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藤田敏八監督、原田芳雄、藤竜也、梶芽衣子。バイクのエンジン音に頭脳警察の「ウイスキーハイウェイ」(アルバム「仮面劇のヒーローを告訴しろ」1973年収録)を思い出した。映画はイマイチだったなぁ。当時の熱はわからんけど。ただ、後年知ることになる原田芳雄が歌う藤田敏八監督作詞の暴走集団'71あたりをテーマにした歌が良いのです。もちろん映画では歌われませんが。見つけたら一聴を。唯一、梶芽衣子と范文雀がただ一度会話をする場面で、二人のファッションがいかにもなのにアンアンみたいやと感心しました。
2022.07.20
安達伸生監督脚本、喜多川千鶴、水の江滝子、月形龍之介。原案は高木彬光。博士の娘との結婚を賭けて研究を競う門下生二人。その背後でうごめく宝石「アムールの涙」をめぐる悪事。消息を絶つ博士と門下生の一人。そして透明人間の犯罪が始まる。舞台は神戸、クライマックスは須磨の屋敷から海岸へ。悲劇の結末に向かって男装の麗人水ノ江滝子女史も大活躍。ぜひぜひ。
2022.07.19
中川龍太郎監督脚本、岸井ゆきの主演、浜辺美波、杉野遥亮。原作は彩瀬まるの同名小説。後半、津波話のいきなり感に面食らう。なんか、えっ、そこへいく、みたいな感じ。いきなりリアル。留守電がスイッチなんですが。唐突すぎて気持ちがついていかん。それはともかく、前半は岸井視点、震災地の訪問を挟んだ後半は浜辺視点。趣は真逆なものの「イニシエーション・ラブ」(堤幸彦監督2015年)を思い出した。しかし、なぜわざわざ震災と結びつけるのか、その意味がわかりません。と書いて、後にウィキから作者の彩瀬さんが2011年3月11日、一人旅の途中の福島で被災されたことがわかったのでした。しかし、にしても、映画の展開ではとてもモヤモヤです。そこだけ空気が変わるから。気分としてはフィクションの出来事(原作から外れてでも)で通して欲しかったなぁ。
2022.07.18
塙幸成監督、三浦友和、石田ゆり子主演。原作は清水久典の同名手記。美男美女ゆえに悲壮感とか情愛とか感情移入とかの前にビジュアルパワーとしてのPV感が先立って、全編いろいろなアングル、シチュエーション、表情(映画なんで当たり前ですが)で映し出される二人に違う意味で見ごたえありです。ぜひぜひ。
2022.07.17
根岸吉太郎監督、竹内結子主演、古田新太、松本花奈。原作は長嶋有の同名短編小説。公開当時だったかそのあたりで見てきたよだったかお薦め的な話をされた記憶があるけど当時は是枝監督か行定監督だと思い込んでたような。それから15年、やっと見たら予想と全然違ってた。面白かった。ちなみに映画の時間経過は20年です。樹木希林さん、僕にはこれくらいの出番がしつこくなく、いい塩梅で調度いいっす。結局、女の子は自分が言ったとーり、行き先は決められないけど凛と動かないサイドカーの犬になったということで。ではRCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」どうぞ。
2022.07.15
樋口尚文監督、前田敦子、高良健吾主演。原案は川端康成の小説。なんじゃこりゃ。なにひとつわからん。ただただイラッとするばかり。出だしのツカミは良かったのになぁ。
2022.07.12
首藤凜監督脚本、山田杏奈、作間龍斗、芋生悠主演。原作は綿矢りさの同名小説。夜に走る自転車のライトに照らされた前輪のリムがキレイ。こんなとこにこだわった撮りかた初めて見たかも。どこまでいっても果てなく届かない、どうしようもない虚しさ儚さ哀しさ妬ましさの三角関係が堕ちていく先に光はあるのか。その光は誰が照らすのか。ギリギリの瀬戸際でハリボテの大樹を蹴り倒して掴んだものは。ぜひ。
2022.07.09
増村保造監督、新藤兼人脚本、若尾文子、岡田茉莉子主演。原作はパトリック・クエンティン。様々な夜の道路の矢印表示が映し出されるオープニングロールから漂う怪しく不穏な空気感。これだけで前のめりです。理想の家族の裏の顔をあぶり出し崩壊させるのは誰か。文子と茉莉子、両手に華のモテモテ高橋孝治がめっちゃ羨ましい。そして本作の若尾文子さんの年齢設定が25歳って〜。さらに二人とも着物姿ってのも面白い。そんな時代だったの。ぜひ。
2022.07.05
ジョー・ライト監督、シアーシャ・ローナン主演、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット。ストーリーがピンとこず。でかいキャンピングカーで旅を愉しむには大陸が必要なんだと。日本じゃね。それだけはわかった。ジョー・ライト監督なら4年前に「PAN ネバーランド、夢のはじまり」を見てた。感想は「う〜む」だった。
2022.07.04
高橋浩監督、北原里英、小島藤子。怖いの苦手っすがさすがにこのレベルではビクともしません、ヘッチャラっす。内容はとしまエ〜ンですが役者レベルでなんとか食い止めた感じっす。としまえんといえば宮沢りえの写真集「サンタフェ」の扉展示は笑わせてくれたなぁ(広告しか見てないけど)。
2022.07.03
鈴木清順監督、二谷英明、南田洋子主演。原作は松本清張の短編小説「声」。見始めてソッコーで短編の「顔」の声バージョンや〜と思いました。渋いイメージしかない芦田伸介さんの見たことない演技が新鮮。
2022.06.28
篠田正浩監督、寺山修司ほか脚本、藤木考、加賀まりこ。組合設立を企てる日雇い港湾労働者たちと海運会社社長の手先となって彼らを仕切る戦災孤児の若者の翻弄される悲劇を描く。藤木考さんがロカビリーアイドルで超人気だったんすね。そして加賀まりこさんは本作がデビュー作。この2年後に「月曜日のユカ」(中平康監督、斎藤耕一・倉本聰脚本、加賀まりこ主演)公開。社会派アイドル青春純愛映画です。いろんな意味でぜひ。
2022.06.26
河合勇人監督、平野紫耀、橋本環奈主演。原作は赤坂アカの同名漫画。210201に第一作を投稿した時は20分で玉砕した。今回のファイナルは18分で撃沈した。カラオケシーンくらいっす。記録更新。お呼びじゃなかったっす。招かれざるオッサンでした。
2022.06.25
浜崎慎治監督、永山瑛太、川栄李奈主演。原作は芥川龍之介の「鼻」。短編映画です。原作、読んでるけど遥かに大昔なんでなんも覚えてない。検索したら青空文庫にあって、朗読もされてるのでテキストを目で追いながら聞き直してみます。でも、映画はあんまり刺さらずでした。せっかくの主演ふたりなのに残念でした。個人的には「毛利先生」あたりが良かったかなぁ。
2022.06.23
土井裕泰監督、菅田将暉、有村架純主演。はじめからめんどくさい。そしてずっとめんどくさい。舌にできた口内炎の痛みも絡まって負の相乗効果。途中、iPad見ながらしばらく音声だけ聞く。あるあるエピソードの雛形ダイジェストじゃん。でも調味料と仕掛けは上々気分のドヤ顏してる監督が想像できてこれまためんどくさい。
2022.06.22
英勉監督、北村匠海主演、山田裕貴、吉沢亮、今田美桜。原作は和久井健の漫画「東京卍リベンジャーズ」。知識皆無で見たんで、まさかのタイムリープものだったとは。ゾンビものもそうっすけどタイムリープものも熟成されてバラエティ豊かになってきました。個人的には明治の板垣退助がタイムリーパーとなって龍馬と中岡の暗殺を防ぐ話が見たい。果たして真相は。でも龍馬と中岡が生き残ったらその先はどうなることやら。ということで面白かったです。そして未来変えてもパラレルワールドだかなんだかでセーフっちゅう解釈でいいんすかね。
2022.06.20
ふくだももこ監督、田中みな実主演、市川実和子、松村沙友理、徳永えり。原作は雨宮まみ原案によるおかざき真里の同名漫画。4つのサンプリングで綴る擦り尽くされたエピソードと新しい始まり(再生)のあるある的な結末。ところでこういう映画って誰が見るのかなぁ。映画館勝負じゃないような。いつどこで誰と見るのかなぁ。一人で見る人が多いのかなぁ。よくわかんないっす。稼ぎ口はどこなんやろ。松村さん、胸揉まれる値打ちはあったのかなぁ。
2022.06.19
草野翔吾監督、高杉真宙主演、武田梨奈、松本穂香。原作は誉田哲也。偶然手に入れたMamiya RB67を改造したパノラマカメラが、引っ込み思案の主人公の残り少ない高校生活を変えていく青春群像劇。残念ながら最初に撮ったひまわり畑のパノラマにまったく共感も感動もできなかったけど、伝えたかった熱はわかる。でも、マジでパノラマのどこが面白いんだろ、美しいんだろ、素敵なんだろ、映画の中ではみんなめちゃキラキラしてたけど、わからん、そんな僕は少数派なのか。ちなみにひまわりが太陽を追いかけるのは成長期だけらしい。勉強になりました。
2022.06.18
横浜聡子監督、駒井蓮主演。原作は越谷オサムの同名小説。横浜監督だったとは、見終わって知った。「ジャーマン+雨」(2006年、監督脚本)懐かしいなぁ。ウィキしたら監督、青森出身でした。いとみちとは三味線の弦を押さえる指にできる凹みのこと。僕にもあります、ギターを弾く凹み。弾き倒すと一旦硬くなった指先が柔らかくなると聞いたことがありますが、まだ硬いまま。家康が大名の動向を探るために全国に忍者を放ったけど東北だけは何言ってるんだか意味がわかんなかったという話を読んだ記憶があるけど、本作も津軽弁シーンはわかりません。そして、好きな終わり方です。ラストシーン忘れ症候群の僕もこれは忘れないっす。ぜひぜひ。
2022.06.17
林海象監督、永瀬正敏主演。スタンガンが出だしの頃、珍しかった頃なのかな、いちいちアップになる。そして何よりドラマが映画の後だったのか、初めて知った。毎回、監督が違ったドラマの方が好きです。主題歌EGO-WRAPPIN'の「くちばしにチェリー」もカッコよかった。ドラマ見たいぞ〜。
2022.06.16
篠田正浩監督、鹿賀丈史、岩下志麻、古尾谷雅人。原作は横溝正史の同名小説。中島ゆたかさん、めちゃ久しぶり(とはいえ見てるのは40年前の映画っすけど)。しかし、豪華な顔ぶれです。読んだはずの原作はきれいさっぱり忘れてるので衝撃の結末が新鮮。金田一があまり活躍しないのもいいっす。それにつけても岩下さん、妖艶すぎる。で、なぜか本作を見て短編の「人面瘡」を思い出した。双子つながりっすかね。
2022.06.11
河合勇人監督、田中圭、中谷美紀主演。原作は原田マハの同名小説。20分で見るの止めた。こんなの久しぶり。テンポもキレも笑いも合わない。撤退は早めに、です、脱兎のごとく。
2022.06.10
瀧本智行監督、生田斗真主演。原作は伊坂幸太郎の同名小説。公開から7年後に見て言うのもなんですが、もういいっすよね、この展開。役者もお馴染みすぎて、デジャヴュ感たっぷり。ときおり映されるバッタの顔のアップに「あ〜、仮面ライダーだ〜」と心でつぶやくのでした。スゴかったのは石森(石ノ森)先生なのでした。
2022.06.09
金子修介監督、矢田亜希子主演。原作は宮部みゆきの同名小説。小説は当時読んだ記憶があるけど内容はさっぱり記憶なし。映画は当時は見てないと思うけど定かでなし。こんなストーリーだったんすね、面白い。石橋さんと桃井さんの一瞬の掛け合いが笑う。寮祭でウクレレ弾き語りの「シンシア」(よしだたくろう&かまやつひろし)を歌う場面があるけど「シンシア」って1974年だよ。そしてファイアスターターと言えばスティーブン・キング原作の「炎の少女チャーリー」(1984年マーク・L・レスター監督、ドリュー・バリモア)も見てるけど記憶がない。年とると過去も記憶も燃えて消えていく〜。
2022.06.06
ハロルド・ベッカー監督、ジョン・トラボルタ、ヴィンス・ヴォーン、スティーヴ・ブシェミ。ジェットコースターかと思いきやけっこう場面転換ごとに危機迫るスリル&サスペンスだった。雛形といえばそうっすが久しぶりのサスペンスものだったんでハラドキでした。面白かった。トラボルタがいつもオーダーするダイエットコーラ、この頃はそうだったんすね。
2022.05.29
松居大悟監督、菅田将暉、野村周平、吉沢亮共演。原作は山内泰延の同名漫画。枝雀師匠の「緊張と緩和」のパワーワード、ここまで拡散されてたとは。笑いの論理の威力ハンパないっす。しかし、好みとしては「セトウツミ」(2016年大森立嗣監督、池松壮亮、菅田将暉出演)のがおもろい(ちなみにテレビドラマの「セトウツミ」はイマイチ)。なにより大人数のあれもこれもに比べてギュっと二人の漫才っすから簡単スッキリがいいっす。
2022.05.28
手塚昌明監督、田中美里、谷原章介共演。首都が大坂に移ってるバージョンがあったんすね。遷都、分都、首都機能移転の話題が騒がしい時代だったんすかね。ツカミは良かったけど、なんだかメカも話も地味で、戦闘機グリフォンを見た時に凹んだ。そして今やGの称号もゴキに明け渡してしまったのでした。
2022.05.27
日高繁明監督、梅宮辰夫、三田佳子主演。77分と短いのでチャチャッと見ようと思ったらなかなか面白かった。当時の引き金は朝鮮半島から米ソ核戦争そして集結はアルゼンチンへ。梅宮辰夫扮する新聞記者がなかなかにやり手そうな顔して実は大手記者の垢が染み付いてる自分に気づいてないふうな輩で面白い。ぜひぜひ。
2022.05.26
二宮健監督脚本、永瀬廉、池田エライザ共演。原作はFの同名小説。こんな連中よりもかつての愛すべき安下宿共斗会議(byいしいひさいち「バイトくん」)に幸あれ。しかし動く吸血鬼ノスフェラトゥは良かった。ちなみに僕は茎わかめ派じゃなく都こんぶ派です。
2022.05.25
井上春生監督、野呂佳代主演。これは映画なのか、こんな絵と構成で映画なのか。とずっと考えつつ、ラスト近く、イラッとする映画でした。結末もなんでそんな予定調和の雛形なのか、それじゃ映画を撮った甲斐がないじゃんとか、なんだかなぁっす、どうでもええけど。
2022.05.24
市川準督脚色、田中麗奈主演。原作は林真理子「一年ののち」。なんで繰り返し流れるBGMがざわわざわわのメロディ(歌なし)なんだ?バブルが弾けて10年後の話。場面がいちいち理屈っぽい。こっちに向ける圧がうるさい。そんで醸し出される空気が苦手。嵐の前の、肌身に染みても気づかないふりしてる時代だったんすかね。今となっては退屈な話でした。
2022.05.23
深作欣二・田口勝彦監督、ロバート・ホートン主演。クールvs人情肌。かつての同僚が新たな危機にまた同じいがみ合いと過ちを繰り返すスペース活劇。果たして友情の行方は。ガンマー第3号のボディ外壁にびっしりと貼りつき動力エネルギーを吸い取る一つ目ピグモンのような地球外生命体フローラの光景が新鮮。
2022.05.22
堤幸彦監督脚本、チョ・ヘヨン主演。これは広げた風呂敷の畳みかたの好みの問題なのです。血脈も結末も繰り返すとは、それ、いいの?僕はつまんなかったです。はじめチリチリ、なかバラバラ、後半の「それ一人でできたんかい!」のドラム缶焚き火が燃える場面で見る気が消えた。精神科医役の佐藤二朗さん、芸風変わらず若いっす。
2022.05.19
三木孝浩監督、山﨑賢人、橋本愛主演。いつも独りでイヤホンだけつけて聞こえないフリをするスナフキンと借金取りから逃げ続ける家族の娘で転校生のミイがバンドを組む切ない話だった。お薦め。では吉田拓郎バージョンの「ファイト!」をどうぞ。
2022.05.18
柿本ケンサク監督、林遣都、小松菜奈主演。原案は三秋縋の同名小説。潔癖症と視線恐怖症のスーパー荒療治恋愛物語かと思ったらなんすかコレ。そしてイマドキ珍しい煙三昧のヘビースモーカー医者。つまらん。そーゆー僕はカマキリから出てきたハリガネムシを一度だけ見たことがあります、水の入ったバケツの中で。
2022.05.16
吉野耕平監督、中村倫也主演。子供時代の事故で日替わり多重人格になった青年の話。そんなことよりめちゃでっかい家に住んでるほうが気になった。あれは実家なのか治療調査のためにあてがわれたモノなのか。その流れで7人の自分の7つの職業と収入も気になりますっ。そして深川麻衣さん、石橋奈津美さん、着々とです。ではパンタ「16人格」(by84年アルバム「16人格」)をどうぞ。
2022.05.13
岡本明久監督、中村あずさ主演の東映Vシネマ。世界が大きいんだか小さいんだか。各シーンに流れるBGMがそこはかとなく味わい深いです。そしてピラミッドパワー、ボスのデスクに置かれた宙に浮く地球儀、味わい深い。にしても真理アンヌさんお懐かしい。そしてキャラクターデザインは雨宮慶太ですって。
2022.05.12
佐藤佐吉監督、秋元才加、本郷奏多主演。原作は岡田伸一著の同名小説。どうもこのジャンルは何が面白いのかわからず。水槽に顔を沈めて息の長さを競う勝負は誰がちまちまと備品を用意したんだろうとかぼんやり考えてた。秋元本郷姉弟が冷凍倉庫で話すジャンポール・ベルモンドとジーン・セバーグ共演の映画は「勝手にしやがれ」(1960年ジャン=リュック・ゴダール監督脚本)かなぁ、見てないけど。秋元さん、よくぞ大河の巴御前まで。
2022.05.11
原口智生監督、安藤希主演。大昔に見た記憶はあったけど、こんな話だったのか。妖怪より恐い棒セリフでした。松坂慶子扮する土蜘蛛の女王、河童の子どものビーム皿返しに負けるとは。これは子供映画なんすかね。「ゼイラム」シリーズ(雨宮慶太監督1991年、1994年)を期待したけど記憶違いの思い込みだったのね。
2022.05.09
和泉聖治監督、水谷豊主演。原作は荻原浩「愛しの座敷わらし」。うーーん、なんとも言い難いハートウォーミングなめでたしめでたし映画ですが、こんな都合良くていいのか的展開で心は消化不良。アニメにした方がもっと濃く詰め込めたかも。ちなみに映画では、座敷わらしは間引きした子の化身と言われてるらしい。こけしと一緒ですね。ということはもし座敷わらしが自分ちに迷い出て自分を模したこけしを見たら成仏するのかなぁ。
2022.05.08
井樫彩監督脚本、優希美青、井上祐貴主演。原作は壁井ユカコの同名小説。過去とつながる電話とか意味がありそでなかった。他の現実的なアイデアの方が良かった気もするけど。突っ走るラストもなんか肩透かし。前半の、これは何の話やねんと怪しみながら見てる時のストーリーの落差は面白かったけど、結局は収まるとこへ収まった感じ。校舎はシンメのアングルも面白いなかなかいい校舎でした。
2022.05.05
野口晴康監督、野川由美子、二谷英明共演。オープニングに流れる主題歌が難しそう。冒頭に新幹線が映って都会から下町へ路地裏へ。そして賭場の世界へ。うまいっすねぇ。全国の賭場を渡り歩く壺振り稼業も令和の今じゃカジノ熱でディーラーへ。昭和40年、ビル街を歩く壷ふり野川由美子。さすがに着物姿は彼女だけ。訪れたフロント企業の社長室にはポータブルテレビとサンスベリアの観葉植物。この頃からあったのかサンスベリア、と驚きました。そして、すべては野川由美子さんの太ももにかかるのでした。ぜひぜひ。ちなみに210811に投稿した「賭場の牝猫 素肌の壺振り」(1965年)はシリーズ続編なのでした。
2022.04.30
耶雲哉治監督、松村北斗、森七菜主演。原作は金田一蓮十郎による同名漫画。いやいやいや爽やかを装ってるけど板子1枚、下はAVの世界っしょ。じゃなくても「くりいむレモン」(2004年山下敦弘監督、村石千春、水橋研二主演)の世界じゃん。それはさて置き、主要人物が少なくて色々と効率は良いと思いました。にしてもラスト近くのあの大樹は「猟奇的な彼女」(2003年クァク・ジェヨン監督、チョン・ジヒョン主演)じゃあ〜りませんか。
2022.04.29
瀬田なつき監督、大政絢、染谷将太主演。原作は 入間人間著の同名小説。嘘つきみーくんの着てるチャンピオンのパーカー、フードが他のメーカーよりでかいのか、みーくんの頭顔が小さいのか、明日はどっちだ。お薦めッ!
2022.04.28
SABU監督脚本、NAOTO、山田愛奈主演。再開発に絡む取り壊しの決まったダンスホールに棲む女ダンサー霊のホラーかと思いきや、とんでもない方向へ。SABU監督だけに面白くなりそうな期待上々、しかし虚しくも早々と失速へ。唐獅子牡丹オマージュが長すぎたよ、つまんなかったです。
2022.04.25
森田芳光監督脚本、沢田研二主演。原作は丸山健二の同名小説。ジュリー、ロン毛かと思ったら短髪だった。恋愛絡みかと思ったらテロリストだった。しかも、勝手に推測するにテロリストは囮で、とんだお笑い、道化モノという結末だと推測。それに気づいたジュリーがあまりの勘違い、恥辱に動脈を噛みきる衝撃のラストに。おそらく彼はプロじゃない設定。間違ってるかもしれないけど。雰囲気が好きな人、ぜひ。
2022.04.24
大林宣彦監督、宍戸錠、片平なぎさ出演。あまりにあまりな始まりなんで15分くらいで撃沈した。ウィキしてみたらブラック・ジャックは脇役で、別の話が展開されてるらしい。けど、まぁ耐えられないと思うので止めて悔いなしです。でもテイストは「ハウス」(1977年)っぽいんすけどね、不思議。
2022.04.20
大林宣彦監督脚本、山崎努主演。原作は末谷真澄の小説「雨の旅人」。こんな映画を撮れる人もいなくなりましたね。カメラワークが怪獣映画みたいでスゴッ。カラスがラドンみたい。そして風吹ジュンさんが乗ってた可愛い車は何でしょう。ぜひ。
2022.04.19
中平康監督、石原裕次郎主演、芦川いづみ共演。原作は石坂洋次郎の同名小説。こ、こ、これが62年前の安保反対デモも忙しい意識高い系大学生活か~、と見ていたらラストスパートで優性遺伝子の話まで飛んじゃった。この学生たち、先日投稿した「女は二度生まれる」(1961年川島雄三監督、若尾文子主演)の女子大生とおんなじ系だった。今なら80越えの爺婆だね。ちなみに若き渡辺美佐子さんも美しい。
2022.04.17
川島雄三監督、若尾文子主演。原作は富田常雄著の「小えん日記」。売春禁止法実施後の置屋の売れっ子芸なし芸者小えんの話。映画でわかった、こんな時代でした。靖国神社では毎朝5時に大砲が鳴ってた。置屋にもチキンラーメンは重宝されて、芸者さんたちにちゃちゃっと食べられてた。喘息の吸入機がレトロでバカでかい。意識高い系の女子大生が熱弁する性の話が露骨。ちゃぶ台に乗るポータブル扇風機が可愛い。寿司屋のカウンターにも置いてた。流行ってたのかな。丸型に加えて四角いフレームのもあった。そして夏の風物詩「つりしのぶ」ってこれだったのかぁ。以上、ぜひぜひお薦めです。
2022.04.13
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