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2012.02.04
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カテゴリ: 宝塚
昨夜ブログをアップするつもりが、

一晩寝かしておいた感想を。

宙組「仮面のロマネスク」。
これぞ大人の芝居。
円熟した男役の魅力がたっぷり味わえる舞台でした。

出版当時、発売禁止となったラクロの「危険な関係」を原作として
宝塚歌劇団の宝、 柴田侑宏先生(私の中では既に人間国宝級)

雪組トップスター高嶺ふぶきと花總まりが演じました。
私はユキちゃん(高嶺ふぶき)を好きでも嫌いでもなかったけど
この作品だけは忘れ難いものがあります。
特にラストシーンの美しさは
何かの折にふっと瞼をよぎることが。

で、 再演するならユウヒくん(宙組トップスター 大空祐飛)で
熱望していたので、席に着いた時から
もうドキドキ。

私のお席は1階11列30番。
中日劇場は階段状になっていて



ヴァルモン子爵:大空祐飛
貴族の御曹子。
容姿端麗で洗練された物腰とくれば
モテないわけがない。
数々の浮名を流しつつも

忘れられずにいる。
そして侯爵夫人からもちかけられた
ちょっとした遊びにのっていく。
それは貞淑なご婦人や淑女を落とすことで、
ご褒美はメルトゥイユ侯爵夫人自身…

冷静に考えるとヒドいオトコなんです。
が、柴田先生にかかると、
美しくて危険で
でも単なる色事師ではないヴァルモンが居るのです。
満たされない心を持て余すようなヴァルモンが。

もちろんそれには役者の力も必要で
必死になって背伸びしているようでは
成り立たない役。
宝塚卒業を目の前にしたユウヒくんの
これまで演じてきた男役の全てがここに。

見る前私は
トゥールベルの奥方を落とす場面のユウヒくんに
やられてしまうだろうと予想していました。
が、それより私の心をつかんだのは
ヴァルモンが、自分のおばに向かって話すセリフまわし。
可愛いの!
娘を持つ親からは危険人物と目されているヴァルモンを
良い子だと信じて疑わず可愛がるおばに対する時、
本当に素直な口調。
それは おばを騙していると言うよりは
ヴァルモンが持っているピュアな一面のように感じられました。
でも社交界ではそのままの心で生きていけば傷つくばかり。
ヴァルモンの「仮面」の下にあるものが
これなのか、と胸キュンでした。

そう言えば去年見た 「ヴァレンチノ」 でも
アメリカについたばかりの純朴なヴァレンチノは可愛かった。
クールビューティなユウヒくんの
こういう一面がたまりませんワ。

エロティックさでいうと、初演のユキちゃんの方が
色っぽかった気がするのは
当時の私がまだ若かったせい?
あと、私の好みとしてはカツラは直毛の方が
良かったんだけど…
でもそれは贅沢というものね。
オープニングの白い軍服でのせり上がり
振り向いた瞬間だけでもチケット代の半分は
元がとれた気がしましたから。

あ、そうそう。
恋愛にうつつを抜かしてばかり、
ヴァルモンって何者?と思ったら
近衛兵だったのね。
(初演でのセリフを忘れていた)
だから負けるとわかっても革命から王を護るのね。
滅びの美学。
一つのテーマの下にいくつものサブテーマがあり
厚みのある作品に仕上がる…
さすが柴田先生!

メルトゥイユ侯爵夫人:野乃すみ花
演技力抜群のすみかちゃんのこと、
難なく仕上がっているだろうと予想しておりました。
初演の花總さんは、私の印象では
ガラス細工のような硬質な魅力をお持ちでした。
すみかちゃんのメルトゥイユ夫人は
もっと生身の女性を感じさせました。
「私は14歳で親の言いなりに結婚した。
そしてその後は一生貞淑でいろと。
恋もしてはいけないというの?!」
のセリフが(耳覚えなので少し違うかも)
血を吐くようで、印象深かったです。

そして、ラストシーン。
革命の号砲轟く中、
真っ白なドレスに身を包んで
ヴァルモンを待っていた
メルトゥイユ夫人の美しいこと!

映画のメルトゥイユ夫人が
薄汚いいやーなオンナに見えたのは
こういう美しさに欠けたからだと思うの。
ただドレスを着て豪華なアクセサリーを身につければ
美しいというものではないのよね。

どんな役であろうと下品はダメ。
宝塚卒業を目の前にしたすみかちゃんに
「清く正しく美しく」を土台にした
娘役の頂点を見せてもらいました。


ダンスニー伯爵:北翔海莉
この役はこんなにコメディタッチの役だったかしら?
純情な青年のトボけた感じが
たまらなくおかしかったです。
どんな役をやらせても上手いみっちゃん。
専科に移った後のご活躍、祈ってます。

トゥールベル法院長夫人:藤咲えり
私はこれまで藤咲さんはノーマークで
予備知識ゼロです。
普通に見て、よく演じておられると思います。
が!
初演の星奈優里さんが素晴らしすぎて
どうしてもその印象を超えることがありませんでした。
特に、せまるヴァルモンから身をかわし
あちらへ、こちらへと逃げ惑うシーン。
星奈さんは氷の上を滑るような動きで
本当に綺麗だった。
見た目は病弱そうなはかない美人でいて
素晴らしいダンサーだった星奈さんならではの動きが目に焼き付いていて…
これは多分、星奈さんが大好きだったという
フィルターもかかってのこと。
藤咲さんファンのかた、ごめんなさい。

字数が足りなくなったので
あと少しだけ。

今回、悠未ひろさんがヒゲで、萌えましたわ。
普段、ロン毛ヒゲと騒いでいる私ですが
悠未さんの場合は短髪ヒゲの方が好み。
天邪鬼デス。

執事のまさこさん(十輝いりす)
この人は品があり、誠実な雰囲気のかたです。
重要なラストシーンにも登場。
場を壊すことなく、忠実な執事をさらりと。
星組に行ってからの活躍…
というか、同期のトップスター柚希さんとのからみを
楽しみにしています。

カチャ(凪七瑠海)は、ユウヒくんの従者。
こういう身分のない気楽な役だと
楽しそうに演じているように見えます。
等身大というのかしら。

カチャ以外にもきれいで背が高い男役さん多数の宙組。
組み替えで雰囲気変わるのかな。
なんとなくさみしい。


自分へのお土産はクリアファイルとプログラムです。

120203_仮面のロマネスク

映画の「危険な関係」はこちら。
若き日のキアヌ・リーブスがきれいです。


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最終更新日  2012.02.04 17:27:56
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