Bring Em Out

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旅3日目 いよいよ アンコールワットへ


あまり寝ていないけど、すごく元気だった。
外のハンモックで寝ていると、Qが仕事にくる。
眠そうだねってみんなに言われながら、「ねむいよ」って私の顔を見ながら答える。 2人だけの秘密。

そんな甘い思いもありつつ、今日はアンコールワットへと向かう。
ここはもうすぐ正月。地元の人達で混みあう前に行かないと!!

もう、太陽は完全にのぼり、ガンガンに照りつける。
この時間に来たのは間違いか?? 飲み干した水もすぐに汗になって滴り落ちる。

いよいよ門をくぐりぬける。
急がずゆっくりと第1回廊を回る。
私ははっきりいてヒンドゥー教に対して、無知だ。
回廊に描かれたレリーフをながめながら、この世界に存在している自分を、アンコール王朝時代に置き換えてみたりする。

このすばらしい遺跡を築きあげてた人々。後にこの地が悲惨な歴史を刻むこともアンコールワットの神々は知っていたのだろうか・・・
天国と地獄を描いた回廊。 人はいつの時代も争いを続ける。こんなにも美しく、すばらしいものを築くことができるのに・・・

アプサラやデバダーといった美しい彫刻。
この形を築き上げようとした昔の人々。彼らの魂が遺跡のいたるところから感じられてくるようだった。

熱帯の太陽は毎日この巨大な石の塊を熱くする。
その、天辺までのぼり辺りを見回す。足がすくみそうになりながらも、ここにアンコールワットが消えないでいてくれたことを感謝する。
うっそうとしたジャングル。 そこにひっそりと、そして壮大なアンコールは色んな人の魂があるんだろう。




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