で借りてきた。そして、この本だと、先が気になってつい読んでしまうので、ストレスの発散にもいいのだ。 伯母の死で彼女の遺した遺産を全て相続した武村耕太。彼は親戚の中での記憶の伯母と、生活していた時の彼女とのギャップにまず驚かされる。そして、さらに伯母のツテで色々と怪しい人物が現れ始めるのだ。しかし、そんな人物の中でも潤という少年には武村も伯母同様目をかける。仕事上のトラブルで姿を消した潤の祖父を探しているうちに、武村は伯母の秘密を知ることになる。 この作品は暴力シーンも少ないが、市ヶ谷という東京でも1・2を争う馴染みの地名が出てくるせいか、却ってストーリーに現実味を感じる。そして、革命シリーズのすみれにも通じる潤のしっかりしぶりが切ない。そして、作中、武村と月子、そして伯母と(実は全ての黒幕である)カサイの関係はかなり好み。最後に武村がおよその真相にたどり着くと、タイトルの意味が腑に落ちる。そして、その理屈も結構説得力があったりして。
June 2, 2015
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