彼女として


彼女として

「ちょっと、座って。」

彼に言われるがまま、正座する私。
彼が、私の前に正座した。

二人、お見合いみたいに正座して向き合う。
なんだかドキドキして
落ち着かなかった。

「彼女として、付き合ってください。
好きになりました。」
彼が、言った。

「え~~っ?っと。そ、そうなの?
よ、よろしくお願いします・・。」

反射的に立ち上がりながら、私はそう答えていた。
なんだか色々考えていたけど
この時は、頭の中が真っ白だった。

照れくさくて、くすぐったくて
おかしくて、恥ずかしくて
彼の顔をまともに見られなかった。

ちらりと彼に目をやると
彼は、ニコニコしながら私を見ていた。
それもなんだか、くすぐったくておかしな感じだった。

こうして、友達から
彼氏彼女の関係になった私たち。

初めて出会ってから、もうすぐ2年になろうとしていた。

-彼氏として-


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