自分を愛することは他をも愛すること

自分を愛することは他をも愛すること

【自分を愛する人は他人にも愛される】



 大巨人を愛する人は「自分を丸ごと愛する」ことができる人です。
「自分を愛していますから他人をも愛する」ことができる人です。

 「愛とは調和」ですから
「他人を愛する人は他人に愛される」人です。
「多くの人を隔てなく愛すること」のできる人は多くの人の愛を受けます。

 生まれたばかりの「赤ちゃん」が愛される達人です。

 赤ちゃんは自分では何もできません。
にもかかわらず「愛することの名人」です。
全ての人に愛を与えています。
前にも話しましたが、歯医者さんの待合室での一コマです。

 歯の痛い人が待っています。
想像がつくでしょう?
みんな、眉に皴を寄せて、暗~い顔をしています。
あの場所に「楽しそうな人」は似合わないでしょう?

 ところが、ある日お母さんに抱かれて
赤ちゃんが入って来ました。
赤ちゃんはニコニコしています。
全員の大人の人たちは「苦虫」を噛んでいました。
しかし、赤ちゃんに「不釣合いだから帰れ」と言う人はいませんでした。

 赤ちゃんが「ばぶーっ」とニコニコしながら
苦虫噛んでるおじいちゃんに話しかけました。
くだんのおじいちゃんは、ムリしてニッコリします。
喜んだ赤ちゃんは「バブバブーキャッキャッ」とはしゃぎます。
おじいちゃんのホホがゆるみます。

 見ていた隣のおばちゃんも笑顔になり
「いないいないバー」なんて言い出しちゃって
さっきとは大違いな、和やかな空気に包まれます。
全員の大人たちは「赤ちゃん」に癒されてしまいます。

 「色男、金と力はなかりけり」とはこのことだったのかな?
そんなことを感じた一時でした。

 「赤ちゃんは神様にもっとも近い存在だ」と言われる所以です。

 赤ちゃんは「愛され名人」なのです。

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