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2015.07.14
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カテゴリ: 宝塚
本日2回目の更新です。

行ってまいりました。
梅田芸術劇場へ。

8月8日から始まる台湾公演の国内お披露目。
私は、海外公演のお披露目を見るのはこれが初めてのこと。
いつも見たい見たいと思いながらチケットが取れなかったのです。
今回は貴重なチケットを譲っていただきまして、
ストレッチをお休みして見に行ったわけです。
楽しかった〜。

本当に感謝しております。
ありがとうございます。


さて、見る前はとても心配でした。
だって、一本立てでも時間が足りない感じの『ベルサイユのばら』を
1時間半程度に収めるって、いったいどうなるの?と。
”今宵一夜”もないっていうし。

結論から先に言うと、今回はなぜか全て許せました。
ええ、もちろん突っ込みどころは満載なのです。
恐ろしいまでのダイジェスト過ぎて、台湾の人に
はたしてストーリーがちゃんと伝わるのだろうか、という心配もあります。
が!

なぜなら、みりお(花組トップスター 明日海りお)フェルゼンが
あまりにも美しいから。
もうね、あれもこれも「ま、いっか」と思えましたねぇ。
美しいって素敵。

オープニング、小公子小公女の「ご覧なさい」の歌で

読み方もわからない中国語の文字があったのにはビックリ。
歌詞も一部中国語。
なるほど、そりゃそうか。

フェルゼン、アントワネット、オスカルの肖像画(肖像漫画)のパネルから
みりおちゃん、花乃さん、柚香さん登場。
みりおちゃんは顔が美しいだけではなくて、
衣装が美々しいの。
宝塚歌劇の衣装が美々しいのは当たり前だけど、
全編通じて(ショーも含んで)ラインストーンなどが
いつもの倍以上ついている気がしました。
もう、あっちを見てもこっちを見てもキラッキラッなんです。
ああ、これも台湾仕様かしら。
主題歌を歌い継いでのプロローグはさながら みりおちゃんの
プロモーションのよう。
(揶揄しているわけじゃないですよ)
ここでまず、台湾の皆様の目をハートマークにする魂胆と見ました。
そして必ず、ハート形になると思います。

みりおフェルゼン、歌がとても安定しています。
トップの風格が出てきたなぁと感じました。

花乃さんのアントワネットは、出だしがとても良い。
美しいドレスを着ているシーンは。
牢獄のシーンは、やはり経験不足を感じました。
いや、それは酷な言い方かも知れません。
とにかく、今までに何回見たか回数がわからないくらい
様々なパターンの『ベルサイユのばら』を見てきました。
アントワネット様も、あのかたこのかた、
歴代のお顔を思い浮かべてしまうのですね。
すみません。
アントワネット様で、うーむと思ったことが一つ。
それは、アントワネットが王太子や王女と引き離されるシーン。
抵抗するアントワネットを、公安委員がバシバシ平手打ちするのです。
しかも何度も。
客席で思わず、ギョギョギョ!と、さかなくんみたいになってしまいましたよ。
今までにもアントワネット様がこんなにも殴りつけられることがありましたっけ?
リアリティを出したのかもしれませんけど、
こんなシーン、宝塚歌劇でお子さまたちに見せたくないです。
もちろん、これは花乃さんのせいではありません。

二番手、キキちゃん(芹香斗亜)のアンドレ。
キキちゃんオスカルの時は見ていないので比較はできませんが、
体格的にアンドレの方がナチュラルだと思いました。
最初に舞台に登場した時に
お母さまの白川亜樹さんに似ている!とびっくり。
これまではさほど 似ていると思っていなかったのに。
さて、アンドレ。
このバージョンでは割りをくう役です。
オスカルの乳母の孫として、幼少期からオスカルを見つめてきたことも、
オスカルのために目を負傷し、
それが元で、徐々に両目の視力を失いつつあることも、
オスカルを愛しすぎて、他の男性に渡すくらいならと毒殺しかけたことも
とにかく、あれもこれも全部カットされているんですもの。ヒドイ。
唯一、思いを吐露する場面、その相手がよりにもよってフェルゼンとは!
アントワネットとの噂を沈静化させるため帰国するフェルゼンに
「オスカルに会ってからにしてくれ」と言いに行くシーンです。
このシーンは本当に、首をひねらざるを得ませんよ。
オスカルがフェルゼンを思っていることをバラしちゃうこと自体
絶対、ありえないこと。
その上にフェルゼンがアンドレに向かって
「君がオスカルを守れ。君なら守れる。君の気持ちはわかっている」
(セリフを適当にまとめました)
なんて言い出すんですもの、なにを言い出すのかフェルゼン!
なにゆえ平民のアンドレとフェルゼンが、突然
胸襟を開いて語り合い出すのか?!
それだけでは済まず、
「俺とオスカルでは身分が違うんです」というアンドレに
「身分がなんだ!男と女が愛し合うのに身分なんか関係ない!」とフェルゼン。
なにを二人で居酒屋トークしているんだか。
かと言って、この会話がないと『ベルサイユのばら』を初めて見る人には
アンドレの立ち位置が全くわけがわからないことになるので
仕方がないのかもしれない。
しかしこの場面は『ベルサイユのばら』の世界から大きく逸脱していて
なんとかならないものか、と思います。
演じる二人がかわいそう。
みなさん思っていらっしゃることでしょうが、
「今宵一夜」を代わりに入れて欲しかったですワ。
とにかく、やりどころのないアンドレだけど、
キキちゃん・アンドレが戦闘開始の場面、橋のうえから
ことの成り行きを見守る時の表情を見ていたら
「ああ、オスカルのことを愛しているんだな」とわかりました。
それは救いだった。


柚香光オスカル。
綺麗ですねぇ。もう劇画そのものです。
ただ、声が不安定で、ドキドキしてしまいました。
大丈夫か、最後まで(最後の音の高さまで)声が出るの?と。
そう思うと、これまでトップさんが演じてきたオスカルは、
役としての感情を表しながらも、不安は感じさせませんでした。
柚香さんはまだ若いんだなぁ。


あきら(瀬戸かずや)ベルナール。
ベルナールも、一体何者なのか、全然わからない設定になっています。
だから、物語も大詰めになってから、妻のロザリーと二人で
お互いの立場や主義主張をセリフで説明しまくることに。
もうここまでくると「大変やなぁ」と思うしかありません。
なんども言いますが、もちろん演じている人たちが悪いのではありませんよ。
あ、そうそう。
ベルナールは全身黒っぽい衣装なのですが、
上着で隠れぎみのベストが、地模様が入ったなかなか良い生地で
「ベルナール、ええもん着てはるわぁ」と思いました。


鳳真由 ジェローデル。
原作のジェローデルファンにとっては、このジェローデルは不憫すぎる!
『ベルサイユのばら』を知らない人から見たら
「この人、何者?どういう立場の人なん?」と思うんじゃないかしら。
「身を引きましょう」がないジェローデルなんて…。
スゥエーデンまでフェルゼンを迎えに行ったりしてさ。
それで思い出しましたが、フェルゼンの「駆けろペガサスのごとく」は
馬車に乗りながら歌うのがお約束なのね。
そこまでチンタラ歩いていたのに、急にこの展開は…と
思わず笑ってしまうのでした。
国境近くでフェルゼンに置いていかれて、
ジェローデルは一人で歩いてフランスに戻ったのかなぁ。
あれこれ考えると面白すぎるのだけど、
ここも 馬に鞭をくれる みりおフェルゼンが綺麗すぎて許せました。


面白すぎるといえば、別パターンのオスカル編では
ロザリーがベランダの窓から入ってくるシーンがあって
「そんな馬鹿な!」と思います。
このフェルゼン編ではメルシー伯爵が窓から入ってきます。
「そんな馬鹿な!」
あれこれ妙な設定ではあるけれど、
メルシー伯爵を演じる専科・汝鳥怜さんの説得力あるセリフが
全てを忘れさせてくれます。
こういう方がいらっしゃってこそ、物語が締まりますねぇ。

専科といえばもうお一方、美穂圭子さんの美声。
プロローグもそう、ショーもそう。
まろやかで張りがあって、耳に優しいあの歌声。
台湾でも劇場いっぱいに響かせてくださいまし。

休憩を挟んで『宝塚幻想曲』。

今回、客席降りがあると聞いてはいましたが、
どなたが、どこに降りてくるのかは全く知りませんでした。
私の座席は1階8列のサブセンター下手寄りの通路から2番目。
お隣(通路から3番目)がキキちゃんファン。
私も花組はキキちゃんがお目当てなので、
初対面ではありましたが、少しお話をさせていただきました。
その方も、客席降りの詳細はご存じなく、
「とにかく、もし通りかかったら頑張って手を伸ばしてみましょう!」と
意見が一致したのでした。
その時、ひらめいたことが!
読みかけの本に挟んであったブックマークがあるじゃないか!

201507142303_2096_iphone.jpg

「もしキキさんが隣に立たれたら、これを団扇代わりに振ってみましょうか?」
「良い!それ良いですね!!」

膝の上に置いて、その時を待ちましたよ。
ところが、真横を通ったのは別のスターさんたちでした。
「うわ、向こうに居てはる!」
「もうすぐ横に来る…と思ったら、あっちに行っちゃった〜!!」と
ワキャワキャ騒ぎまくる私たち。
それに比べて、左隣におすわりの妙齢のご婦人は
どなたが来られても大きなジェスチャーで両手を挙げられるため、
ほぼ百発百中でハイタッチしてもらっているんです。
「うふふふふふ。」とお婆ちゃま、嬉しそう。
それを見て、私も、右隣の方も何だか幸せになってしまってニコニコ。
するとお婆ちゃまが
「あなたたちも頑張って手を振ってタッチしてもらうのヨ!」
客席降りの場面は全体が騒めいているので、
この会話は迷惑にはなっていないと思います。
終演後「楽しかったですね」「ありがとうございました」と、
ご挨拶してお別れしましたが、
そんなふうに客席も和気藹々楽しくなる演目です。
太鼓や銅鑼の音、いつもの倍ぐらいキラキラしている衣装、
トップさん以下、若々しい花組のパワーで、
台湾でも客席を大いに沸かせてきてください。

ああ、台湾公演、現地で見たくなりました。


*『宝塚幻想曲』は今年4月の公演が元になっています。
その感想はこちら

花組『カリスタの海に抱かれて』『宝塚幻想曲』作品の感想

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最終更新日  2015.07.14 23:21:12
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