ドラマ2

至福のとき

評価☆☆☆☆      家族愛・涙
☆ストーリ☆
盲目の少女と中年男の不思議な交流を描くヒューマン・ドラマ。舞台は中国の大連、旅館経営者を名乗るも実は失業中のチャオ(チャオ・ベンシャン)は、見合いした女性に頼まれ、義理の娘ウー・イン(ドン・ジエ)を按摩師として働かせることに。継母に冷たくされている彼女に同情したチャオは、廃工場に偽の按摩室を設け、仲間に旅館客のふりをしてもらい、仕事をさせていくが…。
☆コメント☆
近代化の進む中国の都会の片隅で健気に生きる人々の姿を通して、人間本来の優しさなどが温かく描かれる好編。現実の厳しさを見据え、決して生半可なハッピーエンドにしていないところも逆に感動的。笑えるシーンもところどころあり、かなりたのしめました。


エド・ウッド

評価☆☆☆      感動・恋愛・涙・コメディ
☆ストーリ☆
映画監督志望の青年エド・ウッドは、性転換手術をテーマにした映画に取り組もうとするが、出資してくれるプロデューサーがいない。彼は往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを口説き、彼を出演させることを条件に、資金を集めようとする。
ジョニー・デップが女装姿まで見せて、主人公を大熱演。またエドの仲間たちなど、全編に主人公のユニークな人間関係と生き様が息づいていている。
☆コメント☆
エドの大ファンというティム・バートン監督が、愛情たっぷりに描いているのがよくわかる。史上最低の映画監督と言われていたとはいえ、エドのチャーミングなキャラクターがじつに微笑ましいのだ。ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドーは、本作でアカデミー助演男優賞を受賞。落着いた映画で,所々笑えるシーンもあり、楽しめました。


パッチ・アダムス

評価☆☆☆      実話・涙・ボランティア
☆ストーリ☆
実話をもとにした感動のドラマ。町医者として12年間、15万人を越える患者を無料診療したハンター・アダムスを描いている。主役のアダムスにはロビン・ウィリアムスが扮し、「笑い」で心を治療するアダムスの精神をみごとに具現化した。笑いと優しさの伝染力が、時には病気の憂うつに勝る。そんな「パッチ」アダムスの「葛藤する時代」を克明に描いてゆく。
☆コメント☆
これは、実話をもとにしているが、実際はもっと過酷だったそうである。主人公がまだ生きている人物なので、さらに映画の魅力をあげていると感じた。


アンドリューNDR114

評価☆☆☆      感動・家族・SF・涙
☆ストーリ☆
R・ウィリアムズが、人間になりたいという願望を持つ、アンドロイドに扮し、彼が200年にわたって人間の心を育んでいく過程を、心温まる描写で綴っていく。
☆コメント☆
アイザック・アシモフ原作の同名小説を映画化。実際未来に起こりそうな話だけに、考えさせられた。AIと少しにているとこもあるが、監督が違うので仕上がりは違っていて両方みるとさらに良いと感じた。


ジャック

評価☆☆☆☆      感動・家族・恋愛・涙
☆ストーリ☆
人の4倍の速度で成長してしまうという特異体質に生まれた少年ジャック(ロビン・ウィリアムス)。10歳になった彼は、それまで家から出ずに生活していたが、一念発起して小学校へ通いだす。40歳にしかみえない彼とクラスメイトとの関係、担任の先生への淡い初恋、そして両親の苦悩など、笑いと涙で綴ったフランシス・F・コッポラ監督のユニークなヒューマン映画。
☆コメント☆
R・ウィリアムスの子ども演技はいつもながらに達者だが、それ以上に周囲をとりまくキャスト陣がさりげなくも好演。なお、本作はコッポラ監督が事故死した息子へのオマージュをこめて製作したものである。これは、絶対見て欲しい映画の一つです。


ザ・ロイヤル・テネンバウムズ

評価☆☆      家族・
☆ストーリ☆
天才一家と世間にもてはやされながらも心はバラバラのままに暮らしていたテネンバウムズ家の人々が、再びひとつ屋根の下に集うことになってしまった。
☆コメント☆
一家の面々にはジーン・ハックマンやアンジェリカ・ヒューストン、グウィネス・パルトロウなど芸達者がズラリ勢揃い。その卓越した演技合戦も見どころのひとつである。でも、ストーリーはあんまり面白くなかったです。


サンタクローズ

評価☆☆☆      感動・家族・夢
☆ストーリ☆
バツイチパパでおもちゃ会社の重役でもあるスコット・カルヴィンは、息子チャーリーとクリスマスを過ごせるので上機嫌だ。しかし、当の息子はそれほど嬉しそうでもない。そんななか、スコットの家の屋根でサンタクロースが足を滑らせ、雪の上に落ちてくる。年老いた陽気な妖精からサンタクロースの役目を引き継いだスコットは、息子からも一目置かれるようになる。そしてクリスマスの夜更け、息子とふたりでトナカイに連れられて北極へ行く。北極で例の赤い服を身に着けたスコットは、心ならずも次のサンタクロース役を引き受けてしまったことにようやく気づくのだ。翌朝、自宅のベッドで目覚めるスコット。すべて夢だったのだと考えるが、チャーリーも昨夜のできごとをはっきりと覚えていた。そのうえ、疑い深い前妻とその恋人の精神科医についても何とかしなくてはならない。ふたりとも、スコットの悪ふざけでチャーリーの精神が混乱したと思い込んでいる。スコットの意に反して体重が増えたことや、けたはずれに伸びたあごひげにも、何か仕掛けがあるはずだと考えていた……。
☆コメント☆
なかなか悪くはない映画でした。子供心を大切に信じる事を忘れた人は心に非武装地帯を作りみてください。


ディープエンド・オブ・オーシャン
評価☆☆☆☆      感動・家族
☆ストーリ☆
3歳で失踪した息子の9年後の生還が家族に投げかける波紋と、彼らが必死に再生への道を探る姿を描いたベストセラー小説の映画化。1988年、ウィスコンシン州マディソン。カッパドーラ家の3歳の次男ベンが行方不明になってしまう。即座に、大がかりな捜索が行われるが、事件に巻き込まれたという以外手がかりは得られなかった。それから9年、ふとした偶然から事件は解決、ベンと家族は突然に再会を果たす。しかし、空白の9年を埋めることはあまりにも困難な道のりだった。
☆コメント☆
三歳の息子の失踪によって、鬱状態になる母、家族関係が上手くいかなくなるが、少しずつ落ち着いたときに彼がみつかる。しかし彼には、子供のときの記憶がほとんど、なくなっている。実際の父より、育ててくれら父への愛情の方がふかい、それでも、なんとか合わせる彼に、母はもとの生活をするようにいったり、いいシーンが満載でした。とくに、彼が覚えていた兄との記憶などのシーンでは涙をこらえる事ができませんでした。


あの子を探して
評価☆☆☆      感動・
☆ストーリ☆
この映画も中国映画
田舎の村で、先生が事情があって、一ヶ月村を離れるかかわりにくる中学生くらいの子が先生の替わりをするのだが、始めはなめられて、みんな言う事をきかなく・・・
そして、一番の悪がきが、家の事情で、町に、働きにだされる。
そして、それをきっかけに先生を生徒は力を合わせ・・・
☆コメント☆
この映画もかなりよかったです。都会と、田舎の両方描かれていたのですが
やはり田舎には惹かれる物があります。


友だちのうちはどこ 
評価☆☆      感動・友情
☆ストーリ☆
授業が終わり、教室で隣の席の子が駆け出して転んだ。その手当をしてやった(優しさ溢れるいいシーンだ)主人公の少年は、自分のとよく似た彼のノートも一緒に持って帰ってきてしまう。その日も遅刻して、おまけに宿題を忘れて、先生にキツく叱られたばかりの隣の席の子に同情し、少年は自分とはまるで反対の方角に住む彼にノートを届けに、うるさい母の目を盗んで出かけるのだが、住所もはっきりとは知らず、当てにしていた手がかりや人物にはぐらかされた挙句、彼が父親と一緒に自分の移住区までやってきたと知り、引き返したりもするが、結局は会えずじまい。さて、翌日の教室で、どのような解決が待ち受けるか……。


シービスキット
評価☆☆☆☆      感動・人生・実話
☆ストーリ・コメント☆
家族と別れた青年
子を失い離婚した紳士
骨折した馬を買い取り育てて、人と離れた生活をする初老の男性
そして、有名な父の元に生まれるが
他の馬より小さく、駄馬として扱われている馬
そのそれぞれが、偶然出会い、お互いの
傷を慰めあって、人生に輝きをとりもどしていくストーリー
世の中に反発している青年と、馬の似通った所を見出し
ジャッキーと、競走馬として見込まれ・・・
そして、頂点へと向かう途中・・・
それでも馬と青年の絆は強い
結構先が読める話でしたが、人は誰でも誰にもわからない
傷を持っていると思うので、この主人公に感情移入しやく
感動する映画でした。


34丁目の奇跡

評価☆☆☆☆      サンタ・感動
☆ストーリ・コメント☆
ニューヨークのメイシー百貨店では毎年クリスマス前の街頭パレードが恒例だったが、今年はサンタ役の男が酔いつぶれて大弱り。そこに「自分はサンタだ」と名乗る老人(リチャード・アッテンボロー)が現れ、見事パレードは成功。しかし、それを苦々しく思うライバルデパートは、彼を精神異常者にしたてようとする…。
信じることの大切さを伝えてくれる映画です。夢があればこそ生きる力が湧くもの。特に現代の世の中に見られるべき映画だと思いました。1ドル札を見てください。神は存在すると信じましょう。


フリー・ウィリー

評価☆☆☆☆      感動・動物・
☆ストーリ・コメント☆
母に捨てられ、孤児院から何度も抜け出すジェシー。誰にも心を開かない彼だが、里親に引き取られ、その町の水族館で小さな水槽に閉じ込められていたシャチのウィリーと出会う。母から引き離され、人間嫌いになっているウィリーに親近感を覚えたジェシーは、ウィリーとの交流の中で新たな自分を見つけていく。
孤独な少年と孤独な動物が、種を超えて理解し合い、信頼関係を結んでいくさまを丁寧に描いた感動の海洋ファンタジー。人間でも動物でも、一度誰かを信じることが出来たら、他人の中にあるやさしさに気づけるようになる、というテーマが心に響く。


クルックリン
評価☆☆☆      感動・人生
☆ストーリ・コメント☆
トロイの家は、ブルックリンにある。男ばかりの兄弟と優しいパパ、口うるさいママの7人家族。子供たちは、朝から晩まで大騒ぎ。
 パパは、教師を辞めて音楽家になったが なかなか売れず、代りにママが生計を支えていた。夜遅くの仕事から疲れて帰ってくると 夕御飯が食べたまま 散らかしっぱなし。ママは、約束を守らなかった子供たちを容赦なく朝4時にたたき起こして片付けさせる。パパは小切で不当たりを出し、ママのイライラは、つのるばかり。パパの仕事の話で喧嘩になり ついにパパを追いだしてしまう。トロイは、大好きなパパに言う、「たまには、ママをデートに連れていってあげたら?」と。あのマルコムXの監督スパイクりー監督の作品で、音楽や少し貧しい家族が描かれている。周りの住民や彼らの家族の雰囲気は、癒されたりします。


ベッカムに恋して
評価☆☆☆☆      感動・人生
☆ストーリ・コメント☆
ジェスは英国に住むインド一家の次女。サッカーが大好きでベッカムの大ファンである彼女は、女子サッカーチームの選手であるジュールズにチームに誘われ、所属することに。しかし、厳しい両親はそれを許さなかった。
インドの慣習を守り抜こうとする両親と現代っ子のヒロインとのギャップ、チームメイトとの友情、コーチとの恋など、ヒロインがサッカーを通して経験していくさまざまな出来事がユーモラスにつづられていく。部屋の壁にはったベッカムのポスターに悩み事を語りかけるヒロインのかわいさ、娘を思うゆえに厳しくなってしまう父親の温かさ、十代の女の子同士の楽しそうな感じなどよかったです。


バグダッド・カフェ
評価☆☆☆      感動・人生
☆ストーリ・コメント☆
舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。地味なストーリやけど、何かぬくもりがある映画。mこんな映画中々なかったです。最後は、どうなったんかなって思いました。人の気持ちを変えることができる素敵な主人公に個性的な周りの人々・・・


モダン・タイムス
評価☆☆☆☆      感動・人生・コメディ
☆ストーリ・コメント☆
お金と機械にがんじがらめの時代を風刺したコメディ。大工場で働くチャーリーは、部品のネジをしめ続ける毎日を送っているが…。人間が、機会のように忙しなく働くのはどうなのか・・・この時代から考えていたチャップリンの先見性には驚きました。食事の時間さえも短縮しようとした機械は、笑えました。安定か、それともわが道を行くか・・・コメディの中に考えさせられるシーンも結構ありました。


遠い空の向こうに
評価☆☆☆☆☆      感動・人生・友情・親子愛
☆ストーリ・コメント☆
57年、ウエストバージニア州の田舎町に住む、ソ連の人工衛星打上げに触発された高校生のホーマー。炭鉱夫の息子は炭鉱夫になるのが常識だった時代に、父親の反対を押しきり、ホーマーは3人の仲間と女教師の助けを得て、ロケットを作り始める。周囲の反対にもめげず、星を目指して新しい運命を切り開く。そんな少年たちの希望と決意が勝利する、驚くべき真実の物語である。忘れかけた夢・あの頃の夢・今の夢。夢は素敵ですね。


リトル・ダンサー
評価☆☆☆      感動・人生・友情・親子愛
☆ストーリ・コメント☆
1984年のイングランド北東部の炭鉱町。母親を亡くしたばかりの11歳の少年ビリーは、炭鉱労働者の父の命令でボクシングを習っていたが、その練習場の隣でバレエ教室が開かれたことから、たちまちクラシックバレエに魅せられてしまう。バレエ・ダンサーに憧れる少年の成長を描かれている。
オーディションで選ばれた主演のジェイミー・ベルの可愛らしさと美しいダンスの数々は、世界中で評判となった。クラシックバレエを題材にしながらも古典的ではなく、あくまで現代的感性で描き切ったことも成功の一因だろう。


ウォーターボーイズ
評価☆☆☆      青春・人生・友情・
☆ストーリ・コメント☆
無気力な日々を過ごしていた高校生の鈴木(妻夫木聡)たちは、新任女教師(真鍋かをり)の色気に乗せられて、男たちのシンクロナイズド・スイミングをやらされる羽目になる。恥ずかしさと難しさが共存する中、彼らは秋の文化祭に向け、夏休みにイルカの調教師(竹中直人)から猛特訓を受けるのだが…。
おとぼけ淡泊な味わいと、男のシンクロという奇想天外(しかし実際にあるとのこと)なアイデアがミックスした、矢口史靖監督の快作。コメディとしてのベースを保ちつつ、思春期特有の倦怠感などが真夏の水辺に映え、どこかノスタルジックな想いをほうふつさせるのがいい。またクライマックスのシンクロ・シーンはまさにスペクタクル的圧巻。ありえない話だが、そんなこと考えずにみると結構たのしめること間違いなし???


ウエルカム! ヘブン

評価☆☆      人生
☆ストーリ・コメント☆
魂の数が激減し、破滅寸前の天国を救おうと、美しい使者ロラが地上に降りてきた。彼女のターゲットはあるボクサーの魂。しかし、天国など破滅させてしまえと、地獄の使者カルメンが邪魔をしに地上へ。現世で天国VS地獄の闘いが始まるのか?
キュートなイメージの役が多いペネロペ・クルスが地獄からの使者を演じる。これが意外にもハマっていてウマイ。小悪魔的なワルの魅力を存分に披露し、天国からの使者を演じるスペイン女優ビクトリア・アプリルを完全に食っている。ペネロペの女優としての演技の幅の広さを見られる作品だ。天国はフランス語、地獄は英語、地上はスペイン語と、3つの言葉が交錯するアイデアもユニーク。


マレーナ
評価☆☆☆      青春・恋愛
☆ストーリ・コメント☆
前半はイタリア映画伝統の思春期艶笑劇のように描きながら、後半それをひっくりかえすかのように残酷な描写を見せつけ、さらにその後でさわやかな涙をこぼさせるという巧みな語り口の妙もあって、小品ながらも忘れ難い秀作に仕上がっている。大人の色香漂うマレーネ役のモニカ・ベルッチの美しさと、それに負けない熱演ぶりも印象的だ。


カッコーの巣の上で
評価☆☆☆      犯罪・心理学・感動
☆ストーリ・コメント☆
オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。そして、その結果みんなに幸せを運んだかのように見えたが・・・


大いなる遺産
評価☆☆☆      恋愛・人生・サスペンス
☆ストーリ・コメント☆
海辺の町に住む孤児の少年が、ある日脱獄犯(ロバート・デ・ニーロ)に出会い、逃亡の手助けをする。やがてフィンは金持ちの老女(アン・バンクロフト)と暮らす少女エステラの遊び相手に雇われるが、彼女は突然ヨーロッパに行ってしまう。7年後、NYで絵の勉強をするようになったフィン(イーサン・ホーク)はエステラ(グウィネス・パルトロウ)と再会し、愛が再燃していくが…。


アルジャーノンに花束を
評価☆☆☆☆☆      人生・障害・恋愛
☆ストーリ・コメント☆
肉体的には大人だが、知的障害によって精神的には子供のままの青年チャーリー(クリフ・ロバートソン)は、脳手術によって一般人を上回る知能を身につける。親身になってくれた夜学の女教師との恋も成就し、順風満帆な日々を送っていた。ある日彼と同様の手術を施されたねずみのアルジャーノンの死を目撃し、自分の暗い未来に気がついてしまう…。
知能が発達したことで、人間の矛盾や裏側に傷ついていく。そんな神話的でドラマティックなストーリーを、演劇的な演出で盛り上げた良作。


さよなら、クロ
評価☆☆☆☆☆      人生・恋愛・青春
☆ストーリ・コメント☆
ある高校にさまよいついた1匹の黒い野良犬。その犬はクロと名づけられ、用務員室に寝泊まりし、夜は用務員と一緒に校内を見回り、時には職員会議にも出席しと、学校の一員として飼われ続けた。そんなクロは、自分のせいで友人だった男性が死んだと思い、自殺しようとした3年生の雪子をも助ける…。
昭和36年頃に長野県の松本深志高校に住みつき、12年間にわたって生徒たちと学園生活を送った実在の犬クロ。そんなクロに関わる人間たちの姿を追った作品。普通、この手合いの作品だと動物に視線が向かいがちだが、『きらきらひかる』などで卓越した演出を見せる松岡錠司監督は、あくまでも青春映画として成立させた点がポイント。犬と生徒、生徒対生徒の温かい心の触れ合いが、観ている者に感動を与えてくれる。


ストレイト・ストーリー
評価☆☆☆☆☆      人生・老い
☆ストーリ・コメント☆
アルヴィンは、娘と2人暮らしの老人である。その彼のもとに兄が心臓発作で倒れたと連絡が入り、彼は時速8キロのポンコツトラクターで、兄のもとへと向かう。
このおじいちゃんのくり広げるロードムービーの魅力は、なんといってもアルヴィン演じるリチャード・ファーンズワースにつきる。彼が旅を通して出会ったさまざまな人たちに語る、自分の人生。年輪を重ねてきた人でなければ語れない深みある言葉の数々には、じっと耳を傾けずにはいられない。そこにはユーモアもあり、思わず涙する感動もあるのだ。 戦争での体験話を、街でであったおじぃちゃんと打ち明けあうシーンと、老いということの良さよ悪さを聞かれて答えるシーンが特に印象的でした。


タクシードライバー
評価☆☆☆☆      人生・恋愛
☆ストーリ・コメント☆
タクシー運転手のトラビスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心を惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラビスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラビスは使命を感じ、アイリスのいる売春宿に向かったのだが…。
ニューヨークの夜を走る1人のタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描く。ベトナム帰りの青年トラヴィスをロバート・デ・ニーロが演じ、世界の不浄さへのいらだちを見事に表現した。トラビスの強烈な個性は、70年代を代表する屈折したヒーロー像となった。音楽の印象的だった。


バーバーショップ
評価☆☆☆☆      人生・恋愛・青春
☆ストーリ・コメント☆
いつもにぎやかに軽口が交わされ、長年お客を元気づけてきた理髪店を描く『バーバーショップ』は、わざとらしいところが全くなくリラックスしたムードのコメディーで、思いやりもユーモアもすべて然るべきところに収まっている。アイス・キューブ演じるカルビンはシカゴのサウスサイドで、今は亡き父親の遺した理髪店をいやいやながら継いでおり、隣近所の仲間に自分の大きな夢をつぶされているような気がしている。それでも従業員や地元の得意客に誠意を持って接するカルビンだが、高利貸し(キース・デヴィッド)と条件の悪い取引をしてしまい、店の前途が危うくなる。
盗まれたATM機をめぐる、とんまなサブプロットもあるが、この作品にあふれている魅力は何かといえば、好感の持てる登場人物たちがかもし出す人情とごきげんな気分なのである。出てくるたびに主役を食ってしまうセドリック・ザ・エンターテイナー(古参の理髪師エディー役。後輩の理髪師に伝授する「ひげそりのやり方」は珠玉の知恵といえる)はもちろんのこと、その他の出演者もみな抜群の配役で、実にいい感じだ。ラップが何曲もそれとなく流れているようだから、よく画面を見てじっくり聴き込んでみるといい。あなたの暮らしにダンスのリズムが流れてくるはずだ。


スパニッシュ・アパートメント
評価☆☆☆☆      人生・恋愛・青春
☆ストーリ・コメント☆
就職のためにスペイン語を学ぼうとバルセロナへ留学することになった大学生のグザヴィエ。彼は、ヨーロッパ各国からやってきた学生たちが同居する部屋に住むことに。イギリス、ドイツ、イタリア、デンマークの男女との生活は混乱の極みだったが、彼らの存在は、平凡な彼の人生に大きな刺激を与えることになる。
進むべき道が見いだせなかった主人公が、バルセロナで知り合ったさまざまな人々との交流を経て成長していく姿をコミカルに描いた作品。人との出会いはいいことばかりではない、時には傷つくこともあるけれど、経験が人間を豊かにしてくれるのだと語っているようだ。グザヴィエ演じるロマン・デュリスほか、アパートの若者たちが等身大の20代を演じて好感度大。


アカデミー 栄光と悲劇
評価☆☆☆☆      人生・恋愛・青春
☆ストーリ・コメント☆主人公ドロシー・ダンドリッジは、1965年に42才で、事故とも自殺とも解される死を迎えた。最初の夫であった売れっ子タップダンサー、ハロルド・ニコラスが黒人としてアメリカで活躍することに壁を感じ人種差別の少ないパリに移りすむのに対し、ドロシーは、南部アメリカで堂々と戦い、次々と黒人女優としての業績を積んでいく。名声を得ても経済的豊かさを誇っても、黒人であることから屈辱的な差別から逃れることができない。エピソードは、胸を打つ。ドロシー・ダンドリッジが生きた時代は、黒人開放運動に奔走したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師(1929-1968)の時代と重なる。ドロシーの勇気ある活躍は、多くの志ある黒人を励まし、白人社会を変えていくのに大いに貢献した.



チョコレート
評価☆☆☆☆      人生・恋愛・青春
☆ストーリ・コメント☆
保守的なアメリカ南部、ジョージア州のある町。黒人に偏見を持つ刑務所の看守ハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)と、そこで処刑された死刑囚の妻だった黒人女性、レティシア(ハル・ベリー)が出会う。それぞれ息子を亡くした2人は、その穴を埋めるかのようにお互いを求め合い始めるが、レティシアは、ハンクこそ自分の夫の死刑を執行した男だと知らない…。
一見メロドラマ風な筋書きであり、そういう見方も許してはいるが、“筋書きでは語られない奥深さ”のある映画である。甘い愛のおとぎ話の形を借りながら、これまでも、そしてこれからも連綿と続くであろう人間の偏狭さ、グロテスクさをも見せつける。「チョコレート」という邦題は決して悪くないが、原題である「MONSTER'S BALL」(怪物の舞踏会)という言葉がまた、何とも意味深だ。


友へ チング
評価☆☆☆☆      人生・青春・やくざ
☆ストーリ・コメント☆
ガキ大将のジュンソク(ユ・オソン)、葬儀屋の息子ドンス(チャン・ドンゴン)、優等生のサンテク(ソ・テファ)、お調子者のジュンホ(チョン・ウンテク)。幼なじみの仲良し4人組は大人になるにつれ、違う道を歩むようになる。そしてジュンソクとドンスは、対立する黒社会の組織に属して、抗争を繰り広げていくことに……。
釜山出身のクァク・キョンテク監督が自らの体験をもとに描いたバイオレンス映画の秀作。単なる抗争ものではなく、そこに昔ながらの友情ゆえの確執を盛り込み、エモーションに満ちた作品となっている。セルジオ・レオーネの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』や、坂本順治の『新・仁義なき戦い。』などと共通するテイストを持った作品ともいえるだろう。韓国では大ヒットを記録するとともに、“チング・シンドローム”と称した同窓会ブームが巻き起こったとか。


ベスト・キッド
評価☆☆☆☆      人生・青春・恋愛
☆ストーリ・コメント☆
転校してきたばかりの高校で、美少女アリ(エリザベス・シュー)に恋したダニエル(ラルフ・マッチオ)。しかし恋敵のジョニーはカラテの高校生チャンピオンで、まったく歯が立たない。ひょんなことからカラテの達人の日系人ミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)と知り合ったダニエルは、ミヤギにカラテの訓練を受けることに・・・描かれている日本人も古風だが変に馬鹿にされた感もなく、イタリア系と、日系のマイノリティー同士の関係も調和されているとおもった。


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