月の光と静かな海

☆火傷・・・・・☆


☆ 火傷・・・・・ ☆

背中にある火傷の跡が日に日に酷くなってゆく・・・・・

もう痛いと感じる事なんてないのにどうして

酷くなるのか私は知らない・・・・・

でも覚えているのはあの時の事・・・・・

小さな頃に幸せに両親と暮らしていたあの日

家族を引き離すかの様に火事が起きた・・・・・

両親は日で燃える家の下敷き・・・・・

私をかばった両親は焼死・・・・・

私は消えない火傷の跡と哀しみを死の変わりにもらう事となった・・・・・

両親が死んでしまうなら私も一緒に消えてしまいたかった・・・・・

どうして私だけが生きているのかさえわからなくなる・・・・・

幸せだった日々はもう戻って来ない・・・・・

戻せたらそれほど幸せな事はないけどできない事知っているから

哀しくて苦しくて・・・・・生きている事を否定しなくなるんだ・・・・・

だけど両親は死んでも私を守ってくれた命を

無駄に捨てる事は両親に哀しみを天国に届ける事になる・・・・・

だから私は両親のぶんまでも幸せになるの・・・・・

大好きだった両親のために・・・・・

この火傷が酷くなってもこの先の幸せを

掴み取って届けてみせる・・・・・

大切な両親の元へ・・・・・













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