世界平和とお金のない世界 知恵の輪

世界平和とお金のない世界 知恵の輪

賛否両論シリーズ




国会中継を見ていると
疑問に思うことがあります。
「国会議員は国民のために働いているの?」と。


日本国憲法(第3章)では
第25条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を
営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、
社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に
努めなければならない。(以上)


与党と野党の意見は違うことが多いです。
違うから議論になるんでしょうね。
でも共通点はあるはずです。
それは
国民に選ばれた人たちで国民のために働く。


ところで
国会で世界平和を実現するための話はないです。
外務省HPには
「現在の世界では,どの国も一国で自らの平和
と安全を維持することはできません。」
と書いてありながら
防衛計画で安全保障政策の議論ばかりで
第9条の
「国際平和を誠実 に希求し・・」
を実践しようとしない。


自国の平和は
世界平和が実現しないと維持できないのです。
世界平和が実現するためには何が必要か?
それは
お金の要る世界から卒業すること。
仮想通貨の社会にするんじゃないですよ。
交換システムをやめるということです。


言い方を変えれば
すべてが無料の社会にすること。
ボランティア社会にすることです。
そのための議論をすると賛否両論が出てきます。



     賛否両論2



こんな質問をしたら?
「世界平和は実現させたほうが良いですか?」
「賛成」と答える人は多いでしょうね。
では
こんな質問をしたら?
「世界平和は実現できると思いますか?」
「できる」「できない」「わからない」
三種類の答えがあるでしょう。


「世界平和は実現して欲しいけど
世界平和の実現は不可能に近いです」
と言う人が多くいました。


不可能と言うにはそれなりの根拠があります。
個人の幸せ感が一人ひとり違うということ。
宗教や生き方考え方が違うということ。
個人の利益を有利にするための争いが絶えない。
そして
一番多かったのは意識改革が必要だということ。


「人々の意識が変わらないとムリだよ」
それが大半でしたね。
意識改革に必要なことは何でしょう?
「子供の頃からの教育が必要だよ」
それを聞いたときは
「大人のあなたが変わらないとムリですよ」
「なぜですか?」
「子供たちは大人を見て育ちますから」


社会を変えるのは今を生きる人たちですね。
そして
考えたんですよ。
「全体の意識が変わるきっかけは?」と。
それは
環境が変わることで全体の意識は変わる。


日本で言えば明治維新の文明開化です。
社会のシステムが変われば
生き方考え方は自然と変わるはず。


お金がないと生きていけないシステムの中で
人々はどんな生き方をするんだろう?
お金を必要としない助け合うシステムの中で
人々はどんな生き方をするんだろう?


損得勘定で物事を考える。
尊徳感情で物事を考える。


環境が変われば人の心は変わります。
環境に応じた生き方に変化するんですよ。
これを「順応性」といいます。
人間が本来持っている能力です。


環境を変えることに力を注げば
世界平和の実現は限りなく可能となるんです。
和を以て貴しとなすの環境を作ればいいんです。



    賛否両論3



原発再稼働に賛成する人と反対する人がいます。
あなたは賛成派ですか?反対派ですか?
原発の危険度の高い所の人と
危険度の低い所の人との差もありますね。


ほとんどの人が
「無いほうが良いけど仕方がないです」と言う。
「仕方がない」とはどういうことでしょうか?


ほとんどが〔経済」のためです。
経済と言えば聞こえは良いけどね。
「お金のため」と断言してもいいくらいです。


「家族が原発で働いているんです」
「原発があるおかげで経済的に潤っている」
「化石燃料より原料費が安いから良い」


こんな話もありますよ。
「原発立地自治体に限って支払われてきた
国の補助金が2017年度から、原発から半径
30キロ圏内の周辺自治体にも支払われる仕組み
に変更されて原発反対から原発賛成に変わった」
という自治体もあります。


「補助金や交付金が廃止されても賛成する?」
という質問をしても賛成するでしょうか?


原発はなぜ必要なのでしょうか?
害のない発電方法で
すべてがまかなえれば要らないですよね。
そちらにシフトすれば解決しますよ。


補助金や交付金は悪く言えば「エサ」ですよ。
「エサ」を与えて国の言いなりにしてしまう。
お金のために
我慢を強いられると言う人もいました。
それが
お金の要る社会の欠点でもありますね。


気を付けなければいけないのは
お金が悪いのではないですよ。
お金がないと
生きていけないシステムが悪いのです。
物々交換のシステムがやめられないのです。


フリーエネルギー発電の技術は
もっともっと研究開発に力を注いで欲しいです。
お金のない社会の必要性を感じます。



     賛否両論4



「日本の軍事基地を無くしましょう」
と言ったら?
「賛成」より〔反対」の意見は多いでしょうね。


「軍事基地は無いほうが良いけど
軍事基地が無くなると日本の平和が守れない」
そう思う人は多いですね。


「自衛隊は日本を守るためにあるけど
米軍基地はアメリカを守るためにある」
と言う人もいます。
日本はアメリカを守るための防波堤のようです。


国会での議論で
自衛隊は合憲か?
安保法案は必要か?
憲法改正などが話題になっています。


自衛隊も軍隊も核もなぜ必要なんでしょうか?
それは
紛争や戦争が無くならないからですね。
紛争や戦争は敵がいるからです。
敵から攻められないように
核や軍事力の強化で抑制する効果があるんです。


問題解決に有効な方法は何でしょう?
それは
敵を作らないことです。
すべての民族が必要な関係になることです。


「今だって必要な関係になってるじゃないか」
そういう意見もありますが、
「自国ファースト」という政策があるかぎり
「自国が有利になるために相手を利用する」
という駆け引きが敵を作ってしまいます。
その結果
軍事力の拡大を引き起こしてしまうんです。


それらを解決するために考えたのが
「国際支援団」の活躍です。
設立の目的は
世界の貧困や格差を無くすことです。
世界のあらゆる地域が独自の文化が守られ
安心して生活できるお手伝いをすることです。
世界中の技術と資源を無駄なく分かち合います。


自国の平和を守るためには
世界平和を実現するほうが賢明です。
国会では憲法改正より
世界平和実現のために議論して欲しいですね。


     賛否両論5


「競争社会は是か非か?」という質問。
競争社会に否定的な意見はあります。
しかし
競争社会に肯定的な人ははるかに多いです。
その最大な理由は
「人と社会を成長させる」ということ。
過去を見れば納得できる意見ですね。

僕は今の競争社会に賛同できないです。
なぜなら
「死活問題」が起きるからです。

死活問題について
電力や電話会社を例に話してみますよ。
「消費者のために競争させたほうが良い」
「なぜですか?」
「料金も安くなりサービスももっと良くなるよ」
「会社の成長にもつながるじゃないか」

競争相手の会社が数社できたら何が起きる?
新手の会社は安い料金で顧客を増やす。
老舗の会社は料金を安くして現状維持に努める。
そして
料金の低価格競争が始まる。
薄利多売で新手の会社は競争に負けてしまう。
老舗の会社は内部留保のお陰で存続可能に。

消費者から見れば
料金が安くなりサービスもより良くなった。
これだけのことが出来るのなら
競争しなくても良かったじゃないかと思う。

新しい会社を作り競争させて
どちらかの会社が倒れるまで戦わせる。
競争に負ければ会社は倒産して
失業者は増えてしまう。
これが〔死活問題〕と言うんですね。

お金がないと生きていけない社会だから。
収入がないと生きていくことができない。
お金のない社会なら問題はないんですけどね。

一つの提案です。
競争の種類を変えることです。
他と競争するのではなく
自分や自社の過去と競争するんです。
今までの自分よりレベルを上げていく。
今までの商品やサービスをより良くすること。

比較対象を他に求めるのではなく
自分自身に求めたほうが良いと思うんです。
「他」は参考に見るだけですね。
目標にしても良いし、良い所は真似るのも良し。

今の社会は勝ち負けのシステムが好まれます。
ゲームが最たるものです。
武器を使わなくても戦争は起きています。
経済戦争
受験戦争

誰もが困らないで
誰もがより良くなるための競争なら大賛成です。


     賛否両論6


昔からよく取り上げられる話題に
「政党は必要か?」というのがあります。

「政党は必要だ」という意見も
「政党はない方がいい」という意見も
それなりに納得いきますよ。 

政治家は支援者のために働きます。
支援者が有利になるために働く人もいます。

政治家は信念があって立候補します。
同じ政党の中でも信念が違う人もいます。
それでも
政党の方針に逆らうことができない。
信念を曲げる政治家もいます。
困ったものです。

僕は
「政党は議員の意思を尊重しなければならない」
という法律を作ったほうが良いと思う。
それができないのなら
政党はない方がいいに賛同します。

それぞれの議題に賛成するか反対するかは
一人ひとりの議員が判断するべきだと思います。

ところで
いまのお金の要る社会では
国会に予算委員会というのがあり
国政で使われるお金について議論します。
簡単に言うとお金のやりくりの話です。(笑)
ご苦労さまです。

お金のない社会では
予算委員会など必要ないです。
必要なものはすべて実現します。

国民一人ひとりの人権と生存権が尊重され
衣食住が満たされ健康で楽しく暮らしていく
それを維持できるように働くのが政治家です。

近ごろの金融市場、金融政策など、金融経済の
ニュースを見ていると
「こんなことで振り回されたくないよ」
と思うよ。

金融関係で働いたことはあるけどね。
今になって金融関係で働く人を見ると
「汗水流して働きなさい」
と言いたくなる。(笑)
農業をやってみるとそう思うようになるんです。

政治家がいないと政治は成り立たない。
政党が無くなると政治は成り立たない。
お金がないと世の中は混乱してしまう。
それらは洗脳かもしれないよ。


     賛否両論7


「人間の欲望は必要か?」
「欲望がないと生きていけないじゃないか」
「欲望が人間を進化させるんだよ」
「無欲になることも大切じゃないか」
いろんな意見があって良いことですね。

ところで
マズローの5大欲求はこれです。
「生理的欲求」
 空気・水・食物・庇護・睡眠・性
「安全への欲求」
 安全・安定・依存・保護・秩序への欲求
「所属と愛の欲求」
 家族の中に居場所があり自分が愛されること
「承認欲求」
 自尊心・尊敬されることへの欲求
「自己実現」
 自分がなりたいものへの欲求

もしも
国民一人ひとりの人権と生存権が尊重され
衣食住が満たされ健康で楽しく暮らしていく。
それらが実現し5大欲求が満たされたら?

「自己超越」
 今までの自分自身を超えたいという欲求。
が追加されると思うんですよ。

世界平和とお金のない世界を実現することで
個人と世界のレベルアップになると思います。


     賛否両論8


貧困対策で
「国民全員が金持ちになったら?」
そういう意見はけっこうありますよ。
「そんなことしたら不公平じゃないか」
という批判的な意見もあり。
「働く人がいなくなって社会が成り立たないよ」
と納得のいくような意見。


「ベーシックインカムを採用しませんか?」
という話は今まで多くありました。
「ベーシックインカム導入国」で検索してみて。
ベーシックインカムとは
「全国民の最低限の生活を現金支給で守ること」
です。


貧困をなくすためにはお金は要ります。
国はお金を得るために税金を増やします。
税金が増えれば国民の生活が苦しくなります。
こう言うのを「ジレンマ」とも言いますね。


貧困をなくすためにお金を全国民に配るか?
それとも
お金をなくしてすべてが無料の社会にするか?


どちらを採用するにしても
みんなが納得することはないでしょうね。
でもね
お金を使う経済活動が行き詰まったら?
考えざるを得なくなりますよ。

だから
今のうちにお金のない世界を語り合うことです。


     賛否両論9


「日本経済は破綻する?」
「赤字は解決する?」
国の借金を心配する人は多いです。


何年か前
金融担当大臣である麻生太郎さんが
「日本の借金を超わかりやすく説明!」
で何度もこんなことを言っていました。
一部だけ抜粋します。


「お金を借りているのは、
みなさんじゃありませんからね。
お金を借りているのは、政府です。」

「政府が借りて、みなさんが貸してるの。」

「日本の政府が借金しているのであって、
みなさんが借金しているのではない。」



このコメントを読んで安心する人はいますか?
安心する根拠は何なのか?
「不安になっても仕方がないじゃないか」
という意見もあります。


国の借金は国が返さなければいけません。
国が借金を返すためのお金はどうするか?
「景気を良くしてお金の巡りを良くする」
「所得が増えれば所得税も増えるじゃないか」
と言う政治家もいます。
それはムリです。
なぜならお金を稼ぐ労働者は増えないんです。


所得税が増えないのなら新しい税金を作る。
そうです
国民から多種多様の税金で手に入れるんです。
そして
国民からお金を集めて借金を返します。


簡単に言うと
国は国民からお金を借りて
国は国民からお金を集めて
国民から集めたお金を国民に返す。


借金が増えたら
税金を増やして返す。
税金が増えれば国民の生活は苦しくなる。


この仕組はみんな知ってますよね。
国の財政が破綻しないのは
国民が預貯金を預けたままにし
生保や損保の保険料を払い続けるからです。


国民が預貯金を払い出し
生保や損保を解約したらどうなるか?
資本主義社会の崩壊でしょうか?


NHKのEテレで放送された
>シリーズ 欲望の経済史の最終回
「欲望が欲望を生む~金融工学の果てに~」
で次のようなメッセージがありました。


「歴史は繰り返す。
一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。
--カール・マルクス」


お金に振り回されない社会にしなければ
健康で楽しい人生は送れなくなりますよ。

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