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January 20, 2013
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カテゴリ: ミステリ(日本)

【送料無料】江神二郎の洞察 [ 有栖川有栖 ]
有栖川有栖
東京創元社 四六上製
☆☆☆☆☆◎
 やっぱり、安定した読み応えだ。学生アリスの短編集。このアリスの大学入学年が私と同じものだから、自分の大学時代を思い出しながら読んでいた。私は東京の大学だが、学生会館や学食の雰囲気もまるで、自分の大学のようだ。(学食のノンオイルドレッシングの酸っぱさが懐かしい……)大教室の隣にもしかしたら、アリスがいたかも、なんて考えてしまう。作中かなり細かく昭和最後の年の様子が描写されていて、とても懐かしい。昭和天皇の報道とか自粛ムードとか……。元号の薀蓄なんかはこの人の小説らしい。
 作中のトリックはもちろん、随所に織り込まれるミステリ談義や推理ごっこもとても学生の悪ふざけのようで面白い。そして、かなりゆるい連作短編集の形を取っていて、前作の後日譚がほんの一文織り込まれているのもいい。頻繁にミステリ研の面々で誰かの下宿に寄り集まって無為に時を過ごすのも、私にはあまり経験がない(学生オケだったので練習だらけの日々だったのだ)にも関わらず、一年だけいた学生時代の下宿を懐かしく思い出したりした。
 ストーリーもさることながら、何よりも昭和最後の年と自分の大学時代の思い出がこの本にリンクして懐かしく読めた。でも江神先輩の名探偵ぶりはこの本でも余すところなく発揮されている。それに、この表紙、エラリークイーンの文庫本の表紙に似ているのではないだろうか。私の記憶はウロ覚えなのだが。





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Last updated  January 21, 2013 10:00:36 PM
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