イチゴ、カゼ予防、血管の老化防止、美肌



南アメリカ原産でバラ科に属し、キイチゴ、オランダイチゴ、ノイチゴ、ヘビイチゴ、ヤマイチゴなどの総称。一般にはオランダイチゴをいう。特筆すべきはビタミンCが多いことで、100g中80㎎も含む。
成人の一日の所要量は50㎎なので、5~6粒で十分満たせることになる。しかしCは、コラーゲンの生成や副腎皮質ホルモンの分泌に関わるので、所要量よりかなり多めに摂取するのが望ましい。コラーゲンは細胞
組織や骨の細胞間質を作って保全する働きがあるので、コラーゲンの生成がスムーズになれば毛細血管や歯・軟骨・結合組織の健康が維持できる。Cは副腎皮質と黄体に多くあって、ホルモンの生合成に関わり、また、ホルモンの酸化を防いで利用を高める働きがある。イライラしたり、ストレスが溜まると、この副腎皮質ホルモンの分泌が活発になって、体を守ろうと作用するが、そのときビタミンCが多量に必要になってくる。
またCが不足すると、血中や肝臓のコレステロールが増加する。高コレステロール症や動脈硬化の予防のためにも、ぜひCを意識的に摂りたいものである。その他の効用としては、カゼの予防も見逃せない。
また、メラニン色素の増加を防ぐ働きがあるので、シミ・ソバカスの予防になる。イチゴにはCのみならず
リンゴ酸やクエン酸も多く、これら有機酸は体内の疲労物質の分解を高める。なた、リューマチに有効な
メチルサリチル酸や、腸疾患や代謝性疾患を防ぐ食物繊維のペクチンも含有している。

つづく


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