It's me cheonya

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第十一回★履修登録の時



       第十一回★履修登録の時


    大学で履修登録をするときは、日本人のみなさん、どのように履修する授業を決めているのだろうか。

    人によってさまざまだろうが、多くは、自分の専攻しているものに関する科目であったり、興味を持った科目であると思う。
    もしくは簡単に単位の取れるものだったりとか、、、^^;


    韓国の大学に来て、履修登録をする際にも、自分が興味あるもの、聞いてみたいものを履修した。
    もちろん、語学力の関係で、韓国語で行う難しい授業なんかは、あきらめてしまったのだけれども。


    韓国人の学生が履修科目を考えるときは、決して一人では考えない。

    必ず、仲のいい友達同士が集まって、相談して決める。
    授業を一緒にとったり、授業は違っても、終わる時間や昼にご飯を食べる時間が同じになるように授業計画を組み立てたり。
    面白いことに、もしあえなければ、ネットのチャットを使いながらでも友達同士で相談する。


    絶対よくないことだと思う。
    自分がとりたいものや、とろうとしているものが友達と被ることはもちろんあるけれども、それを意図的にするのはどうかと思う。

    なぜなら、ほかの人の都合、たとえば授業科目や時間、を考えて履修する科目を決めていけば、
    かならずどこかで、「とりたいけれど、友達との折り合いで取れない」なんてことが出てくるに決まってるからだ。

    ただでさえ、とりたい科目の時間が被ってしまって取れない、といったこともあるのに、
    それに加え、友達が取りたい授業のせいで、自分がとりたい授業をあきらめなければいけないなんて悲しい。


    韓国人の友達に、「来学期は一緒に授業取ろうね」といわれたときに、非常に違和感を感じた。
    そんなセリフを日本で言ったり聞いたりした記憶がないからだ。


    もちろん、韓国人の学生がすべてそうなわけではない。
    私の周りにいる、何十組かの友達グループの例に過ぎないし、日本人の学生の中にも、
    自分が何をとりたいか、ではなく、何時に帰れるか、何時からの授業か、単位は取りやすいか、、、
    そんなことばかりを考えてとっている人もたくさんいる。

    正直に言えば、自分もその傾向は確実にあるし、友達の中にもたくさんいた。

    話がずれてしまったが、何が言いたいかって言うと、
    せっかく大学にいったのだから、自分は自分の好奇心に縛られるべきで、友達に縛られるべきではないと思うのですよ。





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