吟遊映人 【創作室 Y】

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2008.06.03
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カテゴリ: 映画/SF

「女神様よ、憎悪には無関心。」
「(君は視覚障害だから)俺が見えないくせに。」
「なら見せて。いい?」
(ベンの側に近寄り、体や顔に手を触れて確かめる。)
「すごく悲しそう。普通と違うことは悪いことじゃない。」
「俺の場合はわけが違う。」
「心がけ次第よ。」

アメリカのすごいところは、とうてい実写化はムリだろうと思われる原案を可能にしてしまうところだ。

さらに、アメリカという広大な面積を誇る国土を舞台にくり広げる、底抜けに陽気で明るい雰囲気の中に、いつしか視聴者はファンタジックな世界に呑まれてしまう。
各人の個性が光る愉快なキャラクターに、我々は好感を持たずにはいられないのだ。

マサチューセッツ工科大学卒の優秀な科学者リードは、宇宙嵐の研究のために、資金繰りに奔走する。
現在は大企業の社長であるビクターはかつてのライバルだったが、リードは研究を成功させるために頭を下げ、資金提供を依頼する。
ビクターは己の利益につながることを予測し、リードに投資することに。
リードは相棒のベン、元恋人の科学者スーと、その弟ジョニーとチームを組み、宇宙へと旅立つ。
ところが予想より早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれ、その放射線を浴びてしまうのだった。


原作のマンガはすでに60年代に発表されているものだが、“強いアメリカ”を誇示しているようすがそこかしこから窺える。
子どもたち一人一人の個性を尊重し、強くたくましい大人になるための激励のメッセージが感じられる。
毎号の発売を心待ちにしている子どもたちへの応援歌が、高らかに聞えてくるような作品なのだ。

2005年公開

【出演】ヨアン・グリフィズ

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.06.03 06:35:04 コメントを書く
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