続きは、球場で。

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ターゲット


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アイヌと倭人との関係を学ぼうとする時に、いつも過ぎる思いがある。

それは、私もまだまだ学ぶべきではあるけれど、だいぶ基礎知識が蓄えられてきた私よりももっと一生懸命に学ばねばならぬ人が大勢いるのに、その層にはアイヌからのメッセージがまるで届いていないんじゃないか…ということだ。

あなたたち倭人はアイヌにこんな仕打ちをしたんですよ、と言われて、本当に申し訳なく思うけれど、でも心の片隅に、いやでも私はある程度勉強して知ってるのでもっとアイヌのこと知らされずに過ごしてきた人たちに言ってくださいよ、という気持ちもある。

恐らく内地(北海道方言で本州・四国・九州のこと)の人の中には、アイヌという存在すら知らない人もいるだろう。
私がブログにアイヌについて書く時、そう思わせる書き込みがあったことがあるのだ。

これはアイヌという先住民族が現存している(=単一民族国家ではない)と都合の悪い中央政府が、意図的にその存在をニホンジンの意識から葬ろうとしているのではないだろうか。
何も知らない倭人だけではなく、アイヌ自身からも…例えば「アイヌは差別されるから嫌だ、民族の誇りなんていらないからシサムになりたい」という意識を植え付けることによって。

知らなければならないことを意図的に知らさないようにする。
この憶測が真実だとしたら、これはもう国家による暴力といえる。

今のところ、アイヌからのメッセージが伝わっているのはどちらかといえばアイヌに好意的な層だけだと思う。
既に差別意識に凝り固まっている可哀想な倭人はとりあえず見捨ててしまってもいいから、知識も何もなくまっさらな状態の人に客観的な事実を伝えることが、今一番必要なのではないだろうか。

それで「そんな昔のことを今更言われたって」と目を背けてしまう人、新たな差別意識を生んでしまう危険性は否定できないけれど、アイヌは今も生きているということを新たに知る人が増えることは決して悪いことではない筈だ。


モドル



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