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October 7, 2015
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テーマ: 本日の1冊(3712)
カテゴリ: 日本の小説

後妻業 黒川博行 文藝春秋
黒川博行
文藝春秋 四六上製
☆☆☆☆☆
 一日で読み終わってしまった。大阪を舞台に資産家で高齢の男やもめ(の財産)を狙う女、小夜子とその後ろにいる前科者の男柏木。彼らは何人もの同じような爺さんたちを葬って財産をモノにしてきた。で、後妻業。それを元警官の探偵がその悪事をほじくりだしてしまう。その過程と人間模様が面白くて読み進めた。だが、この元警官の探偵も正義の味方ではなく、小夜子と柏木を強請るためだった。これが、この著者の小説の特徴だろう。時にはそのピカレスク小説ぶりで却って気がめいることもあるのだが、この小説はあまりそんなことはなかった。この資産家で高齢の男やもめを狙って、財産をモノにしていく女ってしばらく前にニュースを賑わしたのも記憶に新しい。舞台が大阪のため、せりふは全て大阪弁。それが小説の雰囲気をダークにしている。そして、ラストも因果応報。まっとうな人々はまっとうなままだが、小夜子も柏木も元警官で探偵の本多も相応の報いを受けている。この本多もまっとうな人間ではないが、内縁の妻を大事にしていたりして、読んでいて救われるところもある。この本多の結末であまり気が滅入らなかったのかもしれない。





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Last updated  October 7, 2015 10:42:30 PM
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