RANPOフリーク

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“東下り”の冒頭



“昔、男ありけり その男、身をえうなきものに思ひなして、
京にはあらじ、東の方に住むべき国求めにとて行きけり
もとより友とする人、一人二人して行きけり
道知れる人もなくて、惑ひ行きけり
三河の国八橋といふ所に至りぬ 

………(中略)………

その沢にかきつばた いとおもしろく咲きたり 
それを見て、ある人のいはく、
かきつばた、といふ五文字を上の句に据ゑて、旅の心を詠めと言ひければ、詠める。

らころも  つつなれにし  ましあれば  るばるきぬる  びをしぞおもふ

と詠めりければ、 みな人、乾飯の上に涙落として ほとびにけり”




《タメ口語訳》


そやな~、千年よりもっと昔のことやったんやろか?
業平クンというメッチャ歌の上手い“ゾク”がおったんや!… なんちゅうゾクや!
こいつかなりヤンチャな奴なんや!
いとやんごとなき方の“レコ”(小指立て)になる別嬪さんを戴いてしもたっちゅうたいした“タマ”やねん!

そらもちろん、スキャンダラスな恋は破局やわなぁ。それで

わし、も~どうなってもエエねん…ちゅう捨て鉢な気分になってしもたんや。
デスペラード イン キョートって感じやろか?
バンデラスな感じかいナ?おまけにチャンポンやがな!

そこで京都にいとうないワて、“ダチ”連れて“プチ家出”してもたんや。プチちゃうか?

で、東の国を目指したわけや… 説明なっとらんがな!

途中、道に迷って方向音痴ばかり揃いやがって~!と切れてしまったり。(嘘)

そのうち八橋ちゅう処で…お菓子ちゃうで…マブいスケ…いや、目にも鮮やかなカキツバタが咲きみだれていたんや。いずれがアヤメか…

すると“ダチ”の中から声が上がったワ!

あの綺麗なカキツバタを詠み込んで、なんかウトて~なぁ、業チャン。頼むワ!

シャあないナ、ウトたるワ!と業平クン、

『ブランドもんのビビッドな色あいの服が身に馴染んだみたいに 寄り添うてくれた人のことを想うと こんな遠くまでローリングストーンしてもうたワシは心細うてならんワ~~~~~!』

とシャウトすると、聴いていた“ダチ”みんな、涙を流して乾燥ご飯もべチョべチョになったとさ!”


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