地球屋

地球屋

3・水面


いつもね
僕は 太陽の下
穏やかに輝く その世界
見下ろしては 憧れていた

水たまりに映った 雨上がりの空に
波ひとつないその池に映る ふたつめの金色の建築物に
大きな河が映す もうひとつの街に
穏やかに凪いだその海が映す もうひとつの空に 

いつも
憧れていたのは
水面に映る
僕の この世界だってこと
気付かずに

物語に憧れるように…




気付いたのは
いつだったろうか?

憧れた その世界
潜り込んで 沈み込んで

木漏れ日が 煌くように
さざめく波の隙間 揺らめく光
人魚姫は
こんな風にして 僕らの世界に憧れたんだろうか?
想い馳せてみたりして

見上げた世界


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