吟遊映人 【創作室 Y】

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2009.06.14
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カテゴリ: 映画/TVドラマ

「今どこにいる?」
「くろーばー号のファンネルスペース。煙突脇を通って表までつながってる梯子だと思います。・・・吉岡はここに来る途中で爆発の衝撃で閉じ込められました。救出にはカッターが必要です。これから上まで登ります。ヘリの用意をお願いします」

世間で話題沸騰中の時、もちろん吟遊映人も人並みに興味が湧いた。
マンガは読まなくても、せめてテレビドラマでチェックしなければと。
それが「海猿」である。
噂には聞いていたが、この映画が公開されたことで、海上保安庁のイメージアップに多大な貢献を果たし、しかも海上保安官の志願者数が激増したとのこと。
おそるべし、メディアの力。
あれだけ湧いた「海猿」現象も下火となり、今さらではあるが、何となく・・・と言うより向学のために鑑賞しなくてはと、思い至った次第である。


海上保安庁機動救難士である仙崎大輔は、任務遂行のため現場へ急行。
大型フェリーは予想以上の速さで浸水、傾いていくのだった。

簡潔な感想で申し訳ないが、「感動した」としか言いようがない。
命を張って救助活動をする海の男たちをモチーフにしたこの作品に、どうしてケチなどつけられようか!
三等海上保安監指揮官の下川役を演じた時任三郎は、実においしい役柄を見事にそつなくこなしていた。
「コレだよ、コレコレ!」みたいなテレビドラマの王道ここにあり的風格を見せつけられた気がする。
余談になるが、時任三郎と言えば、1983年に放送されたTBSドラマ「ふぞろいの林檎たち」が代表作としてあげられるだろう。
名脚本家・山田太一の作品とあって本人も力を入れた役柄ではあったと思うが、すでにこの時からテレビドラマの王道を反れることなく、堂々と歩いていたような気がしてならない。
今回の「海猿」にしてもそうだが、役者が視聴者に何を求められているのかを非常によくわきまえた俳優さんだと思う。
「海猿」を観ると、“ドラマとはこうあるべきだ”と、映像・脚本・演出・音楽の全てから教えられる作品なのだ。

2006年公開

【出演】伊藤英明、加藤あい、時任三郎

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.06.14 06:27:21 コメントを書く


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