ブリブリ


     荷物を忘れたんで、マンションの前に車を止めて部屋に取りにもどったんですよ。

     「まあ、ついでにうんこでもしとくか。」

     と、ブリブリ快便をかまして遊んでたんですけど、
     ふと窓の外をみると僕の愛車「行け!ハヤブサ君2号」に落書きしようとしてるアホがおるんですよ!

     「なんじゃアイツ!! しばいたる!!」

     と意気込んだ僕はマンションの長い長い階段を息を切らしながら、全速力で駆け降りました。
     おそらく過去最高タイムが出たことでしょう!




まあ、2階なんですけど。




     僕が外に出たとき、そいつは落書きに没頭するあまり、
     後ろに殺意をこめて立っている僕に全く気づいていませんでした。
     怒り心頭に達した僕は、人の車に何しとんじゃ! 殺すぞ! という意味合いを十分に込めて




「あの~、それ僕の車なんですけど。」



     と、言ってやりました。
     すると奴は、あまりの僕の剣幕に驚いたのか、しまった!、みたいな顔をして僕のほうに振り向いて

     「えっ!? これ君の?」

     とか言いやがるんで、負けじと言い返そうと思ったときに気づいたんですよ。



     彼の、紺色の制服、制帽にね。



     そう、彼は 政府の手先 だったんですよ!!



     で、「ブリブリ快便禁止条例違反(通称:駐禁)」でキップ切られちゃいました。




     いや、僕もいろいろ言い訳したりしてみたんですけどね。








     「便秘ぎみだった」 とか。









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