最近聴いたCDから

最近聴いたCDから

2004年CD&DVDベスト・テン

《 2004年CD&DVDベスト・テン 》

タリス・スコラーズ、バードを歌う

1位)エリザベス王朝の調べ ~ ウィリアム・バードの音楽( DVD-VIDEO)
  ピーター・フィリプス指揮/タリス・スコラーズ
  (Gimell GIMDN 902 輸入盤 日本語字幕付き)
・・・期待通りの美演、まるで極上のワインを味わっているようだ。映像もたいへんきれいで、合唱人必携の一枚といえるだろう。DVDプレーヤーを持っていない人は、この際プレーヤーもまとめて買ってしまうべし!それだけの価値があるディスクである。

ペンデレツキ:合唱作品集

2位)ペンデレツキ:ミゼレーレ ~ 無伴奏宗教合唱曲集
  トヌ・カリュステ指揮/オランダ室内合唱団
  (GLOBE GLO 5207 輸入盤)
・・・一昨年のマルタンも凄かったが、それにひき続いてのヒット作だ。ペンデレツキの録音も増えたけど、カリュステ&オランダ室内の最強コンビに対抗できるところは、ちょっとないだろう。

自然の声

3位)自然の声 ~ シュニトケとペルトの音楽
  トヌ・カリュステ指揮/スウェーデン放送合唱団
  (BIS CD-1157 輸入盤)
・・・シュニトケの「合唱コンチェルト」はやはり名曲だと思う。スウェーデン放送合唱団の静謐なコーラスは曲想とよくマッチしており、絶品だ。

バルティック・ヴォイシズ2

4位)バルティック・ヴォイシズ 2
  ポール・ヒリヤー指揮/エストニア・フィルハーモニック室内合唱団  (ハルモニア・ムンディ・フランス HMU 907331 輸入盤)
・・・バルト海周辺の作曲家たちの作品を集めたアルバム、待望の第2弾。初めて聴く曲も多いが、なかなか粒ぞろいだと思う。エストニア・フィル室内合唱団の精緻なハーモニーはあいかわらず見事だ。

メーナ、ビクトリアを歌う

5位)ビクトリア:モテット、アンティフォナ、ミサ曲集
  カルロス・メーナ(カウンターテノール)
  (ハルモニア・ムンディ・フランス KKCC-512 国内盤)
・・・これは合唱ではなく独唱によるディスクだが、合唱人にも一聴をお奨めしたい。美しきビクトリアの世界にゆったりと浸ることができるのだ。

地上の平和

6位)シェーンベルク:地上の平和(管弦楽版・無伴奏合唱版)、オラトリオ《ヤコブのはしご》  ケント・ナガノ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送合唱団  (ハルモニア・ムンディ・フランス HMC 801821 輸入盤SACDハイブリッド)
・・・無伴奏合唱による「地上の平和」はもちろんいい曲なのだけれど、それ以上に、初めて聴く管弦楽版(合唱なし)にシビレた。

バーンスタイン:ミサ

7位)バーンスタイン:ミサ曲
  ケント・ナガノ指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送合唱団
  (ハルモニア・ムンディ・フランス HMC 901840/41 輸入盤2枚組)
・・・芸術性が高いとはいえないけれど、「ミサ曲」はたいへん面白い曲だ。当盤は合唱団、オケともに高水準。久しぶりの新録音を聴き、おおいに愉しんだ。

レッド・リボン

8位)赤いリボン ~ バルト海周辺・音楽の旅
  タッラ・ヴォーカル・アンサンブル
  (フィンランディア 2564-61484-2 輸入盤)
・・・ヘルシンキ大学合唱団の精鋭からなるタッラは、その声質とハーモニーが魅力のアンサンブル。今回のアルバムは民謡が主体の選曲だが、評判の良かった前作「ある日、楽園より」よりもさらに歌に磨きがかかっているようだ。

ブラームス:合唱曲全集

9位)ブラームス:無伴奏合唱曲全集
  ニコル・マット指揮/ヨーロッパ室内合唱団
  (ブリリアント・クラシックス 99997 輸入盤8枚組)
・・・曲によっては既に「リアス室内合唱団」等による更に優れた演奏も存在するが、これだけまとまった内容が良質な演奏で聴けるというのは素晴らしいと思う(しかも4,000円という安値で)。

モチュニク:宗教作品集

10位)モチュニク:宗教曲集
  ゲイリー・グラーデン指揮/ユ99ワールド・ユース合唱団、他
  ( Carus 83.159 輸入盤)
・・・いくつかの演奏団体が混在、一部既発売の録音も含まれているようだが、近年売り出し中のモチュニクの作品を集めた初のアルバム。なかなか面白い曲が揃っている。

<その他の注目CD>

<再発もの>

ライヴ・イン・ローマ

 まずはタリス・スコラーズの「ライヴ・イン・ローマ」がDVDビデオではうれしい初登場(Gimell GIMDN 904 輸入盤日本語字幕付き)。合唱人なら必ず買っておきたい一枚である。
 つづいて新星堂、山野楽器、タワーレコード、東芝EMI共同企画による「ザ・ヒリヤード・アンサンブルの芸術」(Cento Classics CHIL-1001/04 国内盤4枚組)がオススメ。でも東芝EMIさんには何をおいてもまず「エリック・エリクソンの芸術」(6枚組)を復刻させて欲しいのだけれど・・・

現在収集中の<シリーズもの>
グレゴリオ聖歌:レクイエム
 「グレゴリオ聖歌集」の演奏としては最もオーソドックスといえる、 ソレム修道院聖歌隊による録音 が24bitリマスタリングでフランスのACCORDレーベルより復刻中(現在19枚目)。音質は確かに改善しているようだ。
 今まであるようでなかった「モンテヴェルディのマドリガーレ全集」の録音がグロッサとナクソスの両レーベルで進行中。演奏者はラ・ヴェネクシアーナとデリティエ・ムジケ、どちらも本場イタリアのアンサンブルでレヴェルもかなり高い。演奏の傾向が結構違うので比較しながら聴くのも面白い。前者は7・3・4・2巻を既にリリース、2006年に完結の予定。後者は1~3巻までをリリース、全集の完成は数年先になりそう。
 日本の合唱団のなかで世界レヴェルと呼べるのは、今のところバッハ・コレギウム・ジャパンくらいだろう。彼らによる「バッハのカンタータ全集」が現在進行中。どれも安心して聴いていられる内容である。国内盤は第24巻までリリースされたが、全集の完成(全60巻の予定)はまだ当分先か。

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